ANIMAの石川ユウイチ、SOURの高橋ケ無、そしてエリーニョの3者による即興演奏音源『Session with photograph exhibition』が届いた。少しばかりややこしい経緯がある作品なので詳しくは本人達の発言に目を通して頂きたいのだが、これは写真家・鎌倉真希の個展『三年組曲~エリーニョのために』への提供曲としてレコーディングされたものであり、作品の被写体でもあるエリーニョの希望によって実現したこのセッションは、展示作品へのエリーニョからのレスポンスといった意味合いもあるようだ。しかし、そもそも会場の空間演出を目的としたこのセッションは、結果としてそれぞれの無意識化に眠っていた演奏家としての資質を引き出すことにもなったようだ。BGMと呼ぶにはあまりにスリリングな展開で溢れた3者の共演を、ぜひお好みのシチュエーションで楽しんでみてほしい。

インタビュー&文 : 渡辺 裕也

展示作品からインスパイアされた4曲が見せるさまざまな景色

エリーニョ×石川ユウイチ(ANIMA)×高橋ケ無(SOUR) / Session with photograph exhibition

エリーニョ、石川ユウイチ(ANIMA)、高橋ケ無(SOUR)により即興演奏で公開レコーディングされ、写真家の鎌倉真希の個展で使用された本作。まるで鎌倉真希の作品に音を与え、全ての五感を刺激するスリリングな作品。OTOTOYで先行配信開始。


【Track List】
1. 不確かな朝 2009
2. 私の定点 2009
3. 遮断中 2010
4. 続きのような対話 2011


60分です。まったくそのままです。

——今回の作品は、写真家の鎌倉真希さんの個展で使用するBGMを作るという目的で作られたのだそうですね。

石川ユウイチ(以下、石川) : はい。その個展はすべてエリーニョを撮った写真を展示したものだったんです。昔から彼女達は交流があって。
エリーニョ : 真希ちゃんはこれまで何年もの間、私の写真を撮ってくれているんです。そこでその撮りためた私の写真だけで作品展をやりたいと提案されて。ちょっと変わった蜂蜜屋さんのギャラリーで、4つのフロアに分けて写真を飾ったんです。そこで使うBGMを作ってほしいと彼女から言われて、今回のものを作ったんですけど、その前にもこの3人には浅い歴史があって、ね(笑)。
高橋ケ無(以下、高橋) : 去年の3月からだね。
エリーニョ : いや、その前に対バンした時からだよ。私が弾き語りをやった時に一緒だったのが、ケンさんがSOURとは別でやっている嘔吐っていうバンドで。
高橋 : そう、その時に「今度一緒にやりたいね」みたいな話になったんだよね。で、去年の3月に渋谷ラッシュでやることになったんです。

(左から) 石川ユウイチ / 高橋ケ無 / エリーニョ

——もともとはこの音源ありきではなく、この3人で演奏する約束をしていたところから始まったんですね。

高橋 : そう。テーマも何もない、完全な即興。3人で合わせるのもそのステージ上が初っていう状態でやったんです。つまりスタジオにも入ってないし、リハもなし。本番だけの喧嘩をしようっていう企画で(笑)。そうしたら、30分の枠をもらったのに50分も演奏が続いちゃって。それが去年の3月の話で、今回の音源のレコーディングが今年の2月。僕らは今までその2回しか一緒に演奏したことがないんです。

——レコーディングに合わせたリハも一切なし?

エリーニョ : まったくないです。レコーディングも去年初めて一緒に演奏した時と同じコンセプトでやったから。その去年のライヴも録音してあるんですけど、それがすごくよくて、もう1回やりたいなと思っていた時に、ちょうどこのBGMの話が出たので、じゃあこの3人でレコーディングしようと。

——鎌倉さんから音源に対する要望は特になかったんですか?

エリーニョ : 「BGMがほしいから何か考えてみて」と言われたので、その去年のライヴ音源を彼女に聴いてもらったんです。あとは、展示会のテーマが4つのフロア毎にわかれていたので、それだけ教えてもらいました。
石川 : 決まっていたのはその4テーマ分の音源を録ろうということだけですね。

——撮影者がテーマを決めて、被写体が自ら演奏してBGMを作ると言うのはとてもユニークな試みですよね。サウンドのイメージを定めるのもすごく難しそうな感じもしますが、実際はどうでしたか?

