2017/01/10 10:14

【INTERVIEW】ゆるめるモ!、今の4人を見せることに全力になれたリキッドルーム・ワンマン

左から、しふぉん、けちょん、ようなぴ、あの

2016年7月10日、新木場STUDIO COASTで開催されたワンマン・ライヴ〈6’n’ Roll History 〜ゆるめるモ! 第1章総集編〜〉をもってメンバーのもねとちーぼうが卒業し、けちょん、あの、ようなぴ、しふぉんの4人で第2章のスタートを切ったゆるめるモ!。ライヴ開始当初は気合いと負けん気が全面に出たライヴを見せていたが、4人で全国ツアーを周り自分たちでセットリストを考えるようになったことで4人としての結束が深まり、勢いだけに頼らない自信をもったライヴをするようになった。その1つの象徴的なライヴが2016年10月24日、恵比寿リキッドルームにて開催された〈WE ARE A ROCK FESTIVAL TOUR FINAL -RETURN TO ZERO-〉である。ゆるめるモ! として初ワンマンを行った地で、4人はゆるめるモ! 第2章のはじめの一歩をどう踏み出したのか。4人に全国ツアー、そしてリキッドルーム・ワンマンについて話を訊いた。

インタヴュー&文 : 西澤裕郎

4人体制になって初のワンマン・ライヴ音源を独占ハイレゾ配信

ゆるめるモ! / WE ARE A ROCK FESTIVAL TOUR FINAL -RETURN TO ZERO- at LIQUIDROOM(24bit/48kHz)

【Track List】
1. ゆるトロ (4mation remix)
2. 逃げろ!!
3. はみだしパラダイス
4. めんどいしんどいPUNKするか
5. よいよい
6. SUN SUN SUN
7. サマーボカン
8. あさだ
9. ぺけぺけ
10. KAWAIIハードコア銀河
11. ナイトハイキング
12. 人間は少し不真面目
13. もっとも美しいもの
14. OO(ラブ)
15. ゆるビスタ!
16. ギザギザフリーダム
17. Hamidasumo!
18. スキヤキ
19. たびのしたく
20. Only You
21. idアイドル
22. SWEET ESCAPE
23. manual of 東京 girl 現代史
24. なつ おん ぶる ー

【配信価格】
まとめ購入 2,800円(税込)

【配信形態】
FLAC、ALAC、WAV(24bit/48kHz)

※ご購入いただいたお客さまにはライヴフォト特典がつきます。

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All Songs Performed by ゆるめるモ!

Recorded by 樫本大輔
Mixed & Mastered by 徳永宏
Recorded at LIQUIDROOM

photos by Shingo Tamai / 後藤壮太郎

Produced by 田家大知、OTOTOY
Project Director 西澤裕郎(OTOTOY)
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2017年春の東名阪ツアー開催!

2017年3月20日(月・祝)@大阪・ESAKA MUSE
2017年3月26日(日)@東京・TSUTAYA O-EAST
2017年4月2日(日)@愛知・大須RAD HALL

■オフィシャル先行
受付期間 : 2017年1月10日(火)12:00~1月15日(日)18:00
お申込み : http://eplus.jp/ylmlm-official/

■各プレイガイド先行
受付期間 : 2017年1月16日(月)12:00~
http://ylmlm.net/?p=2635

INTERVIEW : ゆるめるモ!

ーー4人体制になって大きく雰囲気が変わりましたね。

ようなぴ : 6人時代のときにも4人で活動していた期間はあったんですけど、いまはこの4人で100%を出せるように1人1人の意識が強くなっていて。ゆるめるモ! として見せられるものがすごく変わったと感じています。

しふぉん : (卒業した)2人がいたことによっていい意味でアイドル感を保ていてたというか、歌唱力も2人は抜群だったから技術面が4人の課題になったんですけど、私は4人になったことがマイナスだとは全然思っていなくて。むしろ幅が広がった。

ーーけちょんさんは4人になって変化を感じますか。

けちょん : 4人になって1人1人が魅せられる人にならなきゃいけないなってことをすごく思いました。地に足が着くようになってきたなと思えるようになった。

photo by 後藤壮太郎

ーーそれまでは浮き足立っていた?

