2017/01/19 14:34

猫と... ギターと... 金木和也

滋賀県在住のシンガー・ソングライター金木和也。『LUCKY』『最終兵器』に続くミニ・アルバムの第3弾『大人』をリリース。ちなみに1曲目「がらんどう」は、ほんとうに名曲! 彼を紐解くキーワードを探していたら、3作とも猫が描かれたジャケットが。さらにギターが大好きなギターキッズだと言う。猫... ギター... このキーワードを手掛かりに、彼にインタビューを申し込んだ。この楽曲に触れながら、金木和也が少しでも身近になればと願う...

待望のニュー・ミニ・アルバム!!!

金木和也 / 大人
【配信形態】
WAV / ALAC / FLAC / AAC

【配信価格】
単曲 257円(税込) アルバム1300円(税込)

【Track List】
01. がらんどう / 02. No rain, No rainbow. / 03. 肌荒れ / 04. 幸せへのまわり道 / 05. 不幸だった / 06. そっと大人に

金木和也「がらんどう」MV
金木和也「がらんどう」MV

INTERVIEW : 金木和也

1992年4月18日生まれ、24歳のシンガー・ソングライター金木和也。「閃光ライオット2011」ファイナリスト、映画『アオハライド』劇中歌「ラッキー」がYouTubeで再生回数17万回を超える話題曲と、プロフィールを見るとすぐにでも上京して華々しく活動を開始していてもおかしくないけれど、現在活動拠点としているのが、彼曰く“クソ田舎”(地元のみなさんごめんなさい)なホームタウン・滋賀県大津市の実家。『大人』のソリッドでファンキーなサウンド、躍動的だったり抒情的だったり様々な表情を見せるメロディ、なおかつユーモアで包みながら真理をズバリと突いた言葉たちは、2匹の猫とギターに囲まれた部屋の中から生まれているんだとか。飄々とマイペースに生きているようでいて、こんなにも人の心を掴む音楽を創る金木和也っていったいどんな「大人」なんだろう?

インタヴュー : 岡本貴之

小学3年生くらいのときにテレビで清水ミチコさんを見てピアノを始めました

ーー金木さんが住んでいる滋賀県の地元ってどんなところなんですか?

金木 : 田舎なんで大きい声を出しても大丈夫っていうところが良いですね。周りにも同い年くらいの人が多くてみんな小さい頃から音楽をやっていたりして結構理解があるというか。「お互いさま」という感じで、近所に遠慮せずにギターを弾いて歌えたり。上京したらそうはいかないと思うので。

ーー確かに東京だと、窓を開けたらすぐ隣の家の壁っていう感じでギター弾いてたら揉めたりもするから。

金木 : そうですよね? それを考えたら今の環境は良いなと。ただ、駅から遠くて。最寄り駅まで山道を歩いて30分なんですよ。だからライヴに行くときにスーツケース引いてギターを持って行かなきゃいけないのは大変で。そこは田舎のデメリットやなって。

ーーそういう環境の中で、どうやって音楽活動を始めたんでしょう。

金木 : 高校時代にバンドでエレキギターを弾いて歌っていて、最寄り駅のすぐ近くに滋賀U☆STONEっていうライヴ・ハウスでよくライヴをしていて。最初はジミ・ヘンドリックスの映像を見てギターを始めてギタリストになりたかったんですけど、バンドを組んだときにヴォーカルが見つからなくて、とりあえずヴォーカルが見つかるまで歌うつもりで歌い出したんです。でもじつはギターの前にベースをやっていて、ジミヘンを知ってからベースを売ってギターを買ったんですけど。

ーーそうなんですか? そもそもベースを始めたのはどうして?

金木 : 高校1年のときに友だちとバンドを組もうとしたときにベースがいなくて、自分がやることに(笑)。その頃はレッチリとかヤクザキック(YKZ)とかミクスチャーバンドを聴いていて。フリーみたいにスラップをベチベチやってみたり。

ーー今話を訊いた限り、今の楽曲スタイルとは直接つながらない感じというか。

金木 : そうなんです、ルーツが見えないらしくて(笑)。ただ、もともと家族が全員ピアノを弾いていて、俺も小学3年生くらいのときにテレビで清水ミチコさんを見てピアノを始めました。それまではピアノって堅苦しいイメージがあったんですけど、それが見事に崩されましたね。家にピアノがあったことは大きかったと思います。「ピアノを弾きたい」と思った日に始められたので。

ギターを弾く映像として一番観たのは、スティーヴィー・レイ・ヴォーン

ーー今はギターが大好きなんですよね。一番好きなギターは?