エリーニョ : 私、これまで2枚アルバムを出しているんですけど、そのジャケ写も彼女が撮ってくれたもので、それも飾られていたし、4フロアが撮影した時間軸に沿って分けられていたから、その時々の自分の気持ちもうまくテーマ毎にはっきりしていたんです。だから雰囲気はなんとなく掴めていました。

——インディーで活動しながら、これだけ長い期間に渡って撮影され続けているミュージシャンもそうはいないと思うんですよ。しかもライヴとかの記録写真ではなく、被写体として共に作品を形にしているわけですから、お二人の関係って、いわば創作パートナーに近いものなのかなと思って。

エリーニョ : それはそうですね。ケンさんがやっている嘔吐っていうバンドは映像と演奏を同時にやっているんですけど、それと近い感じだと思います。私達は写真と音楽で一緒に何かやろうと常々思ってきたから。でもライヴ中に後ろでスライド・ショーを流してもしょうがないしね(笑)。
高橋 : 写真と音楽のコラボだと、写真が音楽に追従する形になりがちじゃないですか。映像だと時間軸があるから音楽と同期しやすいけど、写真は動かないものだから、その辺りは難しいなと思ったけどね。

エリーニョ

——そういう意味でも、高橋さんと石川さんの場合は、エリーニョさんとはまた違った距離感があったと思うのですが。

高橋 : そうですね。彼女は被写体も兼ねているわけだから。俺は投げられた4部構成の写真のイメージをそのまま吐き出そうというスタンスで臨みました。
石川 : 僕もまさにそうですね。

——そこでみなさんは空間演出を目的とした即興での音源制作に臨んだ訳ですが、作り込んだ楽曲を提供しようという考えはまったくなかったのでしょうか? エリーニョさんはちょうど新譜のリリース・タイミングでもあったわけですから、その新譜や未収録曲などを使ってもおかしくはなかったと思うんですよ。

エリーニョ : 被写体は私でも作品は彼女のものですから、自分の曲を流して自分を出してもしょうがないので。だから歌詞もつけなかった。展示場で言葉が流れると雰囲気を決めつけちゃう感じがすると思ったし、その時々の思いを撮った写真だから、音楽も即興がいいなと思ったんです。
高橋 : 曲を作るとその経過がうまれるじゃないですか。それが何度も繰り返されて曲が固まっていくんだけど、今回はまず写真展ありきだから、そこに作り込んだ曲を乗せてしまうのは違うんじゃないかと思って。だからある程度は漠然としたものの方がよかった。写真をイメージするんじゃなくて、写真を飾られている場所をイメージしてやったからね。さっき空間演出とおっしゃってましたけど、まさにそこに重きを置いたんです。

——ボーカルもかなり抑制が効いていますね。

エリーニョ : というよりも、声を楽器として使った感じですね。

——エリーニョさんは引き込む力が強い声をお持ちなので、展示会の雰囲気を引っ張らないいためにあえて抑えたのかと思ったんですが。

エリーニョ : それはまったくなかったです。今回はみんないろんな楽器をその場の思いつきで鳴らしているんですけど、私はその中のひとつとして声を使ったというだけで。
高橋 : 面白いのは、漠然とした感じで演奏していても、声が入ってくると一気に焦点が絞られていくんですよ。それに歌詞があろうとなかろうとね。

——では、この3人でやったら面白いだろうという考えに至った、根源にはなにがあったのでしょう?

石川 : 初めて3人で演奏してみた時に、ものすごく強いエネルギーを感じたんですよ。
高橋 : そう。エネルギーっていうのはひとつのテーマになっていたかもしれないね。
石川 : プレイヤーとしてこういう演奏をしようみたいな感じではなくて、その場でなにが出てくるのかを楽しみたいという気持ちで演奏したんです。それを後になって聞いてみたら想像以上のものになっていたんですよね。自分の中の知らなかった部分も発見できたし。
エリーニョ : それケンさんも言ってましたよね?
高橋 : ちゃんと鍵盤と一緒にやるのもこれが初めてだったんだよ。変な話だけど、鍵盤を弾く人って大抵真面目じゃない? だから真面目じゃない鍵盤奏者とやってみたかったんだよね(笑)。
エリーニョ : (笑)。でも言ってることはよくわかります。

——それは興味深い話ですね。

高橋 : 僕らくらいの歳になるまで鍵盤をずっとやってきた人って、小さい頃からピアノに取り組んできた人が多いじゃないですか。そういう人達と何回かセッションしたことはあるんだけど、どうしても殻から出られない人が多くて。

——それは学術的な意味で?

