オールデイズ・レコード


忘れじのドーナツ盤シリーズ:Youはどうして日本語で? 女性歌手編
Various Artists
<忘れじのドーナツ盤シリーズ> 「あの歌手のこの曲がこんなタイトルで?」 当時、国内盤シングルとしてリリースされた楽曲を軸に有名/無名問わずテーマごとにコンパイルした新シリーズ大好評第3弾! シリーズ第3弾はさらなる意外性を追求! 海外女性歌手が日本語で歌った今では貴重な魅惑の音源が大集合! オールデイズ・レコードより単独リリースされているフランス・ギャル、マージョリー・ノエル、ジリオラ・チンクェッティ、ペギー・マーチ、コニー・フランシス、ブレンダ・リー、リトル・パティら人気ガール・シンガーから、アルマ・コーガン、ウィルマ・ゴイク、サンディ・ポジーといったリアル・タイム・ファンにはたまらない希少音源まで日本語歌唱音源25曲を集めた夢のアルバムが遂に実現! 前半に母国楽曲の日本語盤、後半に和製楽曲を配置。日本における60年代洋楽史や歌謡曲史を研究する向きにも価値ある資料性の高いアルバムです!


ア・セッション・ウィズ・デイヴ・クラーク・ファイヴ
デイブ・クラーク・ファイブ
デイヴ・クラーク・ファイヴの本国デビュー盤。トッテナム・サウンドが炸裂! ビートルズとともにブリティッシュ・インヴェイジョンの先陣を切って活躍したデイヴ・クラーク・ファイヴの本国デビュー盤(64年)。全米4位をマークした「カッコいい二人」をはじめ、迫力たっぷりのトッテナム・サウンドが楽しめる代表作に、大ヒット「グラッド・オール・オーバー」「ビッツ&ピーセス、日本で人気を博したバラード「ビコーズ」を追加収録。 解説より抜粋----- ・・・では、収録曲を見てみよう。全12曲中9曲がオリジナルという点に、バンドのポテンシャルの高さがうかがえる。なかでも、クラーク=スミス作品「Can’t You See That She’s Mine」「I Need You I Love You」「I Love You No More」「Forever And A Day」「She’s All Mine」の出来が秀逸で、いかにも英国ビート・バンドらしいキャッチーなナンバーが揃っている。ロマンティックなバラード「Forever And A Day」は隠れた名曲。・・・(木村ユタカ)


そよ風にのって~ベスト・オブ・マージョリー・ノエル
MARJORIE NOËL
ヒット曲「そよ風にのって」が日本でもザ・ピーナッツ、伊東ゆかり、弘田三枝子、南沙織や竹内まりやなど数多くの女性歌手によってカヴァーされた忘れじのフレンチ・ポップス・シンガー、マージョリー・ノエルの初の本格的ベスト・アルバムが登場! 1960年代の中期~後期。欧州の若い女性シンガーたちの歌声が日本のポップス・ファンを虜にした時期があった。アイドル性を兼ね備えた20歳前後のキュートな彼女たちのレコードが次々と紹介されてラジオの音楽番組を席捲し、ブームを呼ぶことにもなった。中学や高校で習う英語とは違って馴染みのないフランス語やイタリア語、スペイン語で歌う彼女たちにはどこか夢想を含んだ憧れのようなものもあったように思う(筆者の経験による実感)。 フランスからはシルヴィ・バルタン、フランス・ギャル、シェイラ、シャンタル・ゴヤ、フランソワーズ・アルディ、アニー・フィリップ、シャンタル・ケリー。。。そしてもちろんマージョリー・ノエルも。イタリアからはジリオラ・チンクエッティやウィルマ・ゴイク、スペインからはマリソル等々。


忘れじのドーナツ盤シリーズ:続・Youはどうして日本語で?
Various Artists
<忘れじのドーナツ盤シリーズ> 「あの歌手のこの曲がこんなタイトルで?」 当時、国内盤シングルとしてリリースされた楽曲を軸に有名/無名問わずテーマごとにコンパイルした大好評シリーズ! 大好評だった海外歌手による日本語歌唱盤コンピレーション「Youはどうして日本語で?」の待望の続編!今回は女性歌手、男性歌手、男女デュエット/グループ入り乱れての総力戦!! アルバム冒頭とラストには浜口庫之助作詞・作曲による当時を象徴する‘日本生まれの洋楽’ともいうべき名曲「涙くん(君)さよなら」を配置。同じくハマクラ・ナンバー「愛して愛して愛しちゃったのよ」をペギー・マーチとベニー・トーマスが歌ったあとは女性ソロ歌手としてペギー・マーチ、マージョリー・ノエル、フランス・ギャル、ジョニー・ソマーズらがオリジナル曲などを日本語で披露。ポール&ポーラ、ニュー・クリスティ・ミンストレルスといったデュエット/グループを挟み、男性歌手はトリオ・ロス・パンチョスが「有難や節」といった飛び道具を放ったかと思えばジョニー・ティロットソンが国産ポップス・カヴァーを畳みかけナット・キング・コールやハリー・ベラフォンテが貫禄の歌声を披露する様は、さながら海外歌手版紅白歌合戦!当時の海外スターが一堂に会して日本語で歌う夢のアルバムがここに誕生!


アーリー・ワークス・オブ・ブライアン・ウィルソン 1962-1967
Various Artists
ブライアン・ウィルソンの若き才能があふれる、待望のコンピレーション! ビーチ・ボーイズのリーダー、ブライアン・ウィルソンは、グループ活動と並行して、ジャン&ディーン、ハニーズ、ポール・ピーターセン、キャステルズ、アネット、ホンデルズ、グレン・キャンベル等への楽曲提供やプロデュースなども積極的に行ない、興味深い作品をたくさん生みだした。この2枚組は、彼が62年から67年にかけて手がけた初期ワークスをまとめたもので、60年代サーフィン/ホット・ロッド・ミュージックのレア・トラックス集としての側面もあわせ持っている。若き時代のブライアンの溢れんばかりの才能の一端にぜひ触れてみてほしい。


フロム・ザ・ファウンデイションズ
THE FOUNDATIONS
黒っぽいヴォーカルとダイナミックなサウンドが映えるファウンデイションズの世界! ロンドンで結成された白黒混成グループ、ファウンデイションズと言えば、出世作となった最初の大ヒット「星のベイビー(Baby、Now That Ive Found You)」(67年全英1位)が最強で一番! 今回復刻されたのは、同曲を収めたファースト・アルバムで、初代ヴォーカリスト、クレム・カーティスのハリのあるソウルフルな歌唱とまだ洗練されていない粗削りなソウル・サウンドが味わえる。制作はトニー・マコウレイとジョン・マクレオドのコンビが担当。


