復興支援コンピレーション・アルバム『Play for Japan 2013』

2013/03/11 00:00

『Play for Japan 2013 vol.3』参加アーティストのコメント

◎音源のダウンロードはこちら◎

ave

福島のシンガーソングライターave（エイヴ）と申します。
こういった”PLAY FOR JAPAN”という企画を持って被災地支援をして下さって、
福島に住むものとして大変嬉しく思っております。
時間が経つに連れて、同じ福島でも温度差がある昨今。
僕はこれからも歌で福島を元気づけていけたらなと思っております。

Paranel(BUUDHA SLAVE、LOW HIGH WHO? PRODUCTION)

東日本大震災からもう二年が経とうとしていますが、いまだにその爪痕は残っています。
あとどれくらいの年月が経てば鎮魂するのかと思うと心が痛みます。
でもこの二年で僕達は多くの曲を作りました。途中で痛みや悲しみに悩まされました。
その中でこうやって歩幅を合わせる仲間や時間を共にして頂ける大切な方達がいます。
人間は一瞬でも悲しみを忘れられたならそれは、幸せに繋がる一歩だと思います。
その一瞬を作る為にも僕達の表現は今後も誰かのために発信して行きたいです。

PHOTO by 坪松雄太

CHOZEN LEE(FIRE BALL)

震災後、皆が集めてくれた募金を物資に変えて、トラックに積んで、現地の音楽で繋がった仲間達と、被災地に届けた。
震災後、さほど間もなかった事もあり、手付かずの状態の被災地に言葉を失った。
普段、言葉を音に乗せて表現する僕らでも、被災した方々にかける言葉が見つからずにいた。頭に浮かぶ言葉は沢山あった。それこそ、湧き上がり込み上げてくる言葉は沢山あった。でも、何を言っても相応しくないように思えて。ましてや音楽なんて…。
多くを失った被災者の方々。それでも、避難所や至るところでお会いした人達は皆笑顔だった。
そして、宮城県、亘理町の避難所となっていた幼稚園に物資を届けた時に、先生が「是非子供達に歌を歌ってください!」と言われ、ギターを持って来ていたので、その場で、子供達を集めて、アコースティック・ライブをやりました。皆さんとても喜んでくれました。
子供達、避難所の方々、同じ被災者なのにボランティアに従事する方々、自衛隊の方々、出逢う人出逢う人、沢山の感謝と、音楽で元気づけて欲しいという言葉をいただいて、自分達にできる事の道を示していただきました。
元気をもらったのは逆に自分達の方だったので、よく覚えています。

しかし、あの惨状を目のあたりにして、「復興」という言葉は虚し過ぎました。ここに人の営みが戻るとは到底思えませんでした。

まだまだ問題も山積み、原発事故で散り散りになった、家族、友人、地域、この人達の心が癒されない限り「復興」とは言えないと思う。
それがどれだけ難しい事かは想像だにできない。
それでも、生きてる限り希望は持てる。
時間は寛大でもあり、残酷でもある。
どんなに悲しい事も時間と共に、生活をしていく中で癒してくれるだろう。
でも、それと同時に忘れてしまう事や、あやふやにしてしまう事もある。

先日、目にした被災した小学生の言葉で、「津波にあわなければ…」ではなく、「津波があったから…」そう思えるように頑張って生きたい。

これを目にした時に、虚しく思えた「復興」は少しづつでも確実に始まってるんだ、と思えた。

でもまだまだ始まったばかり。

僕らは忘れない。
そして、繋がっている。
自分達にできる事、音楽を鳴らし続ける。
このプロジェクトを立ち上げた方々に感謝と、少しでも音楽が誰かの支えになるならば、本望です。

プー・ルイ(BiS)

3年連続の参加ができてうれしかばい
ちょっとでも役に立てればうれしいです。
3月24日には女川にライブしに遊びにいきます。

PHOTO by 町島崇史

成山剛(sleepy.ab)

誰かが誰かを想う気持ちは、いつだって純粋だと思います。
そういうものがまわり回ってつながっていけばいいな。
音楽を通して関われる事に感謝します。

CHAQURA（レゲエ・シンガー）

今回参加させてもらった『明日は来る』という作品は、
未来に対する不安、今の自分に何ができるか？目の前の現実を受け止めて、希望を捨てずに生きていかなきゃいけない!
そういった色んな思いが詰まった曲ですので、1人でも多くの人に聴いてもらえると幸いです。
PLAY FOR JAPAN2013に参加出来たことに感謝!