金木 : ストラトですね。自分の中で、テレキャスにはテレキャスの正解の音、レスポールにはレスポールの正解の音、みたいなものが各ギターにあるんですけど、ストラトだけはそれが無いというか。ジミヘンもストラトらしい音だし、スティーヴィー・レイ・ヴォーンもストラトらしい音だし、エリック・クラプトンもジェフ・ベックもジョン・フルシアンテもバディ・ガイもジョン・メイヤーも、個性はめちゃめちゃ強いけどどれもストラトらしい音。最も人間性が音に出るギターだからだと思います。

ーーじゃあ最初に買ったのはストラト?

金木 : いや、ほんまはジミヘンみたいな白いストラトが欲しかったんですけど、楽器屋さんに行ったら「キズもの特価」でテレキャスが売ってたので、高校生でお金もないのでそれを買って。そのギターは当時のバンドメンバーが持っていたストラトと交換して今は持ってないんですけど。交換したストラトは… どこ行ったんだろう? 人に貸して返って来てない感じかも(笑)。

ーー意外と最初のギターにこだわりがない(笑)。今はいろんなギターを持ってるんですね。

金木 : もう、ギターは大好きなので。今持っているギターはアコギの6弦2本と12弦1本、ガットギター1本、エレキが4本、ベースが1本です。

ーー随分持ってますね。「ラッキー」のMVではギルドのアコギを弾いてますけど、あれは結構高いギターでは?

金木和也『ラッキー』MV
金木和也『ラッキー』MV

金木 : かなり古いギターですけど、買ったときはすごく安くしてくれて10万円くらいで。滋賀の山奥に小さい工房があって、そこのオヤジと1日中セッションしてから買ったんです。

ーー山奥にある工房って?

金木 : 本業は「日野椀」っていうお椀の漆塗りをしている人なんですけど、リペアマンをやっていて色んなギターを買い取ったり売ったりしていて。そこに行ったらアコギが20本くらいあって、全部弾かせてもらったんですけど、最終的にずっと弾いていたのがあのギルドだったんです。あれは超お気に入りのギターですね。

ーー歌いながら、ファンクっぽい躍動感のある弾き方をしてますよね。ああいうところにジミヘン好きなところが出ているのかなと。

金木 : ああ~、なるほど。全然考えたことはなかったですけど、エレキからアコギに変えたときに、すごく苦戦したんですよ。エレキの弾き方をするとボディが鳴らないので。いまだに試行錯誤してる感じというか。あと、ギターを弾く映像として一番観たのは、スティーヴィー・レイ・ヴォーンなんですよ。レイ・ヴォーンの弾き方を真似していて、ピックを持って弾いているのに、爪まで「ゴリッ」っと弦に当てて弾く癖がついていて。爪がすごく削れているんですよ、ほら。

Stevie Ray Vaughan - Live at Montreux 1985 Full Concert
Stevie Ray Vaughan - Live at Montreux 1985 Full Concert

ーー本当だ、右手人差し指の爪の右斜めが削れてる。

金木 : これは直したいと思いつつ、レイ・ヴォーンみたいなジャキっとした音が爪まで当てないと出ないので、まだ研究中です。こういうバックボーンが曲を聴いてもあまり見えないとは言われるんですけど。

ーーでも、ギターを単なる弾き語りの道具として使ってない感じはわかりますよ。

金木 : ああ、それは嬉しいです。

おかんが出かけてる隙に家に猫を連れてきました(笑)

ーーところで、さっきからPCの前を行ったり来たりしている猫ちゃんは小さい頃から家で飼ってるんですか?

金木 : 小さい頃からザリガニを釣ったりカブトムシを捕まえたりしてたんですけど、おかんが生き物が苦手で、虫を捕まえて帰ってきたら悲鳴を上げるくらいで。犬や猫なんてもってのほかみたいな人で。だからこの部屋では一生飼えへんと思っていたんですけど、中2の頃に友だちの家から猫を預かったことがきっかけで、俺もおかんも猫のとりこになって。

ーーえっ、お母さんは生き物が苦手だったのに。

金木 : いや、最初に相談したら反対されたので、おかんが出かけてる隙に家に猫を連れてきました(笑)。もう、めっちゃ怒られました。でも来てしまったものは仕方がないということでしばらく預かってる間に猫好きになって。今飼っている猫は2匹で、今部屋にいるのが女の子の三毛猫「そら」です。この子は里親募集でもらってきた猫で、生まれて3ヶ月くらいから飼っていてもう10歳くらいです。もう1匹は男の子の黒い猫で、「砂鉄」っていいます。この子は3歳くらいなんですけど、3年前の弾き語りツアーファイナルの福岡で、里親募集を見つけてしまって。機材は全部飛行機で送って、猫だけ連れて帰ってきました(笑)。

ーー猫優先なんだ(笑)。猫を飼っているとギターを弾いてるときとか邪魔したりしません?

