オールデイズ・レコード


ホイップド・クリーム&アザー・ディライツ
Herb Alpert & The Tijuana Brass
日本で大人気の「ビタースウィート・サンバ」をフィーチャーした名盤! ハーブ・アルパートのトランペットをフィーチャーしたインスト・グループとして60年代に大活躍したティファナ・ブラスの通算4作目。初の全米ナンバーワンに輝いた代表作で、全米7位のヒット・シングル「蜜の味」のほか、『オールナイト・ニッポン』のテーマ曲「ビタースウィート・サンバ」も収録されている。クリームまみれの美女をあしらったジャケットも印象的。軽くて歯切れのよいハーブのトランペットの響きが心地いい名盤といえるだろう。ボーナス2曲追加。


ジ・エンド・オブ・ザ・ワールド
SKEETER DAVIS
十代からデイヴィス・シスターズのメンバーとしてスタート、カントリー・ミュージックその世界で活躍、ナッシュビル・サウンドの歌姫として実力を評価されてきた。ソロとなって63年発表した「The End Of The World」「この世の果てまで」(邦題)が全米2位を獲得、一躍有名となった。その後カントリー・ミュージック界のスターとなった初めての女性ソロ・アーティストの1人と呼べる。カントリーの枠に留まらない姿勢はドリー・パートン等のポップ・カントリーの歌手に大きな影響を与えた。残念ながら日本では彼女自信はそれほど有名にはならなかったが、この曲は誰でも知ってるスタンダード中のスタンダートとなっている。カーペンターズ、ブレンダ・リーのカヴァーで、最近では竹内まりや、スーザン・ボイルなどで親しまれ不死の名曲として今なお輝いている。


ジーズ・アー・マイ・ソングス
PETULA CLARK
落ち着いたオトナのヴォーカル作品として楽しめるペトゥラのベストセラー! チャールズ・チャップリン最後の監督作品『伯爵夫人』の劇中歌として大ヒットした「ディス・イズ・マイ・ソング」をフィーチャーした本盤(67年)は、ロサンジェルスでレコーディングされ、全米チャートでベストセラーを記録したペトゥラ・クラークの代表作。落ち着いたオトナのヴォーカル・アルバムに徹した内容が素晴らしく、同時代のポップ・ヒットからスタンダードまでを見事に歌いこなすペトゥラのヴォーカルは絶品だ。ボーナス3曲追加。


モビー・グレープ
MOBY GRAPE
モビー・グレープのファースト・アルバムにして、ロック史に残る傑作! ジェファーソン・エアプレインの初代ドラマーだったスキップ・スペンスがピーター・ルイス、ボブ・モズリーらと結成したサンフランシスコの5人組バンド、モビー・グレープのファースト・アルバム(67年)が待望の復刻! その独創的でダイナミズムあふれるロック・サウンドは、バッファロー・スプリングフィールドとともに、日本のはっぴいえんどにも多大な影響を与えたことで知られる。当時は正当な評価を得られなかったが、これは紛れもない傑作ロック・アルバムだ。シングル・ヴァージョン2曲を追加。


モア・ミリー、マイ・ボーイ・ロリポップ
MILLIE
64年英米チャート2位を記録した「マイ・ボーイ・ロリポップ」。その勢いは世界に飛び火。ジャマイカ産スカ・ビートに乗ったキュートな歌声。 64年英米ヒット・チャート2位を記録した「マイ・ボーイ・ロリポップ」。その勢いは世界に飛び火。日本でもシングル盤が発売され昭和の洋楽を代表する1曲となる。。 本名ミリセント・ドリー・メイ・スモール(Millicent Dolly May Small)、 ミリー・スモールはプロデューサー、コクソン・ドッドのスタジオ・ワン(Studio One)でロイ・パントンと共にレコーディング・キャリアを10代で始め、数枚のシングルを地元で出すことになる。 1963年の暮れスモールは4作目で、アメリカ人シンガーのバービー・ゲイの持ち歌「マイ・ボーイ・ロリポップ」をカヴァーすることに。アーネスト・ラングリンがアレンジしたこの曲に可能性を感じた男がいた。 クリス・ブラックウェル(アイランド・レコード創業者)だ。 この曲の権利を得た彼はフィリップス傘下のフォンタナ (Fontana) とライセンス契約。 世界中で大ヒットし、彼はミリーの面倒を見ることに。 名声と共に大金を手にした彼はアイランド・レコードの基盤をこの1曲で作ることになる。その後の成功物語は皆さんの知っている通り。 ジャマイカ生まれのジャマイカ育ち、ミリーも音楽で成功を望むアーティストの一人。 星の数ほどいるジャマイカ音楽シーンでボブ・マーレー前に欧米でこれほど成功したアーティストはいなかった。 空前のヒットがクリスを変えていく。 スカ・ビートに乗ったキュートな歌声。さぁ聴いてみよう。魔力を持ったこの歌を。


ディス・イズ・ファッツ・ドミノ
FATS DOMINO
不朽の名作「ブルーベリー・ヒル」を含むファッツ・ドミノの名盤! ニューオーリンズR&B界の王者、ファッツ・ドミノにとってインペリアル3作目となった本盤(56年)には、彼の人気を決定づけた名曲「ブルーベリー・ヒル」「ブルー・マンデイ」を収録。初期ジャンプ・ブルース・スタイルからニューオーリンズR&Bスタイルまで、幅広い魅力が堪能できる名盤だ。「再び恋して」ほか、セカンドから6曲をボーナス追加。


ドロシー・アシュビー & ソフト・ウィングス
DOROTHY ASHBY
「Singin’Swingin’Strings(3S)シリーズ」第9弾。 モダン・ジャズのワン&オンリーなハープ奏者、ドロシー・アシュビーの深淵な世界! ジャズのソロ楽器としてハープをバリバリ弾きまくったワン&オンリーの存在ドロシー・アシュビー。シカゴ録音の『ドロシー・アシュビー』とニューヨーク録音の『ソフト・ウィンズ』(ともに61年)をカップリングした本作は、モダン・ジャズ・ハープ奏者としての彼女のエッセンスが詰まった名作といえる。単に美しいだけではない、ディープにブルージーに深化した全21曲には、品のよさとコクの深さがある。


グリーン・ソング・ブック
Various Artists
黒人ピアニスト、ドン・シャーリーと破天荒なイタリア系白人トニー・リップとの友情を描いた心温まるロードムービー『Green Book』を彩る名曲のルーツを探るシネマの旅。 唯一無二の黒人ピアニストのドン・シャーリーと破天荒なイタリア系白人トニー・リップとの友情をモデルにした心温まるストーリーで2019年アカデミー作品賞とゴールデングローブ賞を受賞した映画『グリーンブック』。本作はその感動の源となった50年代や60年代の黒人音楽を中心にスポットを当て、様々なアプローチでルーツ探しをした編集盤。サントラ収録曲のクレジットを頼りに当時のオリジナル曲を探し当て、さらに劇中の何げないシーンやふとした場面で使われながらもサントラには入らなった楽曲にも優しい愛情を注ぎ込んだ、映画と音楽を愛するすべての人に捧げる私家版サウンド・トラックというべき逸品!


