2015/08/20 14:36

日本最高峰、いや世界最高峰!? ジャズ・ピアノ・トリオ、H ZETTRIOがDSDライヴ録音を含む新曲5曲をハイレゾ配信!

青鼻の超絶ピアニスト H ZETT M(エイチ・ゼット・エム)が、銀鼻ドラマー H ZETT KOU(エイチ・ゼット・コウ)と赤鼻ウッド・ベーシスト H ZETT NIRE(エイチ・ゼット・ニレ)を引き連れ発足させたジャズ・ピアノ・トリオ・グループ、H ZETTRIO。2013年のデビュー・アルバム発表を機に本格的に活動を開始。2014年には世界三大ジェズ・フェスティバルの一つ、モントルー・ジャズ・フェスティバル(スイス)に出演。また、ソウル・ジャズ・フェスティバル(韓国)で魅せた圧巻のステージングも記憶に新しく、まさに世界中を飛び回っている彼らだが、今年に入ってからはレコーディングにおいても積極的な動きを見せている。今年4月にはレコーディング・エンジニアの三浦瑞生、オーディオ・アクセサリー・ブランドのACOUSTIC REVIVE協力のもと、グループ初となるハイレゾ・レコーディングに挑戦。持ち味であるダンサブルでエッジの効いた音楽性を、かつてないクォリティで実現させることに成功した。

そんな彼らが今夏、DSDライヴ録音を含む全5曲の配信を始めた。「LIVE LUXURY~素晴らしきアンサンブルの夕べ~」で聴ける、クラシックホールならではの響きの凄さを、新曲3曲のレビューとあわせてお楽しみください。

DSD5.6MHzライヴ音源はこちら!

H ZETTRIO / HAVE A NICE DAY!(Live ver. at H ZETTRIO LIVE LUXURY 〜素晴らしきアンサンブルの夕べ〜 2015.6.25)(DSD5.6MHz+mp3)
【配信形態】
DSD5.6MHz+mp3 : 単曲 432円(税込)

【Track List】
HAVE A NICE DAY!(Live ver. at H ZETTRIO LIVE LUXURY 〜素晴らしきアンサンブルの夕べ〜 2015.6.25)(DSD5.6MHz+mp3)

H ZETTRIO / 世界は廻るよ(Live ver. at H ZETTRIO LIVE LUXURY 〜素晴らしきアンサンブルの夕べ〜 2015.6.25)(DSD5.6MHz+mp3)
【配信形態】
DSD5.6MHz+mp3 : 単曲 432円(税込)

【Track List】
世界は廻るよ(Live ver. at H ZETTRIO LIVE LUXURY 〜素晴らしきアンサンブルの夕べ〜 2015.6.25)(DSD5.6MHz+mp3)

2015年6月25日(木)にミューザ川崎シンフォニーホールで実施された「LIVE LUXURY~素晴らしきアンサンブルの夕べ~」の模様がDSDで配信となった。PE'Z(ペズ)の解散発表後、その動向が注目されていたH ZETT Mが、ドラマーのH ZETT KOUとウッド・ベーシストH ZETT NIREを引き連れ完成させたデビュー・アルバム『★★★(三ツ星)』収録の2曲に、クラシックホールならではの響きとDSD録音が加わり、低域~高域までワイドレンジで見事に再現されている。また当日は、H ZETTRIOメンバー全員が兼ねてからファンだったと言う、ふかわりょうがH ZETT FとしてMCで登場し、会場を多いに盛り上げた。アコースティックなピアノ・トリオという編成ながら、スピーディーでエッジの効いたサウンドをDSDで是非感じてみて欲しい。

夏のハイレゾ3曲はこちら!


(左)H ZETTRIO / あの夏のオリエンタル(24bit/96kHz)
(中)H ZETTRIO / Wow Wow Wow(24bit/96kHz)
(右)H ZETTRIO / Everything(24bit/96kHz)

【配信形態】
ALAC / FLAC / WAV / AAC(24bit/96kHz)

【価格】
(各パッケージ)単曲 432円(税込)

国内外で多くのオーディエンスを熱狂させている彼らは今夏、3つの新曲の配信を始めた。その内容が実にバラエティに富んだものであるということは、一聴しただけでもご理解いただけるだろう。7月15日配信の「あの夏のオリエンタル」は今までになかった爽やかでクールなナンバー。変則ブギウギ的な「Wow Wow Wow」は、フォンキー・トンク・ピアノとメンバー3人のユニークなシャウトが混ざり合うライブ映えしそうな一曲である。配信リリース8曲目となった「Everything」では冒頭のクラブ­ジャズ的なアプローチからサビのエヴァーグリーンなメロディへと展開する。いずれの楽曲も、メロディメーカーとしてのH ZETT Mの世界観が十二分に発揮され、今後の活躍にもますます期待が高まるところである。

H ZETTRIOハイレゾ過去作品

グループ初となったハイレゾ・レコーディングでの一発録りで、H ZETTRIOの生演奏のエネルギーがそのままの鮮度で記録された3作品。「トリオ〜!」のかけ声から軽快に始まるPOPナンバー「Trio,Trio,Trio!!!」は、メンバー全員によるMCも楽しくユニークで、ジャズという言葉にまとわりつくアダルトなイメージを一蹴する。それは「Beautiful Flight」も然り。ブルージーなパートから急に視界が開けるかのように高揚感溢れるコード展開に進むあたりに、彼らの個性や気質が伺える。その完成度の高さには、海外公演のバックアップ等で彼らとの親交が深いACOUSTIC REVIVE代表石黒謙、も「過去最高のピアノ・トリオの録音になったんじゃないか。」と舌を巻く。

>>高橋健太郎による、H ZETTRIOレコーディング・レポートはこちらから

PROFILE

H ZETTRIO

H ZETT M 率いるトリオ・グループ。“無重力奏法”と形容されるテクニカルなピアノと、それを支えるキレのあるリズムセクションを武器に、独自のアンサンブルを響かせる。昨年2014年はスイスで行われたジャズ・フェスティバルの最高峰との呼び声も高いMontreux Jazz Festivalへの初参戦を果たした。また国内ではFUJI ROCK FESTIVAL 2014で超絶演奏テクニックを見せつけ、“笑って踊れるジャズ”は初見の若い観客達の度肝を抜いた。本年は、プロデュース、作曲、他のアーティストやCMの楽曲提供等も積極的に行うと共に、国内ツアーに加え、韓国フェスのパフォーマンスを成功させており、国内外において精力的な活動を行っている。即興演奏の面白さを感じながらオンリーワンのパフォーマンスは必見だ。一昨年に発売したデビュー・アルバムに引き続き、昨年9月には、ベスト・アクトと呼び声も高い、6月に行われた横浜公演の模様を収録したアナログ12インチ盤を発売。今年に入りシングルを既に5曲リリースしており、全てiTunesジャズ・ランキングの第1位を獲得している。今夏に予定している新曲ではまた3人以外に作り出せない音楽とグルーヴを追求し続けている。

>>H ZETTRIO Official HP

[レヴュー] H ZETTRIO

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