2013/07/19 00:00

青森で開催されているロック・フェス『夏の魔物』の主催者、成田大致が開催したオーディションにより選ばれた6人+謎の覆面からなるエンターテイメント・グループ、DPG。彼らが8月7日に『夏の魔物エンタメユニット『DPG』登場!!!』をリリースする。前回は、童貞をこじらせた細身のシャイボーイとアントニーオ本多、ふたりのなんとも切ない対談をお送りした。第2回目となる今回は、オーディションがダメだったらケーキ屋になるしかなかったケンドー・リリコ、天野ジョージに恋するプロレスラー、ステファニー・アユミ、お笑い芸人を目指すも相方に振られなんにも考えずDPGに加入したというユカ・サカザキの3人による女子会。いきなり大舞台に立つことに戸惑いながらもガッツと野望ともに走りはじめたDPGの女子たちの本音に迫る鼎談をおたのしみください。

まったく掴めない!? 1stシングルは7月26日先行リリース

DPG / 夏の魔物エンタメユニット『DPG』登場!!!

2013年7月26日リリース
※OTOTOYではHQD(24bit/48kHzのwav)配信

【TRACK LIST】
1. リングの魔物 (作詞 : 只野菜摘 作曲 : 玉屋2060%(Wienners) Gt : ROLLY)
2. サマーロマンサー (作詞 : 藤林聖子 作曲 : 成田大致、鈴木秋則(ex.センチメンタルバス))
3. キュンキュンボンブ (作詞 : 只野菜摘 作曲 : 庄司愛)

第2ラウンド : DPGの女子会

DPG特集インタビュー、第2ラウンドに登場するのは、ユニットを華やかに彩るべく集められたDIVAたち、ケンドー・リリコ (Gt)、ユカ・サカザキ(Dr)、ステファニー・アユミ(ダンス)の3人。妙齢の女性3人が集まれば、当然女子会のごとくキャッキャ、キャッキャとスイーツなトークに花が咲く ! … かと思いきや、彼女たちの口から吐露されたのは、DPGに賭ける切実で切羽詰まった想いだった。地方で鬱々と虚無な日々をめくっていたリリコ。自らの抱えるコンプレックスを払拭すべく芸人を目指したユカ。想い人を振り向かせたい一心で女子プロレス界への門を叩いたステフ。3人がそれぞれの挫折を乗り越え、並々ならぬ決意を胸に手に入れた“敗者復活戦”への切符。彼女たちはいま、暗く孤独なトンネルを抜け、まばゆい脚光を浴びるべく、リング(ステージ)に向かおうとしている。そんな三者三様の人間模様にフォーカスした、深イイ話に(たぶん)なった今回のインタビュー。これを読んで、8月5日@新木場、BiSとの対バン前哨戦でDPGの一員としてデビューを飾る彼女たちへ全力で声援を送ってほしい。時は来た ! リリコ、ユカ、ステフ、ガンバレDPG女子 !

… ところでキミたち、なんて格好してんの!?

インタヴュー& 文 : 岡本貴之

左から、ステファニー・アユミ、ユカ・サカザキ、ケンドー・リリコ

プロレスラーになりたい、日本一のDIVAになりたい!

——資料を見たところ「アイドル、バンド、それともプロレスラー?」と書いてあるんですけど、みなさんは一体何者なんですか?

ユカ・サカザキ(Dr・以下ユカ) : ハイッ! おもちゃ箱をひっくり返したようなユニットです!
ケンドー・リリコ (Gt・以下リリコ) : … 結構みんなギリギリの年齢なんですよ。そこから自分たちはなにができるのか!? というところからはじまっていて。こうして曲もできて衣装もできて、やっとステージに立つことも決まり、いまは毎日ワクワクドキドキしています。私は上京して秋葉原のディアステージでもディアガとしてがんばることを決めたので、アイドルの要素もあり、バンドの要素もあり、プロレスの要素もあり、なんでもやっていく総合エンタメ・ユニットがDPGだと思っています!

——了解です(笑)。ステフさんは東京女子プロレスの練習生としての修行もなさっているわけですけど、DPGでどんな目標があるんですか?

ステファニー・アユミ(ダンス・以下ステフ) : (撃鉄の)天野ジョージさんと付き合いたいんです! ガチ恋してます。

——そのためにはプロレスの修行もつらくない?