オーヴァー・アンダー・サイドウェイズ・ダウン
THE YARDBIRDS
66年リリースの米サード・アルバムがSTEREO/MONOコンプリート収録で復活! ヤードバーズのレコードは本国イギリスがColumbia、アメリカではEpicからのリリースだったが、日本では基本的に本国との契約なのでリアル・タイムではイギリス盤仕様だった(当時は東芝音楽工業より発売)。しかし、アメリカ盤はイギリス盤とは異なる独自の選曲&ジャケットで出されており、熱心なファンの間ではコレクター的な人気も呼んでいる。2018年にOldays Recordsから紙ジャケット盤で3枚同時に復刻されたのはアメリカでの1枚目、2枚目、そして2枚飛んで5枚目だったが今回、その抜けていた3枚目がようやく陽の目を見ることになった。


オード・トゥ・ビリー・ジョー
ボビー・ジェントリー
ミシシッピー出身のハスキーな美人シンガー、ボビー・ジェントリーのデビュー盤! メジャー・デビュー盤がいきなり全米ナンバーワンの大ヒットを記録し、グラミー賞も獲得、さらに76年には映画化されて再びヒットしたボビー・ジェントリーの代表作が「ビリー・ジョーの唄」。その曲を含むファースト・アルバム(67年)には、そのものズバリの「ミシシッピー・デルタ」をはじめ、彼女自作のスワンプ風味あふれるナンバーが満載で、南部特有のフィーリングが息づくハスキー・ヴォイスに魅了されること必至の一枚だ。ボーナス2曲追加。


シング・フォー・ヤング・ラヴァーズ
PAUL & PAULA
63年全米ナンバー1ヒット。日本でもオールディーズの定番曲となっている「ヘイ・ポーラ」、その曲をフィーチャーしたアルバムの登場 オールディーズ・ファンにとって定番中の定番。男女デュオの素晴らしいデュエットを聴かせてくれる62年発表の「ヘイ・ポーラ」。日本では翌年、田辺靖雄と梓みちよによって歌われそれもまたヒット。日本人に愛された1曲である。 ポールとポーラは地元テキサスの大学で知り合いローカル放送局のガン撲滅キャンペーン番組に応募したことがきっかけでコンビを組むことに。 その後フィリップス・レコードと契約62年にデビューしてから2年間で「Hey Paula」「Hey Baby」「First Quarrel」「Young Lovers 」「Flipped Over You」「First Day Back at School」とたて続けにヒットを連発。 アメリカン・ポップス界の男女デュオの代表となった. 世紀のヒット・ソング「ヘイ・ポーラ」をフィーチャーした彼らの3枚目アルバムにヒット曲5曲をボーナス・トラックに加えた待望のアルバム。


ポップスときめき交差点! 「アイドル進化論 リスペクト&カバーズ」
Various Artists
邦楽アイドル楽曲のルーツを探る旅 アイドル歌謡を愛する貴方に贈る、洋楽コンビ最終盤! オールデイズ・レコード第3弾となるアイドル企画コンピレーション。 3部作最終作にして決定打となる本作は、全40曲の大判振る舞い! 『ポップスときめき交差点!』第3弾、男性アイドル~アーティストの楽曲に影響を与えたオールディーズ作品を巡るコンピレーション『アイドル進化論 / リスペクト&カバーズ~ 』がついに完成。女性アイドルに的を絞った前2作でも好評だったヒット曲のモチーフ(元ネタ)探しは、郷ひろみ・西城秀樹・野口五郎を皮切りに、サザンオールスターズ・オフコースといったニューミュージック界の重鎮にも言及、さらに大滝さんマニアにはうれしいコミック・ソングの豊穣なルーツ探しも内包。ますます冴え渡る珠玉のカバー曲の解析とともに森羅万象のコンピレーションがあなたを「深遠なるポップスの世界」へ誘い出す。 前半では主に男性アイドル&アーティストのヒット曲に焦点を絞り、それらにインスパイアーを与えた楽曲陣に、アイドル達が直接カヴァーした曲の「原曲」を終盤に添え、後半ではアニソン・TVや演歌にまで視野を広げ、バラエティ色の濃い楽曲に対して同様のアプローチを取りながら、終盤には意外なアーティストがカヴァーした楽曲の「原曲」をいくつか交えるという構成を心がけてみた。オレンジレンジ・ウルフルズらも研究対象に加えつつ、YMOがカバーしたナンバーの原曲も収録、新旧のルーツが軒を並べる対比が出色。 〔監修・解説:丸芽志悟)


イット・マスト・ビー・ヒム
ヴィッキー・カー
“メキシカンの陽気さ、アメリカンの洗練さ、天使のような恋人”ヴィッキー・カー ヴィッキー・カーが若き日に残した大ヒット・アルバムが待望の復刻! 通算8枚目として67年にリリースされた本盤は、全米シングル・チャート第3位をマークした出世作「イット・マスト・ビー・ヒム(この恋に生きて)」をフィーチャーし、さらにフランキー・ヴァリのヒット曲「君の瞳に恋してる」やジミー・ウェッブの隠れ名曲「チューンスミス」などのポップス・カヴァーを幅広い選曲で収録。サマー・オブ・ラヴの時代に生まれた極上の大人ヴォーカル・アルバムとして楽しんでほしい。


アイム・ア・マン
THE SPENCER DAVIS GROUP
スティーヴ・ウィンウッド在籍時のラスト録音「アイム・ア・マン」をフィーチャー! 67年のヒット「アイム・ア・マン」は、スティーヴ・ウィンウッド在籍時のスペンサー・デイヴィス・グループのラスト・シングルで、その後グループを脱退したスティーヴはニュー・グループ、トラフィックを結成した。そんな時期に急遽組まれた本作は、アメリカにおける2枚目のアルバムで、前作同様にアメリカ独自の編集盤。既存の曲ながらU.S.ヴァージョンとして手が加えられている曲も多く、単に寄せ集め盤とは言えないようなマニアックな内容となっている。ボーナス3曲追加。