ミスター・ベースマン
JOHNNY CYMBAL
昭和を飾る名曲となった、日本人に愛され続けているオールディーズの定番曲「ミスター・ベース・マン」彼のアルバムがボーナス・トラックがついて国内初作品化。 本アルバム・タイトルとなった「ミスター・ベース・マン」63年のビルボード全米16位にチャートイン。ところが日本ではアメリカ以上に大ヒットし、ダニー飯田とパラダイスキングが歌ってランキング1位を獲得。デューク・エイセスや九重祐三子&田辺靖雄等もカバー。昭和を飾る名曲となった、日本人に愛され続けているオールディーズの定番曲。 1945年2月3日スコットランド生まれ、15歳の時にアメリカのオハイオ州クリーブランドに移住し、地元音楽コンテストに参加。参加したコンテストで認められ1960年にMGMレコードよりデビュー。その後62年キャップ・レコードに迎えられ、翌1963年 「 Mr. Bass Man 」 でいきなり全米16位。日本でヒットした 今回ボーナス・トラックで聴ける「 Mashmallow ( 僕のマシュマロちゃん) 」 、「 Dum Dum Dee Dum 」が収録されたオールディーズ・ファン待望の日本初作品化。


ブレイン・イッツ・オン・ザ・ボサノバ
EYDIE GORME
大ヒット・ナンバー「恋はボサ・ノバ」を含むイーディ・ゴーメの人気盤! スティーヴ・ローレンスとのおしどり夫婦デュオとしても人気を博したイーディ・ゴーメが、ボサ・ノヴァ・ブームに乗って発表したベストセラー・アルバム(63年作品)。バリー・マン&シンシア・ワイル作の大ヒット・チューン「恋はボサ・ノバ」は、大滝詠一「恋はメレンゲ」の元ネタとしてもおなじみの名曲だ。64年の貴重なシングル2曲をボーナス収録。


ゴー!ゴー!レディオ・デイズ・プレゼンツ・バリー・マン
BARRY MANN
独自選曲でお届けするベスト・コレクション・シリーズ! 人気アーティストの名曲・代表曲を独自選曲でコンパイルした“ゴー!ゴー!レディオ・デイズ・プレゼンツ・ベスト・コレクション”より、バリー・マンの貴重な初期ソロ・シングル集が登場! ニール・セダカ、キャロル・キングとともに、アルドン音楽出版を代表する名作曲家として活躍したバリーが、みずから歌って61年全米7位のヒットとなった名曲「シビレさせたのは誰?」をはじめ、58年から67年にかけてABCパラマウント、コルピックス、レッド・バード、キャピトルほかに吹き込んだレア・トラックの数々を一枚にまとめた、ファン待望のコレクションだ。


オール・ザ・ヒッツ・バイ・ボビー・ライデル
BOBBY RYDELL
カメオ/パークウェイを代表するティーン・アイドルのオール・タイム・ベスト! 「キッシン・タイム」など一連のヒット曲を網羅した最高のベスト盤。 フランキー・アヴァロン、フェビアンとともに、フィラデルフィアの三大アイドル・スターとして活躍したボビー・ライデルは、歌唱力とリズム感の良さが際立つ実力派シンガーでもあった。ヒット曲「キッシン・タイム」「ウィ・ガット・ラヴ」「ヴォラーレ」 「フォーゲット・ヒム」に、日本独自シングル「ファンキー・ルックのお嬢さん」も加えた決定版!


カフェ・ボヘミアン:Vol.4 イーティン・ウィズ・ザ・ブギ
Various Artists
シリーズ第四弾は、フードにちなんだ楽曲を軸にして、カフェでのランチやディナー・タイムを演出。さらには、食後のコーヒー(をテーマにした楽曲)を追加したスペシャル・メニューで登場! いつの時代も、ヒップスターたちにとっての特別な場所、隠れ家カフェ。そこには魅力的なメニューの数々だけでなく、時代を超えて愛され続けるグッド・オールド・ミュージックとの出会いが待っている。 架空のカフェ「CAFE BOHEMIAN」に流れる音楽を想定し、1940年代~1960年代のロックンロール、ロカビリー、ドゥー・ワップ、R&B、ジャズ、ソウル・・・など幅広いジャンルから選曲。それらは思わずオーダーしたくなるようなドリンクやフード類をテーマにしたヴィンテージ・サウンドのみに厳選され、究極のカフェ・ミュージック・シリーズとして生まれ変わった。 シリーズ第四弾は、主にフード類をテーマにした楽曲を集めてカフェでのランチ、ディナー・タイムをイメージしたコンピレーション・アルバムとして登場! さらに、食後のメニューとしてコーヒーにちなんだ楽曲も追加収録されたことにより、カフェ・タイムをより豊かに、そして食後もゆったりと過ごせるような、心地よいひとときの音楽体験を届けてくれる。


マリアンヌ・フェイスフル
MARIANNE FAITHFULL
スウィンギン・ロンドンのアイコン、マリアンヌ・フェイスフルの1965年に発表した2作品をコンパイル。 1965年、スウィンギン・ロンドンの輝きの中で登場し、透明感ある歌声と憂いを帯びたまなざしで時代のアイコンとなったマリアンヌ・フェイスフル。ポップな名曲を収めた『Marianne Faithfull』と、フォークの温もりが沁みる『Go Away from My World』、初期2作を1枚に収録。マイク・リーダーの繊細なアレンジとデヴィッド・ベイリーの印象的なジャケットとともに、若き日の声と感性が鮮やかによみがえる。 『Marianne Faithfull』は、プロデューサーのマイク・リーダーとアレンジャーのデヴィッド・ウィタカー、ジョン・マークらが手掛けた洗練されたポップス集。デッカ・スタジオやランズダウン・スタジオで録音され、ピーター・ヒッチコック、ガス・ダッジョンといった腕利きエンジニアの技術が、透明感のある歌声を際立たせています。ジャケットはデヴィッド・ベイリーとジェレッド・マンコウィッツが撮影し、時代の空気を封じ込めました。 一方『Go Away from My World』は、アコースティック・ギターを基調にした温かいサウンドが魅力。伝統的なフォーク・ソングから、ソフトロック寄りのオリジナルまで幅広い選曲が並びます。アメリカ市場を意識した構成で、同時代の英国フォーク・シーンの香りを感じさせます。 本作では、この2枚をまるごと収録した贅沢な内容。当時の音と空気感をそのままに、若き日のマリアンヌが放った輝きを現代に届けます。ポップとフォーク、2つの魅力が響き合う60年代の貴重な記録です。


