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新たな地平へと横断するヒップホップの革新へ──KID FRESINO、待望の新作をハイレゾ配信

インタヴュー

新たな地平へと横断するヒップホップの革新へ──KID FRESINO、待望の新作をハイレゾ配信

まさに今年のハイライトというべき作品の登場だ。KID FRESINOの待望のニュー・アルバム『ài qíng』。ヒップホップ・ヘッズはもちろんのこと、EP「Salve」、そして本作にも収録の「Coincidence」で見せたバンド・サウンドは彼の音楽を多くの人々に向けさせるのに十分なインパクトを持っていた。そして本作『ài qíng』は、彼の立脚地たるヒップホップに軸足をおきながらも、バンド・サウンド、さらにはトラックメイカーとのコラボにおいてもさらなる冒険心に満ちたサウンドを繰り広げている。OTOTOYで…

ヒップホップ・ライター斎井直史による定期連載──「パンチライン・オブ・ザ・マンス」 第18回

連載

ヒップホップ・ライター斎井直史による定期連載──「パンチライン・オブ・ザ・マンス」 第18回

梅雨という梅雨もないまま、あっという間に本格的な夏に突入! 今年の夏は長い夏になりそうな予感! 今月も「パンチライン・オブ・ザ・マンス」始まります! 先月はこの夏のサマソニでの来日も控え、ドレイク、ケンドリック・ラマーといったビッグ・アーティストもラヴ・コールを送るUKの新星R&Bシンガー、ジョルジャ・スミスの初アルバム『Lost & Found』を取り上げました。今月は豊作な新譜の中からいくつかの作品をピックアップ! ぜひこの夏はこちらの作品たちをチェックしてみては?? ...…

cero、掛け値無しの傑作『POLY LIFE MULTI SOUL』、ハイレゾ配信スタート!

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cero、掛け値無しの傑作『POLY LIFE MULTI SOUL』、ハイレゾ配信スタート!

R&Bやネオ・ソウル、現代ジャズのグルーヴをふんだんに吸収し、ある意味で新たなこの国のポップ・ミュージックの指針を作った前作『Obscure Ride』──同作はある意味で2010年代後半のこの国のインディ・ロックの多様なリズムの実験を牽引する作品のひとつとなった。そして3年ぶりのceroの新作『POLY LIFE MULTI SOUL』は追随するフォロアーがまだ見ぬ、はるか先のポップ・ミュージックの未来を指し示す作品になった。そう、それはまさに掛け値無しの傑作と言えるだろう。昨今のアフリカや南米のフォーク…

【祝! カクバリズム15周年企画第1弾】角張渉×谷ぐち順レーベル・オーナー対談&カクバリズム作品レヴュー

インタヴュー

【祝! カクバリズム15周年企画第1弾】角張渉×谷ぐち順レーベル・オーナー対談&カクバリズム作品レヴュー

カクバリズム設立15周年記念! 2002年の3月にYOUR SONG IS GOODの1st7inch single『BIG STOMACH, BIG MOUTH』をリリースし、それ以降もシーンの最前線に立ち続けている“メジャーなインディ・レーベル”カクバリズム。15周年を迎えるにあたり、OTOTOYでは4つの企画とともにお祝いします! ...…

Seiho、3年ぶりの新作『Collapse』をハイレゾ配信

レヴュー

Seiho、3年ぶりの新作『Collapse』をハイレゾ配信

ソロでの「I Feel Rave」のヒット、Avec AvecとのSugar's Campaign、さらにはさまざまなリミックスやコラボ、プロデュースを経て、3年ぶりにSeihoがアルバムを完成させた。しかも本作にてワールドワイドでのデビューともなる。いま最も頻繁にクラブ・シーンでライヴ活動をしている国内のエレクトロニック・ミュージックのプロデューサーのひとりでもありながら、さらにはここ数年でメジャーなポップ・フィールドにまでその歩みを進めている。本作では、そんな彼がディープ・エレクトロニクスであえて表現し…

OTOTOY AWARDS 2015──邦楽ロック / ポップス編──

コラム

OTOTOY AWARDS 2015──邦楽ロック / ポップス編──

2015年、インディーズとアンダーグラウンドは本当に面白かった。cero以降と言ってもよいだろうYogee New Waves、never young beach、Suchmos等の良質な日本語ロック勢だけでなく、YOUR ROMANCE、YKIKI BEAT、Homecomings等の英詞を主体とするバンド勢なども、とにかくすばらしい作品をどんどんリリース。...…

OTOTOYフジロック・レポート2015

ライヴレポート

OTOTOYフジロック・レポート2015

今年も苗場はアツかった!! フジロックを終えて“フジロック・ロス”に陥っているかたや、行きたかったけどやむなく行けなかったというかた。 そんなみなさまに、フジロックの3日間を追体験できるレポートをお届けします! ついついお酒が進んじゃって見逃したあのシンガー、やっと生で見られたあのグループ、そんな数々の出会いをライターの渡辺裕也のレポートとともに振り返り、またアツくなりましょう! 今年は、オレンジコートがなくなってしまったり、国内のメジャー・アーティストの名前が目立ったりと、例年とは少し違ったおもむきではあ…