けちょん : 自分に自信がなさすぎたんです。魅せられる人は、ステージに立っているとき自分が1番輝いている気持ちでいると思っているんですけど、今まで自分にはそれがなくて。でも人前に立って何かを伝える以上、伝える気持ちをすごい大事にするようにしなきゃって思うようになりました。

ーーあのさんは4人になっての変化は感じますか?

あの : みんながみんな頼りっきりみたいなことが減ったと思います。前まではステージ上にいても自分は変に気を遣ったりどっかで引っかかりがあって。それぞれがそういうことがあったと思う。4人になってからは話し合いの機会も増えたし、みんながみんな違う色を持ってるから自分たちがやりたいことをそれぞれがやるようになった。前になかったものができている感覚です。

ーー〈TOKYO IDOL FESTIVAL 2016〉の時点で他のグループと気合やオーラが違って感じましたけど、具体的に変わる大きなきっかけがあったんでしょうか。

しふぉん : 1番意識が変わったきっかけが、自分たちでセットリストを組んで、どういうライヴにしたいのかを考えるようになったことだと思います。

ーーそのセットリストはどうやって決めるんですか?

ようなぴ : その日何をやりたいか、何をやったほうがいいと思っているかをそれぞれで出しあって、その上でこういう曲の方がいいんじゃないかって考えたり、全体の流れを考えます。持ち時間が20分だったらその中でゆるめるモ! の魅力を全て見せることは難しいから、今日はどの部分を見せるか話して決めていったり。

photo by 後藤壮太郎

ーー自分たちでセットリストを考えるようになったことで、ライヴの内容自体も変わったと思いますか?

ようなぴ : 変わりました。新木場のワンマンが終わって1週間後に全国ツアーが始まったんですけど、ツアー初日から4人でセトリを組み始めて。初めての経験だったのでつかめない部分が多くて「今日のセトリめっちゃ微妙だったー」みたいなことがあったりして大変だったんですけど、最近はどういうセトリがイベントに合うのかつかめるようになってきて、その都度ゆるめるモ! の最強を作ろうという意識で組めているかなと思います。

ーー話す機会が増えたことによってメンバー間で喧嘩とかはしないですか?

しふぉん : 私はこう思っているからこれをやりたいとか、他の人が違かったら私はこれをやりたいとか、みんなの意見を聞いた上で自分の意見を考えるようになったんですけど、喧嘩はまだないかな(笑)。

ようなぴ : 喧嘩してもいいんじゃないかなって気はします。ふふふ。

4人でのスタートを見せるライヴだからお客さんを不安にさせちゃいけない

ーー全国ツアー12箇所の中で印象深かったライヴを1人ずつ聞いてみたいんですけど、しふぉんさんはどこが印象深かったですか。

しふぉん : 私は1箇所目の北海道です。初めて自分たちでセトリを組んだんですけど、〈WE ARE A ROCK FESTIVAL〉って名乗っているツアー1曲目に持ってくるのはこれだろ!! ってときにみんなの意見が被ったのが「Only You」だったんですよ。

ゆるめるモ!「Only You」(Official Music Video)
ゆるめるモ!「Only You」(Official Music Video)

ーー「Only You」はいつもライヴの終盤でやっている壮大な曲ですけど、1曲目にやったんですね。

しふぉん : 4人で初めて臨む長尺ライヴで「Only You」を最初に持ってきたら、お客さんもうわー!! ってなったし、こっちも気持ちをぶつけたのでぐちゃぐちゃだったんですけど、そのときみんなが本当に同じ方向を向いていると思って。最初に「Only You」から始まったツアーで、徐々に成長していったなと思います。

