2017/10/04 00:00

南波一海によるレビュー掲載ーー聴けるボーイズユニット、CUBERSの2nd EP『マゼンタ』ハイレゾ配信

“聴けるボーイズユニット”CUBERSが、2nd EP『マゼンタ』をリリース。ディスコ〜ブラック・ミュージックを軸に制作された1stアルバム『PLAY LIST』、そこから一歩踏み出しアイドル・ポップ然とした楽曲からロック調の楽曲まで幅を見せた1st EP『シアン』、本作はそのどちらも取り入れったCUBERSの真骨頂とも言えるEPとなっている。OTOTOYでは本作をハイレゾ配信スタート!! 南波一海のレビューを掲載する。さらに本作のレビュー記事を募集する原稿の登竜門コンテスト「原稿ライオット2017」も引き続き絶賛開催中!! 審査委員長は、南波一海!! ライターを目指している人はもちろん、CUBERSを世に広めたい人、プロのライターまで、応募は自由。本作を隅から隅まで味わいつくそう!!

2nd EPをハイレゾ配信スタート

CUBERS / マゼンタ
【配信形態】
WAV、ALAC、FLAC(24bit/48kHz) / AAC
>>>ハイレゾとは?

【価格】
単曲 250円(税込) / まとめ 1,500円(税込)

【収録曲】
1. 君に願いを
2. カラフルにしよう
3. PINK
4. いつか忘れられるさ
5. 今日はどんな日だった?
6. ボクラチューン!!
7. TOKYO HERO

REVIEW : めちゃグルーヴィーなポップス! これは清々しい by 南波一海

一体、どうやって経理の担当者を納得させたのだろう? OTOTOYでの全曲ストリーミング配信+「原稿ライオット」なる本企画の開催はともかくとして(発売前に全曲フルで聴けるのも大胆だが)、まさしく大盤振る舞いとしか言いようのない、100円をもらえる券が封入された新曲3曲入りCDの無料配布にはとても驚かされた。

前作『シアン』の全額返金キャンペーンを上回る、このたびのトリッキーかつ大胆な施策は、メンバーとスタッフの「CUBERSの音楽を聴いてもらいたい」というごくシンプルな思いから繰り出されたものだろう。なにがなんでも耳にしてほしいという遮二無二な思いが伝わるのと同時に、一度でも聴いてもらえれば気に入る人がもっといるはずだという作品への強い自負も感じる。

実際、『マゼンタ』は現時点でのCUBERSの最高傑作と言ってしまっても差し支えない作品となった。ファースト・アルバム『PLAY LIST』が纏っていたディスコティックでメロウな雰囲気に撃ち抜かれた人には間違いなく響くはずだ。ロック的なアプローチも展開した意欲作『シアン』の次はどうくるかといったところで、彼らはズバンとど真ん中に直球に投げ込んでみせた…… めちゃグルーヴィーなポップス! これは清々しい。

「君に願いを」の冒頭、スッとブレスが入り、〈今宵 何千何億の〉と歌い出した刹那、(実際はオケが先にできていたとしても)ヴォーカルに導かれるようにアンサンブルが躍動する展開には胸が高鳴る。ベースはよく動き、ストリングスは凛とした佇まいで、606の固いリズム音すらも跳ねているし、なんと言っても声がよく出ていて馴染んでいる。メンバー、楽曲制作陣ともに『PLAY LIST』の頃に比べて明確なイメージを掴んでいて、オケとヴォーカルが格段にフィットしているのだ。

CUBERS / 君に願いを
CUBERS / 君に願いを

続く「カラフルにしよう」もヴォーカル始まり。リードの春斗のみならず、メンバーそれぞれの歌声に『シアン』を経たからこその力強さが宿っている。それぞれのヴォーカルが立ったことで、歌割りの面白さもより効果的になった。特に歌い出しが誰になるかで楽曲のイメージが変わるのは大きな武器と言えるのではないか。ハードな「PINK」と甘美な「今日はどんな日だった?」のガラッと違う印象は、出だしのヴォーカル(「PINK」はTAKA、「今日はどんな日だった?」は9太郎)の表情によるところも大きいだろう。

春斗がコーラスを重ねたショートピース「いつか忘れられるさ」にも成長の証がしかと刻まれているし、細やかな歌心について挙げれば本当にキリがないが、筆者的には「今日はどんな日だった?」の〈今から変わりたいんでしょ?〉の語りかけるようにメロディをなぞる部分はハイライトのひとつ。

ライヴ終盤あたりに歌われたら間違いなく心を揺さぶられるであろう、スケールの大きなファンキー・ナンバー「ボクラチューン!!」を聴き終える頃には、芳醇な音楽とともにCUBERSの進化をリアルタイムで享受できることの喜びが感じられるはずだ。

『マゼンタ』は素晴らしくジョイフルな作品なのだから、あとは経理の人が納得いくくらい売れて回収してほしい…… というのは余計なお世話ですよね。ところで『シアン』『マゼンタ』と来たので次は『イエロー』ということになるのだろうか。赤と青を基調としたグループだからさすがにそれはない? ともかく、次作ではどんな変化が訪れるのか、早くも楽しみで仕方がない。(text by 南波一海)

原稿の登竜門「原稿ライオット2017」開催中!! 審査委員長は南波一海!!