高橋 : そうそう。まあ、僕が知っている人がたまたまそうだっただけかもしれないですけど。で、エリーニョはそうじゃないだろうなと思って。自分と近いものも感じていたんですよね。

高橋ケ無

——でも、エリーニョさんもしっかりとしたピアノの素養はある人でしょ?

エリーニョ : 不真面目ですよ、私は(笑)。でも、今のケンさんの話はその通りだと思った。
高橋 : 鍵盤を弾きながら歌う人って、歌ではすごく感情を出すんだけど、ピアノではそこをセーブするんですよね。彼女はピアノも歌も暴れる時があるから(笑)。そういう人は珍しいよ。

——小さい頃からピアノを習っていれば音感も磨かれますから、そういう意味で神経質になることもありますよね。

高橋 : そうそう(笑)。
エリーニョ : そうなんだ?

——エリーニョさんはあまり気にしない?

エリーニョ : むしろ気にしろと言われる方ですね(笑)。
高橋 : 確かに石川くんとの間でそういうやりとりを見たな(笑)。僕らの3人の立ち位置を簡単に言うと、エリーニョと俺が基本的には遊んでいて、その様子を見ながらどっしりと構えてくれているのが石川くん。だから石川くんはお母さん役だね(笑)。俺は二人がどういう演奏をしてくるかをあまりイメージしていなかったんですけど、実際にライヴをやってみたらそういう関係がすぐにできたから、面白かったね。特に石川くんに関しては、その時がほとんどはじめましてだったから。僕はエリーニョと対決するつもりで臨んだけど、石川くんはセッションが始まって最初の2分くらいで、自分と戦うタイプではないなとすぐ分かった。バランスを見てくれる人だなって。
石川 : この二人は僕と比べてずっとアクが強いんですよ(笑)。その二人と演奏しながら音を聴いていると、自分の違うところが見えてきて。二人の音を聴きながら演奏するのが僕は面白かった。

視覚に聴覚が勝る瞬間っていうのがすごく面白いと思うんですよ

——レコーディングを公開でやることにしたのはなぜでしょう?

エリーニョ : えーと、見られていた方がテンション上がるから(笑)?
高橋 : 見られているっていう意識はあった方が面白いよね。
エリーニョ : 元々リハなしのライヴありきで組んだ3人だから、レコーディングもそういう形でやった方がいいなと思って。
高橋 : 3人それぞれブースに入るような録り方は他でやればいいわけだし。
石川 : それをやると考えちゃうからね。

——失敗の許されない環境に身を置いて録ったものが、後日展示会で流れたわけじゃないですか。きっと3人の予期していないものがたくさん散らばった音源でもあると思うんですが、どうでしたか。

エリーニョ : 「わー、ここ、ひどいね! あははは! 」みたいな感じかな(笑)。
石川 : 演奏している最中は写真のことは頭から離れていたな。それよりも意識が音に寄っていったよね。
高橋 : 4つのテーマはもちろん念頭にあったけど、写真展のことは頭から離れていたよね。

——このやり方だと、もしかすると鎌倉さんの視点と大幅にずれた仕上がりになるリスクだってあったわけじゃないですか。

エリーニョ : 私はその心配はしていなかったですね。今まで真希ちゃんと一緒に作ってきたものと同様に、彼女が気にいってくれるようなものが必ず出来るだろうと思ってた。実際に写真展に来てくれた人達からもよい反応がもらえていたらしいし。それこそ、音源がほしいっていう意見があったんだって。
高橋 : そうだったんだ(笑)。
エリーニョ : 公開レコーディングに来てくれた人達も興奮してくれてたし、あの時の空気感もすごかったからね。

石川ユウイチ

——レコーディングの現場ってミュージシャンにとっては日常にあるものでしょうけど、そこに聴き手が入場する時って、すごく不思議な感覚だったと思います。普段のライヴに行って楽しかったっていうのとはまた違ったでしょうね。

高橋 : 俺は見ている人達のことも意識しながらパフォーマンスしていたところもありました。張り詰めた雰囲気にしたいという意図はありました。始まるまでは、出入り自由だし、ラフに楽しんでもらえればっていうスタンスだったんだけど、始まったらそうしたくなって(笑)。

——4曲でトータル60分という長さですが、レコーディングに割いた時間は実質どのくらいだったんですか?