オー・スージー・キュー
DALE HAWKINS
57年の全米27位まで登った「スージーQ」はストーンズやCCRもカヴァーしたロックン・ロール定番曲だ。チェスに残された唯一のアルバム復刻に彼の代表曲をボーナス・トラックに加えた嬉しい作品だ。 カッコいいギター・リフで始まる「スージーQ」はデイル・ホーキンス57年のヒット曲、全米27位まで登り一躍その名を轟かせ、その後多くのアーティストに愛され続けているロックのクラシックス。 この曲はブルース名門チェス・レコード(チェッカー)で発売され、ボビー・チャールス同様白人アーティストによるヒット曲なのだ。ワイルドなヴォーカルが魅力のデイル・ホーキンス、そのサウンドを支えていた彼のバンドにはギターのジェームズ・バートンがいる。まだあどけなさが残る少年は既に抜群のギター・テクニックを持ってバンドに貢献、最も初期の仕事として足跡を残すことになった。ストーンズやCCRもカヴァーしたこの曲、ロックン・ロール定番曲になっただけでなくその後ロック史に大きな影響を与えることになる重要曲だ。 チェスに残された唯一のアルバムの復刻。さらにボーナス・トラックが加わった待望の作品となっている。


サニー・ボーイ・ウィリアムスン・アンド・ザ・ヤードバーズ
SONNY BOY WILLIAMSON
エリック・クラプトン在籍時のヤードバーズとの邂逅、彼らとの息詰まるセッションを収録した名盤をUS仕様で復刻! ジェフ・ベック在籍以前、まだ10代だったエリック・クラプトンがリード・ギターとして加入直後のヤードバーズをバック・バンドにサニー・ボーイ・ウィリアムスンが躍動する。1963年のクロウダディでの歴史的とも言えるジョイント公演を収録した本盤は、都合7曲が翌年(1964年)事実上のデビュー盤をリリースするヤードバーズの演奏を従えての録音だ。シカゴ・ブルースの巨匠サニー・ボーイ・ウィリアムスンと一戦交える若き日のヤードバーズの面々、本盤はブルースを耽美する輩はもちろん、ロック・ミュージックを愛する音楽ファンにこそ聴いて欲しい不朽の名作。ボーナス・トラックとして収められた元音源3曲と聞き比べるのも一興だ。(MONO音源)


ザ・ヘプトーンズ
THE HEPTONES
ジャマイカ音楽シーンのレジェンド=リロイ・シブルスの原点ヘプトーンズの名作! ジャマイカ音楽シーンのレジェンドであるリロイ・シブルスの原点ヘプトーンズの記念すべきファースト・アルバム(67年)は、ロックステディ、ジャマイカのみならず、全ての音楽ファンにとって大切な世界遺産といえる名作だ。彼らの特徴は、美しいメロディと、ほんのり憂いを帯びたハーモニー。端正で涼しげな雰囲気とは正反対にエロ歌詞で、ラジオ・オンエア禁止となったにもかかわらず大ヒットした(1)をはじめ、全てが無敵に輝き続けるファウンデーションだ。


真夏のリズム~サーフィン!!
The Astronauts
夏だ、エレキだ、サーフィンだ! アストロノウツの傑作デビュー盤!! 〈SURF MUSIC PREMIUM COLLECTION〉 “ノッテケ、ノッテケ、ノッテケ、サーフィン”というフレーズが乗っかったことでお茶の間にまで浸透する大ヒットとなった「太陽の彼方にで、60年代半ばの我が国にサーフィン・ブームを巻き起こしたアストロノウツの傑作デビュー盤(63年)が、日本独自ジャケット仕様で再発! 「太陽の彼方に」はもちろん、「サーフィンNo.1」「サーフィン野郎」「パイプライン」「レッツ・ゴー・トリッピン」など、ゴキゲンなサーフィン・ナンバーを満載した“夏の必需品”だ。最高傑作との呼び声高いシングル「ホット・ドッギン」をボーナス追加。


ジェリー・リー・ルイス
JERRY LEE LEWIS
破天荒なピアノ・パフォーマンスで有名になったロックンローラー、ジェリー・リー・ルイス。彼の記念すべきファースト・アルバム。歴史的名盤の登場。 破天荒なピアノ・パフォーマンス(演奏中にピアノの椅子を蹴ったり、立ったままのピアノ弾き、叩くようにピアノを弾いたり、鍵盤の上に座ったりした)で有名になったロックンローラー、ジェリー・リー・ルイスは、エルヴィス・プレスリーやカール・パーキンスと共に、メンフィスのロカビリー・レーベル「サン・レコード」の看板スターだった。 ワイルドなステージからいつしか「キラー(The Killer)」というニックネームで呼ばれるようになる。個性的なピアノ芸を前面に押しだしたジェリー・リーのロカビリーは、1950年代から60年代の初頭にかけて南部はおろか、全米の若者を魅了する。 本作は多くのロックン・ロール・アーティストが50年中後期以降、多大なる影響を受けたサン・レコードの遺産の中、エルヴィス、カール・パーキンスに続く代表アルバムである。


ファン・ファン・ファン
THE CATALINAS
ハル・ブレイン、ブルース・ジョンストンらが参加した幻のサーフ名盤が復刻! 〈SURF MUSIC PREMIUM COLLECTION〉 サックス奏者のスティーヴ・ダグラスがバンマスを務め、ハル・ブレイン(ドラムス)、ブルース・ジョンストン、レオン・ラッセル(ピアノ)ほか、レッキング・クルーの面々が演奏を担当したスタジオ・グループ、カタリナスの幻のアルバム『ファン・ファン・ファン』(64年)が待望のCD化! サーフィン/ホット・ロッド・ミュージックのお手本のような内容は、すべてのアメリカン・ポップス・ファン必聴だ。さらにボーナス・トラックとして、重複するスタッフ陣によって制作されたヴェッツ名義のホット・ロッド・アルバム『レヴ・アップ』(64年)全曲を収録!