ヴィーナス・イン・ブルー・ジーンズ
JIMMY CLANTON
アルドン・ポップスの逸品「ヴィーナス・イン・ブルー・ジーンズ」収録! ルイジアナ出身の白人アイドル・シンガー、ジミー・クラントンが1962年に放った大ヒット「ヴィーナス・イン・ブルー・ジーンズ」は、我が国では松田聖子「風立ちぬ」の元ネタとしても知られるアルドン・ポップスの名曲だ。本アルバムはその曲を軸に構成された彼の代表作で、「ジャスト・ア・ドリーム」「ゴー、ジミー、ゴー」ほか、10曲をボーナス収録。


シングス・ビッグ・ブルース
LITTLE MILTON
ブルースの深みとソウルの熱気をひとつに融合させた、リトル・ミルトン1966年の名盤。 1966年、B.B.キングやT-ボーン・ウォーカー、ローウェル・フルソンらの名曲を、ホーンが炸裂する豪華サウンドで再構築した傑作。ジーン・バージの緻密なアレンジと、チェス黄金期の名手たちによるシカゴ録音が光る。「Feel So Bad」R&Bチャート7位のヒットを含む全曲が、熱きブルースとソウルの香りを放つ。 前年の大ヒット「We’re Gonna Make It」でR&B界にその名を轟かせたリトル・ミルトンが、チェス・レコード傘下チェッカー・レーベルから放った渾身作。B.B.キングの「Sweet Sixteen」、T-ボーン・ウォーカーの「Stormy Monday」、ローウェル・フルソンの「Reconsider Baby」、そしてジェームズ・ブラウンの「Please, Please, Please」まで、ブルース&R&Bの名曲を一気に網羅。選曲には、彼のルーツとリスペクトが凝縮されています。 制作の指揮を執ったのは、サックス奏者でもあり名アレンジャーのジーン・バージ。豪快なホーン・アレンジと緻密なバンド構成で、ブルースにソウルのエッセンスを加えた新しいサウンドを構築しました。録音はシカゴのテル・マースタジオ、エンジニアは名匠ロン・マロ。参加ミュージシャンにはフィル・アップチャーチ(g)、サニー・トンプソン(p)らチェスの精鋭が集結し、迫力のアンサンブルを繰り広げています。 「Feel So Bad」はR&Bチャート7位のヒットを記録し、アルバム全体もブルースとソウルの境界を越えた意欲作として高い評価を獲得。当時のシカゴの空気をそのまま閉じ込めたような生々しい録音は、半世紀を経た今も鮮烈です。伝統を受け継ぎながら時代の息吹を吹き込んだ、まさに“ビッグ・ブルース”の決定盤。ブルース・ファンはもちろん、ソウル好きにも強くおすすめできる一枚です。


ワンス・イン・ア・ワイル(イズ・ベター・ザン・ネバー・アット・オール)
The Fave Raves
ライブ・バンドとして定評のある彼らが、満を持して発表するスタジオ新録盤は、「サザン・ソウルの秘宝」スペンサー・ウィギンスへの熱いトリビュート。 ボーカル青山ハルヒロの唄とバンド・サウンドが一体となり、彼への深い愛情とリスペクトが塊となって押し寄せてくる。心の奥底から突き動かされ、魂を揺さぶられる必聴盤がここに完成した! Personnel Haruhiro Aoyama : Vocals Tokio Hitomi : Guitar Ichiro Noma : Fender Bass Sachiya ‘Nobichan’ Nakayama : Drums Hiromi Daigo : Keyboards Tomo Sada : Tenor Saxophone Leo Yamaguchi : Trumpet Bella Morisaki : Background Vocals Design : Sally Kubota Art : RUMINZ Photographs : Mitsuko Todoroki


ジ・アメイジング・ニーナ・シモン
NINA SIMONE
近年の再評価、多くのアーティストからのリスペクト。59年発売の本アルバムはシンガーとしてのニーナの傑出ぶりに耳が向かう内容である。コルピックス移籍ファースト・アルバムがいよいよ登場。


いつも僕達の家は、CSN&Yだった:デジャ・ヴ~四叉路への旅路
Various Artists
いつでも側には、CSN&Yがいた。その類まれなサウンドを徹底研究! はっぴいえんどからバッファロー・スプリングフィールド、ついにたどり着いた先は、CSN&Yだった。その影響下と各メンバーの織りなす音色を多角的に分析する。 冒頭を飾るのは、デヴィッド・クロスビーのルーツだ。ジェファーソン・エアプレインの好カヴァーM-2、CSNの「グウィニヴィア」を彷彿させるM-7を収録。続いて登場のスティーヴン・スティルスの項は、アル・クーパー、クリーム、ボブ・ディラン、ビートルズとビッグネームが続々と舞台に上がる。 3番目に選ばれた男は、グラハム・ナッシュ。バディー・ホリーのM-18、「マラケッシュ急行」さながらのスピード感のM-20を選曲。最後は、真打ちニール・ヤングが登場。後に自身のアルバムでもカヴァーしたM-23、バッファロー・スプリングフィールドでリードをつとめた自作のM-25を収録した。


オールデイズ・アルバム・ガイド:ロック編#11
Various Artists
60年代のグッドミュージックをこだわりの紙ジャケで復刻してきたオールデイズ・レコードのタイトルから毎月テーマを決めて膨大なカタログを掘り起こすCD付きのアルバム・ガイドブック・シリーズのロック編11弾。 ロックン・ロールの神様バディ・ホリーをはじめ、トゥワンギー奏法で多くのギタリストに影響を与えたデュアン・エディ、ロック史上最重要ドラマーと称されるアール・パーマー、ラテンロックの先駆けとなった伝説のミュージシャン、リッチー・ヴァレンスまで、ロックの源泉を凝縮した一枚。


ワンス・イン・ア・ワイル(イズ・ベター・ザン・ネバー・アット・オール)
The Fave Raves
ライブ・バンドとして定評のある彼らが、満を持して発表するスタジオ新録盤は、「サザン・ソウルの秘宝」スペンサー・ウィギンスへの熱いトリビュート。 ボーカル青山ハルヒロの唄とバンド・サウンドが一体となり、彼への深い愛情とリスペクトが塊となって押し寄せてくる。心の奥底から突き動かされ、魂を揺さぶられる必聴盤がここに完成した! Personnel Haruhiro Aoyama : Vocals Tokio Hitomi : Guitar Ichiro Noma : Fender Bass Sachiya ‘Nobichan’ Nakayama : Drums Hiromi Daigo : Keyboards Tomo Sada : Tenor Saxophone Leo Yamaguchi : Trumpet Bella Morisaki : Background Vocals Design : Sally Kubota Art : RUMINZ Photographs : Mitsuko Todoroki


