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音楽をやっている理由を考え直そうじゃないかと──カネコアヤノの『よすが』はいずこに

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音楽をやっている理由を考え直そうじゃないかと──カネコアヤノの『よすが』はいずこに

2018年『祝祭』、2019年『燦々』と、まるで何段もの階段を抜かして駆け上がっていくかのごとく、その作品においてキャリアを飛躍させたカネコアヤノ。またここ数年、インディ・ロック・シーンにおいて「最もチケットがとりにくい」という声を多方面で聞くほど、そのライヴのキレキレっぷりにも注目が集まっていた。そんな矢先に、2020年はその状況にもストップがかかってしまったわけだ。しかし、ここにリリースされたアルバム『よすが』はそんななかでもそのキャリアを先へと進める快作となっている。本作に関して、OTOTOYでは音楽…

OTOTOY各スタッフ+αがそれぞれ選ぶ、2020年の10作品

コラム

OTOTOY各スタッフ+αがそれぞれ選ぶ、2020年の10作品

今年もやってきましたOTOTOYスタッフによる個人チャート。いろいろ大変だった2020年、なにを聴いてOTOTOYを作っていたのか? 今年は新人、梶野に加えてインターン、そしてコントリビューター枠としていろいろと関わっているライター陣の方にも書いてもらいました。 ■OTOTOYスタッフ■...…

【音楽ライター講座番外編】岡村詩野が鋭く迫る2019年のカネコアヤノ躍進のワケ

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【音楽ライター講座番外編】岡村詩野が鋭く迫る2019年のカネコアヤノ躍進のワケ

音楽評論家として活躍する岡村詩野を講師に、音楽への造詣を深め、音楽の表現を学ぶ「岡村詩野音楽ライター講座」。10月期では2019年にリリースされたアルバムの中からベスト・ディスクを選び、原稿を執筆してきましたが、岡村詩野のスパルタ(?)指導を受けながら完成した、講座生による原稿をここに掲載します。...…

OTOTOY的、買い逃し厳禁な20枚──2019年レコメンド20

コラム

OTOTOY的、買い逃し厳禁な20枚──2019年レコメンド20

OTOTOYは今年も邦楽を中心にたくさんの音楽を紹介してきました。そんななかでもキラリと光ったアルバムたちを、邦楽、とくに2020年代をおもしろくしてくれそうなフレッシュなアーティストのなかから20枚をレコメンドいたします。まさに買い逃し厳禁な20枚、2019年の作品たちをこちらでお届けいたします。...…

2019年の顔はカネコアヤノで決まり! ──バンドの可能性を信じた新アルバム

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2019年の顔はカネコアヤノで決まり! ──バンドの可能性を信じた新アルバム

「愛のままを / セゾン」や「明け方 / 布と皮膚」などの7インチでリリースされた作品が各所で話題に、さらにワンマン・ライヴのチケットも即完売するなど、現在の音楽シーンで最も注目を集めているアーティストのひとり、カネコアヤノ。そんな彼女が前作『祝祭』からおよそ1年半ぶりとなる新アルバム『燦々』をリリース。前作と同じく、林宏敏(Gt / ex.踊ってばかりの国)、本村拓磨(Ba / Gateballers)、Bob(Dr / HAPPY)といった強者バンドマンと作り上げた今作は、より強固になったアレンジと“バ…

2018年ブレイク必至のカネコアヤノ、新アルバム『祝祭』をハイレゾ・リリース

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2018年ブレイク必至のカネコアヤノ、新アルバム『祝祭』をハイレゾ・リリース

2016年4月、手作り弾き語りCD『hug』のリリースきっかけに、マネジメントを再編し、『カネコアヤノ 第2章』として活動をしてきたカネコアヤノが、ついに第2章では初のフル・アルバムをリリースする。アナログLP『群れたち』やカセットテープでリリースされた『序章』が発売後即完売、そしてライヴをやってもチケットの完売が続出するなど多くの注目を集め、現在のインディー・シーンで最もブレイクが待望されるひとりといっても過言ではない彼女。...…

【連載】Summer Rocket愛わなびの「くりえいてぃ部」──Vol.3 永原真夏編

連載

【連載】Summer Rocket愛わなびの「くりえいてぃ部」──Vol.3 永原真夏編

「夏」をテーマに2016年7月から活動中のアイドル・グループ、Summer Rocket(サマーロケット)。SEBASTIAN X、音沙汰の永原真夏と工藤歩里が楽曲を手がけ、こつこつとライヴ活動や雑誌のレポート活動などを行い、じわじわと知名度と人気があがってきている彼女たち。その中でも、オリジナルZINEを作るなど、ひときわ創作に強い意欲を持っているメンバー、愛わなびが敬愛する表現者たちにインタヴューを行い、各アーティストがどのような考えを持って活動しているのかを学び、その回ごとにインスピレーションを元に総…