タトゥー・ウーマン
MIGHTY SPARROW
人気曲“Under My Skin”収録。“カリプソの神様”スパロウによる1965年リリースの屈指の名作が復刻! メロウかつジャジーなカリプソの大名曲“Under My Skin”(M-5)収録作。元々はコール・ポーター作のジャズ・スタンダードで、本作のゆったりとした洒脱なホーン・アレンジは名アレンジャー、バート・イニスによるもの。デタミネーションズのカバーは言わずもがな、いつまでも耳に残る奇跡のアンサンブルが印象的だ。この他、ボッサ・テイストが絶妙な隠し味のM-1、これぞカリビアン・ナンバーの真骨頂といったM-2、スペイン語歌われるボレロ調のM-6、ヴァン・ダイク・パークスがプロデュースした74年作「Hot And Sweet」でも再演したM-7など名盤にふさわしいたたずまい。エンターテイナーの頂点への憧れのようなものを感じさせるスパロウの多彩な魅力が凝縮された本作は、まさに掛け値なしの傑作だ。


ゴールデン・グレイツ
GARY LEWIS & THE PLAYBOYS
ゲイリー・ルイスとプレイボーイズの決定版! 本盤『ゴールデン・グレイツ』は、ビート・ポップス全盛の時代にキラキラ輝く最高のポップ・サウンドを届けてくれたゲイリー・ルイス&ザ・プレイボーイズの64年から66年にかけてのゴキゲンなヒット曲集。ボーナス2曲追加。


ピープル + ザ・サード・アルバム
BARBRA STREISAND
米エンタメ界を代表するアーティスト、バーブラ・ストライサンドの3、4作目が2in1復刻! 1960年代から2020年代に至る7デケイドすべてのトップ20アルバム・チャートにランクインした“唯一の女性アーティスト”バーブラ・ストライサンド。本盤は、バーブラをスターから大スターの座に押し上げた決定打「ピープル」を含む4thアルバム『ピープル』(ビルボードのアルバム・チャート5週連続1位)を前半に、『ザ・サード・アルバム』(同アルバム・チャート最高5位)を後半に収めた一枚。若き彼女の持つ偉大さ、楽しさ、華やかさ、親しみやすさに存分に浸っていただけたらと思う。 『ザ・サード・アルバム』と『ピープル』の間に、バーブラは若手人気エンターテイナーから一躍国民的スターへと躍進した。その火付け役となったのが、伝説的歌手・俳優・コメディアンであるファニー・ブライスを演じた大ヒット・ミュージカル『ファニー・ガール』。なかでも評判を集めたのが第一部の後半で歌われる「People」だった。


ドライビング・ウィール
LITTLE JUNIOR PARKER
デューク・レコードにとってボビー・ブランド、ジュニア・パーカーは看板アーティスト。シンガー、ハーピストであるパーカーにとって本作はデビュー・ソロ・アルバムで代表作。その後、ブルース界の定番曲となっていった「ネクスト・タイム・ユー・シー・ミー」「ドライビング・ウィール」を味わえる究極の作品となっている。 デューク・レコードは1952年ラジオ番組のディレクターだったデヴィッド・マティスがメンフィスに設立したレーベル。その後、ヒューストンのゴスペル、ブルース・レーベル、ピーコック・レコードのオーナーで地元クラブ・オーナーでもあったドン・ロビーによって買収、ヒューストンに移る。また彼は傘下にソウル系レーベル、「バックビート・レコード」を設立。O.V.ライトなどが在籍。多くの黒人専門レーベルとして歴史を作ってきた。 デューク・レコードにとってボビー・ブランド、ジュニア・パーカーは看板アーティスト。シンガー、ハーピストであるパーカーにとって62年発表の本作はデビュー・ソロ・アルバムで代表作となった。その後、多くのアーティストにカヴァーされてきた名曲タイトル曲「ドライビング・ウィール」は62年ヒット。バンド演奏、アレンジとモダン・ブルースを代表するアルバムとなった訳が理解できるある。ボーナス・トラックとして57年ヒット作であり最高傑作となった「ネクスト・タイム・ユー・シー・ミー」他全7曲も加わったお買い得作品となっている。ソニー・ボーイから影響されたハープも聴きものである。


カインド・オブ・ア・ドラッグ
The Buckinghams
全米ナンバーワン「カインド・オブ・ア・ドラッグ」をフィーチャーしたデビュー盤! ビートルズを筆頭とする英国のビート・バンドから多大な影響を受けたシカゴのポップ・ロック・バンド、バッキンガムスの記念すべきファースト・アルバム(67年)で、全米ナンバーワンに輝いた出世作「カインド・オブ・ア・ドラッグ」のほか、シカゴの名門チェス・スタジオでの録音も収録されている。ホーンを取り入れたポップ・サウンドは、このあとに登場するブラッド・スウェット&ティアーズやシカゴなどのブラス・ロック・バンドにも影響を与えた。ボーナス2曲追加。


ピスケス、アクエリアス、カプリコーン&ジョーンズ・リミテッド
THE MONKEES
ミュージシャンとしての独自性を発揮した通算4枚目の全米ナンバーワン・アルバム! 通算4枚目のオリジナル・アルバムとして67年に発表された本作は、日本では独自にシングル・カットされた曲を表題にして『スター・コレクター』というタイトルでリリースされた。それゆえにこの原題はあまり馴染まれていないが、実はこのタイトルは4人の生まれた月日による“星座”の名称を並べたもの。彼ら自身も演奏に参加し、ミュージシャンとしての独自性を発揮しはじめた時期のアルバムで、ヒット曲「恋の合言葉」をフィーチャー。さらに「恋はちょっぴり」など3曲をボーナス追加。


エディ・ボイド・アンド・ヒズ・ブルース・バンド
EDDIE BOYD & HIS BLUES BAND
ピーター・グリーン はじめ、ジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズを従えた名盤! 1965年の初渡欧以来、大の欧州好きになったボイドだが、1967年オランダで録音した後、英国デッカに16曲入りLPを録音した。基本的には,ジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズのバンドを従えての録音で、ブラスが入った曲は後からダビングされたものである。バックのメンバーは、ブルース・ブレイカーズが前年『ハード・ロード』を録音した時の顔ぶれで、ギターがピーター・グリーン、ハーモニカがジョン・メイオール、ベースがジョン・マクヴィー、ドラムがエインズレー・ダンバーである。「ダスト・マイ・ブルーム」と「セイブ・ハー・ドクター」の2曲だけはボトルネック・ギターで、トニー・マクフィーが参加している。制作はもちろんマイク・ヴァーノンである。