エリーニョ : 60分です。まったくそのままです。

——わ。ぶっ通しで録ったんだ。

高橋 : 構成もなにも決めずにやるわけだけど、時間は意識しないと、去年のライヴみたいに気づいたら1曲が50分みたいなことになりかねなかったから(笑)。なにか合図になるように、メトロノームを15分置きに鳴らしたんです。その音が音源にも入っているんですけど、結果的にはそれがすごくよい感じになってるよね。
エリーニョ : あのメトロノームの音が、4つのフロアの階段を上っていくイメージになったよね(笑)。
高橋 : 実際、メトロノームの合図がなかったら、何分演奏を続けてたかわかんないよね。スタジオも天井が高くて、コンクリート打ちっぱなしなんですけど、なんか時間の概念がわからなくなっていくような不思議な場所で。あと、1曲目は「朝」という言葉がテーマに挙げられていたので、だらっとした感じでやりたいなと思ってました。

——「不確かな朝」ですね。では、2曲目の「私の定点」はどうでしょう。この「私」というのは被写体であるエリーニョさんを指したものなのでしょうか? それとも撮影者の鎌倉さんから見たものなのでしょうか?

エリーニョ : なるほど。私なにも考えてなかったな(笑)。
高橋 : でも今回は被写体が音楽を作っているわけでしょ? だからこれはやっぱりエリーニョになるんじゃないかな。それが写真の中のエリーニョなのか、歌っているエリーニョなのかはわからないけどね。

——では、他のお二人からするとあくまで演奏の軸にいるのはエリーニョさんだという意識があったんでしょうか?

高橋 : 基本的にはそのつもりでしたね。だからといって際立たせるつもりだったわけではなく、むしろ潰すつもりで行くんですけど(笑)。与えられたテーマに関しても、3人でイメージを擦り寄らせたりはまったくしなかったんです。とにかく即興を重視したかったし、そんなにずれも生まれないと思っていたので。

——先程から高橋さんはエリーニョさんに対して戦う姿勢で臨んでいると言ってますけど、エリーニョさんはどうですか? 潰し返す感じ?

エリーニョ : そうですね(笑)。
高橋 : どちらかが喧嘩を仕掛けるところから始まっていくんです(笑)。そうすると必ず打ち返してくるからね。僕とエリーニョがアタック感の強い音を出して、石川くんがサスティーンで包むみたいな感じかな(笑)。

——今回こうやってリリースされるということは、同時に個展のBGMというものから楽曲が独立するということにもなりますよね。

高橋 : そうですね。いろんなシチュエーションで聞いてもらえたらいいけど。その場限りの感情を記録したものだから、僕にとってこの音源は過去のものではあるし。
石川 : イメージを固定したくはないから、音源として独立するのは嬉しいことですね。
高橋 : 聴いていくと、60分の中からどうしても浮かび上がってくる部分が出てきますよね。そういうものって聴いているその場のシチュエーションとリンクしていったりすることがよくある。視覚に聴覚が勝る瞬間っていうのがすごく面白いと思うんですよ。この音源もそういう聴き方をされたら嬉しいですね。

INFORMATION

2011年8月6日(土)
『Session with photograph exhibition』リリース・セッション@Ustream

出演 : エリーニョ×石川ユウイチ(ANIMA)×高橋ケ無(SOUR)
場所 : Ustreamのみの生中継
時間 : 23:00〜翌1:00(予定)

【USTREAM URL】http://www.ustream.tv/channel/eri-nyo
※詳しくは特設サイトにて随時お知らせいたします。

RECOMMEND

エリーニョ / ヒヨコと猫の鳴いた、ココにある日常的。

2009年を生きる若者のとある一日をストーリー仕立てに、エリーニョがちっぽけで最高な仲間たち(The Sweetest Friends)と共に満を持して作り上げた 私小説的1st album。

ANIMA / シャガール(HQD Ver.)

HEADZ初の本格派ロック・バンドANIMA。サイケデリックなサウンドとせつないメロディーをキー・ワードに彼らの楽曲の魅力が十二分に発揮されたセカンド・フル・アルバムが益子樹(ROVO/ASLN)の全面プロデュースによって完成。ストーン・ローゼズ、モリッシー、シューゲイザー、初期レディオヘッド、フィッシュマンズ、かせきさいだぁを繋ぐ、奇跡のロック・アルバムの登場!! 本作はHQDヴァージョン。

SOUR / WATER FLAVOR EP(HQD)

2009年6月にリリースされたミニ・アルバム『WATER FLAVER EP』を、高音質(24bit/48KHz)のHQDファイルで配信開始しました。プロデューサーはミト(クラムボン)、エンジニアは高橋健太郎。発せられる声や音のひとつひとつが自然に、そして確実に耳に入ってくる、やわらかで繊細な作品です。HQD版には「日々の音色」のアコースティック・ヴァージョンも収録。よりシンプルになった「日々の音色」が聴けるのはOTOTOYだけです。

