ソロ・アイドルとしてより高みを目指すためにーーKOTOと平野友里の新ユニット「シャオチャイポン」結成!
驚異的なダンス・パフォーマンスが武器のKOTOと、”ゆり丸”の愛称で親しまれ、この夏改名した平野友里が新ユニットを結成。デビュー曲「シャオチャイポン」のハイレゾ配信を開始!ソロからユニットへ、気になる互いの思いを直撃インタヴューです。
盟友2人による新ユニット・デビュー曲!!
シャオチャイポン / シャオ!チャイ!ポン!(24bit/48kHz) 【配信形態】
WAV / ALAC / FLAC / AAC (24bit/48kHz)
【配信価格】
単曲 : 278円(税込)
【Track List】
01. シャオ!チャイ!ポン!
Interview : シャオチャイポン
KOTO、平野友里というふたりのソロ・アイドルが新ユニット「シャオチャイポン」を結成した。ゆり丸こと平野友里は初の全国流通音源発売を控え、さらなるステップ・アップのために改名したばかり。一方のKOTOはこの夏、はじめて〈TOKYO IDOL FESTIVAL〉にソロで出演を果たすなど、ふたりともソロで勢いに乗っている。彼女たちがどれだけ自らの活動に対して強い思いを抱いているか、これまでの活動をみてきた人なら知っていることだろう。そんなふたりが、なぜ一緒に活動しようと思ったのか。
今回のユニット結成の理由は「ソロの魅力をより多くの人に届けるため」だという。ソロとしてより高みを目指すための活動。しかしだからといってユニットも中途半端にやるつもりはなく、継続的に活動していくとのこと。ふたりが組んだユニットなら、きっとその可能性も限りなく大きいことだろう。シャオチャイポンはいったいどんな思いをもって、これからどんな活動をしていくのか。直接ふたりに語ってもらった。
インタヴュー&文 : 前田 将博
撮影 : 大橋祐希
対バンを重ねるごとに仲良くなっていきました
――ふたりともソロでもどんどん注目度があがっているかと思うのですが、まずは近況をお訊きしたいと思います。ゆり丸さんは改名したばかりで、もうすぐ初の全国流通音源を発売します。
平野友里(以下、ゆり丸) : 改名はソロで活動する前から考えていたことではあるんです。私は14歳くらいからこういう活動しているので、色々なお仕事をさせて頂きました。今後もっと大きなステップを進んでいく前に心機一転しようかなって。それでCDを出すタイミングで改名しました。
――KOTOさんも〈TOKYO IDOL FESTIVAL 2016(TIF)〉に出演したり、新曲『舞踏遊戯』を発売したりと、夏は充実していました。
KOTO : TIFにソロで出ることはすごい難しいんです。一昨年は事務所の先輩のバック・ダンサーとして出たときに、自分もこのステージに歌で立ちたいなってすごく思って。去年はダメだったんですけど、今回は『舞踏遊戯』のリリースとかもあって、いいタイミングで出ることができました。出演が決まって、ことらーさんたちもすごく喜んでくれましたね。
――実際のステージはいかがでしたか?
KOTO : SKY STAGEと無料で観られるFESTIVAL STAGEに出たんですけど、実は一昨年出たときとまったく同じステージだったんです! だからびっくりしました(笑)。その日にはじめて観てくれた方も多かったみたいで、リリース・イベントに「TIFで観た」って言って来てくれた方も多かったですね。
――ゆり丸さんもブログでTIFへの思いをつづっていました。出演はできませんでしたが、ビラ配りに行ったそうですね。
ゆり丸 : 行きました(笑)。正直まだソロで1年目だったしリリースもしてなければワンマン・ライヴなどの実績も無い状態ですし、出演するにはまだまだ厳しい状況っていうのはわかってたんですけど、いざ当日を迎えたら思った以上に悔しくて…。だから次回こそは出たいですね。でも、KOTOちゃんが出演したのは自分のように本当に嬉しかったです!
――ふたりはユニットを組む以前から仲良しだそうですが、いつ頃から交流があるんですか?