いつも心に太陽を
LULU
全米No.1ヒットとなりアメリカでのブレイクを果たした表題曲をフィーチャーした代表作! 「いつも心に太陽を」が全米で5週間連続No.1。まさにいきなりの大ブレイク。その勢いに乗じて「Shout」も再発売。ルルの名前は一躍、全米のみならず世界中に知れ渡るようになった。音楽雑誌「ティーンビート」や「ミュージック・ライフ」は揃って1967年12月号でそれぞれ「スター・ハイライト」「今月のVIP」として1ページを割いて大きく紹介。有望新人としての扱いだった。ブレイクのきっかけは言うまでもなくルル自らが出演した同名の映画「いつも心に太陽を」の評判の高まりと共にルルが歌った主題歌の素晴らしさ。 そんな‘鉄板楽曲’を表題に掲げたのがルルの米盤アルバム「Lulu Sings To Sir With Love」。イギリスではジャケットに同じ写真を使用しながらも「Love Loves To Love Lulu」のタイトルで出された。日本ではイギリス盤と同じ原題と曲順だったが、ジャケットには独自の写真を使い「いつも心に太陽を――ルル」と邦題が付けられて発売されたのが1968年の8月10日(東芝音楽工業)とかなり遅かった。シングル「いつも心に太陽を」の日本発売(1967年11月5日)からはすでに9か月も経過していたが、当時創刊されて間もないオリコン誌では最高42位を記録するだけではなく、32週間にも渡ってランク・インしていたとのことでヒットの余韻が長く続いており、満を持してのアルバム発売だったと言えなくもない。 ボーナス・トラックには米Fontanaからリリースされたサントラ・アルバム「To Sir,With Love」より劇中で流れたルルの歌唱3曲を追加収録。


カーニヴァル・オブ・ヒッツ
The Belmonts
ホワイト・ドゥーワップと言えばディオン&ベルモン。彼らの功績抜きには語れない。 このCDはディオンがソロとなるために抜けベルモンツとして活動した時期(1960年以降)サビナ・レーベルに残した貴重な音源。 ディオン抜きベルモンツの実力を知る上で欠かせないコレクターズ・アイテムとなっていたアルバム「カーニヴァル・オブ・ヒッツ」の日本初作品化。 61年ヒット曲「Tell Me Why」、62年「Come On Little Angel」を含む至上のコーラスに酔ってみるのもいいだろう。


フォー・リトル・ワンズ
DONOVAN
ドノヴァンのファンタジックな世界に包まれたアコースティックな名盤 もともと2枚組ボックス仕様を意図して制作された作品で、67年に『Wear Your Love Like Heaven』と『For Little Ones 』が単体でリリースされたあと、翌68年にその2枚を美麗なボックスに収めた『ドノヴァンの贈り物/夢の花園より(A Gift From A Flower To A Garden)』がリリースされた。2枚目にあたる本盤は、子供たちに向けたアコースティック・フォーク・アルバムというテーマで、穏やかでノスタルジックな雰囲気のなか、ドノヴァンならではのファンタジックな世界が展開されている。(さらに1967年当時のシングル2曲もボーナス・トラックとして追加)


ウェア・ユア・ラヴ・ライク・ヘヴン
DONOVAN
ドノヴァンのファンタジックな世界と美しいジャケットが織りなす、名盤の輝き もともと2枚組ボックス仕様を意図して制作された作品で、67年に『Wear Your Love Like Heaven』と『For Little Ones 』が単体でリリースされたあと、翌68年にその2枚を美麗なボックスに収めた『ドノヴァンの贈り物/夢の花園より(A Gift From A Flower To A Garden)』がリリースされた。1枚目にあたる本盤は同世代の大人に向けたエレクトリック・ポップ・アルバムで、穏やかでノスタルジックな雰囲気のなか、ドノヴァンならではのファンタジックな世界が展開されている。(さらに初期ドノヴァンの代表曲2曲の別ミックスもボーナス・トラックとして追加)


ミート・ザ・シュープリームス
シュープリームス
ダイアナ・ロス&シュープリームスの原点、1962年の名作デビュー作が復刻! モータウン・レコード初のガールズ・グループ「シュープリームス」のデビューアルバム(1962年)は、スモーキー・ロビンソン、ラモント・ドジャーらも参加の安定の1枚。英8位を記録し、次作以降の飛躍への足がかりとなった記念すべき金字塔。多幸感あふれる王道ポップス「Let Me GO THE RIGHT WAY」などの楽曲群はもちろんだが、デビュー・シングル「I WANT A GUY」、チャートインを果たした「YOUR HEART BELONGS TO ME」、ア・カペラで始まる「Play A Sad Song」などのミディアム&スローの魅力も捨てがたい。Doo-Wop、モータウン・ソウルなど当時の流行を巧みに吸収したバランスの取れた1枚。本盤では、モノ・バージョンとステレオ・バージョンの聴き比べというお楽しみもオールデイズ・ファンには貴重だ。


ラテン・フォー・ラヴァーズ
DORIS DAY
ドリス・デイが歌う上質なボサ・ノヴァが、蒸し暑い夏を涼やかにしてくれる。 アメリカを代表する女性ポピュラー歌手ドリス・デイの65年作品『ラテン・フォー・ラヴァーズ』は、ルビー&ザ・ロマンティックスの「燃ゆる初恋」を手がけたモート・ガーソンをアレンジャーに迎え、ラテン・アメリカの音楽、とりわけブラジルの人気スタイル=ボサ・ノヴァにスポットライトをあてた、上質でステキなアルバムに仕上がっている。アントニオ・カルロス・ジョビン作品はもちろん、ザ・ピーナッツでもおなじみの「キサス、キサス、キサス」、「燃ゆる初恋」のムーディーなカヴァーまで、落ち着いたオトナの歌世界を聴きながら、蒸し暑い夏を涼やかに……。


スポットライト・オン・ニルソン
HARRY NILSSON
ハリー・ニルソンの幻のデビュー・アルバムが、遂に国内復刻! ハリー・ニルソンがRCAから『パンディモニアム・シャドウ・ショウ』をリリースする一年前、キャピトル・レコード傘下のタワー・レーベルに吹き込んだ幻のデビュー・アルバム(66年)が、待望の国内復刻! フィル・スペクターの“ウォール・オブ・サウンド”に影響されたエコー・サウンドが響きわたる快活なフォーク・ロック・ナンバーから、ニルソンならではの抒情性にあふれたナンバーまで、のちの飛躍を予感させる習作が並ぶ、興味深い内容だ。


ジョーン・バエズ
JOAN BAEZ
“フォーク界の女王”として君臨したジョーン・バエズの記念すべきデビュー盤! 第1回ニューポート・フォーク・フェスティヴァルにおけるボブ・ギブソンとの共演が話題を呼び、その澄みわたるソプラノ・ヴォイスでまたたく間にフォーク界の女王となったジョーン・バエズの記念すべきデビュー・アルバム(60年)。トラディショナルなフォーク・ソングの数々を彼女流の解釈で披露し、なかでも「ドンナ・ドンナ」「朝日のあたる家」の素晴らしいヴァージョンは彼女の人気を決定づけた。ボストンでの記念すべき初レコーディング作品より2曲をボーナス追加。