ラグタイム・ジャグ・ストンパーズ
DAVE VAN RONK
グリニッジ・ヴィレッジ・フォーク・シーンの中核的存在ではあるが、その影響力は大きく、黒人ブルースからジャグ・バンド・ミュージックと60年初期に定着させた重要人物である。64年発表の本作は実にスウィンギンに演奏された名盤である。ボーナス・トラックに後年再録された2曲が加わり違いを味わうのもいい。


イースト・トゥ・ウェスト~ゴールデン・メロディーズ・フロム・ジャパン
PAUL MARK & HIS ORCHESTRA
ジャポニズム・エキゾチカの至宝、ポール・マーク楽団による至宝の音源。61年発表インペリアル・レコードでのファースト、セカンドから選曲。 モンド・ファンに愛され続けてきたジャポニズム・エキゾチカの至宝、ポール・マーク楽団。彼らの名盤「EAST TO WEST」、セカンド「GOLDEN MELODIES FROM JAPAN」から選曲された音源が遂にCD化。 日本の古典楽曲である民謡や抒情歌、童謡など取り上げ、ラテンやジャズをベースにモダンにアレンジ。読み応えある日本語解説からは多くのことが学べる本年度最高のリリースだと断言できる。


ニュー・サウンズ
MICKEY & SYLVIA
1957年R&Bチャート1位、全米チャートでも11位のヒットを記録した「ラヴ・イズ・ストレンジ」。それを皮切りに多くのヒットを連発。絶頂期のコンビが作り上げたゴキゲンなブルージンR&Bを味わえるアルバムがようやく国内初登場。 ミッキー・アンド・シルビアのミッキー・ベイカーは独自のスタイルを持つブルース・ギタリストとして日本でも隠れた人気を持っている。またシルヴィアには「ピロー・トーク」のナンバー・ワンを含め数々のヒット曲があるシンガー、後に大物プロヂューサーとして大成功した人物。そんな二人の原点を確かめることができるトラックが多い。タイトル通り先見性を持った楽曲には人々を飽きさせない魅力がある。 ボーナス・トラックにはアルバム未収録の重要曲が9曲も加わった待望の作品化。


アイ・ワナ・ビー・ボビーズ・ガール・バット
SUSAN MAUGHAN
イギリスの歌姫スーザン・モーンの華やかなポップ・ワールド! マーシー・ブレーン「ボビーに首ったけ」のカヴァー・レコードが全英チャートで3位をマークして人気者となった美人シンガー、スーザン・モーン。63年リリースの本作は、彼女のアルバムのなかでもとびきりポップな一枚で、男の子の名前をテーマにしたコンセプチュアルな内容となっている。ボーナス追加されたシングル作品もポップな佳曲揃いだ。


カントリー・ミュージック
LESTER FLATT
バンジョーの名手アール・スラッグスとヴォーカルのレスター、彼らのグループ、フォギー・マウンテン・ボーイズ。数多くあるアルバムの中、ブルー・グラスの定番曲、映画『俺たちに明日はない』の挿入歌で有名な「FOGGY MOUNTAIN BREAKDOWN」をフィーチャーした58年発表の代表作が蘇る。


シンギング・ザ・ブルース
T-BONE WALKER
「モダン・ブルース・ギターの父」、ブルース界の大御所の彼がブラック・アンド・ホワイト(キャピトル)移籍後、多くの傑作を生んだ。充実度では群を抜くインペリアル録音時代の作品の中、60年発表のセカンド・オリジナル・アルバムの登場である。


ステイ
MAURICE WILLIAMS & THE ZODIACS
多くのカヴァーを生んだ「ステイ」を含むゾディアックスの傑作アルバム! ホリーズやフォー・シーズンズ、ジャクソン・ブラウンほか多くのアーティストによってカヴァーされたロックンロール・クラシック「ステイ」。曲を書いたゾディアックスのリーダー、モーリス・ウィリアムズは、50年代にグラディオラスで「リトル・ダーリン」のヒットを放った才人で、61年リリースの本盤でも、その才能をフルに発揮している。ボーナス3曲収録。


ジ・アライヴァル・オブ・ヴィクター・フェルドマン
VICTOR FELDMAN
58年発表の本作はジャズ・ミュージシャンとしての才能、素質、みずみずしさをいかんなく発揮、初期の彼の代表作となった。 ヴィクター・フェルドマン・・・その名前を知らなくても、洋楽好きなら彼のプレイはどこかで耳にしているはずだ。ジェームズ・テイラー『ゴリラ』、トム・ウェイツ『ハートアタック・アンド・ヴァイン』、ハーパース・ビザール『フィーリン・グルーヴィー』、フランク・ザッパ『ランピー・グレイヴィー』、モンキーズ『インスタント・リプレイ』、スティーリー・ダン『プレッツェル・ロジック』、マーヴィン・ゲイ『トラブル・マン』、ヘンリー・マンシーニ『シャレード』といった作品に参加し、あるときは鍵盤楽器で、あるときは打楽器でメロディ楽器を引き立てた。当アルバムは、若き日のフェルドマンが主役となって、ジャズ・ミュージシャンとしての才能、素質、みずみずしさをいかんなく発揮した一枚である。


イン・メモリアム 1908-1954
DJANGO REINHARDT
ジプシーの血をひくジャズ界の大物ジャンゴが残した名演集、35年から39年パリにて録音されたもっとも油の乗った時期、彼の素晴しさを知ることのできる初期の傑作が聴ける。


ホイールズ
トーケンズ
ぶっ飛ばせ!ヴォーカル・グループがハンドルを握るホット・ロッド! 寝ているライオンを叩き起こすビート、寝かしつける美しいハーモニー!!今宵は我らがトーケンズの走らせるスタイリッシュな改造車に皆で乗り込もう!!これがアメリカ西海岸に対するニュー・ヨークからの回答、サーフィンからホット・ロッドへと移行したブームが彼らにとって渡りに船だったのは何故なのか?今こそ評価されるべきこのジャンルの秘宝が遂に登場だ!!