ようなぴ : 私もリキッドを抜かすと1番印象に残ってるのは北海道です。ツアー初日っていうのもあると思うんですけど、4人でのスタートを見せる最初のライヴだからお客さんを不安にさせちゃいけないし、パワーダウンしたと思わせちゃいけない。私は気持ちの面で熱さを持って伝えていくしかないと思っていて。そういう姿勢を見せるって意味でも「Only You」を最初に持ってくるだけでもお客さんに伝わるものがあるだろうなと思ったんです。自分の気持ちもすごく乗っかっていたし、お客さんも「Only You」が始まった時にうわー!! っていうリアクションで、いきなりくるかー!! みたいな。それですごく勢いがついた。さっきしふぉんも言ってたけどライヴ自体はボロボロだったんですよ。でも、それ以降のツアー中盤とかまで、北海道を超えるセトリを組めてないよねっていう話をしてたり、それだけ初日にかける思いっていうのが強かった。

ーーけちょんさんは?

けちょん : 私も北海道です。4人になって1週間じゃ急に変われないから、頑張ろう!! って気持ちがすごい強くて。「Only You」を1曲目に持ってきてこそロック・フェスだなと思った。その会話をしたときのことをすごく覚えているんですけど、自分たちで組んだセトリの1曲目が「Only You」って言った時、みんなの顔がすごく輝いてていた。ライヴ自体はまだまだのところが多かったんですけど、次のライヴ以降もそのセトリを参考にするくらい北海道がよくて1番記憶に残ってます。

ーーいまのところ3人が北海道ですけど、あのさんはどこが印象に残ってますか?

あの : 浜松。窓枠です。

ーーなんで浜松が1番印象に残っているんですか?

あの : 結構今回のツアーはちっちゃいライヴハウスでやることが多かったんですが、窓枠はステージからお客さんを見たとき会場がリキッドルームみたいに見えて。いろんな人がいるなって。その日、「SUN SUN SUN」とかもすごい盛り上がったんですけど、そうじゃない人もいっぱいいたなと思った日で、悩みもたくさん生んだんですけどその空間が正直で好きでした。

6人時代とは違うんだぞって気合いも込めて最後に「逃げろ!!」に頼らなかった

ーーそれぞれの思いを抱えて全国ツアーを巡り、ファイナルがリキッドルームでのワンマンでしたけど、どういう気持ちでみんな臨んだんでしょう。

あの : 即日完売することができなかったのが嫌でした。まだまだだなって。

ーーその後完売しましたが、すぐに完売できなかったのが悔しかった?

あの : うん。自分たちはライヴを見てほしいと思っているから、やっぱり自分たちの根本的なものすらまだ届けられていないっていうのが現実なんだなとかいろいろ思いました。

ーーリキッドルームのセットリストもみんなで出して考えたんですか?

ようなぴ : リキッドルームはメンバーだけじゃなくてプロデューサーの田家さんやバンドさんを交えつつ組みました。でも並びとかはわりとメンバーで考えました。

あの : 結構ギリギリまでセットリストを考えていて。「SWEET ESCAPE」をアンコールに持っていこうみたいな話とかもギリギリまでした覚えがあります。

ゆるめるモ! 「SWEET ESCAPE(LIQUIDROOM Live Version)」
ゆるめるモ! 「SWEET ESCAPE(LIQUIDROOM Live Version)」

ーーリキッドルームのセトリは何を重視して考えたんでしょう。

しふぉん : 今まで大きいハコでは「逃げろ!!」はアンコールとか本編の大事なところに持ってきていたんですけど、リキッドでは最初に持ってきていて。それは、6人時代とは違うんだぞって気合いも込めつつ、「逃げろ!!」で最後に頼らないっていうか。セトリは結構ブロック分けしていて、コール&レスポンスしてほしい曲があったらそれを後にもっていこうとか、そういう話をしたりして。今回自分が印象に残っているのはエモいゾーンがあるんですけど、「人間は少し不真面目」とか魅せなきゃいけない部分は流れも考えてしっかり組めたと思っています。

ーーセトリが曲調だったりシーンでブロック分けされてたんですね。メンバーのバンド演奏もありましたけど、どういう経緯でやることになったんでしょう。

ようなぴ : もともと節目のライヴでバンド形態はやったりしていて。田家さんがゆるめるモ! を作ったときから、メンバーでバンドをやらせたかったと思うんですけど、4人になったことでより本格的にやってみたかったんだと思います。メンバーもバンドをやることに積極的だったし、その中でやろうってなりました。

ーー担当楽器の振り分けはどうやってしたんですか?