ザ・パラブル・オブ・アラブル・ランド
RED CRAYOLA
レッド・クレイオラの処女作にして最強のフリーク・アウト・アルバム! 13thフロア・エレヴェイターズと双璧をなすテキサス出身の60sサイケデリック/エクスペリメンタル・ロック・バンド、レッド・クレイオラのファースト・アルバム(67年)。シンガー/ギタリストのメイヨ・トンプソンを中心としたバンド演奏に、フリーク・アウト集団“ファミリア・アグリーによる雑多なノイズが散りばめられたサウンドは、ジャケット・イラストのイメージそのままに聴き手の五感を麻痺させ、陶酔させる。これは現在においても最強のフリーク・アウト・アルバムだ。


プラターズ
プラターズ
「オンリー・ユー」「ザ・グレイト・プリテンダー」のプラターズ、記念すべきデビュー盤! 世界的な成功を収めたR&Bグループ、プラターズの記念すべきファースト・アルバム(56年)が復刻! ポップとR&Bの両チャートでナンバーワンに輝いた名曲「マイ・プレイヤー」をはじめ、ドゥーワップにポピュラー・ソング的な味わいを加えた彼らの魅力が存分に楽しめる名盤に、彼らをスター・グループに押し上げた二大ヒット「オンリー・ユー」「ザ・グレイト・プリテンダー」などシングル4曲を追加した決定版!


カントリー・ブルース
LIGHTNIN’ HOPKINS
テキサス・ブルース・シンガー/ギタリスト、日本で最も人気があると言っていい戦後カントリー・ブルース界の大スターである。50年代末に発表した重要作品。


グレイテスト・ヒッツ
CATERINA VALENTE
ウェルナー・ミューラー楽団との共演で蘇る、カテリーナ・ヴァレンテの名唱名演! 世界6カ国語を操り“歌う通訳”と称された才女カテリーナ・ヴァレンテの代表曲を詰め込んだベスト・トラック集(65年発表)がここに復刻!「ポインシアーナ」「そよ風と私」「南京豆売り」「ベサメ・ムーチョ」といったエキゾチシズム溢れるスタンダートをウェルナー・ミューラー楽団の切れ味鋭い流麗なラテン・サウンドにのせダイナミックにスウィンギン! 息を呑む情熱的なパフォーマンスをとくとご堪能ください!


ザ・ヤング・ワンズ
CLIFF RICHARD & THE SHADOWS
クリフ・リチャード初の主演映画『若さでぶつかれ!』のサントラ盤! 61年から62年にかけて、出す曲出す曲が大ヒットしていたクリフ・リチャード。そんな絶頂期に製作された初の主演映画『若さでぶつかれ!』は、『ウエスト・サイド物語』の要素を取り入れたミュージカル作品だった。このサントラ盤には、日本でも大ヒットした「ヤング・ワン」「恋のワルツ」や、シャドウズの単独演奏も収録。若さはじけるクリフの魅力が満載だ。ボーナス追加されたシングルも名曲ぞろい。


シングス・リトル・デヴィル・ヒズ・アザー・ヒッツ
NEIL SEDAKA
ニール・セダカの初期ヒット・ナンバーを詰め込んだベスト・コレクション! 「恋の日記」「オー!キャロル」「カレンダー・ガール」「小さい悪魔」ほか、ニール・セダカをスターダムに押し上げた初期ヒット・ナンバーの数々を詰め込んだ、最高のベスト・コレクション(61年発売)。もちろん、「恋の片道切符」「恋の一番列車」といった日本独自ヒットも収録されている。さらにボーナス・トラックとして、コニー・フランシスへの提供曲「間抜けなキューピット」など3曲を追加。


スリーピー・マン・ブルース
GEOFF MULDAUR
ジム・クウェスキン・ジャグ・バンド、ベター・デイズ、マリア・マルダーとデュオでの活躍。多くのファンを持つ彼のルーツはここにある。64年に発表された記念すべきデビュー・ソロ・アルバムが蘇る。


ラヴ・ポーション・ナンバー・ナイン
THE CLOVERS
偉大なるヴォーカル・グループ、ザ・クローヴァーズがユナイテッド・アーティスツでリーバー&ストーラーと創り上げた1959年の傑作「Love Potion No.9」。サーチャーズがカヴァーして世界的に広まり、果てはベンチャーズ、ジョニー大倉、桑田佳祐まで取り上げた名曲です。


ザ・ブラザーズ・フォア
THE BROTHERS FOUR
60年全米2位、日本でも大ヒットを記録したフォークの名曲「グリーンフィールズ」。 誰もが美しいメロディ、美しいコーラスに心が奪われ以来フォーク・ソングのポップス化が始まった。モダン・フォークの夜明けを決定づけた名盤。 ワシントン大学のグリーン・クラブの4人の若者、ボブ・フリック)、ジョン・ペイン 、マイク・カークランド 、ディック・フォーリーがモダン・フォークに興味を抱き大学時代からモダン・フォーク・グループを結成。甘いコーラスが評判となる。4人は大学卒業後59年にプロに、コロンビア・レコードと契約、60年「グリーンフィールズ」が大ヒット。その曲を中心に作られた彼らのファースト・アルバムが今回ようやく作品化。 ボーナス・トラックにその後すぐに出されたセカンド・アルバムより重要曲を抜粋。6曲が加わった待望の作品となっている。


ゾーズ・ロンリー、ロンリー・ナイト
EARL KING
55年にローカル・ヒットを記録した彼の代表作「Those Lonely, Lonely Nights」。ジョニー・ヴィンセントのレーベル(米)エイス・レコードに移籍してからの5年間に残された(55年~60年)作品群。ニューオーリンズをベースに活躍してきた彼ならではの最高にヒップなブルースが聴ける。 彼の師匠であり多大な影響を受けたギター・スリムにスタイルは似ているが自身が書く楽曲の素晴らしさも加わりこの時期でしか味わえないニューオーリンズ・ブルースが最高だ。エイス・レコード姉妹レーベル、ヴィン、レックスを含んだ音源は長らく輸入盤でしか聞けなかった。


マリー・ラフォレ
MARIE LAFORÊT
映画「太陽がいっぱい」でも有名な才媛、その1stアルバムが復刻!(追悼盤) ルネ・クレマン監督「太陽がいっぱい」でのアラン・ドロン、モーリス・ロネとの共演も忘れがたいが、本格的な歌手デビューは1963年。儚げでアンニュイな雰囲気は映画さながらにボーカリストしても魅力的だ。フレンチ・ポップの王道というべきドリーミーなナンバーM-12、日本ではクロード・チアリで大ヒットした「夜霧のしのび逢い」にピエール・バルーが歌詞をつけたM-8など佳曲ぞろいの名盤。ボーナス・トラック2曲は歌手デビューのきっかけとなった映画「赤と青のブルース」の主題歌ほかを収録。


