2014/02/18 00:00

シュールな極太ビートが東京のシーンに革命を起こす!?ーースライディングが普通の歩き方、ライヴ会場限定デモを配信開始!

とんでもない奴らが、東京のシーンに現れた! その名も、“スライディングが普通の歩き方”。覚えやすいのか、覚えにくいのか… なんだかよくわからないそのバンド名。しかしインパクトがあるのはバンド名のみならず! 2010年結成の9人組、現役大学生の彼らが放つのはバンド・サウンドに乗る2MCのヒップホップ・スタイル。とにかくシュールでクールにうねるグルーヴにハマる中毒者多数とか。東京のシーンに鋭角で切り込んで、風穴を空けるかも!? OTOTOYでは彼らの1st DEMO『Are you Sure?』を配信開始。いまからチェックしておいて、絶対に損はないです!

ライヴ会場限定デモ音源を配信開始!!

スライディングが普通の歩き方 / Are you Sure?
【価格】
mp3、WAVともに 単曲 100円 / まとめ購入 500円

【Track List】
1. Panic Picnic / 2. 腐海 / 3. 小学校 / 4. action / 5. スライディングが普通の歩き方in da house / 6. Blackman is Power / 7. No love father in blue sky nocturne / 8. しゃもじ


「Panic Picnic」PV

いい意味でふざけていて、でもふざけすぎていない

左から、ill & il、BIG HEAD、EDISON、young suck kick、ORKII、チェロキー、Frogマン、本田 創丸

まずバンド名を見たとき、そして聴きはじめたとき、「あー、奇をてらったタイプのバンドかな?」と思わされた。それは時に武器となるが、自らを苦しめる枷ともなる。そしていままでも、ロックをベースにし、ヒップホップやダブを取り込んだ、ミクスチャー的ポジションのバンドは数多くいた。だが、その中でもこのバンド、“スライディングが普通の歩き方”は、特にバランス感覚がいいと感じた。いい意味でふざけていて、でもふざけすぎていない… そのさじ加減が非常に上手い。

9人という大所帯のメンバー構成だが、まず各々のパートが謎に満ちている。「ルービックキューブ」「表現」「髪型」「野菜」「本田」などなど… 一体これはなに!? と突っ込みどころ満載だ。そんなコミック・バンドっぽさを漂わせながらも、流石は大所帯バンド。各々の嗜好、音楽的なバックボーンも必然的に多様になり、そのおかげか、すくない曲数でありながらも、音楽の振り幅がとても広い。M-4「action」のようなユルい脱力系、M-2「腐海」のようなずっしりとしたドープな曲、M-1「Panic Picnic」のようなサンプラーを巧みに用いたトリッピーな曲までさまざま。時にスチャダラパーを、またある時はRIP SLYMEを、そしてRHYMESTERやマボロシまでもを彷彿とさせる。一見カオスな並びだが、本作を通して聴くと、バシッと彼ららしい色が見えてくるから驚きだ。


しゃもじ(at SIERRA RESORT)

その色を出す要素として、まずトラックの作り込みがしっかりしていることがあるだろう。トリッキーなサンプラーや管楽器を入れる場所が絶妙。また2MCの掛け合いも、ハイトーンでクセのある声と渋く安定感のある声と、両者ベクトルの違う特徴があり、聴いていておもしろい。

そしてリリックには、前項にも書いた、「ふざけているのに、ふざけすぎていない」という彼らの表現の核が特に色濃く反映されているように思う。ただ耳当たりのいいライムを書き連ねるのではなく、しかるべきヒップホップのマナーのようなものを守っているのにユニークな歌詞。たとえば、ドラえもんを<エレクトリックなタヌキ>と表現したり、<人身売買の時代にバイバイ 代わりにブラックの時代の再来>といったブラック・ユーモアや、普通の男の子になりたい“しゃもじ”の心境… など、どこか抜けているのにカッコイイ。言葉のセンスが秀逸なのだ。そんな、「クラスではお調子者だけど、本当はかなり頭が良いヤツ」的な表面と中身のギャップにグッとつかまれる。そのバランスも全て計算では? とまで思わされる。

1st Demoにしてこのクオリティ。“奇をてらった”スタンスは、彼らにとっては強い武器となるだろう。メンバーは現役大学生というまだまだ若い才能。これからの展望にも大いに期待できそうだ。

この捻くれた優等生たちが、これからどうふざけてくれるのか、たのしみでならない。(text by 吉川桃香)

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トリプルファイヤー / スキルアップ

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LIVE INFORMATION

2014年3月8日(土)@東高円寺二万電圧

みんなの戦艦2014
2014年3月21日(金)@六本木スーパーデラックス

PROFILE

スライディングが普通の歩き方

2010年に東京で結成されたグルーヴ・ポップの新星。

重厚かつ軽妙なドラム・ビートに、ブラックでうねりのあるベース・サウンドが絡むカラフルなビート感覚。エッジの効いた粘りあるギター・ループと、煌びやかなシンセサイザーとが作り出すトリッピーな音響世界をバックに、2MCから放たれるリリック達が溢れ踊る。

洗練され、一切の無駄が排除された彼等のサウンド・ライヴ・パフォーマンスは、東京の音楽シーンを席巻する。

>>OFFICIAL HP

この記事の筆者
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