肌で、耳で体感する、最高音質の“Music”——Polarisワンマン・ライヴの模様をDSD11.2MHzで独占配信
2012年に再始動を果たし、2015年はじめに9年ぶりのフル・アルバム『Music』で、ぶれることのない音世界を展開したPolaris。彼らによる、ライヴ録音作品『Polaris "Music" Live (DSD11.2MHz Taiji Okuda direct mixing at Akasaka Blitz)』をOTOTOY独占、しかもDSD11.2MHzとハイレゾでリリース! 本作は、4月15日赤坂ブリッツで行われた2時間以上にわたるツアー・ファイナルの模様を、メンバー自身によって選出された曲群で、Part.1、Part.2に分けてお届け(データ量が大きいので!)。絶妙なタイム感を作り上げる柏原譲のベースと大谷友介による柔らかな歌声、そしてクラムボンのミトと、ドラマーあらきゆうこによる鉄壁のサポートで織りなされる、魔法のような“Music”は、体と心をふるわすグルーヴに溢れている。DSD11.2MHz音源の再生環境があるかたはぜひDSDで、そうでないかたはハイレゾで、最高傑作『Music』がどのように表現されているのか、ライヴ・レポートとともにご堪能いただきたい。
DSD11.2MHz音源のご購入はこちらから(DSD11.2MHzのリスニング環境のある方はこちら)
[右] Polaris / Polaris "Music" Live (DSD11.2MHz Taiji Okuda direct mixing at Akasaka Blitz) Part.1
[左] Polaris / Polaris "Music" Live (DSD11.2MHz Taiji Okuda direct mixing at Akasaka Blitz) Part.2
【配信形態】
DSD11.2MHz + mp3
>>DSDの聴き方
【価格】
DSD11.2MHz + mp3 : 各1,500円(税込)(アルバムまとめ購入のみ)
【Part.1 収録曲】
01. 12時間
02. 天気図
03. 深海
04. 気配
【Part.2 収録曲】
01. 天と点
02. 大気圏〜季節〜Neu
【購入特典】
Part.1 : 大谷友介のサイン付きデジタル・ブックレット(pdf)
Part.2 : 柏原譲のサイン付きデジタル・ブックレット(pdf)
※Windowsをご利用のお客さまへ
本作品の11.2MHz版はファイル・サイズが大きいため、Windowsに標準搭載された解凍ツールでは正常に展開できない場合がございます。その場合、お手数ですが、Explzhという解凍ソフトをお試しください。
Explzhのダウンロードはこちら : http://www.ponsoftware.com/archiver/download.htm
24bit 88.2kHz音源のご購入はこちらから(DSD11.2MHzのリスニング環境のない方はこちら)
[右] Polaris / Polaris "Music" Live (DSD11.2MHz Taiji Okuda direct mixing at Akasaka Blitz) Part.1
[左] Polaris / Polaris "Music" Live (DSD11.2MHz Taiji Okuda direct mixing at Akasaka Blitz) Part.2
【配信形態】
24bit 88.2kHz (ALAC/FLAC/WAV/AAC)
※ファイル形式について詳しくはこちら
>>ハイレゾとは?