ゆり丸 : 私がソロになってからですね。私のソロ活動の一番最初のライヴに呼ばせて頂いたんですけど、それから対バンを重ねるごとに仲良くなっていきました。以前活動していたアイドルユニットTAKENOKO▲を卒業してからはしばらくアイドルのお仕事から離れていたんですけど、KOTOちゃんの名前はツイッターとかですごく訊くので気になっていたんです。それで思い切って声をかけたら快く出てくれました。でも共演してから知ったんですけど、TAKENOKO▲の頃に一度対バンしているんですよね。BASEMENT MONSTAR 王子っていうところで。
KOTO : そうなんです! そのときは話さなかったんですけど、KOTOが活動をはじめたばかりの頃でした。でも、ゆり丸さんはすでに凄い存在だったので、その人のリスタート・イベントに呼ばれたからうれしかったです。
――いまはかなり共演する機会も多いですよね。
KOTO : ソロだと必然的に誰かの主催で会うことも多いし、KOTOの主催にもいつも出てもらってて。
ゆり丸 : 私の主催にも、ほぼ毎回出てもらっているので、呼び合ってる感じです(笑)。
――相思相愛なんですね(笑)。それからユニットを組むことになったのは、どんな経緯があったんでしょう。
KOTO : …へへへへへ(笑)。
ゆり丸 : KOTOちゃんが誘ってくれたんです(笑)。私も即答で「やります」って答えました。
KOTO : KOTOはいままでほぼずっとソロだったから、ソロの良いところもいっぱいあるけど、大変なところもあるっていうのがわかってきて。だから、もっと幅を広げるためにユニットをやってみたい気持ちがずっとあったんです。ただKOTOの性格上難しいと思って…。
――難しいというのは?
KOTO : すっごい負けず嫌いで、完璧主義者なんですよ。でも、ゆり丸さんはライヴとかツイッターを見たり、話したりとかしても、ずっと全力で努力家なのがすごく伝わってくるんです。ただ、ゆり丸さんの方が先輩だし、KOTOが誘うのはおかしいなと思ったんですけど、ゆり丸さんしかいないとも思って声をかけました。
ゆり丸 : めっちゃうれしい! やったー!!
もっとソロの魅力も伝えながら、幅を広げていろんなお客さんに観てほしい
――ソロで苦労したというのはどういうところですか?
KOTO : たぶんソロで悩むところは、みんな一緒ですよね。
ゆり丸 : 沢山アイドルが出る大きなライヴとかで、自分の出番がグループのあとだったときに、グループのお客さんがサーっていなくなるのを何度も観てきたんです。もちろんどんなアイドルさんでも好きになってくれる方はいると思うんですけど、複数の人が歌っているグループならではのステージが好きな人も少なからずいるじゃないですか。だから、そういうお客さんに少しでも振り向いてもらえるように、一緒にユニットを組んで、力をあわせて切り開いていこうって思いました。
KOTO : もっとソロの魅力も伝えながら、幅を広げていろんなお客さんに観てほしいんです。
――ゆり丸さんはTAKENOKO▲やエムトピも経験しているので、なおさらそういう思いが強いのかもしれないですね。
ゆり丸 : グループは、メンバーの数だけ色々なファンの方が集まってきやすいと思うんです。でもソロ・アイドルの場合はアイドル同士だけじゃなくて、お客さん同士も支え合っていかないと難しいなって。最近「DMM.yell」(アイドル応援アプリ)のイベントに参加していて、〈@JAM〉とかベイビーレイズJAPANさん主催のイベント出演を勝ち取ることができたんですけど、それは絶対に私と丸推し(ゆり丸ファンの名称)の力だけでは無理だったと思います。ことらーさん(KOTOファンの名称)や、ほかのソロ・アイドルのファンの方達も協力してくれて、それで勝ち取れたものだなって思うんです。
KOTO : ソロのファンの方が一体になって応援してくれている感じは、いつもすごく感じますね。ファンの方だけじゃなくて、アイドルもソロでステージに立つのは大変なことだと思うし、ポテンシャルの高い人ばかりだと思うので、そのパワーが集まったらすごいぞっていうのを見せたいですね。
――ユニットは期間限定の企画ものとかではなく、最初から継続してやるつもりではじめたんですか?
KOTO&ゆり丸 : そうです!
――ユニット名はどうやって決めたんでしょう。
KOTO : 「シャオ」は中国語で、女の子とかにつける「~ちゃん」みたいな意味なんです。「チャイポン」はゆり丸さんが考えてくれた"ゆり丸語"です(笑)。
ゆり丸 : 私はソロの衣装で日本の国旗を掲げていたりして、和っぽいものが好きだったりするんです。で、KOTOちゃんはチャイナ服や中国が好き。それでニッポンの「ポン」とチャイナの「チャイ」で「チャイポン」にしました(笑)。
――ユニットのテーマなどはありますか?
KOTO : 女の子版の陰陽師がテーマなんです。日本と中国どちらの要素も入れて、イラストやグッズにも「陰陽」のマークを使っていたり。明るい「陽」がゆり丸さんで、暗い「陰」がKOTOの担当です(笑)。
――ユニットは9月25日のKOTOさんの生誕祭でお披露目されるそうですが、そこで発売される「シャオチャイポン」がOTOTOYでも配信されます。こちらは佐々木喫茶さんらしいエレクトロで、かなりアッパーな曲ですよね。
KOTO : ライヴを一番に考えて、「こういうのがいい」っていう意見をメンバーやスタッフさんみんなで出し合って喫茶さんに送って、それを踏まえて作ってもらいました。
ゆり丸 : ソロとはまた違う魅力の「とにかく沸ける曲」っていうのをお願いしました。ソロでやっているお互いの曲も凄くいい曲だし自信も持っているんですけど、ミックスとかが入れにくいのが難点なんです。お客さんからも結構言われるし(笑)。
KOTO : 何回も観て、慣れないとできないんですよね。だから、はじめて観た人も簡単に参加できる曲にしたいなって思いました。この曲はみんなにすぐ「シャオチャイポン」って覚えてもらえると思います(笑)!
