I Want The Moon

インスト・ロック・バンドとしての矜持を積み重ねた20年─強固で柔軟なLITEの更なる未来

インタビュー

インスト・ロック・バンドとしての矜持を積み重ねた20年─強固で柔軟なLITEの更なる未来

インスト・ロック・バンド、LITEのニュー・アルバム『STRATA』は、収録曲の半分にヴォーカルが入っていた。前作をリリースしてから、約4年半。この間にLITEのスタンスに変化が訪れたのだろうか? そんな疑問を抱きつつ、武田信幸(Gt / Vo)のバリエーション豊かなヴォーカルに確かな興味も持ちながら挑んだ今回の取材。リリースまでの4年半を振り返りながら、いまのLITEに徐々に近づいていくと、そこにあったのは変わることのない音楽への探究心と長い時間をかけて培ってきたメンバーへの信頼感だった。2月17日(土)…

よりタイトに、肉体的に、生々しくストレートに──LITEの新アルバム『Multiple』

インタビュー

よりタイトに、肉体的に、生々しくストレートに──LITEの新アルバム『Multiple』

音数を極限まで減らしたタイトな音が鳴らされるLITEの新作『Multiple』。美濃隆章(toe)、J.Robbins(Jawbox)、三浦カオル、楠本構造(LITE)という4人のエンジニアとともに作り上げられたこの作品。これはアメリカ、ヨーロッパ、アジアなどでのツアーをはじめ、様々な刺激を感じ取りながら活動を行なっているからこそ生まれた音だ! ...…

mouse on the keys『tres』で見せる成熟の新たな美学──ハイレゾ版を1週間独占配信

インタビュー

mouse on the keys『tres』で見せる成熟の新たな美学──ハイレゾ版を1週間独占配信

ドラム、そしてピアノ / キボード x 2というトリオ編成で、まさに他に類を見ないサウンドを作り続け、世界的に高い評価を受けているmouse on the keys。ポスト・ハードコア〜ポストロック、さらにはジャズ、エレクトロニクスなどなど、さまざまなサウンドを飲み込み独自の世界観を作り上げたきた。そんな彼らがリリースする3rdアルバム『tres』は、さまざまなゲスト、しかもこれまである意味で彼らが手を出してこなかった驚きのパートをも迎え入れている。さらにはダウンテンポ的なサウンドなど、彼ら自身も新たな演奏…

mouse on the keys、新作ミニアルバムを自主レーベル「fractrec」からリリース!

インタビュー

mouse on the keys、新作ミニアルバムを自主レーベル「fractrec」からリリース!

未分類かつ圧倒的な実験性を土台にこれまで4枚のダイナミックなアルバムをリリースし、 ミニマル・ミュージック、ハードコア、クラブ・ミュージック、ポスト・ロック・ファンを中心に支持を得続けてきたmouse on the keys。自主レーベル〈fractrec〉を立ち上げて初となる作品となった、今回の新作ミニ・アルバムはこれまでのミステリアスな空気感がさらに拡張され、各メンバーが作り上げる独自の世界観は更に濃いものへと昇華されている。OTOTOYでは今作をハイレゾにて配信すると同時に、インタヴューを掲載。前作の…

LITEの3年5ヶ月ぶりのフル・アルバム『Cubic』ハイレゾ配信

インタビュー

LITEの3年5ヶ月ぶりのフル・アルバム『Cubic』ハイレゾ配信

LITEの3年5ヶ月ぶりのフル・アルバム『Cubic』、会心作です。国内外問わずボーダーレスに活動する4人はここ数年では海外でのフェスティバルにも数多く出演し、2015年にイギリスのブリストルで開催された「ArcTanGent Festival」では各国を代表するポストロック・バンドが集まるなかヘッドライナーを務めるなど、もはや国外での評価のほうが高まりつつあるなか、本作は日本では自主レーベル〈I Want The Moon〉、アメリカ、ヨーロッパではブレイド、エネミーズ、そして日本のtoeなど、注目のエモ…

テクノ / ハウスの世界的レーベル〈mule musiq〉の、OTOTOY独占ハイレゾ・コンピ

インタビュー

テクノ / ハウスの世界的レーベル〈mule musiq〉の、OTOTOY独占ハイレゾ・コンピ

国内外を分け隔てることなく旬のアーティストのリリースを続け、ハウス / テクノのシーンでは世界的に高い評価を受ける本邦のレコード・レーベル〈mule musiq〉。これまでOTOTOYでは、ゴンノ(Gonno)やペトレ・インスピレスク(Petre Inspirescu)、マウスオンザキーズ(mouse on the keys)など、〈mule musiq〉もしくはそのサブ・レーベル〈Endless Flight〉の作品をハイレゾで配信し好評を博してきたが、このたびはOTOTOY完全限定のエクスクルーシヴなハ…