ステフ : つらいに決まってるじゃないですか!? だって3ヶ月前までふつうの女の子だったんですよ! 今日だって練習帰りだから汗臭いんですよ! 大丈夫ですか私?

——いや、そんなの気にならないほどインパクトあるんで平気です(笑)。ところで、みなさんはどんな理由でDPGのオーディションを受けたんですか?

リリコ : 私は高校生のころに、ある日ブックオフで岡崎京子先生の漫画に出会いまして。

——長野のブックオフで?

リリコ : はい、長野のブックオフで。彼氏もいないなか、1人ぼっちで(笑)。

ケンドー・リリコ

——そうなんですか(笑)。

リリコ : 岡崎京子先生の漫画の中に出てくる東京の華やかな世界に憧れて、「いつか私も、東京に行きたい」って漠然と思っていたんです。でもそのまま高校を卒業して、流れに身を任せて長野でケーキ屋に就職して… 毎日「なんだこんなつまらない生活は」って目の前が真っ暗になりながら暮らしていました。彼氏もできず…。
一同 : 2回言った(笑)!?

——彼氏、欲しかったんですね(笑)。

リリコ : ちなみにいまもいないです(笑)。ずっとなにか変わるきっかけを探していて、いろんなオーディションも受けてみたんですが、まあ受かるわけもなく。「自分はこのまま長野で一生過ごすんだ… はあ」っていつものようにゴロゴロしながらTwitterを眺めていたら「夏の魔物 エンタメユニットオーディション開催」ってタイムラインで流れてきて。募集要項に「ももいろクローバーZのような精神を持った子募集」って書いてあったんで、モノノフの私は即応募しました!

——「夏の魔物」は知っていたんですか?

リリコ : はい、所謂ロキノン系のバンドがずっと好きだったので、名前は知っていました。「これがダメだったらケーキ屋になるしかない」って覚悟を決めて応募したんですよ。崖っぷちで、ラストチャンスだと思って(笑)。

天野ジョージさんと付き合いたくて

——いま、グッとコブシを握りましたね(笑)。ステフさんがオーディションを受けた理由は天野ジョージさんですよね?

ステフ : (唐突に)私、天野ジョージさんに一度だけ会ったことあるんですよ。

——そうなんですか!?

ステフ : 成田大致と小学生から同級生だったんですけど… (尺の都合でカット)。去年の10月にハロウィン・パーティーを下北沢でやったんですね。私はすごく酔っ払ってパーティーに行ったんです。でも成田大致は酔っぱらいが大嫌いなんで、追い払われて。ひとりで帰すのもなんなので、私を送るためにあてがわれたのがDJをやりにきてた天野ジョージさんだったんです。そのころは撃鉄も天野ジョージさんのこともまったく知らなかったので、恥ずかしくて先に歩いて逃げたんですよ。そしたら後ろからタキシード仮面のように天野ジョージさんが原付で現れ、見ず知らずの私を家まで一緒に送り届けてくれたんです。

ステファニー・アユミ

——優しいかたですね。

ステフ : 優しいんですよ。しかも私、その日なにもされてないんですよ!? で、翌日ふと思い出して、こんな酔っ払ってる女に手を出さないなんて、超いい人って思って。それで成田大致に「紹介して」って言ったんですけど、「あの人はお前とは違う世界の人だから紹介できない」って言われて。じゃあ有名になれば付き合えるのかな、って思ってたときにオーディションがあるって聞いたんで、「これだ!」と。

——その結果オーディションに受かったんですね。

ステフ : でも受かったからとはいえ所詮ただの素人じゃないですか? 有名になるのは難しいですよこのご時世。だから他にもなにかしなきゃいけないなと思い… 丁度去年からプロレスを観にいくようになって、見に行くうちにだんだん自分もやりたい気持ちが出てきてたんですよ。DDTの映像班の今成(夢人)さんと成田大致は仲がいいので、彼に「プロレスラーになりたい、日本一のDIVAになりたい!」って直訴してすぐに東京女子プロレスの練習生になりました。

——で、いまはトレーニングに励んでいると。それは何度も言うようですけど、天野ジョージさんと付き合うためだけに。

ステフ : 普通の男性としての天野ジョージさんには出会いましたけど、撃鉄の天野ジョージさんとはいつもファンとして観ているだけですから。天野ジョージさんはすごくモテるって私聞いたんですけど… (以下、天野ジョージに対する思いを延々と語る)。

ユカ・サカザキ

——(スルーして)ユカさんはどんな理由でオーディションを受けたんですか?