PROFILE

エリーニョ
エリーニョ(vo.piano)
3月4日、東京生まれ。4歳よりクラシック・ピアノを始める。'04年よりピアノ・ボーカルとしてバンド活動を開始。'09年にソロ・ユニット『エリーニョ&The Sweetest friends』をスタートし、10月に1st album『ヒヨコと猫の鳴いた、ココにある日常的。』をリリース。'11年2月には2nd album『コンクリート下の水母について』をリリースし、CDの盤のみを販売する“真空パック水母パッケージ”が話題を呼ぶ。韓国(空中キャンプ)でライブを行うなど、活動範囲を広めている。個性的な歌声と、唄うピアノ、人間味溢れるライブ、そして多彩な要素を持つ楽曲で浮かび上がる歌の歌詞が共感を呼んでいる。
official HP

石川ユウイチ(Gt/ANIMA)
ANIMA/エリーニョ&The Sweetest Friendsのギタリスト。

ANIMA
<ANIMA>
2006年夏結成。音楽批評家・佐々木敦に送った『ナイトサファリ』収録の「シーラカンス」がきっかけとなりHEADZと出会い、2009年より音源制作を開始。ROVO益子樹氏をエンジニアに迎え、浮遊感漂う新たなANIMAサウンドを構築していった。そして7月、HEADZ内レーベルWEATHERより1st mini Album『月も見えない五つの窓で』をリリース。2010年3月、自主企画"金曜日のライオンハート"で始めて披露した「バレーボール」に益子氏が共鳴、バンドの持つ陶酔感を軸とした2nd Albumの構想に取り掛かる。年が明けた2011年、益子氏プロデュースのもと、2nd Album『シャガール』完成!
official HP

高橋ケ無(Dr/SOUR)
SOUR/嘔吐/あなた、どうしてのドラマー。
ダダイスム、コラージュ、ジャンクアート、どうでもいいパンク、トイザらスに影響を受け、音楽活動を始める。

SOUR
<SOUR>
都会的且つオーガニック、タイト且つメロウ、研ぎ澄まされた心地よさを奏でる3ピース・バンド。2010年、完全セルフ・プロデュースの3rdAlbum「アンサンブル」をリリース。twitterと連動したインタラクティヴ・ミュージック・ビデオ「映し鏡」を公開するなど更に活動の幅を広げている。
official HP
<あなた、どうして>
nenem、What's Love? のベーシスト右田と、uhnellysのkimが中心となり始まった「あなた、どうして」。パーカッションにマッキー(ex.massimo)、ガット・ギターにチカオ(soothe)、ドラムに高橋ケ無(SOUR)が加入し、2010年より本格的に活動を開始。ブレイク・ビーツをベースにし、新しいクラブ・ミュージックに果敢に挑戦している。
official HP