【価格】
24bit 88.2kHz : 各1,300円(税込)(アルバムまとめ購入のみ)
【Part.1 収録曲】
01. 12時間
02. 天気図
03. 深海
04. 気配
【Part.2 収録曲】
01. 天と点
02. 大気圏〜季節〜Neu
【購入特典】
Part.1 : 大谷友介のサイン付きデジタル・ブックレット(pdf)
Part.2 : 柏原譲のサイン付きデジタル・ブックレット(pdf)
【作品クレジット】
All Songs Performed by Polaris
Recorded at Akasaka Blitz
Recorded & Mixed by Taiji Okuda(studio MSR)
Mastered by Kentaro Kimura(Kimken Studio)
Pyramix Operated by Ryo Shimada
Photos by Sasahara Kiyoaki / SaYuki Ohashi
Digital booklet designed by Hanako Kajiyama(OTOTOY)
Project Director Jinichiro Iida(OTOTOY) / Daisuke Nagashima(OTOTOY) / Jun Nakamura(OTOTOY)
Label & Managememt
A&R : Ryoji Nakazawa(Familysong/Polystar)
General Manager : Yuichi Douji(Familysong/Polystar)
Thanks to Solid State Logic Japan
Supported by iFI Audio
DSD11.2MHzで本作品を聴く場合の再生方法
DSD11.2MHzの音源は、以下の対応USB DAC / 再生ソフトを組み合わせることで簡単に再生することができます。
簡単再生ガイド
1. OTOTOYから音源をダウンロード
2. お使いのPCもしくはiPhoneと11.2MHz対応のUSB DACを接続
3. 接続したUSB DACのドライバを再生ソフト上で選択
4. 再生ソフトから11.2MHzの音源を開く
※3は再生ソフトごとに設定の方法が多少異なります。詳しくはそれぞれのソフトウェアの使用方法をご参照ください。
※24bit 88.2kHz Ver.は、特殊な環境がなくても楽しむことができます。
USB DAC
DSD11.2MHzのネイティヴ再生に対応したUSB DAC
iFI-Audio「micro iDSD」
デュアルコア・バーブラウン・チップセットを搭載し、PCMは768kHz、DSDは24.6MHzまでのトゥルー・ネイティヴ再生を実現したUSB DAC。8V/4000mWの高出力を誇るターボ・ヘッドアンプを備え、どんなヘッドフォンでも単体で鳴らしてしまうパワーを持つ。また、X-BASS、3Dホログラフィックといったスイッチにより、好みに合わせて音をコントロールすることが可能。コンシューマ・モデルとは思えない圧倒的なスペックを凝縮した1台。
>>iFI-Audio「micro iDSD」の詳細
※WindowsでのASIO方式に限定されるものの、nano iDSDでも11.2MHzの再生が可能です。
再生ソフト
Windows
- foobar2000 (ASIO方式)[無償]
- HQ Player ver.3 (ASIO方式)[18,000円前後、為替相場により変動]
- JRiver Media Center 19 (ASIO方式)[$49.98]
MAC OS
- Audirvana Plus (DoP方式、ver.2.0.1で11.2MHzの再生に対応)[$74]
iOS (iPhone / iPadなど)
- Hibiki (DoP方式)[500円]
- ONKYO HF Player (PCM変換)[DSD再生には1,000円の「HDプレーヤーパック」が必要]
Polarisライヴ会場でもiFI-Audioの試聴ブースが展開されていました。
ライヴ当日、会場内にはiFI-AudioのUSB-DACであるmicro iDSD、nano iDSDを使った試聴ブースが展開され、多くのかたが、Polaris『Music』DSD5.6MHz音源の本来のポテンシャルに驚いていた。