ユカ : もともと芸人を目指して養成所に通っていまして。女性芸人っていうと、ほんとうに当たりが難しくて。女性って、自分より下だと思わないと笑ってくれないんですよ。なのでいかに自分がみんなより下だって思ってもらえるか試行錯誤して、エスパー伊東さんみたいにちっちゃい鞄から出てみたり、全身タイツでタコ踊りしてみたりとか。まあでも滑り倒すわけですよ。つまりマスターベーション芸人なんですよ。

——マスターベーション芸人ですか(笑)。

ユカ : そうなんです。男性の相方がいたんですけど「お前なんかいらねえ」って養成所の卒業前にフラれまして。つまりは、あの〜、フラれて、よくなにも考えずにDPGに入ってきたっていう… (急に可愛らしく)わかんないっチ! ウフフフ。
成田大致(以下成田) : ダハハハハ! ちょっとおもしろかった(笑)。

——合格です(笑)。

ユカ : ありがとうございます(笑)。とにかくいまはいろいろ考えずに力を抜いて、身を委ねて行こうと思ってます。

私たちは“飛び級”してしまったので

——「流れに身を委ねる」というのがDPGのメンバーみなさんの共通認識のようですね。これからの流れでいうと、デビュー曲が発売されて、ライヴのお披露目もあって、9月14日に「夏の魔物」がおこなわれるわけですけど、その先に見ている夢や目標ってありますか?

リリコ : (岡崎京子の代表作である東京ガールズブラボーの)サカエちゃんもデビューして有名になって「徹子の部屋」に出る、と書いていたので、そういうことでもよいですか?

——もちろんそういうことでもよいですよ。

ステフ : 私は「PON!」と「ZIP!」に出たいです!

——あなた朝の顔じゃないでしょ、どう考えても(笑)!?

リリコ : (遮って)私は、DPGの曲を何かの主題歌に使ってほしいなって夢があります。すばらしい楽曲になったので、とにかくひとりでも多くの人の手に届いてほしくて。DPGはアニメの主題歌とかピッタリだと思うんですよ。

——ユカさんはどうでしょう?

ユカ : せっかくこれだけ個性的な人がいるんで。あとはどこかの奥地に行って「バトルロワイヤル」みたいなことをやりたいです。
成田 : ああ、それよいね。みんな山に置きざりにして配信しようか(笑)。

——実際みなさんがやりたいことを成田大致さんと意見交換するような機会はあるんですか?

ステフ : 昨日もしましたよ!

——3人で成田大致さんとミーティングしたんですか?

リリコ : はい。“家族会議”がありました。
ステフ : 「ここまでは舞台を用意してあげたけど、これからどう考えているんだ? あとは自分たちでなんとかしなさい」っていきなり言われて。敷かれたレールの上を走っているだけで、要は全員ぬるま湯に浸かっていたんですよ。自分たちでアイドル・イベントに行ってチラシを配ったりとか、基本中の基本のことも言われるまで気づかなくて… みんなが最初に経験することを1から経験しないとなって考えを改めたんです。
リリコ : これから対バンするBiSさんとかhy4_4yh(ハイパーヨーヨ)さんとか、みんな下積みがあるわけじゃないですか?
ステフ : でも私たちは“飛び級”してしまったので。
リリコ : いきなり大舞台を用意してもらって。

——それについていままで自覚が足りなかった、と?

リリコ : はい。それで自分たちになにができるか本気で考えたんです。この作品をいろんなひとに聞いてもらうためにも、これからは自分たち発信でいろんなことをどんどんやっていこうといまは思っています。
ステフ : だから今日がやっとほんとうのスタートなんです。
成田 : やっぱり自分たちが1年生だということを全員に自覚してほしくて。メンバーが努力して上がって行く過程を見せていかないと、見る側の応援しようという気持ちも生まれないと思うので。
ステフ : ほんとうに気を引き締めて、これからはがんばろうと思っています。

みんなにがんばっている姿を観てもらいたいです

——いまの成田さんのおはなしともつながってくると思うんですけど、前回アントンさんが「人前に立つ人間は何かしら代償を払うことで脚光を浴びているんです」っていう発言をされていて。これはアントンさんの本音だと思いますし、とても印象的だったんですけど、みなさんも同じような想いってありますか?