ようなぴ : あのちゃんはもともとギターをやっていたからギターで、そこからどうするかみたいな話になり、しふぉんはベースやりたいってことで(笑)。

しふぉん : もともとやりたいってことを言っていたのと。前回のリキッドはカウベルだったので、今回カウベルは… と思ってベースにしてもらいました。

ーー(笑)。他の2人は?

ようなぴ : けちょんがドラムで、私はキーボードになりました。キーボードだったらショルダー・キーボードがいいなと思って落ち着いたんです(笑)。

photo by 後藤壮太郎

ーーけちょんさんはドラム経験があったんですか?

けちょん : 一切やったことなかったのでめちゃ苦戦しました。手と足が一緒にしか動かなくて。前はリコーダーだったので足も使うのかあ… って。難しかったんですけど、できるようになるとむっちゃ楽しかったです。

ーーあのさんはもともとギターを弾くことも多かったので、今回メンバーでバンドをやるにあたってバンマスみたいな感じで引っ張っていったんですか?

あの : いいえ(笑)。自分も田家さんにやってみたらと言われて始めて、そこから誰にも教わらずきてるから全然わからないから。でも、今まで1人でバンドに参加して弾いていたのと4人でやるのでは全然違うなって思いました。

ーー何が違ったと思いました?

あの : 1人1人の音を集中して聴かないとズレちゃう。実際ちゃんと聴いてなくてズレちゃったけど。

ーーいまホワイトボードにセットリストが書いてありますが、エモいゾーンってどのあたりですか?

しふぉん : 12曲目から15曲目までです。

ようなぴ : 曲に入る前のMCも気持ちが入っていて。今までのゆるめるモ! のMCってグダグダで内容もそんなに詰まっていなくて。それもゆるめるモ! っぽいグダグダさなんですけど、今までより確実に曲以外の部分でも伝えることを意識できたのかなって思います。ここで伝えるために自分がなにをしゃべるのかをライヴ前に共有して迎えられたのですごいよかったなと。

ーー気持ちが入っていたのもあって予定の時間よりライヴ時間が1時間くらい長かったですよね(笑)。

しふぉん : 終わった後やばかったよね(笑)。ゲネの時は全然短かったんですけど、MCとかが長くなったのもあって。

ようなぴ : 予想はできてたけどね(笑)。

今の私たちの限界じゃないけど最高のライヴを見せることができた

ーー(笑)。改めてリキッドを振り返ってみて、全国ツアーのファイナルとして、そして原点回帰として納得のいくライヴになりました?

ようなぴ : 今の4人でツアーを終えて迎えたツアー・ファイナルとしてはすごくしっくりきたというか、満足のいく形で終われたなと思っています。今までのワンマンって、モヤモヤした気持ちを残したままだったり、みんなが違う方向をむいたままだった感じがしたんですけど、今回のツアーは終わった瞬間も始まる前もみんな同じものが見えてたのかなと思っていて。ライヴが終わった後、「今日のライヴ、今までで1番すっきりして終われたんだけど!」って言ったら、みんなが「わかるー!!」って共感してくれたのが嬉しくて。もちろん完璧じゃないんですけど、これこそスタート地点が整ったな、勝負のステージに立ち向かえる準備が整ったなって気がしたいいライヴだったなと思っています。

ーー逆に今までのワンマンはモヤモヤしている部分もあったんですね。いつも全力を出し切っているわけですし、なにが違ったんでしょうね。

ようなぴ : 今までのワンマンは、あの曲のここが決まってないじゃんとかありながらステージで歌っていることがあったり、これからのためのワンマンじゃなかった時が多かったイメージがあるんですよね。誰かの卒業があったり、活動休止だったり、そういうのといつも一緒になっていて、純粋な気持ちで自分たちを見せるっていうワンマンを迎えることがなかったので、純粋に今の私たちを見せることに全力になれたからなのかなって思います。

ーーけちょんさんはどうですか? 出し切ったじゃないけど、すっきりしたっていう感覚はありますか?