LIVE REPORT : Polarisワンマン・ライヴ@赤坂ブリッツ
大谷友介(Vo / Gt)、柏原譲(B)に加え、ミト(Gt / Key クラムボン)、あらきゆうこ(Dr)とお馴染みに成りつつある強力な助っ人が加わり大阪、名古屋と行われた〈Polaris Tour 2015 “Music”〉は、東京赤坂ブリッツへ場所を移し、4月15日にツアー・ファイナルを迎えた。この熱気を最高の形で収めるべく、レコーディング/ミキシング・エンジニアにOTOTOYの「DSD Recordings at Special Locations」の戦友でもある奥田泰次(studio MSR)を迎え、何と世界初のDSD11.2MHzでレコーディング&ダイレクトミキシングを実施。
午前10時、赤坂ブリッツに一台のバンが到着。バンから5人係りで運び出されたのはSolid State Logic製のアナログコンソール、SSL AWS948。レコーディング・スタジオでの使用を想定されたこのミキサーは、外に持ち運ぶことはめったになく、ケース等も存在しない。やっとのこと3階にある収録室へ運び、そこからレコーディングへ向けての準備が始まった。まず驚いたのが奥田の機材の量だ。プリアンプやコンプレッサーなどラック・エフェクトの持ち込み機材は何と11台(実際に使用されたのはRoland RE-201 Space Echoを除く10台)に及んだ。また、現在唯一のDSD 11.2MHz対応デジタル・オーディオ・ワークステーションPyramixを操作したiFI-Audioの嶋田亮の機材を見たミトは、見たことのない機材に興奮を隠そうとはしなかった。
15時30分にリハーサルが始まり、皆が入念にサウンドを確認。曲と曲との間では、メンバー通しで、サウンドのことや何気ないことまでを話しながら、非常にリラックスしたムード。リハーサルが終盤に差し掛かったころ、大谷が皆に何か話しかける。メイン・ギターをジャズ・マスターからカポタスト使用の曲のみに使われるジャガーに変更したいと相談。ジャガーの音の方がより太く、さらには他のメンバーにもはっきりと聴こえるとのことで、リハーサルが終わる数10分前にメインのギターを変えたのだった。メンバーの飽くなき実験心の片鱗を垣間みた瞬間だった。その後、楽屋に作られたレコーディング・ルームへリハーサルの音を聴きに足を運んだメンバー。大谷は「自分が弾いて聴いているよりも臨場感がある感じ」と話し、DSD11.2MHzとは別にDSD5.6MHzで今回のライヴ音源を担当する柏原は、奥田とサウンド面に関して語り、「お任せします」と託した。通常のライヴ・レコーディングを遥かに凌ぎ、スタジオ・レコーディングの中でも最上級の環境を作り、さらにはメンバー、エンジニア陣の熱のこもりようから、これは、確実にケミストリーが生まれる予感がした。
ライヴは19時にスタート。ミトのシンセから幕は開き、そこに大谷の繊細かつ柔らかな声、ギターが加わるだけで会場の空気が一変する。1曲目「12時」の一番の聴きどころは、大谷とミトのギターの応戦。この2人のエッジの効いたギターを11.2MHzで聴けるなんて… と思いつつ、その裏で支える柏原とあらきのずっしりとして、それでいてどこか女性らしさも加わったグルーヴが、大谷とミトを高揚させ引き立たせる。「天気図」では、ミトのコーラスとハーモニクスに、大谷の中性的なヴォーカルが絡み、80年代さながらのニュー・ウェイヴ色に染まる。さらに新曲「Pray」では、より濃厚で良質なニュー・ウェイヴの世界へ誘われる。この曲の歌いまわしは、セイント・エティエンヌのサラ・クラックネル(Vo)のようだ。MC、メンバー紹介を挟みアットホームな雰囲気から、いざ「深海」へ。そして、フロアで体感するのとDSD11.2MHzでレコーディングされたものを聴き比べるべくレコーディング・ルームへ向かった。目を閉じると、目の前で演奏しているかのような印象を持つ。さらに、ライヴよりベースがハッキリと聴こえ、またエフェクトのかかり具合がハッキリと感じ取ることができた。巧緻でいて柔らかな大谷の声、重厚でいて温かい柏原のベース、まさにPolarisのサウンドが鳴っていた。そして「深呼吸」へ。ミトがハンド・クラップで煽り会場の一体感が増す。