ステフ : あります。週4回プロレスの練習があって、ダンスの練習もしていて。土日も朝プロレスの練習があって。時間が足りないんですよ。見てくださいよこの爪(ネイルの剥がれた爪を見せながら)! ネイルを塗る時間すらないし、寝る時間も飲みに行く時間も男遊びをする時間もないんですよ。

——男遊びができない(笑)。自分の私生活を投げ打ってすべてを捧げているっていうことですね。

ステフ : はい。なので、一日もはやくステージの上で、みんなにがんばっている姿を観てもらいたいです(泣)。そのためにいまはプライベートがなくても仕方ないなと思っています。最近、葛西純にデスマッチで体を切り刻まれる夢とか見るんですよ。でも夢にプロレスが出てくるほど頑張ってるのに、私はこんな性格なんでそれが人に伝わらない… (号泣)。

——いや、ちゃんと伝えますから!

ステフ : 昨日もミーティング中に泣いてしまい、朝起きたら顔パンパンで、電車乗るの超はずかしかった! でもこの歳になってみんなで泣きながらはなすことなんてないじゃないですか?

——そういった意味では女子メンバー3人の結束も強くなったんじゃないですか?

リリコ : はい、確実に強くなってます。ファミリーです。

——ユカさんはいかがですか?

ユカ : 芸人を目指したきっかけまでさかのぼってもいいですか? 私は自覚がなかったんですけど、声が変ってよく言われるんですよ。

——変ではないですけど。アントンさんが言うところの“萌え声”ですね。

ユカ : 自分は普通のつもりでも、周りに「あいつはぶりっ子だ」とか「アニオタだ」とか言われて。

——作ってるんじゃないか、と思われてる?

ユカ : はい。生まれてからそういうことがずっと付きまとっていて。中学生になって、もともと遊んでたはずの男子の友達が急に遊んでくれなくなって、めちゃくちゃ寂しかったんですよ。前は普通に接してくれてたのに、スカートを履くようになった上にこの声なんで「ぶりっ子」とか男子からも女子からも言われるようになって。女の子って仲間を順番にいじめていくようなところあるじゃないですか?
リリコ : うん、絶対ある。
ユカ : そういうのが女同士ってあるんですけど、私もこの声が原因で、いじめの順番がまわってきたときがあって(涙)。そのときのトラウマもあり、ものすごく怖くなって、けっきょく自分も同じことをしてしまい… そうなってしまった自分が嫌で嫌で。高校に入ったときに変わろうと決心し、クラスでいじめてるグループとかを「やめなよ」ってやっと強気で言えるようになることができて。気持ちも楽になって、そのときにはじめてほんとうの友達もできたんです。いまも世の中にはあのころの私のように仲間外れにされたりだとか、悔しい思いしてる子ってたくさんいると思うんですよ。だからそういう人たちが私を見て、元気になってくれたらなって思って、芸人になったんですが、(芸人に)なったらなったで「なんなんその声ふざけてんの? 声がカワイイからってちやほやされると思うなよ」とか言われたりして… (泣)。

DPG

——このDPGっていうグループは強烈な個性が集まって、こういう集団になってるわけだから、いままでユカさんがコンプレックスに感じていたことや、蔑まれてきたように思ってた部分も活かせるんじゃないですか?

ユカ : そうなんです。生まれてはじめて声を褒めてもらえました。
リリコ : 声、めっちゃ好きだよ!
ユカ : ありがとう(号泣)。

——アントンさんもシャイボーイさんもあの萌え声は天才だって言ってましたし。

ユカ : (泣きながら)でもほんとうはなんにも考えてないっチ(鼻声で)!
一同 : あははははは!

——まさかここで放り込んでくるとは(笑)。

成田 : さんざんひっぱったあげくに(笑)。

——みんないろんな気持ちを抱えて集まって来ているんですね。深いですね、DPG。

成田 : オーディションではとにかくガッツのある子だけを残したんで。
ユカ : だれも欠けて欲しくないっチ!

ポッと出の奴らって思いを見返すパフォーマンスをしようって

——そのガッツを見せる場が、まず8月5日新木場1stリングでのBiSとの対バン前哨戦になりますけど、意気込みを聞かせてもらえますか?