けちょん : ありました。今までのワンマン・ライヴより終わったときの達成感が違うというか、やったー!! って感じになりました。今の私たちの限界じゃないけど最高のライヴを見せることができた日だったなと思いました。

ーーあのさんはどうでしたか。

あの : 「manual of 東京 girl 現代史」前くらいからスッキリしていました。

photo by Shingo Tamai

ーースッキリしていたっていうのはどういう感情ですか?

あの : 全編通してもですけど「SWEET ESCAPE」は楽器でもやりたかった曲で、締め付けがなく楽しめた。音楽を楽しめた感覚。

ーー歌うこととか音とかにも没頭することができたって感覚?

あの : そうですね。歌に対してもすごく真剣に向き合っていたと思う。それがリキッドルームでできてよかった。

ーーしふぉんさんはどうですか?

しふぉん : 始まる前とかにあれやんなきゃ、これやんなきゃ… っていう焦りが今回はなくて。私はあがり症で緊張しいなんですけど、ゲネでもしっかり確認することができたから、今日たぶん大丈夫だろうなって気持ちで臨めました。あと、メンバーを信用して大丈夫だと思った。ライヴ中、誰かがミスったとしても誰かがカバーする力がどんどんついていっていて、そういう部分でもメンバーに対して信頼感が上がってきた中リキッドを迎えられました。セトリも自分たちで関わることによって次の流れが頭に入ってるから、そういう部分でちゃんと体に定着していました。バックバンドとアイドルって今までいろんなアイドルさんやってきたと思うんですけど、1つのグループとして今回臨もうって気持ちで、いかにバンドさんと混じってバンドっぽくできるかが課題だったんですけど、それもできたと思う。ゆるめるモ! としてちゃんとできたライヴだったなと思うのと、全然まだまだなんですけど歌とかに気持ちがいくようになった。みんなすごい感情がのっていて、泣いてる人を多く見かけて。楽しさもありつつ、ちょっと頼りがいあるなっていうライヴができたかなって。

ゆるめるモ! っていう存在は何にも表せれない

ーーそんな4人でのスタートを切れたリキッドルームを経て、今後ゆるめるモ! はどういうところを目指してやってくんでしょう?

しふぉん : うちらにしかできないことっていっぱいあると思っていて。「逃げろ!!」とかはうちらにしか歌えないと思っているんですけど、まだまだ全然届いてない状況だと感じていて。今、海外に行かせてもらうこともあって、ようやくちょっとずつ広がってきたというか。それを爆発的に広げるために個人的には日本全国を制覇したくて。いろいろまわりたいです。

ーー47都道府県ツアー?

しふぉん : うん、まわりたい。今後もっとおもしろい音楽をやっていくと思うので、今が最低ってぐらいの気持ちで自分たちをどんどん上げていきたいです。

photo by 後藤壮太郎

ーーようなぴさんはどうですか?