十字路に立つたび、ギターを握り、ブルースに道を問い続けた男:エリック・クラプトン
Various Artists
エリック・クラプトンは、多くの人生の転機(クロスロード)を経るたびにブルースに向き合い、ギタリストとしての名声を築き上げました。苦難を乗り越え、新たな音楽スタイルを追求し続けた彼の心の支え、ブルース魂はまさにその教科書と呼ぶにふさわしいものです。さぁ、クラプトンから学びましょう、ブルースの名曲たちとともに。 エリック・クラプトンの人生は、数々の分岐点に彩られています。今回はそんな彼の人生を振り返り、そのたびにブルースに向き合い続けた姿を見つめます。13歳でギターを手にした彼は、ルースターズやヤードバーズ時代の葛藤、ブルースブレイカーズ時代、そしてクリーム時代など、さまざまなバンドを通じてギタリストとして苦悩しながらも名声を築き上げました。その後も「いとしのレイラ」の制作、ドラッグやアルコール中毒、そして息子コナーの死という深い悲しみを経験し、それらの転機が彼の音楽キャリアに大きな影響を与え続けました。復活を遂げながら新たな音楽スタイルを追求し、苦難と成功を糧に世界的な名声を確立していく中で、彼にとってブルースへの回帰は常にその中心にありました。 彼が選び演奏してきたブルースの曲は、そのままブルースの教科書と呼べるのではないでしょうか。 2025年4月来日公演を前に彼の「クロスロード」覗いてみませんか?


オールデイズ・アルバム・ガイド:ロック編#8
Various Artists
アルバム・ガイドブック・シリーズ第36号はロック編8弾。 英国のエルヴィスことクリス・リチャードや英国ブルース・ロックの礎を築いたアレクシス・コーナーをはじめ、ブリティッシュ・インヴェイジョン旋風を巻き起こしたバンドたちを多数収録。ビートルズやローリング・ストーンズだけではない、イギリスロックの奥深さを感じられるアルバムです。


ヴォイシズ・イン・モダン
THE FOUR FRESHMEN
40年代後半から60年代に渡る長期活躍したジャズ・ヴォーカル・グループ、大物中の大物。初期フォー・フレッシュメンの真価を捉えた55年発表デビュー・アルバムがいよいよ発売。


キンク・コントラヴァーシー
THE KINKS
キンクスのアメリカ5作目は、英国サードと同内容ながら独自ジャケット仕様! キンクスが64~66年にかけてアメリカのRepriseレコードからリリースした5枚のアルバムを紙ジャケット盤で一挙に復刻したのが今回の企画。シングルやEP盤の音源を取り入れるなど独自の編集(&ジャケット)で制作されており、英アルバム未収の楽曲も少なからず収録されている。キンキーな(風変りな)ファンならひと味違うアメリカ盤もパスできない。このUS5作目(66年)は、本国でのサード・アルバムと同内容ながら、ジャケットは独自のものになっている。ボーナス2曲追加。


ゴー!ゴー!レディオ・デイズ・プレゼンツ・ペギー・マーチ
リトル・ペギー・マーチ
独自選曲でお届けするベスト・コレクション・シリーズ! 人気アーティストの名曲・代表曲を独自選曲でコンパイルした“ゴー!ゴー!レディオ・デイズ・プレゼンツ・ベスト・コレクション”の第3弾は、アメリカのみならず、ドイツや日本でも高い人気を誇った60sガール・シンガー、(リトル)ペギー・マーチの決定版シングル・コレクション。女性歌手の史上最年少1位獲得記録(当時15歳)を樹立した「アイ・ウィル・フォロー・ヒム」をはじめ、「プリンセスではないけれど」「さよなら!初恋」「涙のウェディング・マーチ」「“恋”を教えて」などのキュートな名曲満載!


サイケデリック・ムーズ
The Deep
グリニッチ・ヴィレッジのフォーク・シーンで活動していたラスティ・エヴァンスらによるスタジオ・プロジェクトが残したコレクターズ・アイテムとしても名高い伝説のサイケ/ガレージ・アルバムが復活! このザ・ディープの「Psychedelic Moods」は多くのサイケデリック・ミュージック・ファンに愛されてきたアルバムだ。1966年の発売時は全く話題にならず、何のプロモーションもなく消えていったアルバムだが、1986年のシカデリック・レコードによる再発により注目を集め始める。収録された楽曲のポップさとそれをぶち壊すかのようなラフな演奏、落ち着きのないギター、エモーショナルなヴォーカル、謎に包まれた来歴。悪夢のような妖しさが溢れるレコードだ。実態はフォーク・ミュージシャンのラスティ・エヴァンスとソングライター/プロデューサーのマーク・バーカンによるプロジェクトだった。


シー・ユー・レイター、アリゲーター
BOBBY CHARLES
ボビー・チャールズにとって起点となったチェス・レコードでのデビュー。本CDは1955年から60年まで在籍していた二大黒人レーベル、チェス、インペリアル・レコードに残された貴重な音源の作品化である。 ボビー・チャールズにとって音楽のスタートはブルースやR&B、さらにニューオリンズ音楽への憧れだった。若きボビーにとりわけチェス・レコードは特別だった。彼の歌の評判を聞きつけた地元のレコード店のオーナーが、チェス・レーベルのレーナード・チェスにボビーを紹介したことがプロ・デビューのきっかけとなったのだが、レーナードがボビーを黒人だと信じ込んだまま契約したというエピソードがあるくらい、それだけボビーの歌にブラック・スピリッツを感じたことを名プロデューサーが認めたことの証である。 本CDは彼にとって音楽人生の起点となった重要な時期1955年から60年まで在籍していた二大黒人レーベル、チェス、インペリアル・レコードへ残された貴重な音源の作品化である。 ご機嫌なR&B、ロックンロールが詰め込まれたファン待望の作品だ。 ザ・バンドしかりウッドストック・ロック創世の秘密がわかる重要作品に間違いない。