o

はてブに追加
 
この記事へのツイート
 
@eriinyoオトトイインタビューページ  ( #erinyo live at http://ustre.am/gZQR)
2011/07/09 00:57:48
@kamacrascope音はまだ進展してます RT @ototoy_info: 写真家の鎌倉真希の個展で使用され、即興演奏で公開レコーディングされたエリーニョ×石川ユウイチ(ANIMA)×高橋ケ無 (SOUR)の音源がOTOTOYで先行配信! http://t.co/TUYUPNe #ototoy
2011/07/04 10:14:00
@Ishikawagt2月に行った公開レコーディングの配信が始まります。それに先駆けインタビュー記事がアップされました!
2011/07/03 22:31:17
@sour_ken2月に公開レコーディングした音源です。かなり面白い感じに仕上がったので聴いてみてね! ototoyにて先行配信です。インタビューなども。エリーニョ×石川ユウイチ(ANIMA)×高橋ケ無 (SOUR)http://t.co/WlPaig4 #ototoy
2011/07/03 22:22:11
@trust_shopです! RT @ototoy_info: 写真家の鎌倉真希の個展で使用され、即興演奏で公開レコーディングされたエリーニョ×石川ユウイチ(ANIMA)×高橋ケ無 (SOUR)の音源がOTOTOYで先行配信開始! http://t.co/WlPaig4 #ototoy
2011/07/03 21:45:42
"Close Up"の最新アーカイヴ
The Flickers『WAVEMENT』インタビュー
[CLOSEUP]・2012年05月12日・ The Flickers INTERVIEW ロックンロール〜ポストパンク・リヴァイヴァルから、その発展形としてのニュー・レイヴ、さらにはエレクトロ、そしてよりメロディを重視した80年代エレクトロ・ポップへの回帰。そんな2000年代をリアルタイムで経験し、その先で何を鳴らすか? The Flickersというバンドは、そんな音楽的な地平に立っているバンドである。そこで彼らが選んだのは、ガレージ・ロックのテンションで、焦燥と狂騒のダンス・ビートを鳴らすこと。特に、バンドの中心である安島裕輔にとっては、それこそが世界とつながる手段であり、その極端な性格が、そのままバンドの個性となっている。こういうバンドは、強い。昨年末に発表された1stミニ『WONDERGROUND』に続く、2ndミニにして初の全国流通盤『WAVEMENT』で本格的なスタートを切る3人に、これまでの活動と現在地を語ってもらった。 インタビュー&文 : 金子厚武 The Flickers / WAVEMENT「ガレージ・ロック・リヴァイバル×エレクトロ・ポップ」…期待の3ピース・ロック・バンドの2ndミニ・アルバム『WAVEMENT』が完成
by 金子 厚武
きのこ帝国 デビュー・アルバム『渦になる』インタビュー
[CLOSEUP]・2012年05月11日・ 個人的に、サイケデリックなバンドは大好きなのだが、近年のシューゲイザー・リバイバルと呼ばれるようなバンドでいいと思えるものは少なかった。では、その差が何なのかと考えてみると、それは音に必然性があるかどうかの違いなのだと思う。つまり、スタイルとしてではなく、思想が音になっているかどうか、そこがポイントなのだ。そして、きのこ帝国というバンドは、間違いなく思想が音になっているバンドである。現代の若者のほとんどがどこかに抱えているであろうある種の諦念が感じられる一方で、生きることに対する情念にも近い固執があり、その二つが摩擦を起こすことによって生まれるノイズこそが、きのこ帝国が生み出す音の正体なのだろう。だからこそ、きのこ帝国というバンドはスペシャルであり、こういうバンドこそが、誰かにとってのかけがえのない存在になる資格を持っている。デビュー・アルバム『渦になる』、ぜひ聴いてみてほしい。 インタビュー&文 : 金子厚武 待望のデビュー・アルバムが登場きのこ帝国 / 渦になる'【価格】''単曲200円 / アルバム1200円きのこ帝国が結成されたのは、2007年。同じ大学に通っていた、佐藤(Gt,Vo)、あーちゃ
by 金子 厚武
オワリカラ『Q&A』インタビュー
[CLOSEUP]・2012年05月09日・ タカハシヒョウリ INTERVIEW 「まだ成長しているぞ」とは、画家のルノワールが亡くなる直前に言ったことばらしい。いやー、オワリカラも、確実に成長しているぞ。3月にライヴ会場限定販売の「さよなら女王陛下e.p.」を出してはや2カ月、3枚目のアルバム『Q&A』をリリース!『ドアたち』『イギー・ポップと讃美歌』よりもポジティブで、キャッチーで、「うた」と「ダンス」が際立ったアルバムとなっている。前回に続き、ボーカル&ギターのタカハシヒョウリにアルバムのキモ、彼にとっての「うた」とは、こころの奥底などを聞いた。見えてきたのは勇気と男気と器!? インタビュー&文 : 福アニー オワリカラ / Q&Aオワリカラのニュー・アルバムが完成! 歌とダンスが前面に押し出され、さらにスケールアップしたバンド・サウンドが展開されている。また共同プロデュースには、東京事変やフジファブリックなどを手掛けたレコーディング・エンジニアの井上うにが参加。より開かれたオワリカラが用意した解答編的マスターピース全11曲。1. GO / 2. ちぎってはなげる / 3. サバビアパンクロックパーティー / 4. さよなら女王陛下 / 5.