2015年の決定的1枚、ceroの3rdアルバム『Obscure Ride』配信&インタヴュー

インタヴュー

2015年の決定的1枚、ceroの3rdアルバム『Obscure Ride』配信&インタヴュー

ついにきた!! コンテポラリー・エキゾチカ・ロック・オーケストラ、ならぬコンテポラリー・"エクレクティック・レプリカ"・オーケストラ、新生ceroが生み出したサード・アルバム『Obscure Ride』。ライヴ・サポートだけではなくレコーディングにドラムの光永渉(チムニィ)とベースの厚海義朗を迎え、ブラック・ミュージックへの傾倒を顕にした今作。どの1曲をとっても興奮を感じずにはいられないが、その先鋭さ、ここに行き着くまでの道程についてはインタヴューにて。前アルバム同様、録音・ミキシングはエンジニアの得能直也…

cero、両A面シングル『Orphans / 夜去』をハイレゾ配信&レヴュー

レヴュー

cero、両A面シングル『Orphans / 夜去』をハイレゾ配信&レヴュー

お待たせしました!! ceroの両A面シングル『Orphans / 夜去』を、ハイレゾにて配信スタートです!! "東京インディーズ・シーン"で括るには頭ひとつ飛び抜けて広がりを大きくしたceroがハイレゾで配信することは、また少し時代の変化を感じさせるできごとです。本作には、メンバーの橋本翼(Gt.)が初めてceroに書き下ろした楽曲「Orphans」、バンドの成熟を感じさせる新機軸のメロウ・ナンバー「夜去(ようさり)」に加え、すでにライヴでも披露され話題となっている小沢健二のカヴァー「1つの魔法(終わりの…

エレクトロニック・ビーツ・ミュージックのバイブル第4弾! HQDクオリティで配信!!

レヴュー

エレクトロニック・ビーツ・ミュージックのバイブル第4弾! HQDクオリティで配信!!

2000年のレーベル発足から快進撃を続けるPROGRESSIVE FOrMの40番目のカタログは、2010年以来4年振りとなるPROGRESSIVE FOrMの記念碑的コンピレーション・アルバム『Forma 4.14』。いつも時代の最先端を提示してきたシリーズの第4弾は、10年以上に渡りシーンを牽引しているベテラン、AOKI takamasa、no.9、Inner Scienceと、近年その評価が大きく増しているSeiho、Kan Sano、Kyoka、Fugenn & The White Elephant…

cero、初のシングル『Yellow Magus』をリリース!

インタヴュー

cero、初のシングル『Yellow Magus』をリリース!

『My Lost City』以後、ceroはシーンのなかでひとつの定点となった。豊富な音楽的要素を含み、バンドの枠に囚われず優れた演奏者とつくりあげる、都会から生まれた良質なポップス。彼らが台頭してきたことで「東京インディー」という名前で可視化され、以後のアーティストに引き合いに出される名前といえば、cero。「東京インディー」を知りたければ彼らを聴け、と言われる位置に着いた反面、「ああ、(ちゃんと聴いてないけど)わかるわかる」と言われる、それこそが定点なのだろう。...…

ラップ歴たった10ヶ月でこれかよ? Fla$hbackSのDJ、KID FRESINOによる『Horseman's Scheme』がリリース!

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ラップ歴たった10ヶ月でこれかよ? Fla$hbackSのDJ、KID FRESINOによる『Horseman's Scheme』がリリース!

OTOTOYのヒップ・ホップ担当こと和田隆嗣が、一押しのヒップ・ホップ・タイトルを追い続けるPOWER DA PUSHシリーズ! 第12弾は、話題騒然のFla$hbackSからKID FRESINOのソロ・アルバムをフィーチャー! '''ラップ歴たった10ヶ月でこれかよ‼ KID FRESINOのソロ・アルバムがリリース'''...…

cero『My Lost City』配信開始!

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cero『My Lost City』配信開始!

これは奇跡! 2011年1月にファースト・アルバム『WORLD RECORD』を発表し、人気、ライヴ動員共ににうなぎ登りのバンドceroが、1年9カ月振りにリリースするセカンド・アルバム『My Lost City』。多くの音楽好きを納得させるに足る“深さ”を秘めた1枚となった今作は、小旅行から大航海へ。新たな時代を築いていく名盤をお見逃し無く。...…

ceroが放つ正解のインディ・ポップ『world record』配信開始!

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ceroが放つ正解のインディ・ポップ『world record』配信開始!

01 : ワールドレコード / 02 : 21世紀の日照りの都に雨が降る / 03 : 入曽 / 04 : あののか05 : outdoors / 06 : ターミナル / 07 : exotic penguin steps(intro)08 : exotic penguin night / 09 : 大停電の夜に / 10 : マクベス11 : (I foung it) Back Beard / 12 : 小旅行...…

ACO『バラ色の世界 ep』レビュー by 西澤裕郎

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ACO『バラ色の世界 ep』レビュー by 西澤裕郎

原点回帰ではなく数多の経験を経て到達した新しい境地なのだろう。今年9月に発表された配信限定シングル「MY DEAREST FRIEND」は、それまでのエレクトロ路線をよりポップな<うたもの>に仕上げた作品で、飾り気のない姿でワン・カットで歌うPVからは、これまでにないほどシンプルで決意表明のような印象が感じられた。それに続く配信限定の第2弾シングル「バラ色の世界」はしっとりとしたバラードであるが、ポップで<うたもの>という点において変わらない。この作品で、ACOがどういう音楽を指向しているのかがより明確にな…

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