イズ・サムシング・ワンダフル!
TINA MASON
デヴィッド・アクセルロッド、H.B.バーナム、レッキング・クルーがバックアップしたウェストコースト・ガールポップの秘宝! ディック・クラークは、66年~67年にわたって、『アメリカン・バンドスタンド』のスピンオフ番組である『ホウェア・ジ・アクション・イズ』(アメリカで平日午後放送)のプロデュースと一部ナレーションも担当した。司会はリンダ・スコットとスティーヴ・アライモの歌手2人で、他にレギュラー・メンバーがいた。そのひとりがティナ・メイソンである。 南カリフォルニア育ちのティナは、小さい頃から音楽好きの両親とよく一緒に歌っていた。10代半ばで注目を集め、ビッグ・バンドのヴォーカリストとなり、ハリウッド・ボウルのコンテストで優勝した経験もある。やがて、ディズニーランドのハウスバンドをこなすようになった。バンドは、当初ケイ・ベル&ザ・スペースメンという名称だったが、やがて、ティナ&ザ・ムスタングスに変わった。キャピトル・レコードの若きプロデューサー、デヴィッド・アクセルロッドが演奏を聴きスカウトして、レコード・デビューにつながった。今回ボーナス・トラックとして、66年キャピトル・レコードからリリースされたティナ&ザ・ムスタングス名義のシングル盤、表裏2曲を収録している。 本アルバム『Is Something Wonderful!』もキャピトル・レコード発で67年の作品となる。プロデューサーは、やはりデヴィッド・アクセルロッドだ。彼は、ロック、ジャズ、R&Bなど広範囲にわたる音楽センスを誇っていた。ティナの甘めの声を生かした王道ポップスから、ジャズ由来のしとやかさを表に出した曲、さらにはビートを生かしたノーザン・ソウル系と、多彩な音楽性をはらんだアルバムに仕上がったのは、彼の功績が大きい。もちろん、曲調に沿った歌い口を披露するティナの表現力があってのことだ。 アレンジャーは、アクセルロッドと何度も仕事をしているH.B.バーナムが務めた。そして演奏陣も素晴らしい。“バック・ビート”の生みの親、アール・パーマーをはじめとする、ロスアンジェルスを拠点とする職人集団“レッキング・クルー”のメンバーが中核を成している。他には、ヘレン・ヒュームズとの共演が多く、マリリン・モンローのヴォーカル・トレーナーでもあったジャズ・ピアニスト、ジェラルド・ウィギンズがピアノとオルガンを担当している。 ボーナス・トラックにはアルバム未収録シングル曲4曲を追加収録。


ヴァケイション
CONNIE FRANCIS
アメリカン・ポップスの女王コニー・フランシス、その魅力を詰め込んだ究極のシングル・コレクション第3集! 人気、実力ともにアメリカン・ポップスの女王として君臨したコニー・フランシスは、我が国のポップス黄金時代においても大きな役割を果たした。本コレクションは、1958年から65年にかけて日本で発売されたドーナツ盤のなかから、ヒット曲の数々を3集にわたって網羅した決定版。ときに華やかで、ときにしっとりとした彼女の歌世界を、心ゆくまで味わってください。


イット・マイト・アズ・ウェル・ビー・スウィング
FRANK SINATRA
フランク・シナトラとカウント・ベイシー・オーケストラとの共演盤にして名曲「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」を収録したクインシー・ジョーンズ初アレンジ・スタジオ盤! 日本では「スウィング!フランク・シナトラ シナトラ=ベイシー=クインシー」のタイトルで親しまれた本作は、20世紀を代表するエンターテイナー=フランク・シナトラが自身のリプリーズ・レコードから1964年にリリースしたカウント・ベイシー・オーケストラとの共演を収めたスタジオ・アルバム。 1962年の「Sinatra - Basie An Historic Musical First」以来2度目のコラボレーションとなるシナトラとベイシーの共演盤ではアレンジにクインシー・ジョーンズが初参加。冒頭の「Fly Me To The Moon」はじめトニー・ベネットやレイ・チャールズ、ルイ・アームストロングらの名曲をカヴァーした選曲で3者の名唱、名演、名編曲がたっぷりと楽しめるエンターテインメント傑作となっている。


ボーイ・ハント
CONNIE FRANCIS
アメリカン・ポップスの女王コニー・フランシス、その魅力を詰め込んだ究極のシングル・コレクション第2集! 人気、実力ともにアメリカン・ポップスの女王として君臨したコニー・フランシスは、我が国のポップス黄金時代においても大きな役割を果たした。本コレクションは、1958年から65年にかけて日本で発売されたドーナツ盤のなかから、ヒット曲の数々を3集にわたって網羅した決定版。ときに華やかで、ときにしっとりとした彼女の歌世界を、心ゆくまで味わってください。


ノイ・シアモ・イ・ジオヴァニ 「青春の儚さ」
CATHERINE SPAAK
映画「恋のなぎさ」と同年(1964年)リリースの極上希少盤が初復刻! 魔性の天使:カトリーヌ・スパーク。イタリアのみならず世界中を魅了したその可憐な姿は映画だけでなく、レコード歌手としても脚光を浴びた。前作(1st)に続き彼女の小悪魔ぶりが炸裂した本盤(2nd)は、溌剌と哀微の対比が見事な名盤だ。 爽快でキュートなM-1,M-2、オールディーズ感覚がうれしいM-8,M-10などで見せる陽性さはもちろんだが、極上のスロー・ナンバー M-4,M-5やジャジーなM-6などで醸し出すほろ苦さも格別。エンニオ・モリコーネ作のM-3,M-9では妖艶な彩りも加え、ボーナス・トラックとして収録された最終曲(ビートルズ・カバー曲 M-14)まで鮮やかに疾走する。


アイム・ジミー・リード
JIMMY REED
ジミー・リードのブルース、そのすべてが詰まった名盤中の名盤! 1958年に発売された記念すべきヴィー・ジェイ初アルバムに、ボーナス5曲をプラスしたジミー・リードの決定版といえる作品集が登場。ロックンロールの時代に、ブルースマンとして孤軍奮闘したジミーによる、泥臭いながらも人懐っこい人間味を前面に押し出した痛快なヒット曲の数々は、時代を超えて輝いている。スタンダード化した「オネスト・アイ・ドゥ」、最近ストーンズがカヴァーした「リトル・レイン」収録。


ブリーズ・フロム・ザ・イースト
CAL TJADER
北斎ジャケも美しい和エキゾ・ジャズの大名盤! ヴァイブの帝王カル・ジェイダーによる東洋をテーマにした異色作。名匠クリード・テイラーがアルバム・プロデュースを手掛け、オリエンタルなテイストをセンスよく散りばめながら心地よいラテン&ラウンジを展開!「Sake and Greens」、「Cha」、「Shoji」、「Fuji」などユニークなタイトルのオリジナル曲と共に、クールなボッサ調で展開される「Stardust」の和洋折衷な美しさに心を奪われる。