カネコアヤノの音楽は生活を“ちょっとだけ”楽しくする──18歳の女子インターンとその魅力を語り合う

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カネコアヤノの音楽は生活を“ちょっとだけ”楽しくする──18歳の女子インターンとその魅力を語り合う

飾らない言葉と心地よい歌声、ポップネス満載のメロディーを奏でるシンガー・ソングライター「カネコアヤノ」。昨年11月に発売した『さよーならあなた』では、ギタリストとして林宏敏(ex.踊ってばかりの国)がバンド・メンバーに加わった。それによってカネコアヤノの音楽性はさらに飛躍を遂げた。そんな彼女が2nd EP『ひかれあい』を4月26日にリリース。OTOTOYではハイレゾ配信もスタートしました。〈かわる! かわる! かわってく覚悟はあるはずだ〉と歌うリード曲「とがる」には、新たなフェイズへと躍進する彼女の強い意志…

カネコアヤノ1st EP『さよーならあなた』発売記念対談 : カネコアヤノ × 林宏敏(ex.踊ってばかりの国)

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カネコアヤノ1st EP『さよーならあなた』発売記念対談 : カネコアヤノ × 林宏敏(ex.踊ってばかりの国)

2016年は劇団ロロの三浦直之の作/演出舞台『光の光の光の愛の光の』へ出演、次いで東京国際映画祭スプラシッシュ部門に選出された今泉力哉監督作品『退屈な日々にさようならを』の主題歌&挿入歌を監督オファーにより提供。同作へ俳優出演も行い、その独特の空気感をまとったアーティスト性に音楽界隈以外から声がかかることも多かったカネコアヤノ。もちろん4月にリリースした弾き語り作品『hug』も彼女のソングライターとしてのセンスを遺憾なく発揮したものであった。それから半年経たずながら待望されていた新作がこの度リリース。4曲と…

Summer Rocket、デビュー・シングル発売記念ーーサウンド・プロデュースの永原真夏を迎えた対談掲載

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Summer Rocket、デビュー・シングル発売記念ーーサウンド・プロデュースの永原真夏を迎えた対談掲載

「夏」をテーマにした5人組アイドル・グループ、Summer Rocket(サマーロケット)。楽曲を手掛けるのはex.SEBASTIAN X、音沙汰の永原真夏と工藤歩里。運営を手掛けるのは、ミュージック、カルチャー&サイエンスマガジン「Rocket」を発刊する新進気鋭の出版社、Rocket Base。2016年7月から活動をスタートさせた彼女たちがデビュー・ライヴから披露している2曲を収録した待望の1stシングルを完成。なんと同日に永原真夏の2nd EP『オーロラの国』もリリースされるとのことでOTOTOYで…

OTOTOYとATFが全力で作るほんとうにドキドキするイベント vol.4!!

その他

OTOTOYとATFが全力で作るほんとうにドキドキするイベント vol.4!!

''オトトイのススメ! vol.4''日時 : 2015年11月25日(水)@TSUTAYA o-nest開場 : 18:30 / 開演 : 19:00料金 : 前売 : 2,500円 / 当日 : 3,000円(1drink別)出演 : ''BELLRING 少女ハート'' / ''0.8秒と衝撃。'' / ''カネコアヤノ'' 問い合わせ : o-nest主催・企画制作 : オトトイ株式会社 / ATFIELD.inc....…

永原真夏、1stミニ・アルバムをハイレゾ配信&フィールドが異なる2人の異色対談

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永原真夏、1stミニ・アルバムをハイレゾ配信&フィールドが異なる2人の異色対談

SEBASTIAN X活動休止とともに、永原真夏がソロ・アーティストとして歩みはじめて約1年。めまぐるしく彼女のなかを駆け抜けた"すべて"が歌となり、音楽となり凝縮された1stミニ・アルバム『バイオロジー』が完成した。その内容はといえば、1曲目から彼女の真骨頂ともいえる、駆け回るようなロック・チューン「リトルタイガー」、ダイナミクでスケール感のラブソング「バイオロジー」から芯のある歌声で歌い上げる屈指のバラード「プリズム99%」まで濃密なパワーに溢れている。今回、録音&ミックスに曽我部恵一やYogee Ne…

ex.SEBASTIAN Xのフロントマン永原真夏がソロ・デビュー、そして初のシングル「青い空」をリリース

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ex.SEBASTIAN Xのフロントマン永原真夏がソロ・デビュー、そして初のシングル「青い空」をリリース