ゆり丸 : 何回も言っているからね(笑)。すごくかわいい曲です。
――歌割りはどのように決めていったんですか?
ゆり丸 : 実は今日レコーディングだったんですけど、やりながらだったよね。ベースは喫茶さんが考えてきてくれるけど、「こんな感じはどう?」ってみんなで意見を出しながら決めていきました。
KOTO : この曲ではハモりにも挑戦しているんですけど、ひとりでそういう機会はないので、レコーディングに手こずって思ったより時間がかかりました。ゆり丸さんの声にあわせて低い声を入れたり、逆もあったり。難しかったけど、すごい楽しかったです!
ゆり丸 : 「シャオチャイポン」って叫ぶところも、私がパリピっぽくなっちゃうんですけど、KOTOちゃんはちょっと違うんですよね(笑)。そこも陰陽がいい感じに出ていたり、曲のなかでもふたりのキャラが出ているので、そういう部分も楽しんでほしいですね。
KOTO : 聴いたら声ですぐわかる(笑)。暗いのがKOTOです(笑)!
ゆり丸 : でも、KOTOちゃんなりの大きな声を出しているのがすごい萌えます(笑)。
――レコーディングは、ずっとふたりで同じときにやったんですか?
KOTO : そうですね。同じ部屋に入って、お互いの歌を聴きながら進めました。
ゆり丸 : ソロだとうまくいかなかったりしたときに、絶対に機嫌が悪くなるときがあるんですけど、それが一切なくて楽しくできました。ふたりで溜め込まずに支え合えますからね。
KOTO : ゆり丸さんの声量が、とにかくすごかった。
ゆり丸 : うるさくてごめん(笑)。
KOTO : いやいや、すごく声が通るんですよ! 本当にすごいなって思うので、ライヴで同じエネルギーを出せるようにKOTOもがんばらなきゃって思いました。
ゆり丸 : KOTOちゃんも思ってる以上に声量あるよ(笑)。すごく響いてたもん。
――喫茶さんから、なにかアドバイスはありましたか?
KOTO : ゆり丸さんはなにも言われていなかったんですけど、KOTOだけ「元気出せよ」ってずっと言われていました(笑)。ソロでも言われるんですけど。
ゆり丸 : 私も「弾け丸だよ!」って言ってた(笑)。
KOTO : だから、一緒にやって明るくなりましたね。
シャオチャイポンでメイン・ステージ狙っていきたい
――今後はどんな曲をやりたいですか?
ゆり丸 : ソロでできないことをやりたいので、2人で歌うからこそ表現できるものとか、セリフをいっぱい入れたりしていきたいねって話しています。
KOTO : セリフの掛け合いとかはやってみたいです! あと衣装にあわせて、陰陽師っぽい曲がほしいです。
ゆり丸 : ちょっと和で、中華っぽい要素もある感じの(笑)。わくわくする!
――それをまとめる喫茶さんが大変そうですね(笑)。
KOTO : 喫茶さんにも無茶ぶりしちゃうので、「わからん」って言われる(笑)。だから、これからどんな曲ができてくるのか私たちにもわからないですね。
――ライヴでも、まずはどんどん沸いてほしい?
ゆり丸 : そうですね。あと10月から定期公演もやる予定なんですけど、そこではソロでもお互い出演するので、ソロとユニットの魅力の違いを感じて欲しいです。やはりソロに還元したいっていうのが第一にあるし、絶対にそれぞれ違う楽しさがあるから。あとは、KOTOちゃんは特に1回もユニットをやったことがないから、ずっとソロだと思って今回びっくりした人も多いと思うんです。だから相方として、私も安心してもらえるようなライヴをできるようにがんばらなきゃって思いますね。
KOTO : ユニットを観たらもっとより個々が好きになったっていうのが理想だと思います。ユニットがきっかけでソロも観てみようとか、定期公演も毎回行こうと思う人が増えるようにがんばりたいです。
――定期公演はそれぞれのソロとシャオチャイポンのほかに、ゲストも呼ぶんですよね。
KOTO : 普段ソロを観ない方もぜひきていただきたいので、あまりソロだと対バンできない人とかもお呼びできたらいいなって思っています。
ゆり丸 : いままで自分の主催のときは、なかなか大人数のグループは呼びづらいし、あまり関わりもなかったので、そういう方たちとも仲良くなっていけたらいいなと思いますね。いまは楽屋でもソロ・アイドルとばかり話しちゃうので(笑)。
KOTO : なんとなくソロの方に安心しちゃうんですよね(笑)。
ゆり丸 : グループ以外でも、いままでなかなか共演する機会のなかった界隈の方たちとも関わっていきたいですね。
――KOTOさんはTIFでほかのアイドルとは交流しなかったんですか?