リリコ : 私はずっとロキノン系とももクロちゃんしか聴いたことがなくて、ほかのアイドルさんをDPGに入ってから聴いたんです。アイドルさんはみんな表では華やかだけど、裏ではすごいつらい思いもして、勝ち上がってきたっていうのがあるから、ただひたすら尊敬していて。BiSさんのこともすごく尊敬してるんです。だから私たちはポッと出の奴らって思われるかもしれないですけど、それを見返すくらい全力で自分たちのパフォーマンスをしようって、みんなで思っています。本番に向けて毎日一生懸命練習しています。

——そしていよいよデビュー曲がリリースされるわけですけど、みなさんはじめてのレコーディングはいかがでしたか?

ステフ : 「キュンキュンボンブ」の歌詞で「近づきたいです抱かれたいです 夢の中 かわいくなったら会いに行ける 夢の中」って歌詞があるんですけど、(作詞の)只野(菜摘)さんが、「そこはステフちゃんのために書いたんだよ」って言ってくれたんで、そこはすごく頑張りました。でも私たちは素人なんで、歌詞のない曲を聴いて歌を覚えるっていうのはすごく難しかったんですよ。
リリコ : ほんとうに難しかったです。
ステフ : それを只野さんが優しく教えてくれて。只野さんって、冷静に考えたら、こんな素人と関わるような人じゃないじゃないですか?
リリコ : 私の大好きなももクロちゃんの作詞をしている作詞家の大先生ですから!
ステフ : ほんとうに優しくて。だからレコーディング最終日に只野さんが帰っちゃったときには「お母さんがいなくなっちゃった」みたいな感じでみんな落ち込んだくらいで。
ユカ : レコーディングのとき、私は音程がずっとわからなくて。もともと音痴なんですけど、どんなに聴いてもわからなかったんですよ。でも只野さんはブースに入って近くで「焦らなくて大丈夫だから」って付きっきりで教えてくれて。私はプチパニックだったんですけど、ほんとうにお母さんみたいに手取り足取り指導してくれて(泣)。でもほんとうはなんも覚えてないっチ。
成田 : ダハハハハ! 別にオチつけなくてもいいのに(笑)。

——無理矢理言わなくても良いですから(笑)。

リリコ : 私は只野さんのことはもちろんなんですけど、ローリーさんもギターの神様みたいに思っていて。最終日に来て下さって、間近でギターを聴けて。泣きそうだったけど必死に我慢して。でも、私その日長野に帰らなきゃいけないから、最後までいられなくて… 高速バスのなかで号泣しました(涙)。ローリーさんのギターはすごいです、ほんとうに! 一番聴いてほしいです、ローリーさんのギターを!
ユカ : 私たちの歌は(笑)!?
一同 : ははははは。
リリコ : (笑)。 歌も聴いてほしいです。

——ではこの記事を読んでくれている方にデビュー曲について聴きどころを紹介して下さい。

リリコ : ローリーさんをはじめ豪華な方々が参加してくれて、プレッシャーで押しつぶされそうだったんですけど、すごい思い入れのある大好きな曲に仕上がりました。とにかく一度聴いてみて欲しいです。聴いて下さい、ハート♡。

——あ、ハートを付けて(笑)。ではステフさんどうぞ。

ステフ : 私、音楽家じゃないんで、聴きどころとかうまく言えないんですけど! みなさんに、特に天野ジョージさんに聴いてほしいです。

——(笑)。わかりました。ではユカさん、ひとことどうぞ。

ユカ : (唐突に)お父さ〜ん ごめ〜ん!
一同 : ???

——意味がわからなすぎなんで(笑)。どなたか締めて下さい。

リリコ : 個性豊かなメンバーの歌も聴いて欲しいです。
ステフ : 福田君のソロ・パートがすごいんですよ。平成の布施明ですから。

——なるほど。聴きどころ満載ですね。

ステフ : (インタビュアーに向かって)もう聴いてくれましたか?

——もちろん、聴かせて頂きました。

リリコ・ユカ・ステフ : ありがとうございます!
ステフ : どうでしたか!?

——やっぱりケロちゃん(田中ケロリングアナ)の前口上はいいな、って。

リリコ・ユカ・ステフ : えぇっ!? そこ?!?

>>第3ラウンド「DPGリーダー福田洋×大内ライダー」は7月26日掲載予定!!