金木 : します、します。部屋でギターを弾いているとギターとお腹の間に入ってきたり(笑)。それとギター・ケースの中に入るが好きなので、ケースの中を毛だらけにされたり。あとは椅子の背もたれの上がお気に入りらしくて、気付かずに背中にもたれようとして落ちそうになってひっかかれたり (笑)。ただ、制作中は家から一歩も出ないことがほとんどなので、猫たちのおかげで寂しさは和らいでるかもしれないですね。たまに話しかけたりしますし(笑)。

ーー猫をテーマにした曲って作ったことないんですか。

金木 : 高校時代のバンドで「猫は楽でいい? だったら代われよマジつらいから」っていう曲を作りました。めっちゃ恥ずかしいんですけど(笑)。それ以来作ってないですね。でも、ものを創る人間に猫はつきものな気がするというか、芸術家にとって猫は欠かせないものだという思いがあって。感覚なんですけどね。夏目漱石も飼ってたじゃないですか(笑)。だからすごく支えになってるんですよ。なんていうか、猫とのこの距離感がすごくいいんですよね。寝るときに2匹とも一緒に布団に入ってくるので、猫のせいで俺が寝違えることもあるけど(笑)。ファンの方にも猫好きは浸透していて、Xmasとか誕生日とか、俺にはプレゼントはないけど猫にはあったりするので(笑)。おもちゃとか缶詰とか。

ーー完全に猫と共に活動している感じですけど、曲作りはどんな感じでしているのでしょうか。

金木 : 珍しいらしいんですけど、俺の場合は詞先です。歌詞から書いてそれにコードやメロディをつける感じで。よく「曲が降りてくる」って言いますけど、そういう経験がなくて。だから、電車の中でも散歩していても、常にメモしているんです。メモ帳のインパクトのありそうな一文を頭に置いて書きだして、パソコンにズラーっと打ち込んで行くんです。俺の中で、作曲は美メロを作ることじゃないと思っていて、歌詞が一番入って来る曲を書きたいと思っています。

最近は自分の頭の中のものをなるべく再現しようと思ってやってます

ーー歌詞は独特の視点で書いていて面白いなと。女性の視点から「大好きだよ」「愛してるよ」だなんて言葉より幽霊とか宇宙人の方が信じられるわ>と歌う「肌荒れ」なんかは特に。曲ごとに自分とは違う人物のストーリーを考えながら作ったりする?

金木 : 1つのテーマとして、1stを出したときから思っているのが「リアル」ということで。でも「肌荒れ」って“おんなうた”なんですけど、「自分がもしこの立場なら」って、自分をその環境に落とし込んで感じたことは全部リアルやろうなって思いながら書いているので。基本的には全部、自分の感情で書いてますね。それがおんなうたでも。

ーー『大人』っていうアルバムタイトルにしても、今自分の中にあるリアルなキーワードだった?

金木 : 「大人」というテーマが先にあったわけではなくて、最初にリード曲「がらんどう」を入れようというところからスタートして、選曲する中で「そっと大人に」を入れたいなとなったときにタイトルは『大人』が良いって思ったんです。17歳とか思春期の「大人」と、50歳60歳になってからの「大人」では全然違うと思うんですけど、それはなんとなく(どんな曲になるか)想像がついて。ただ、24、5歳が感じる「大人」っていうのを聴いてみたいなと思って。自分がその年齢なので、作ってみようと思ったんです。

ーー「そっと大人に」だけは、いしわたり淳治さんが作詞していますよね。どんなつながりがあるのですか。

金木 : 『LUCKY』のときに一緒に曲を作って、作詞のノウハウを教えてもらったりした師弟関係みたいな感じで。「そっと大人に」は結構前に一緒に作った曲で、そのままライヴでもやらずCDにもならなかった曲なんですけど、今回入れたいなと思って連絡したんです。

ーー1曲目の「がらんどう」にはドラムに刄田綴色(ex.東京事変)、ベースにOKP-STAR(Aqua Timez)、ギターに亀本寛貴(GLIM SPANKY)を迎え制作された曲ということですけど、これまでのアルバムに入っていたバンド・サウンドとは違う尖ったアレンジで。こういうバンド・サウンドへの憧れがある?

金木 : 今は弾き語りが多いですけど、もともとバンドマンということもあって、ワンマン・ライヴは必ずバンド編成でやっていて。自分が作った曲を一番理想の形で表現できるのがバンドかなと思っているので、今作はそれが前作・前々作に比べたらより濃く出た作品だと思っています。この曲に参加してもらったみなさんのバンドはもともと大ファンだったので、憧れのヒーローたちとレコーディングできて本当に感慨深いものがありますね。

ーー 一方で「幸せへのまわり道」は打ち込み曲。打ち込みは今回初めての発表なんですね。

金木 : 初めてです。他の曲とだいぶ雰囲気が違うんですけど、こういう曲も入れてみたいなと。打ち込みにはずっと興味がなかったんです。というのも、作曲とアレンジでは使う脳みそが違うと思っていて。ただ、去年くらいからMIDI鍵盤を買って触り出したらハマってしまって。今は曲を作る段階からアレンジをしっかり作ってます。弾き語りだけだと周りにスタッフさんに曲のイメージを伝えるのが難しくて。最近は自分の頭の中のものをなるべく再現しようと思ってやってます。

ーーバンド・サウンド、弾き語り、打ち込みと、色んな金木さんを知ることができるアルバムですが、これからの金木さんはどんな表現方法が核になるのでしょう?