by 福 アニー
Tam Tam『meteorite』
[CLOSEUP]・2012年05月03日・ ダブ、レゲエの歴史的系譜に続く本格派バンド、Tam Tamがデビュー!! 新鋭現る。これこそミュート・ビートを出発点として30年に亘る変遷を辿っていった日本のダブ・バンドにおける最新形態だろう。ジャマイカでルーツを育み、クラブ・ミュージックを通過しながらダブ・ステップなどに派生していったのが現在のダブだとしたら、このTam Tamが鳴らすのはそうした最新のビート・メイカーからの反響をバンド・アンサンブルに加えつつ、オーセンティックなソング・ライティングを基調とさせたサウンド・コラージュであり、その最もポップな形を提示したのが、彼らのファースト・フル・アルバム『meteorite』だ。そう、なによりもこの『meteorite』というタイトルこそ、このバンドがダブ/レゲエの歴史的系譜に続く本格派であることを物語っている。すなわちそれはサイエンス・フィクション。詳しくはぜひ以下の鼎談に最後まで目を通していただきたい。 今回はバンドからフロント・マンの黒田さとみとベースの小林樹音に加え、本作のプロデュースを手がけたHAKASE-SUN(リトルテンポ、ex フィッシュマンズ)をお招きし、『meteorite』の制作
by 渡辺 裕也
REVIVE JAPAN WITH MUSIC
[CLOSEUP]・2012年05月02日・ 2011年3月11日以降、OTOTOYでは『REVIVE JAPAN WITH MUSIC』と題し、音楽やカルチャーに関わるもの達が、原発に対してどのような考えを持ち、どうやって復興を目指しているのかをインタビューで紹介してきた。 そして今回、自身のバンド、ASIAN KUNG-FU GENERATIONだけでなく、音楽フェス「NANO-MUGEN FES.」を主催、レーベル&音楽ウェブ・サイト「only in dreams」を運営、そして新聞「FUTURE TIMES」を敢行し、震災後、最も発言が注目されるミュージシャン後藤正文に遂にインタビューをすることができた。 僕自身も、バンドLimited Express (has gone?)や音楽フェス「BOROFESTA」、レーベル「JUNK Lab Records」、そしてwebメディア「OTOTOY」を行っていることもあって、彼は同志であり、彼の活動は、指標であった。特にTheFutureTimesは、2011年夏に創刊準備号、そして冬に創刊号が発行され、切り口が未来のエネルギー施策や未来への生活の提案等、批評や否定だけになっておらず、それこそ本企画『
by JJ
Drakskip『それでも舵を取る –Steering Through The Storm-』配信開始&メンバー・インタビュー
[CLOSEUP]・2012年05月01日・ 京都発インスト・バンドDrakskipの、3rd Albumが登場!北欧の民俗音楽を軸に、独自のアレンジを凝らした伝統曲やオリジナル・ソングを奏でるインストゥルメンタル・バンド、Drakskip(ドレイクスキップ)。この取材の話を受けて彼らのことを調べる中、2011年4月に表参道の路地裏で突如始まったストリート・ライヴのことを思い出していた。と思ったら、まさかの本人たちだった。なぜ1年前に一度見たきりの彼らのことを鮮明に憶えていたかというと、まずは鍵盤とバイオリンが合体したような謎の楽器だったり、12弦のギターだったり、ドラム・セットに見たことのない打楽器がたくさん付いていたりと、とにかく楽器が変わっていたから。また、老若男女問わず多くの人が路上で鳴る音楽に足を止める光景を、それまであまり見たことがなかったから。そして、人が多く忙しない表参道を、異国情緒ある街並みへと瞬く間に変えたから。 そんなDrakskipだが海外での演奏経験はまだなく、来たる7月にスウェーデンで行われる音楽フェス「Eileens Folkfest 2012」への出演が初となる。「ターニング・ポイントになる可能性が高い」と早くも予想す
by bobbiiiiie
JUN SKY WALKER(S)『LOST&FOUND』配信開始&インタビュー