「檸檬」はミトのピアノのバッキング・アレンジから。続いて「One」「気配」は『Music』からの新曲。シューゲイザー的でいて美しいメロディーの楽曲群に会場は再び夢幻的世界へ。曲間はミトの独壇場。漆黒に照らされたミトはカオシレーターから未来的発信音を奏で個性を存分に発揮。「It’s all Right」後のMCでは、大谷と柏原の出会いとPolaris結成秘話。本編最後は、「大気圏」「季節」「Neu」と怒涛の疾走感で締めくくる。鳴り止まない歓声とハンド・クラップに「アルバムを出して良かった。またこういう風にみんなに会えて。次は9年空けないようにするよ(笑)」と大谷。「コスモス」ではチルアウトかと思いきや再びミトの独壇場へ!! 多彩なエフェクトを使いつつその世界観に溶け込む様から、憧れの柏原、Polarisへの愛情を深く感じとれた。ラストを締めくくったのは「光と影」。どっしりとしたグルーヴから紡がれる大谷の繊細な、そして中毒性のある歌声が、熱気あふれる会場に温かく沁み渡り、多くの表情を見せたライヴは幕を閉じた。
ライヴでは、多くの新しいアレンジが楽曲に反映されていたので、本作で、オリジナルとのアレンジの違いを聴き比べるのも良いだろう。また、ライヴPAは、後期フィッシュマンズやクラムボンを担当している西川一三が行っているので、そのエフェクトを堪能するのも素敵な体験になると思う。そして何よりも、DSD11.2MHzでレコーディング&ダイレクトミキシングされた音の良さを、Polarisにしか鳴らすことが出来ない最高の音を、ぜひ堪能して欲しい。(text by 中村純)
写真 : 大橋祐希
RECOMMEND
Polarisによる9年ぶりのフル・アルバム。溜めをたっぷり効かせた柏原譲ならではのベース、まさに"光る音"を紡ぎ出すような大谷友介のギター。どれだけ月日が経とうと、やっぱりPolarisはPolarisだ。
Polaris / 色彩
変容と多様性。個性豊かな楽曲たちが奏でる新世界。2012年に6年ぶりの再始動を果たしたPolarisが、続く2013年にリリースしたミニ・アルバム。日常から非日常へ繋がる点と線、馴染みのある懐かしさと今まで見たことのない新しさが交差する景色、柔らかに変容しながらも多様性を内包した果てしなく続く物語…。Polarisの新たなマスターピースの呼び声高い壮大なシンフォニー「光る音」を収録。
LIVE INFORMATION
Waltz of the Rain 2015 湯布院 旅する音楽
2015年6月6日(土)〜6月7日(日)@由布院 空想の森 アルテジオ
※オオヤユウスケのソロ出演
SENSEKI TRAIN FES
2015年7月11日(土)@宮城県 JR仙石線沿線3会場
※オオヤユウスケのソロ出演
GOTTON JAM 2015
2015年7月19日(日) @福岡 嘉穂劇場
OTODAMA'15
2015年9月5日(土)@大阪 泉大津フェニックス
PROFILE
Polaris
2001年11月にミニ・アルバム『Polaris』でデビュー。強靱なリズム隊が生み出す圧倒的なグルーヴに透明感あふれる大谷のヴォーカルが溶け合うアンサンブルが彼らの個性。その音響的なダイナミズム感に溢れたサウンドと日常の中の喜怒哀楽を写実的に描き出す世界観は、ポラリスにしか表現できないポップスともいえる。今までに『Home』『Family』『Union』『空間』、4枚のオリジナル・フル・アルバムをリリース。ライヴでの評価も高く、フジロック他、数々の野外フェスでの名演多数。2006年以降は、大谷、柏原とも、それぞれのソロ活動をスタート。大谷は、2010年2月に活動拠点をベルリンに移し、ソロ・プロジェクト"SPENCER"を始動。柏原は、FISHMANSでの活動の他、2011年、茂木欣一(東京スカパラダイスオーケストラ / FISHMANS)、加藤隆志(東京スカパラダイスオーケストラ / LOSALIOS)らと"So many tears"を結成。2012年9月に約6年ぶりとなるシングル『光る音』をリリースし、Polarisとして再始動。2013年には、言葉、サウンド共に、実験性を感じさせるミニ・アルバム『色彩』をリリースし、新たなファンを獲得した。最新作はオリジナルアルバムとして約9年振りとなる「Music」を、2015年2月に リリース。