特集 : 2015年夏のポストロック事情ーー『ポストロック・ディスクガイド』とその後のシーン

インタビュー

特集 : 2015年夏のポストロック事情ーー『ポストロック・ディスクガイド』とその後のシーン

初夏に刊行された『ポストロック・ディスク・ガイド』(以下、『ディスク・ガイド』)、それと呼応するようにポストロックの重要バンドのリリースが続いているーーtoe、mouse on the keys、te'らの新作が相次いてリリース、さらにはUSのポストロックの雄、バトルスの新作もリリースされる予定だ。...…

mouse on the keys、6年ぶりとなる新作をハイレゾでリリース

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mouse on the keys、6年ぶりとなる新作をハイレゾでリリース

鍵盤とドラムから生み出される、幾何学模様のように複雑かつ精密に絡み合うアンサンブルとアグレッシヴなバンド・サウンド。その唯一無二のグルーヴで、世界的な評価を得ているmouse on the keysが、6年ぶりにフル・アルバムをリリース。より磨きのかかった演奏力、より複雑さを増した楽曲が、彼ら独特の熱さを通して遺憾なく発揮された本作は、もはやどんなジャンルにも当てはまらない孤高の名作となってしまった。そんな本作を1週間先行、24bit/44.1kHzのハイレゾ版で配信。...…

LITE 4th Album『Installation』リリース&インタビュー

インタビュー

LITE 4th Album『Installation』リリース&インタビュー

日本のインスト・ロック界の雄、LITEの新作が届きました!! 隙間を生かした繊細な音の積み重ね、1曲1曲がそれぞれ映像作品のように鮮やかで、ダイナミック。ポスト・ロック、エレクトロ二カ、ダブステップなど、あらゆるジャンルを越えて作品ごとに色を変え変化していくLITEのサウンドは、ひらめきが詰め込まれ、独自性を確立しています。OTOTOYではHQD音源も同時リリース!! LITEの音の広がりを、幅広いレンジでカヴァーしたハイレゾ音源の決定版です。ギタリスト、インスト好きは必読の、楽曲制作の裏側を覗いたインタヴ…

OTOTOYでしか買えない!! FUJI ROCK FESTIVAL 2012出演アーティストの限定音源!!!

レビュー

OTOTOYでしか買えない!! FUJI ROCK FESTIVAL 2012出演アーティストの限定音源!!!

今年のフジロックのチケット、ちゃんと買ってありますか? 7月24日の時点で、3日通し券と、最終日のチケットは売り切れてしまったそうです!! そんな例年にも増して盛り上がりを見せるフジロック2012に出演するアーティストの中から、OTOTOYでしか聴くことの出来ない音源をピック・アップ!! フジロックに行く人も、行かない人も、行けない人も、これを聴いてフジロックをスピン・オフ的に楽しんでみてはいかがでしょう!!...…

mouse on the keys『machinic phylum』発売記念インタビュー

インタビュー

mouse on the keys『machinic phylum』発売記念インタビュー

mouse on the keysの音楽を耳にするとき、私たちはふたつの相反するイメージに引き裂かれてしまう。それを抽象絵画にたとえて説明してみよう。一方で彼らの音楽は冷たくミニマルな幾何学的抽象を思わせる。きわめて知的な計算によって組み立てられた構造体。この表現はある程度まで彼らの音楽を正確にとらえているだろう。ところが、他方でそれは激しい熱を孕んだアクション・ペインティングを思わせもする。ほとばしる衝動に駆り立てられた一回きりのダンス。これもまた、決して見当はずれの印象だとは思えない。冷たいものと熱いも…

LITE『Turns Red EP』インタビュー

インタビュー

LITE『Turns Red EP』インタビュー

今最も面白いのは、溢れたポスト・ロックから抜け出し自分達にしか出来ないサウンドを確立しようと躍起になっているバンド達だ。歌に主軸をおくもの。クラブに傾倒するもの等様々。名古屋のSU:、sgt.やstim。海外では、バトルスや先駆者であるトータスだってそうだ。常に変わり続けなくちゃならない。そんな試練を背負ったバンド達が新しく進む道は様々で、そのあがきはとても肉体的で美しい。ポスト・ロック全盛のまっただ中で生まれたLITEもまた、自分達の新たな存在を打ち出そうとしている。そこにはミニットメンの中心人物で、現在…