ロイド・プライス
LLOYD PRICE
1952年、R&Bチャート1位の大ヒットを記録した「ロウディ・ミス・クロウディ」はローリンストーン誌においてロックンロール時代を築くのに貢献した一曲と讚えた。その曲はニューオーリンズR&Bの名曲となり多くのアーティストに親しまれ影響を与えた。その曲をフィーチャーしたデビュー・アルバムにして音楽史上もっとも重要な作品の一枚が復刻。アルバム未収録重要作5曲がボーナス・トラックに加わった決定盤。 ロックの殿堂と呼ばれるロックン・ロール・ホール・オブ・フェイムには、ソングライターやプロデューサーなどの功績を讃える非演奏者部門があり、2011年度の受賞者として一人の白人男性が選ばれている。その人物の名前はアート・ループ、スペシャルティ・レコードの創設者だ。 その男が売り出したアーティスト達は歴史を変える偉業となる。


ホールド・ホワット・ユーヴ・ガット
JOE TEX
60年代サザン・ソウル界屈指の重要作といえるジョー・テックスの名盤! “ソウル界でもっとも過小評価され続けている男”ジョー・テックス。彼の出世作となった大ヒット「ホールド・ホワット・ユーヴ・ガット」を含む本アルバム(65年)は、ゴスペル、R&B、ジャズ、カントリーを混ぜ合わせた独特の感覚と、全編にちりばめられた叡智、戒め、ユーモアの数々というテックスの歌世界が堪能できる名盤だ。全曲オリジナルという点も特筆に値し、60年代サザン・ソウル界屈指の重要作といえるだろう。ボーナス・トラック4曲追加。


ダーティ・ウォーター
THE STANDELLS
“元祖ガレージ・ロック・バンド”スタンデルズの魅力が炸裂! 記念すべき初ヒット作! “アメリカ版ローリング・ストーンズ”ともいえる不良っぽくて野卑な感じの歌唱とヤケっぱち(?)な佇まいがウケてカルト的な人気を誇ったロサンゼルス出身のスタンデルズ。80年代にジ・インメイツがカヴァーした「ダーティ・ウォーター」と「いかした奴」という二大名曲を含む初のスタジオ録音アルバム(66年)には、元祖ガレージ・ロック・バンドとしての魅力が凝縮されている。シングル2曲をボーナス追加。


カム・アンド・ゲット・ディーズ・メモリーズ
MARTHA & THE VANDELLAS
60年代前半のモータウン躍進を支えたガール・グループ、マーサ&ザ・ヴァンデラスが63年に発表した記念すべきデビュー盤! マーヴェレッツとともに60年代前半のモータウン躍進を支えたガール・グループ、マーサ・アンド・ザ・ヴァンデラスの初ヒット「カム・アンド・ゲット・ジーズ・メモリーズ」は、モータウン随一のヒット・メイカー・チーム“ホランド=ドジャー=ホランド”が初めて共作した記念すべき作品でもあった。同曲を含むファースト・アルバム(63年)では、リード・シンガー=マーサ・リーヴスのハツラツとして力強いヴォーカルを軸としたグループの瑞々しい魅力を楽しむことができる。シングル3曲を追加。


スウィート・イングランド
SHIRLEY COLLINS
ブリティッシュ・フォーク・リヴァイヴァルの貴重な遺産といえるアルバム! 英国フォーク・シンガー、シャーリー・コリンズは、58年に米国トラッド・フォーク・プレイヤーたちをバックに2日間で37曲を録音。その内の18曲を選び59年にアーゴからリリースされたのが本盤だ。ここで聴ける作品は50年代末期から60年代初頭にかけてのブリティッシュ・フォーク・リヴァイヴァルの貴重な遺産であり、アコースティックからエレクトリック、古楽からプログレッシヴ・フォーク・ロックまで、フレキシブルな態度でその時代の音楽と向き合ってきた彼女の原点といえる。


マジック・ギター
WILSON & HIS COMBO
ストラトキャスターが鳴り響く、これぞ“トロピカル・スウィンギン”なアルバム! カリブや南米周辺で50~60年代に活躍したギタリストのなかでも、とりわけ異色で、一際ミステリアスな存在だったのが、このウィルソン&ヒズ・コンボである。61年録音。キューバ革命からほどない時期に、アメリカ文化を代表するストラトキャスターを構えたジャケット写真は大丈夫だったのだろうか? その中身は、キューバにありながら実にストラトらしいギターの音が鳴り響き、本場ならではのパーカッション・グルーヴが後ろを支えている。なんとも愛おしいアルバムだ。


ウィンチェスターの鐘
THE NEW VAUDEVILLE BAND
“ニュー・ノスタルジック・サウンドの最高峰”ニュー・ボードビル・バンドの名盤! イギリス人コンポーザー、ジェフ・スティーヴンスのソロ・プロジェクトとしてスタジオ・セッションで作られた「ウィンチェスターの鐘」は、66年に全米ナンバーワンの大ヒットとなり、グラミーの最優秀コンテンポラリー賞にも輝いた。のどかでほんわかしたこの名曲を含むファースト・アルバムには、ハーマンズ・ハーミッツが取り上げて大ヒットした「見つめあう恋」のオリジナル・ヴァージョンも収録。知る人ぞ知る英国ポップの名作といえる一枚だ。シングルB面曲をボーナス追加。


ポプシクル
JAN & DEAN
ジャン&ディーンならではの明るくてキャッチーなポップ・ソングが詰まった好盤! 66年夏のスマッシュ・ヒット「ポプシクル」をフィーチャーした本作は、少女がアイスキャンディーを手に幸せそうな表情を浮かべているジャケットそのままの、明るくてキャッチーなポップ・ソングが詰まった好アルバム。ジャン・ベリーが自動車事故で重体となり、活動がままならなかった時期にリリースされたため、過去のアルバム曲が多く収録されているが、ビートルズのカヴァー「ノルウェーの森」など、興味深いトラックも少なくない。「バットマン」などシングル2曲を追加。


ニュー・サウンド・オブ・ザ・オズモンド・ブラザーズ
The Osmond Brothers
テリー・メルチャーのプロデュース曲も収録、隠れた名盤! 70年代に入り全米で躍進するオズモンド・ブラザーズ(オズモンズ)が1965年にリリースした隠れた名盤が、うれしい復刻。甘美なバラード「メイ・イーチ・デイ」など従来からのファンを魅了するコーラス・ワークの美しさは言わずもがな、テリー・メルチャーがブルース・ジョンストンとのコンビ始動期にアレンジを手がけた2曲が秀逸。 ともにビーチ・ボーイズ・スタイルのアレンジ&コーラスが心地よく、「ミスター・サンドマン」のナイスカバー、ボビー・ダーリンとの共作曲「マイ・マム」とメルチャーのセンスとオズモンド・ブラザーズの躍動感が融合した珠玉の2曲を収録したアルバムをご堪能あれ!


