1990年神戸生まれのトラック・メイカー、tofubeatsが2011年にリリースしたアナログ『水星』の配信ver.が登場。しかも、オトトイでは24bit/48kHzの高音質WAVで配信! FPMやMotownコンピなど数多くの素晴らしいリミックス・ワークスに続き、単独シングルを発表したtofubeats渾身のEPは、この夏に忘れられないスーパー・アンセミック・チューン! アーバンでメロウとはこのことを言うのだ!

夏に向けたポップ・チューンが到着! 絶対に、高音質がおすすめ!!!

tofubeats / 水星

【配信形態】
mp3、HQD(24bit/48kHzのWAV) 単曲 : 200円 / アルバム : 600円

配信ヴァージョンにはオリジナル・ミックスのほか、同曲のビデオ・クリップに出演している仮谷せいらが参加した清涼感たっぷりのボーカル・ヴァージョン「水星 (Young & Fresh mix)」や、tofubeatsの大学での同級生であるトラック・メイカーthamesbeatのリミックス、仮谷せいらバージョンとオリジナル・ヴァージョンのマッシュ・アップ、インスト、アカペラも収録。ジャケットはtofubeatsと同い年の大阪在住イラストレーター、MEMOのイラストが使用されている。

彼の音楽に秘められた熱量だけは伝わってほしい

新世代のトラック・メイカーとして各所から熱い視線を集めているtofubeats。昨年リリースされた12インチEP『水星』はアナログ版ながら3度のプレスを重ねる人気作となったが、今回そんな『水星』に新たなミックスを加えたデジタル版がリリースされ、OTOTOYでもついに配信スタートとなった。オノマトペ大臣をボーカルに迎えたオリジナル・トラックはもちろん、リミックスやマッシュ・アップ、果てはアカペラまでも含む7バージョンが収録された豪華版だ。

まずは何と言ってもオリジナル・トラックが素敵。ポップだけどどこかアンニュイな雰囲気があって、筆者はオール明けのちょっと憂鬱な感じを思い出す。ゆらゆらと脱力しながら音の海を漂っているような、なんて言うと大げさだが、とにかく何の力みもなく聴けるのがいい。だから何度聴いても飽きがこないし、聴けば聴くほど心地よくなるのだ。

それから今回のデジタル版で初収録された「Young & Fresh mix」もこれまた素敵。このミックスでボーカルをつとめたのは『水星』のPVにも登場する仮谷せいらだが、彼女の飾らない歌声がトラックの気だるさと絶妙にマッチしていて、なぜだか少し切なくなる。ほかにも往年のディスコを思わせる熱いミックスが収録されるなど、バラエティに富んだEPとなった。

実はiTunes Music Storeのアルバム総合チャートで1位を獲得する快挙も果たしているデジタル版『水星』。レーベルを経由しない小規模な音源が総合チャートで1位をとってしまうというのは、ちょっとした事件と言ってもいいはずだ。思えば水星(文字どおり惑星としての水星)は太陽系でいちばん小さな星であると同時に、きわめて表面温度の高い星でもあった。そしてこの「小さいが熱い」というのは、いまのtofubeatsのポジションと勢いをよく表すキーワードなのかもしれない。なんて、これはただのこじ付けにすぎないにしても、とにかく彼の音楽に秘められた熱量だけはどうか伝わってほしいと思う。(アンドレ川島)

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都会の夜を甘く疾走する“媚薬ヴォイス”。ナビゲーターは稀代のレコード蒐集家とクラブの遊び仲間たち。夏のクールネス、夜の匂い、湾岸のドライブ、パーティーのざわめきを封じ込めた2010年代の「シティ・ミュージック」。キャリア最高傑作。オリジナル作品としては実に5年ぶりとなる一十三十一、待望のニュー・アルバムがビルボードよりリリース。プロデューサーはレコード蒐集家/DJとしても知られる「流線形」のクニモンド瀧口、そしてドリーミーなサウンドで人気のトラックメーカーDORIANと、横浜をベースに活動する湾岸音楽クルー「Pan Pacific Playa」のギタリストKashif a.k.a STRINGSBURNを共作者に迎えた。

Fragment / Narrow Cosmos 104

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PROFILE

tofubeats
1990年生まれ、神戸市内在住のトラック・メイカー/DJ。インターネットでの音源公開を中心に活動を開始し、現在は公式にFPM、9nine、佐々木希、ももいろクローバーなど多数アーティストのリミックスを手がける。他にもtengal6のシングル「プチャヘンザ!」のプロデュースなど精力的に活動中。2012年初頭にはオノマトペ大臣と『水星EP』を12インチ・レコードでリリース。

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