DPG初の大舞台


AOMORI ROCK FESTIVAL '13 〜夏の魔物


【時間】 : 2013年9月14日(土)
【会場】 : 青森県東津軽郡平内町 夜越山スキー場
【時間】 : 6:30リストバンド交換開始/7:00 OA開始
※再入場可能 (受付にてリストバンド提示)
※雨天決行(荒天時、天災時除く)

【TICKET】
1人券 : ¥7,000
4人券 : ¥26,500
中高生1人券 : ¥3,000(当日券のみ)

【ACT】
バンドTOMOVSKY / フラワーカンパニーズ / 大槻ケンヂ・橘高文彦 / エンケン&カレーライス+宮藤官九郎(Vo.G.遠藤賢司 / G.竹安堅一 / B.グレートマエカワ / Dr.森信行 / ゲストG.宮藤官九郎) / 中川翔子 / ピエール中野(凛として時雨) / ZAZEN BOYS / N'夙川BOYS / Hawaiian6 / TOTALFAT / SiM / MY FIRST STORY / group_inou / でんぱ組.inc / BiS / BiS階段 / アップアップガールズ(仮) / Negicco / hy4_4yh / 人間椅子 / ROLLYwith人間椅子 / 曽我部恵一 / 前野健太 / 奇妙礼太郎 / 踊ろうマチルダ / ブラインドミウラストレンジャー(夜のストレンジャーズ) / ザ50回転ズ / 電撃ネットワーク / The SALOVERS / Wienners / 非常階段 / 初音階段 / 三上寛 / フルカワミキ / envy / GOMA&The Jungle Rhythm Section / this is not a business / 桃井はるこ / milktub / ハナエ / 影山ヒロノブ / 川越シェフ / ビッグダディ / DJ.ダイノジ / ギュウゾウ(電撃ネットワーク) / 掟ポルシェ / 吉田豪×杉作J太郎 / 久保ミツロウ×能町みね子 / 大根仁監督 / うしじまいい肉 / AKBPOID / 豊満乃風 / 大仁田厚 / DDTプロレスリング/ KAMINOGE ROCK FESTIVAL'13 / (佐藤大輔、マッスル坂井、伊賀大介、井上崇宏) / MC.アントーニオ本多 / and more…

【INFORMATION】
>>AOMORI ROCK FESTIVAL '13 〜夏の魔物〜 Official Web
>>成田大致のすばらしい日々


★プレイベント情報
DPG VS BiS全面戦争前哨戦 夏の魔物 〜リングの魔物編〜

【時間】 : 2013年8月5日(月)
【会場】 : 新木場1stRING

【TICKET】
数量限定スーパー特別リングサイドSSS席 ¥10,000 ※ヘッドロックチェキ券3枚付き
自由席 ¥3,500

【ACT】
DPG / BiS / hy4_4yh / ほもいろクローバーZ / アントーニオ本多 / 杉作J太郎 / and more...
プロレスの試合が数試合アリ。

PROFILE

DPG

青森で2006年から開催されるロックフェス「夏の魔物」の主催者、成田大致が開催したオーディションにより選ばれた6人+謎の覆面からなるエンターテイメントグループ。バンドマン、プロレスラー、お笑い芸人、流しの唄うたいなど様々なジャンルのグループによって構成され、プロレス団体「DDT プロレスリング」両国国技案大会で本格デビューするという異色極まりない活動形態が、音楽ファン、プロレスファンに徐々に注目され出している。

2013年3月、「世の中とプロレスするバンド(?)」というスローガンの下、成田の呼びかけにより、「夏の魔物プロデュースエンタメユニットオーディション」が開催。200通以上の応募から最終選考に残った19名を、加茂啓太郎(ユニバーサルミュージック GREATHUNTING)、高瀬裕章(DEARSTAGE.inc)、庄司信也(Youth Records)、タイラダイスケ(FREE THROW)、鶴見亜門、男色ディーノ、アントーニオ本多(以上3名DDTプロレスリング)ら目利きが審査し、男女6人が選出。

5月3日、DDTの後楽園ホール大会に於いて、神聖かまってちゃんの元マネージャー、劔樹人がDPGのプロデューサーとして参加することが発表される。また同19日には、お披露目となる8月のDDT両国大会ではBiSと”プロレス流対バン”を行うことが発表される。

これらの出来事は、夏の魔物HPからYOUTUBE<夏の魔物ちゃんねる>で次々と公開され、イベントと連動した物語として世間に話題を投げかけ続けている。

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