[CLOSEUP]・2012年04月28日・ 宮田和弥、森純太、寺岡呼人、小林雅之の4人が戻ってきた。そう書くと語弊があるかもしれない。なぜなら彼らは4人とも音楽を続けており、だからこそ今回の完全復活があったのだ。JUN SKY WALKER(S)は1997年に解散し、バンドに一度幕をおろしている。そして、2007年に期間限定の再結成を果たし、今回完全復活を遂げた。その裏には、東日本大震災という大きな天災と、それに伴う東北/北関東のツアーの影響があったという。 4人が集まり、JUN SKY WALKER(S)として各地のリスナーの前で演奏をした2011年。どれだけ自分たちが必要とされているのかを実感し、その役割を引き受けることを彼らは選んだ。そうした覚悟を持って、復活後に初めて作り上げられたオリジナル・アルバム、それが『LOST&FOUND』である。テーマになっているのは、原点回帰とも言えるロック。それは解散を経て、年齢を重ねたことによってしか出来ないロックだった。2012年のJUN SKY WALKER(S)が鳴らすロックについて、宮田和弥と森純太に話を伺った。 インタビュー & 文 : 西澤 裕郎 ジュンスカ完全復活! 待望のオリジナルアルバ
by 西澤 裕郎
MAYA『Bluesy Maya in Hi-Fi』インタビュー
[CLOSEUP]・2012年04月25日・ 期待のシンガーMAYA、ついにOTOTOYに現る! まずは彼女の声に耳を傾けるところから始めてみてはいかがだろうか。詳しくは以下に掲載した本人の発言に譲るとして、このMAYAというアーティスト、ジャズ・シンガーとしての経歴も異色なら、その人となりからも実に濃厚なものを感じさせるのだ。この度リリースされる彼女の新作『Bluesy MAYA in Hi-Fi』もまた、そのタイトルの通りのブルースをテーマにして、彼女の内に秘めたキャラクターのひとつを少しずつ炙り出していくような生々しさを持った作品だ。ジャズという世界にどことなくアカデミックなイメージを抱いている方にこそ、ぜひ彼女のうたに触れていただきたい。 インタビュー&文 : 渡辺裕也 MAYA / Bluesy Maya in Hi-FiJAZZを基本にジャンル、言語スタイルにとらわれないオリジナリティーあふれる世界観が各方面で高く評価されているヴォーカリスト、MAYAの新作。女性の複雑な内面性をテーマに、ブルージーな曲を主体にノリのよいニューオリンズ・サウンドまでを収録した内容。オーディオ・プロデュースを評論家の林正儀氏が担当。収録は定評のあるランド
by 渡辺 裕也
Anrietta『Memoraphonica』1曲先行フリー・ダウンロード開始&インタビュー
[CLOSEUP]・2012年04月24日・ Anrietta from Novel Sounds INTERVIEW荘厳なアンサンブルの中にフレッシュな感性を持ち込む新世代がまたひとつ登場した。彼らの名はアンリエッタ。エレクトロニクスも取り入れたアンサンブルによる、シガー・ロスの『Takk…』あたりを思わせる重厚な音作りと、女性ヴォーカルがじっくりと歌い上げていく様は、ヨーロッパ及び日本のポスト・ロックからの素直な反響を感じさせるものだが、それをたとえばアニメなどの視覚的なメディアを意識して鳴らそうとする感覚は、まさに今の世代ならではのものだろうし、実際に彼らのデビュー作『Memoraphonica』は明確な情景描写を備えた作品に仕上がっている。今回はこの気鋭のバンドからリーダーの板谷元気とヴォーカルのkokkoをお招きし、話を聞いてみた。 インタビュー&文 : 渡辺裕也 >>>「Grassky」のフリー・ダウンロードはこちらから(4/26〜5/2迄) デビュー・アルバムの発売に先駆けて1曲先行フリー・ダウンロード!Anrietta / Memoraphonica透き通った歌声と幾重にも重なる音ので、美しい光景を浮かび上がらせる楽曲が特徴のAnr
by 渡辺 裕也
SA.RI.NA『光-HIKARI-』インタビュー
[CLOSEUP]・2012年04月24日・ SA.RI.NA INTERVIEW 母親への想いを綴った「シングルマザー」が、2010年の有線放送でJ-POP年間リクエストの1位を獲得した女性シンガー、SA.RI.NA。自身も一児の母親である彼女は、地元横浜で自然と音楽に目覚め、レゲエをベースにしつつも、R&B、ソウル、ジャズなどを織り交ぜた楽曲で、様々な心の結びつきを歌い続けてきた。新作『光 –HIKARI-』からのリード・トラック「赤い糸 feat.ハジ→」も、すでにレコチョクの「クラブうたチャート」で1位を獲得し、女性を中心とした高い人気を実証している。 とはいえ、着うたや有線などとの接点が少ないリスナーにとって、まだまだ彼女の認知度は十分とは言えないかもしれない。僕自身、彼女のようなタイプのアーティストの取材をするのは初めてで、その内容は非常に新鮮なものだった。印象的だったのは、母親であるためライヴの回数が少なく、アーティスト写真を全面に出すタイプでもない彼女は、だからこそ自分自身に偽りのない音楽を作ることで、リスナーとの絆を作り上げてきたということ。また、取材中に“勉強”という言葉を何度も繰り返し、自身がプロの作家であるという意識が非常に高
by 金子 厚武
 
筆者について
渡辺 裕也 (渡辺 裕也)

1983年生。福島県二本松市出身。フリーの音楽ライターです。twitter ID:@watanabe_yuya

同じ筆者による他の記事