ヘイ・ジョー
THE LEAVES
ガレージ・バンドの定番曲「Hey Joe」をフィーチャーしたリーヴスの1stアルバムに2nd&シングル音源をコンパイルした決定盤! 「Hey Joe」は1960年代中期のガレージ・バンドが好んでカヴァーした曲だ。レコードとして残っているものだけでも30以上はあるだろう。(現在まで含めれば1600以上のヴァージョンという説もある。)浮気した妻を射殺してメキシコに逃げる男の話に当時の若者が何を感じたのかは想像するしかないが、最初のヒット・ヴァージョンはこのリーヴスによるものだ。リーヴスの物語は、楽器の弾けない大学生がビートルズを知り、バンドを結成し、あっという間に全米チャート・インし、仲が悪くなり解散という典型的ガレージ・バンドのものだ。ローカルで長髪が原因で退学になった欲求不満の塊のストーンズ・フリークの高校生に比べ、最初からサンセットストリップに出入りしていた大学生という恵まれた環境でフォーク・ロックの曲も多く、不良性は薄いかもしれないが、リーヴスのノン・ヒット・ヴァージョン「Hey Joe, Where You Gonna Go?」には訳のわからないエネルギーが渦巻いている。スワンプ・ラッツの「Hey Joe」やサイケデリックにぶっ飛んだゴールデン・カップスの「Hey Joe」など60年代バンドの忘れがたいガレージ・ヴァージョンは数あるが、リーヴスの「Hey Joe, Where You Gonna Go?」は特別なのだ。


ニュー・マスターズ
CAT STEVENS
多くのアーティストにカヴァーされた名曲「ファースト・カット・イズ・ザ・ディーペスト」を収録したセカンド・アルバム! 本作は、ファースト(67年3月/英7位)に続く、セカンドにしてデラムでのラスト・アルバムとなった『ニュー・マスターズ』(67年12月)全曲に、当時のシングル・ナンバー3曲(すべてモノ・ヴァージョン/13曲目はアルバム未収録)をボーナス・トラックとして追加収録したもの。前作同様マイク・ハーストのプロデュースで、後にロッド・スチュワートがカバーした(77年/英1位、米21位/邦題「さびしき丘」)「ファースト・カット・イズ・ザ・ディーペスト」の作者版をハイライトにした優れたオリジナル楽曲集だが、なぜかチャート入りは逃している。 その「ファースト・カット・イズ・ザ・ディーペスト」のレコーディングには、ビッグ・ジム・サリヴァン(リード・ギター)、ジョン・ポール・ジョーンズ(ベース)、クリス・ハント(ドラムス)の他、プロデューサーのハーストもコーラス・ハーモニーとリズム・ギターで参加。オーティス・レディングを想定して書いたというスティーヴンス流のR&Bだが、彼が歌うとまったく違った味わいが生まれてくるのが面白い。もちろん名曲。


クアルテート・エン・シー
QUARTETO EM CY
至高のボサノヴァ・グループ、黄金期の最高傑作が復刻! 過去に作品化されながら、現在では店先から姿を消した名盤が存在する。1966年に発表された本盤は、エレンコ・レーベルでの最初の証。才色兼備を誇る4人の瑞々しく魅力的なコーラス・ワークは楽曲を虹色に染め上げる。マルコス・ヴァーリのM-1は天高く跳躍し,小粋なジョビンのM-5とM-10が要所を押さえ、白眉は一糸乱れぬ軽快なスキャットが心弾むM-11。同類項といっていい「黄金の7人」(アルマンド・トローヴァヨーリ)と徒競走させてみたい思いにかられる多幸感あふれるジャジーな曲調は、時にほろ苦い哀愁をも内包。ファースト・プレスの曲順を忠実に再現するため、大ヒットしたM-13は別枠扱いでの収録をほどこした。


ザ・ドラッグスターズ
JIM MESSINA & HIS JESTERS
バッファロー・スプリングフィールド~ポコ、70年代西海岸サウンドを代表するアーティスト、ジム・メッシーナの原点! ジム・メッシーナはバッファロー・スプリングフィールドのメンバーを経てポコ、ロギンス・アンド・メッシーナで活躍、1970年代のウエスト・コースト・サウンドを代表するアーチストの一人だ。当然高校時代はサーフィン・ミュージックの洗礼を受け、このストラトキャスター弾きまくりの素晴らしいインスト・アルバム「The Dragsters」をリリースしている。レコード・レーベルにでっち上げられたインチキ・ホットロッド・アルバムだが収録された演奏は最高級のティーン・ワイルド・インストだ。高校生のメッシーナのパワー全開の演奏を楽しんで欲しい。


スマッシュ・ヒッツ・オブ 62+マーヴェレッツ・レコーデッド・ライヴ・オン・ステージ
THE MARVELETTES
62年セカンド・アルバムと翌年発売されたライヴ盤をカップリング! 60年代モータウン3大女性グループにも挙げられるマーベレッツの62年にリリースされたカヴァー・アルバム「Smash Hits Of 62」と翌63年にリリースされたライヴ盤「The Marvelettes Recorded Live On Stage」が2in1仕様で復刻。前者は代表曲「Please Mr.Postman」の続編というべきチャーミングなM-6を筆頭に、園まりもカバーしたM-1、同名映画主題歌のM-2,後にリンゴ・スターもシングル・カットした多幸感あふれるM-5に加え、チャビー・チェッカーの大ヒットM-8など、アーリー・ソウル時代の名曲の魅力がたっぷりと詰まった最高にハッピーな1枚! 今回カップリングされた臨場感あふれるライブ盤は、1961年~63のシングル曲が数珠つなぎに繰り出される全盛期のパフォーマンスが出色。オリジナル盤では、このライブのみに収録された貴重なチューンM-16の軽快さも心地良い!