 4月30日の東京・赤坂BLITZ公演をもって活動休止期間に入ったSEBASTIAN Xのフロントマン=永原真夏。ソロ活動が発表され、初のシングル作品『青い空』を先日リリース、OTOTOYにてハイレゾ配信もされている。今作品は、"永原真夏+SUPER GOOD BAND"を名義に掲げ全3曲を収録。サポート・バンドとなるSUPER GOOD BANDにはSEBASTIAN Xで共に活動した工藤歩里(Key)、フジロッ久(仮)の藤原亮(Gt)ら、6名のミュージシャンが参加した大編成となっている。タイトル曲である…

19歳の正当派ロック・シンガー・内村イタル、ファースト・アルバム配信&全曲フル試聴

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19歳の正当派ロック・シンガー・内村イタル、ファースト・アルバム配信&全曲フル試聴

新世代の正当派ロック・シンガーとして注目される内村イタル。一部から強烈な支持を獲得しながらも現在は活動を休止している3人組バンド"葡萄園(ぶどうえん)"の中心人物である彼が、ソロ活動を始動後初のミニ・アルバムをリリースしました。本作は、2014年にソロ・プロジェクトayU tokiOを始動した猪爪東風(イノツメアユ)と出会ったことをきっかけに制作がスタート。猪爪をプロデューサーとしてだけではなくプレイヤーとしても迎え、THE KEYSのつなかわ和行(Dr)、Jappersの上野恒星(Ba)、そして葡萄園で活…

SEBASTIAN X、3年目の〈TOKYO春告ジャンボリー〉&音沙汰がハイレゾ音源でリリース!!

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SEBASTIAN X、3年目の〈TOKYO春告ジャンボリー〉&音沙汰がハイレゾ音源でリリース!!

桜が花を咲かせ、ぽかぽかと外でも過ごしやすくなったこのごろ。SEBASTIAN Xが主催する〈TOKYO春告ジャンボリー〉の季節がやってきました。都会のど真ん中にある野外会場で、彼女たちがリスペクトするアーティストたち、そして誰よりも楽しそうに笑うSEBASTIAN Xが音を鳴らし、客は歌い踊り飲んで笑う、春を凝縮したような1日。3年目となる2014年、昨年に引き続き満開の桜のもとで、春告に懸ける想いを訊いてきました。...…

SEBASTIAN X 2ndフル・アルバム『POWER OF NOISE』リリース記念! 楽器隊3人に訊く「永原真夏」とは?

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SEBASTIAN X 2ndフル・アルバム『POWER OF NOISE』リリース記念! 楽器隊3人に訊く「永原真夏」とは?

SEBASTIAN Xからニュー・アルバム『POWER OF NOISE』が届いた。早いものでこれがもう5作目(フル・レングスでは2作目)。制作面で新しいアプローチに挑みながら、誰もが求めるSEBASTIAN Xらしさも見事に捉えた、まさにこの5年間の賜物というべき力作だ。彼女たちは結成時の勢いを失わないまま、今も前進し続けている。...…

SEBASTIAN X『ヒバリオペラ』リリース! 春告ジャンボリー開催!

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SEBASTIAN X『ヒバリオペラ』リリース! 春告ジャンボリー開催!

いま、日本で一番”春”が似合うバンド、SEBASTIAN X。永原真夏の青空を突き抜ける奔放な歌声と、外へ飛び出したくなるようなリズムとメロディはまさに”春”。今回、OTOTOYでは2000枚限定リリースのシングル『ヒバリオペラ』を配信!! 4月29日に上野の水上野外音楽堂で開催されるTOKYO春告ジャンボリーと、今回のシングルについて、たっぷり語っていただきました。チケット・プレゼントもいただきましたよ! インタビューを読みつつ『ヒバリオペラ』を聴けば、春告ジャンボリーに向けて期待が高まること間違い無し!…

SEBASTIAN X 新作完成記念! 永原真夏と巡る高円寺・古着屋の旅

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SEBASTIAN X 新作完成記念! 永原真夏と巡る高円寺・古着屋の旅

疾走する煌めき! わくわくとセンチメンタルを音に詰め込み爆発させる4人組ロック・バンド、SEBASTIAN Xが新作『ひなぎくと怪獣』をリリース! OTOTOYではこれを記念し、「SEBASTIAN X 永原真夏と巡る高円寺古着屋ツアー」を敢行! 「おいおい、それってお前が楽しみたいだけじゃねえの? 」その通りだよ! 悪いか! 何だったら服も見立ててもらったよ。いやいや、10代から高円寺のライヴ・ハウスに出演し、現在は高円寺の古着屋で働く彼女。高円寺は永原真夏を今の永原真夏たるものに育てた街と言っても過言で…