CUBERSの2nd EP『マゼンタ』のリリースを記念し、本作のレビュー原稿を募集します。下記より全曲無料でストリーミング視聴できます。何度もリピートして聴いて、ぜひこの作品を理解した上で文章にてレビューをお書きください。グランプリ作品は、OTOTOYにて記名付きで掲載させていただきます。プロのライターの方も、これからライターとして活動していきたい方も、CUBERSを愛してやまない方も、奮ってご応募ください!! あなたの原稿をお待ちしております!!

レーベル Bermuda Entertainment Japan  発売日 2017/09/29

※ 曲名をクリックすると試聴できます。

応募要項
応募頂いた全ての作品は、審査委員が審査を行い、グランプリは審査委員長の南波一海が行います。
グランプリを獲得した原稿作品は、南波一海のコメントとともにOTOTOYにて掲載させていただきます。
※対象音源のストリーミング視聴は無料です。

■スケジュール
・素材音源 : 無料ストリーミング期間 2017年9月29日(水)~10月6日(金)
・応募期間 : 2017年9月29日(金)~10月6日(金)
・結果発表 : 2017年10月10日(火)

■審査員
南波一海(審査委員長)
CUBERSマネージャー・堀切裕真
OTOTOYディレクター・西澤裕郎

南波一海 プロフィール
音楽ライター。78年生まれ。近年はアイドルをはじめとするアーティストインタビューを多く行い、その数は年間100本を超える。タワーレコードの「南波一海のアイドル三十六房」、CX系ネット放送「真夜中のニャーゴ」などに出演。著書では、2016年「ヒロインたちのうた~アイドル・ソング作家23組のインタビュー集」を音楽出版社より発行。

■作品の応募方法
・CUBERS『マゼンタ』をストリーミング音源にて視聴してください。
・800〜1,600字で作品レビューを執筆ください。

メールの件名を「原稿ライオット2017」とし、
本文に
・お名前(ペンネームも可)、
・原稿タイトル、
・原稿本文
・本名、
・お電話番号、
・メールアドレス、
を記載の上、info@ototoy.jp 宛にご応募ください。
※原稿のフォーマットはWORD、テキストエディットなどのテキストファイルにてお送りください。

CUBERSの過去作品もチェック!

過去の特集ページ
ブラック・ミュージックとJ-POPの融合ーーCUBERS『マゼンタ』を読み解くアルバム10作品
【REVIEW】“聴けるボーイズユニット”CUBERS、音楽的実験を見せた1st EPをハイレゾ配信
はじめての男性グループ特集ーーまずはこれだけ押さえておくべし

LIVE SCHEDULE

CUBERS 2nd EP『マゼンタ』発売記念~やっぱりCMYKのマゼンタだったTOUR

2017年10月4日(水)@東京 TSUTAYA IKEBUKURO AKビル店
時間 : 19:00~

2017年10月6日(金)@東京 ららぽーと豊洲
時間 : 19:00~

2017年10月7日(土)@千葉 イオンモール幕張新都心
時間 : ①13:00~ / ②15:30~

2017年10月8日(日)@東京 新星堂サンシャインシティアルタ店
時間 : ①13:00~ / ②15:30~

>>ライヴ情報詳細はこちらから

PROFILE

CUBERS

2015年7月24日のお披露目ライヴにてCUBERS誕生。僅か1カ月で歌唱&ダンスを仕上げ4月9日にJOL原宿で初ライヴを行い“只今、研修中です。男子”という仮名称で3カ月間活動。活動間もない中、7月発売号JUNON巻頭大特集にてメディア初登場。15年夏には日本テレビ「超汐留パラダイス」、TBS「デリシャカス」音霊へ出演。同秋には学園祭TOUR / 初ワンマン・ライヴを成功させた。16年3月に同会場で開催したワンマン・ライヴでは倍以上の動員を記録。また高い楽曲性が支持されロッキンジャパン「RO69」にボーイズ・グループとしては異例の掲載。1st ALBUM『PLAY LIST』がキュレーターに好評でネットで話題となり、各サイトで特集等でピックアップされる。16年11月には表参道GROUNDでのワンマン・ライヴも成功に納め、右肩上がりを続ける注目のボーイズ・ユニット。

>>CUBERS Official HP

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