2023/06/25 18:00
お久しぶりの“もらとりあむ漫遊記”は今回から上京編。地元の大学を卒業し、音楽を追い求めて東京へ上京した私の音楽的日常をゆるっとお届け。
上京してから1ヶ月半が経ち、都会での生活も徐々に慣れ始めて休日にはどこかへ出掛けてみようと意気込んでいた矢先、関東は梅雨に突入。私は”晴れの国”と呼ばれる岡山県出身のため、あまり”雨降り”自体に慣れておらず、折り畳み傘を持ち歩く習慣もありません。地元時代は天気予報を見ることもあまりなく、空の雲行きが怪しくなってきても「気合いでいける!」という謎の精神論で雨を凌いできたため、東京の降雨量についていけず、もう生活の気力を失いつつあります。
それでも生活は続けていかないといけない、ということで梅雨の時期一番ネックな”洗濯物問題”をどうにかするため、衣類乾燥機を購入。雨の日でも洗濯ができて、それも短時間でフワッフワに仕上がるという画期的な家電。人類の進歩に感謝です。
これで”洗濯物問題”は無事に解決しましたが、雨の季節に気分が一番下がるのはやっぱり通勤時間。駅まで歩く時は傘をしていても横殴りの雨に攻撃されて服は濡れ、電車の中でも多湿の空間に閉じ込められるという、もう絶望です。
そんな時は、やっぱり好きな音楽に助けてもらうのが手っ取り早い!ということで、私は雨の日には細野晴臣「HOSONO HOUSE」をヘビロテしています。明るくてポップな曲の方がテンションが上がるという方も多いかと思いますが、細野さんの気怠さのある歌声とノスタルジックな空気感が心地よく、雨の日の憂鬱な気分に寄り添ってくれてる作品なので私はとてもお気に入りです。
まだまだ雨の降る日が続きますが、皆さんも憂鬱な気分を落ち着かせてくれる音楽を見つけてみてはいかがでしょう。
―あとがきー
衣類乾燥機は便利だけど、使ってる間は洗濯機以上の騒音が発生するためテレビが聞こえない。昼寝もできない。早く梅雨明けてください!!
文・写真 田代芽生