KOTO : ほぼ誰ともしゃべってないです(笑)。たまたま会った人と挨拶するくらいで、淡々と自分のスケジュールをこなしていました。私はすごくコミュ障なので、そのへんはゆり丸さんにお任せしようかな…(笑)。ソロの人とだとすぐ一緒に写真を撮れるんですけど、グループさんだと大変なんです。
ゆり丸 : なかなか声かけづらいからね。でも、がんばって対バンの人と写真撮ってもらおうよ!
――ほかにユニットの活動で考えていることはありますか?
ゆり丸 : どうしても大きなイベントでは、ソロだと小さなステージにされることがほとんどなので。だからまずは、シャオチャイポンでメイン・ステージ狙っていきたいですね。それは目の前の目標にすぎないですけど、ユニットの可能性は無限大なので、みんなと一緒にそれを探していければなって思っていますね。
KOTO : あとシャオチャイポンの制作に関わってくれている人みんなが出ている「喫茶カフェ」っていうスカパーのテレビ番組がはじまったんです。喫茶さんが司会で、アー写を撮っていただいた美月リカさんとKOTOとゆり丸さんもレギュラーで参加させていただいています。こういうところでも、どんどんファミリー感が出てくればいいなって思っています。
ゆり丸 : スカパーで放送されていくので、ぜひ加入してください(笑)。
――一緒にやってみてお互いの印象に変化はありました?
KOTO : やっぱり、ゆり丸はお姉さんだなと思いました。
ゆり丸 : え、私は同い年みたいに感じてた(笑)。3つ違いなんですけどすごくしっかりしているので、あまり感じないですね。
――KOTOさんは、ゆり丸さんのどういうところがお姉さんだと思ったんでしょう。
KOTO : ……なんだろう。
ゆり丸 : 出てこないじゃねーか(笑)!!
KOTO : 違うんです(笑)! いっぱいあるんですけど、例えば私はダメなときにすぐ顔に出ちゃうんです。でもゆり丸さんはあまり出さないこととか。
ゆり丸 : めっちゃ出るよ(笑)!
KOTO : そんなことないです! 私はすぐに顔に出て、誰かにぶつけてしまうから。
――ゆり丸さんは、KOTOさんのどういうところがしっかりしていると思いますか?
ゆり丸 : 普段から、私以上に運営さんの力を借りずになんでもやっちゃうんですよ。大人の力を借りようとしないで、主催のときもほかの出演者さんのケアをしっかりしていて。だからユニットではなんでも言ってほしいし、頼ってほしいですね。
――ふたりはぶつかったりしなさそうですよね。
KOTO : ないですね。性格は真逆だと思うんですけど、目指しているところは同じだと思うし。
ゆり丸 : まだ組んで間もないですけど、お互い言いたいことは言い合って、頼り合いながら活動していきたいですね。
KOTO、kotofolicとゆり丸参加の過去作も好評配信中!!
KOTO
KOTOx佐々木喫茶の6ヶ月連続リリース、SEASON2で配信された全6曲をハイレゾで配信!
KOTO×佐々木喫茶シリーズの第4曲目にリリースした本作。オトトイ限定Verのアレンジを加えたレア音源!!
枚数限定でリリースしたCDが発売日当日に完売してしまった、大人気の楽曲。作詞・作曲はアーティスト、プロデューサー、作曲家など多岐に渡る活躍をしているSAWAが担当。
kotofolic
エムトピ
瑞稀ミキ(ex.みきちゅ)、ミズタマリ(ex.いずこねこ、プラニメ)、平野友里(ex.TAKENOKO▲)で結成された「エムトピ」。瑞稀ミキがレコライドの佐々木喫茶と共作した「前略、ピーラーの前から」をフリー・ダウンロード配信中。
LIVE INFORMATION
KOTO
KOTO3rdワンマンLIVE~目指す最上階~
2016年9月26日(月)@代官山UNIT
OPEN 18:00 / START 19:00
シャオチャイポン
2016年10月6日(木)@渋谷eggman
2016年10月10日(月・祝)@札幌mole
2016年10月12日(水)@渋谷eggman
2016年10月20日(木)@新宿NINE SPICES
PROFILE
シャオチャイポン
KOTOと平野友里の新ユニット。
シャオチャイポンTwitter
KOTOオフィシャルサイト
平野友里オフィシャルサイト