ジ・アバーヴ・グラウンド・サウンド・オブ・ジェイク・ホームズ
JAKE HOLMES
レッド・ツェッペリン「幻惑されて」の原曲を収録したアシッド・フォークの傑作! プロデューサー・クレジットは、デビュー・シングル同様マキシミリアン・プロダクション。ホームズ(ヴォーカル、アコースティック・ギター)をバックアップするメンバーに、リック・ランドル(ベース)とテッド・アーウィン(エレクトリック・ギター)。 聴く者の不安を煽るような不穏な空気が漂うアコースティック・ギターのカッティングとサイケなファズ・ギター、そしてダウナーなヴォーカルを軸に展開する本作も、フォーク、サイケ、ガレージなどといったひとつのジャンルでは括れない、徹底してオリジナルな世界。様々なジャンルのミクスチャーでもなく、これが原初的な形態だと思わせるような圧倒的な音の存在感。フレッド・ニールからティム・バックリーに至るフォーク・ジャズ~アシッド・フォークの系譜とも距離を置くようなそのサウンドは、まさしく唯一無二のものであり、今の耳にはアンダーグラウンド・ロックの見事な成功例としても聴くことが出来るだろう。


ゼアズ・ア・ボンド・ビトゥウィーン・アス
THE GRAHAM BOND ORGANIZATION
ジャック・ブルース、ジンジャー・ベイカーも在籍したブリティッシュR&Bバンドのセカンド・アルバム! 本ディスクは65年11月リリースのセカンド全曲(M-1~M-12)に、ボーナス・トラックとして先述のデッカ・アンソロジー『R&B』から2曲(ジョージィ・フェイムもレパートリーにしていたトミー・タッカーの人気曲M-13とボンドのオリジナルM-14)を追加収録したもの。ジョージィ・フェイムも影響を受けていたアメリカのジャズ・オルガン奏者、ジミー・スミスが64年のアルバム・タイトルにしていたM-1(ドン・カークパトリック&ケヴィン・ノックス作)。ジェイムズ・ブラウンも自身のオルガン演奏で『Grits & Soul』(64年/Smash)のなかで取り上げ、ジェイムズ・ブラウン&ヒズ・オーケストラ名義でシングル・カットもされた、まさに同時期のモッズ・ブームを象徴するようなオープニング・ナンバーだ。


テイク・イット・ライク・ユー・ギヴ・イット+テイク・ア・ルック
ARETHA FRANKLIN
“ クィーン・オブ・ソウル ” アレサ・フランクリンのコロムビア後期67年作が2in1で復活! 本CDは66年作「Soul Sister」の翌年、1967年にColumbiaよりリリースされた「Take It Like You Give It」と同年リリースされたColumbiaでの最終作「Take a Look」をカップリング。スタンダード曲からファンキーなR&B・Jazzyな楽曲までを幅広く収録した良盤だ。 オールディーズ調が懐かしいM-13、スウィンギーで軽快なM-14をはじめ捨て曲なしで佳曲揃いな2枚のアルバムだが、抜群の歌唱力を堪能できるM-2,M-17や肩の力の抜けたM-7を筆頭にスロー&ミディアムの充実ぶりは一聴にして掛け値なしの味わいだ。「ソウルの女王」の過渡期が1枚に凝縮されたファン必携盤!


フロム・ザ・ビギニング
SMALL FACES
スモール・フェイセズのデッカ2作目は、貴重なトラック満載の充実作! バンドの人気と創作力がピークにあった60年代後半のスモール・フェイセズ。そのカリスマ性とソウルフルなパワーは他を圧倒していた。本盤は67年にリリースされたデッカでのセカンドにしてレーベル最終作で、シングル曲や未発表テイクからなる編集盤だが、それでも聴き応えは充分。モッズが愛好したアメリカン・ソウル/R&Bのカヴァーなど、彼らの魅力が満載だ。ボーナス・トラックとして、アルバムに収録されなかったデッカ後期のシングルから選曲した5曲を追加している。


レインボウズ
THE RAINBOWS
日本で空前の大ヒットを記録した「バラ・バラ」を含むレインボウズの決定版! 67年、時ならぬ「バラ・バラ」の大ヒットで日本のポップス・ファンの心はバラバラ、ではなく一つになった。英米にはない日本独自のビッグ・ムーヴメントが巻き起こり、それまで全く無名だったドイツのロックンロール・バンドがこの1曲で国民的支持を得たのである。本作は、ドイツ盤アルバム『ザ・レインボウズ』(66年)に日本でのシングル曲やアルバム未収録の独シングル曲をボーナス追加したレインボウズの決定版!


ペイイン・アワ・デューズ
LITTLE ANTHONY & THE IMPERIALS
テディ・ランダッツォの華麗なポップ・マジックが冴えわたる名作! リード・シンガー、アンソニー・ガーディンのハイ・トーン・ヴォーカルが印象的なアンソニー&ジ・インペリアルズの66年作品。プロデュース、アレンジ、曲作りのすべてを担当したテディ・ランダッツォの手腕が見事に発揮された名作で、転調を駆使しながらドラマティックに盛り上がる楽曲構成や、流麗なストリングスを中心とした美しいサウンド・プロダクションは、まるで“ランダッツォ・マジック”とでも言いたいほど、実に華麗で見事なものといえる。ボーナス1曲追加。


ビーチ・ブランケット・ビンゴ
DONNA LOREN
ビーチ・ムーヴィーで活躍したドナ・ローレンの若さ弾けるファースト・アルバム! ドクター・ペッパーのキャンペーン・ガールを務めるいっぽう、フランキー・アヴァロンやアネットが出演した一連のビーチ・ムーヴィー・シリーズで若く健康的な魅力を振りまいた歌手で女優のドナ・ローレンが65年に発表したファースト・アルバム。ゲイリー・アッシャー&ロジャー・クリスチャン作「サイクル・セット」ほか、若々しいガール・ポップ・チューン満載の一枚だ。ボーナス・トラックとしてキャピトル時代のアルバム未収録シングル7曲を追加。


イーヴン・ダズン・ジャグ・バンド
THE EVEN DOZEN JUG BAND
若きジョン・セバスチャン、マリア・マルダーも参加したジャグ・バンドの唯一作! 60年代前半のフォーク・リヴァイヴァル期にニューヨークで誕生したイーヴン・ダズン・ジャグ・バンドには、デヴィッド・グリスマン、ジョシュア・リフキン、スティーヴ・カッツ、そしてジョン・セバスチャン、マリア・マルダーといった若き才能が集結していた。そんな彼らが64年に発表した唯一のアルバムが本盤。トラディショナルからオリジナルまでを取り揃え、ジャグ・バンド・ミュージックの醍醐味を存分に味わうことができる名作だ。


ライトニン・ストライクス
LOU CHRISTIE
全米ナンバーワン・ヒット「ライトニン・ストライクス」をフィーチャーした名盤! 全米1位に輝いた「ライトニン・ストライクス」をフィーチャーしたルー・クリスティのセカンド・アルバム(65年)。フォー・シーズンズなどを手がけたチャーリー・カレロをプロデューサーに迎えた上質なポップ・ヴォーカル作品に仕上がっており、地声とファルセットとを自在に使い分けるユニークなヴォーカルの魅力を存分に味わうことができる。女性作家トワイラ・ハーバートと共作したオリジナル曲でのキャッチーなソングライティング・センスにも注目。ボーナス2曲追加。