LITE『arch』武田信幸(LITE)×キャロライン・ラフキン 対談

インタビュー

LITE『arch』武田信幸(LITE)×キャロライン・ラフキン 対談

昨年発表した『For all the innocence』で、シンセサイザーを導入した新しいサウンドを確立したLITEが、早くも新曲として初のボーカル・トラック「arch」を発表する。この曲にゲスト・ボーカルで参加したのは、同じく昨年Caroline名義での5年ぶりとなるアルバム『VERDUGO HILLS』を発表したエレクトロニカの歌姫であり、MICE PARADEのボーカリストとしても知られるキャロライン・ラフキン。その儚くも美しい歌声が、これまでの作品以上に静謐なエレクトロニカ寄りの前半から、徐々にダ…

LITE『For all the innocence』武田信幸×三浦カオル 対談

インタビュー

LITE『For all the innocence』武田信幸×三浦カオル 対談

前々作『Turn Red EP』ではバンドにシンセサイザーを加え、前作『ILLMINATE』では音響系・ポスト・ロック界の巨匠、ジョン・マッケンタイアをレコーディング/ミックス・エンジニアに迎えるなど、常に新たな扉を叩き、バンドとして大きく進化し続けるLITE。頻繁なリリースの中で国内外のライヴを多くこなし着実に人気を獲得していく彼らだが、いつも現状より更に先に進むために新しい方法を模索している。そんな彼らが新作『For all the innocence』を作るにあたって共同制作者に選んだのは、BOOM …

LITE『Rabbit』インタビュー

インタビュー

LITE『Rabbit』インタビュー

LITE『Phantasia』に収録されている「Ghost Dance」のミュージック・ビデオを観終わった後、5分も経っていないのに驚いた。体感時間では10分以上はあったはず。ショート・アニメの様に物語を追う映像だったのもあるかもしれないが、音楽だけで聴いても同じように感じただろう。言葉はなくとも、伝えたい感情がある。その思いが走り出すかのような作品だった。今作『Rabbit』ではむしろ、感情的というよりも計算的。構造的で緻密な音の重なりを感じる。なのに、元々バンドの音が持っていた壮大なドラマ性も消えていな…

渡辺裕也×木村直大 ポストロック対談 —現場で感じるポスト・ロックの「今」—

コラム

渡辺裕也×木村直大 ポストロック対談 —現場で感じるポスト・ロックの「今」—

ポスト・ロックなんて言葉は、そもそもジャンルを指し示すものではなかった。かつて、オルタナティヴがそうであったように、今までのカテゴライズが通用しない音楽達に向けられた便宜的な総称であり、無論その中身は千差万別。それが今、ポスト・ロックという音楽ジャンルは確実に存在するし、00年代より、ここ極東日本においてもその勢力を大きく伸ばして久しい。スタイル化したポスト・ロック。それはつまり、ポスト・ロック・シーンの「ポスト・ロック」としての終わりがもう始まっているということである。「ポスト」という言葉は、全貌の掴めぬ…

LITE『LIVE IN LOS ANGELES』高音質で販売開始

ライブレポート

LITE『LIVE IN LOS ANGELES』高音質で販売開始

3月4日から3月12日まで、MIKE WATT + THE MISSINGMENのアメリカ西海岸ツアーへ参加したLITE。全8公演の中から、3月5日に行われたLos Angels, Bootleg Theaterでの公演を、配信限定で『LIVE IN LOS ANGELES』として販売します! 楽曲は、手軽に楽しめるmp3、CDと同じ音質で楽しめるWAV、そして高音質のHQD(24bit/48KHzのWAVファイル)の3種類で販売。お好きな形式で、臨場感溢れるサウンドを体感ください。ototoyでは、購入者…

HQD高音質ライヴ音源 LITE、Adebisi Shank、tera melos

レビュー

HQD高音質ライヴ音源 LITE、Adebisi Shank、tera melos

オトトイが提唱するHQD(ハイ・クォリティー・ディストリビューション)、24bit/48KHzのデータによるライヴ音源の配信がいよいよスタート。第一弾はプログレッシヴで鋭角的なリフ、エモーショナルなライヴが好評の主催の2009年10月28日に渋谷QUATTROにて行われた【Parabolica JAM’09】。今回高音質ライヴ音源を配信するのはアメリカ・サンフランシスコ出身のマス・ロック・バンド、アイルランド出身の、そして主催の。HQDファイルならではの会場の空気感と、日欧米3組のアクロバティックな演奏の激…

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