金木 : 例えば4人組バンドだったら4人の音っていう枠があるけど、それがないのがソロの強みやと思っていて。“七変化”したいなって。テクノ・ポップだってやりたいし、ブルースもやりたいし。色んな音楽が好きなので、自分の歌詞と自分の声、自分のメロディという自信があれば何をやってもいいのかなって思ってます。今は関西を中心に活動していますけど、まだ行ったことのない土地が多すぎるのでこれからはもっと活動の幅を広げたいですね。

ーー最後に、金木さんにとっての「大人」ってどんな人?

金木 : 俺はもう24歳なんで、世間から見たらいい大人なんですよね。けど大人になった自覚なんてまったくなくて。10代でも大人な人、50代でも子供な人、いろいろいますから。自分はめちゃめちゃ子供な遊び心のある、それでいて責任感のある、おもしろいジジイになりたいです。

DISCOGRAPHY

金木和也 / LUCKY

力強く、芯のある声で、弾き語り・バンドなどスタイルを問わずに自分の世界を作り上げるシンガー、金木和也のファースト・ミニ・アルバム。自在に言葉とメロディを操る強烈な才能がここに。言葉の一つ一つが、聴く人の身体に入り込み、魂を揺さぶる楽曲を収録。

金木和也 / 最終兵器

関西発 : 新感覚メロディメーカー金木和也がセカンド・ミニ・アルバムをリリース!クボケンジ(メレンゲ)がサウンドプロデュースを担当!ポップさの中にも中毒性をはらむメロディが魅力のリードトラック「ダンシャリーナ」や、女性に振り回される恋愛を軽妙なリズムで歌った「恋に恋して」等多彩な楽曲を収録。

LIVE SCHEDULE

「大人」リリース記念インストアライブ
2017年1月19日(木) : タワーレコード 神戸店 19:00〜 
2017年1月20日(金) : HMV栄 19:00〜 
2017年1月21日(土) : HMVイオンモール水戸内原 16:00〜
2017年1月22日(日) : HMV&BOOKS TOKYO 15:00〜
2017年1月28日(土) : タワーレコード 難波店 17:00〜
2017年2月5日(日) : タワーレコード 渋谷店4F  15:00〜

月刊金木和也 2月号
2017年2月4日(土)@京都ROOTER×2

3rd mini album「大人」リリース記念ワンマンライブ『大人なんかではなくて』
2017年2月11日(土)@あべのROCKTOWN
2017年2月26日(日)@青山月見ル君想フ

井上緑×金木和也 〜音楽は常に個々にある〜
2017年3月5日(日)@四谷天窓

PROFILE

金木和也

作詞 作曲 歌とギター
1992年4月18日生まれ
滋賀県出身・在住

新感覚の歌詞と中毒性のあるメロディで独特の世界観を描くソングライター。オルタナティブロックを下敷きにファンク、カントリー、ブルース、ポップのエッセンスを取り込み、時にアコギを、時にエレキを掻き鳴らす。ボーカル力が生きるバラードは言葉の一つ一つが聴く人の身体に入り込み、魂を揺さぶる。

2011年に、Vo&Gtを担当するバンド 『ALOE#squash!(アロエスカッシュ) 』 で10代限定夏フェス「閃光ライオット2011」に応募。ファイナリストとして選出される。2013年に大阪でも積極的に活動を開始。以来、MINAMI WHEELEに毎年出演するほか、月に10本ほどイベントライブなどを行っている。2014年10月、初の全国流通のミニアルバム『LUCKY』をMastard Recordsより発売。リードトラック「ラッキー」が人気映画『アオハライド』の劇中歌になり、YouTubeでの再生回数が17万回を超える話題作となった。

2ndミニアルバム「最終兵器」を2016年2月3日にリリース。 彼の敬愛するクボケンジがサウンドプロデュースを担当。ポップさの中にも中毒性をはらむメロディが魅力のリードトラック「ダンシャリーナ」や、女性に振り回される恋愛を軽妙なリズムで歌った「恋に恋して」等、多彩な6曲。脇を固める演奏陣も豪華な顔ぶれとなっており、伊原真一、村田シゲ(CUBISMO GRAFICO FIVE、□□□)、城戸紘志(unkie)、山本健太らが参加している。

Official HP

[インタヴュー] 金木和也

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