ありがとうツェッペリン号!罪深き天才が操る飛行船:ブルースの原動力を積んで借用から創造、伝統を革新に変えた真実へのフライト
Various Artists
伝説的バンド、レッド・ツェッペリン。名曲を数多く生み出した彼らには常に“盗作疑惑”がつきまとっていた。だが、ブルースやフォークなど多様な音楽的影響を独自に昇華し、唯一無二のサウンドへと変えた。彼らの再創造の秘密を彼らのルーツから紐解く。 レッド・ツェッペリンは、まさしくロック史における比類なき偉大なバンドです!彼らのキャリアには「盗作疑惑」という言葉が付きまとってきましたが、それは彼らがブルースやフォークといった多岐にわたる音楽から深く影響を受け、それを「敬意のバッジ」として公言していたからこそ。彼らの真髄は、それらの要素を単に借りるのではなく、完全に変容させ、唯一無二の「レッド・ツェッペリン・サウンド」として再創造した点にあります。 例えば、「Bring It On Home」、「Dazed and Confused」や「Whole Lotta Love」などは、元ネタから歌詞やメロディを「拝借」したと指摘され、後にクレジット変更や和解に至ったケースもありますが、ファンとして言えるのは、彼らの手にかかると原曲が圧倒的な迫力と新しさを持つ傑作へと昇華されるということ。特に初期のアルバムにはこうした「芸術的借用」が多いものの、ジミー・ペイジは常に「変化」を加え、オリジナルの良さを凌駕するリフを生み出しました。 そして、彼らの代表曲「Stairway to Heaven」に至っては、スピリットの「Taurus」からの盗用疑惑で長年法廷闘争が続きましたが、最終的に2020年に「著作権侵害ではない」との判決を勝ち取ったのです!これは、シンプルなコード進行が音楽的常套句であり、彼らの楽曲がオリジナルの何倍も壮大で魅力的な「作品」であったことを証明しています。 ジョン・ボーナムの唯一無二のドラミング、ロバート・プラントの魂を揺さぶるボーカル、ジョン・ポール・ジョーンズの巧みなアレンジが一体となり、彼らは単なる盗用バンドではなく、音楽の未来を切り開いた真のイノベーターでした。その音楽は今も、多くのバンドに影響を与え続ける、まさにロックの金字塔です。彼らの輝かしい功績は、決して疑惑によって色褪せることはありません!


プレイ・ヒット・ソングス・メイド・フェイマス・バイ・エルヴィス・プレスリー
ホリーリッジ・ストリングス
初夏の昼下がり、極上のメロディが貴方を夢の世界へと誘う…。 キャピトル・レコード企画のイージー・リスニング・プロジェクト、ホリーリッジ・ストリングス。今回は、映画「エルヴィス」公開にちなんで全曲プレスリー・ナンバーをオーケストラ・サウンドで挑んだ1964年作を復刻。ともに大滝詠一に影響を与えた2つの遺伝子を融合させた美麗なアレンジはステュ・フィリップス。ビートルズ、ビーチ・ボーイズを遡上に載せた人気作(ODR6803,ODR6804)と合わせて常備したい。 ボーナス・トラックには、音の魔術師ペリー・ボトキン・ジュニアがアレンジを担当した1966年作「Oldies But Goldies」を全曲追加。ガールポップやオールディーズの代表曲を料理したこちらも充実の1枚。初夏の香りに包まれながら、ステュ・フィリップスとの音の対比とアレンジの妙を心ゆくまで楽しみたい。


カム・オン! サンシャイン・レコード・ストーリー
Various Artists
豪州重要インディ・レーベル、サンシャイン・レコードに残されたグレイト・ガレージ・トラックス40曲を詰め込んだ独自選曲コンピ決定盤! オーストラリアのサンシャイン・レコードは1964年に設立、1967年初頭に経営破綻するまでパープル・ハーツやアトランティックス、トニ・マッキャン、マイク・ファーバー、ヴィンス・マロニー・セクトなど素晴らしいガレージ・シングルを発売している。大手フェスティバル・レコード配給のインディ・レーベルとしてリードン・レコード、スピン・レコードと並ぶ重要レーベルであり、設立者のイヴァン・デイマンはビート・グループのプロモーターでありザ・ボウルをはじめとするダンスホール、クラブの経営者でもあった。サンシャイン・レコードに残されたグレイトなガレージ・トラックスを40曲収録したコンピレーション。


ミーツ・ジニー・アーネル
GINNY ARNELL
1963年、唯一のヒット曲「Dumb Head」(全米50位)をフューチャーした彼女のこれまた唯一のアルバムがようやく国内盤で登場する。 泣く子も黙る名ミュージシャン、フロイド・クレイマー、チェット・アトキンスらをバックにナッシュヴィルで録音された多くの曲は、サウンド、楽曲も粒揃い。加えて、ジニーのハツラツとした歌声も魅力的。数あるガール・ポップの中でも名盤としてリストアップできる一枚と言える。 アルバムに収録されなかった3曲がボーナス・トラックに加わったファン待望の作品化。


ボサ・ノヴァ:ニュー・ブラジリアン・ジャズ
LALO SCHIFRIN
「スパイ大作戦」「燃えよドラゴン」のサウンドトラックでの活躍。本アルバムは彼が渡米4年目、ディジー・ガレスピーのバンドで目覚ましい躍進を遂げていた時期のリーダー作であり代表作の1枚となった。


イン・パーソン:ルイ・ルイ
THE KINGSMEN
63年の大ヒット、ロック史上に残る名曲「ルイ・ルイ」をフィーチャーしたキングスメンの傑作アルバム。その後ヒットした「The Jolly Green Giant」等をボーナス・トラックに加えた待望の作品化。


ザ・ナイト・ハズ・ア・サウザンド・アイズ
BOBBY VEE
63年の大ヒット「燃ゆる瞳」を含むボビー・ヴィーの傑作アルバム! バディ・ホリーの後を継ぐ、すぐれたロカビリー・シンガーとしてデビューしたボビー・ヴィー。63年発表の本作は、大ヒット・シングル「燃ゆる瞳」をフィーチャーしたもので、キャロル・キング&ジェリー・ゴフィン、バリー・マン&マイク・アンソニー、バート・バカラック&ハル・デヴィッドらによる提供曲で構成された最高のポップ・アルバムだ。シングル4曲をボーナス収録。


ウーリー・ブリー
SAM THE SHAM & THE PHARAOHS
65年全米2位を獲得した代表曲「ウーリー・ブリー」をフィーチャーした彼らのファーストが遂に作品化! テキサス出身のメキシコ系ロック・バンド、コミカルでダンサブルな楽曲に注目。ボーナス・トラック3曲収録。