SEBASTIAN X presents『TOKYO春告ジャンボリー』インタビュー

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SEBASTIAN X presents『TOKYO春告ジャンボリー』インタビュー

2011年9月に初のフル・アルバム『FUTURES』をリリースし、同年12月の渋谷CLUB QUATTROでのツアー・ファイナルでは、超満員のオーディエンスの前で進化したバンドの姿を魅せたSEBASTIAN X。その後もJACCSカードのWEBキャンペーン「あなたの夢に応援歌」のために書き下ろした新曲「GO BACK TO MONSTER」や、80'sヒット曲カヴァー・コンピ『Happy Holidays!~80's POPS COVERS~』(矢野顕子の大ヒット曲「春咲小紅」をカヴァー! )へ参加するなど…

SEBASTIAN X 2ndアルバム『僕らのファンタジー』インタビュー

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SEBASTIAN X 2ndアルバム『僕らのファンタジー』インタビュー

SEBASTIAN Xという、意味はわからないんだけど妙に耳馴染みのよいバンド名を名乗るこの男女4人組のデビュー作『ワンダフル・ワールド』は、リリースから瞬く間に大きな反響を呼び、気がつけばここ1年で現れた新世代バンドの中でも一際注目される存在になった。まさに今の彼らは上昇気流に乗っている最中だ。しかし、彼らはそんな取り巻く状況の変化をしっかりと踏まえつつ、あくまでも自分達の鳴らしたい音楽に忠実であろうとする。周囲からの期待や偏見には捉われない。シーンとかはもちろん「新世代」なんて言い方で括られるのも真っ平…

SEBASTIAN X『FUTURES』リリース記念 永原真夏×ヌケメ対談

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SEBASTIAN X『FUTURES』リリース記念 永原真夏×ヌケメ対談

待ってました! SEBASTIAN Xのファースト・フル・アルバム『FUTURES』が完成。2枚のミニ・アルバム、配信限定シングル、ツアーやフェス出演を経て、更なる飛躍を遂げた彼ら。エンジニアにクラムボンなどとの仕事で知られる星野誠氏を迎え、初の合宿レコーディングを行ったという今作は、「音楽の力 / 歌の力 / 言葉の力 / 言葉や音にならない感情を伝える」というコンセプトの通り、真っ直ぐな言葉が力強く響く作品になりました。今の彼らの、どこまでも広がっていく勢いと煌めきは止まりません!...…

SEBASTIAN X配信限定シングル「光のたてがみ」インタビュー

インタヴュー

SEBASTIAN X配信限定シングル「光のたてがみ」インタビュー

昨年8月にリリースしたセカンド・ミニ・アルバム『僕らのファンタジー』リリース後、吉祥寺WARPでのバンド初のワンマン・ライヴを大盛況に収め、その後も西へ東へとライヴ行脚を重ねてきたSEBASTIAN X。動員、実力共にパワー・アップしていく彼らが、配信限定シングル「光のたてがみ」をリリース! これぞ、SEBASTIAN Xの新境地。人々が様々な場面で悩んだり立ち止まったりする時に背中を押してくれるようなメッセージを歌う永原真夏の歌声、そしてそれに寄り添う楽器隊の色鮮やかで力強い演奏。振り返らずに走り抜けてい…

今、東京インディー・シーンで起こっていること

コラム

今、東京インディー・シーンで起こっていること

大都会東京。下北沢、渋谷、高円寺、吉祥寺、代官山、秋葉原、小岩... と、都内には実に多くのライブ・ハウスが点在するが、今インディー・シーンで一際目立っているのが新宿。20代前半の次世代ミュージシャンらが、ライブ・ハウス新宿MotionやMARZを中心に切磋琢磨し、新たな音楽、新たな熱狂を生み出している。今回は『TOKYO NEW WAVE 2010』、フリー・サンプラー『Next Music from TOKYO!!!』という2つの音源を中心に、そんなシーンのど真ん中にいるバンド達を紹介しよう。...…

SEBASTIAN X『ワンダフル・ワールド』 インタビュー by 渡辺裕也

インタヴュー

SEBASTIAN X『ワンダフル・ワールド』 インタビュー by 渡辺裕也

さあ、早く再生ボタンを押してくれ。出来ればこの記事に目を通す前に、まずまっさらな状態でこの作品と向かい合ってもらいたい。それが面倒なら、とりあえずタイトル・トラックだけでも結構。そこでもし胸の高鳴りを感じたのなら、もう躊躇する必要はない。SEBASTIAN X初の流通作品『ワンダフル・ワールド』は、身も心も弾む、賑やかで爽快なポップ・アルバムに仕上がった。きっとあなたにとってのかけがえのない1枚に加わるはずだ。 ...…

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