ようなぴ : この4人ってすごいバラバラだと思うし、それぞれが同じものになる必要なんて全くないと思っていて。それぞれが違うんだけど、ここに4人がいることが最強なんだって見る人たちに伝わるようになりたい。それを見せることによって、人と違うことは別にいいことなんだって自然と受け入れられるようになってほしいです。小林愛さんの歌詞も、曲を作ってくれている人たちのこともすごく信頼していて、作ってくれる人たちと私たち自身が全部が重なって伝えていけたらと思っています。あと、ツアー・ファイナルで「SWEET ESCAPE」を入れたんですけど、今までの振り付けを4人バージョンにしただけの「SWEET ESCAPE」をツアーで見せたくないっていのが自分の中にあって。「SWEET ESCAPE」って世間的には「逃げろ!!」みたいなイメージはついてないかもしれないけどかなり濃い存在の曲だから、ツアー・ファイナルで見せたい気持ちがすごくあって。今回ワンマンでバンドさんと一緒になって自分たちも音を奏でる形でやらせてもらって、今までやってきた「SWEET ESCAPE」とは違うグルーヴのものが生まれていたと思うし、みんなにそういうものが伝えられていたらいいなって思います。

ーーけちょんさんはどうですか。

けちょん : 今まで若い子たちが観に来ることってなかったから、すごく新鮮で。若い子にはどう伝えていけばいいんだろうって考えることができたので、老若男女に届いていきたい。おじいちゃんとかおばあちゃんとかもゆるめるモ! 聴いてるわよーってなりたいなと思いました。

ーーあのさんは? これからのゆるめるモ! をどういうふうにしていきたいですか?

あの : みんな言ってくれたんですけど、ゆるめるモ! にしかできないことをやっていきたいっていうのがまずあって。どういうふうにしていきたいかは特別ないです。でもアイドルとかバンドとか、そういうジャンルにとらわれがちだと思うですけど、そうじゃなくて、新ジャンルだったら新ジャンルかもしれないし、ゆるめるモ! っていう存在は何にも表せれない。ゆるめるモ! はゆるめるモ! だから。みんなにもそう感じてもらえれるようになれればいいな。

LIVE INFORMATION

2017年春の東名阪ツアー開催!

2017年3月20日(月・祝)@大阪・ESAKA MUSE
2017年3月26日(日)@東京・TSUTAYA O-EAST
2017年4月2日(日)@愛知・大須RAD HALL

■オフィシャル先行
受付期間 : 2017年1月10日(火)12:00~1月15日(日)18:00
お申込み : http://eplus.jp/ylmlm-official/
■各プレイガイド先行
受付期間 : 2017年1月16日(月)12:00~
http://ylmlm.net/?p=2635

ゆるめるモ! の作品をハイレゾで

もねとちーぼう在籍時最後のワンマン・ライヴの音源を独占ハイレゾ配信

ゆるめるモ! / 6’n’ Roll History 〜ゆるめるモ! 第1章総集編〜(第1部&第2部) at 新木場STUDIO COAST(24bit/48kHz)
【Track List】
第1部
1. ゆるトロ (slo- モ!) / 2. ゆるめるモん / 3. べぜ~る / 4. 木曜アティテュード / 5. おこしてしまった? / 6. 私と私と私と私と私と私と私と私と / 7. 虎よ / 8. 花のドイリー / 9. DO FUFU / 10. SWEET ESCAPE / 11. あさだ / 12. アーメン / 13. 生きろ!! / 14. Majiwaranai CAts / 15. 場viewer / 16. ぺけぺけ / 17. 眠たいCITY vs 読書日記 / 18. メルヘン / 19. NNN / 20. OO(ラブ) / 21. スキヤキ / 22. たびのしたく / 23. 逃げろ!! / 24. manual of 東京 girl 現代史 / 25. なつ おん ぶる ー(part1) / 26. なつ おん ぶる ー(part2)
第2部
27. ゆるトロ (slo- モ!) / 28. 難 / 29. 聞こえる / 30. 不意打て!! / 31. 夢なんて / 32. その他のみなさん / 33. もっとも美しいもの / 34. 人間は少し不真面目 / 35. モモモモモモ!世世世世世世! / 36. 転がれ!! / 37. 波がない日 / 38. 白玉ディスコ / 39. KAWAIIハードコア銀河 / 40. よいよい / 41. Hamidasumo! / 42. idアイドル / 43. Only You / 44. アントニオ / 45. Refresh Your Jewellery Box / 46. 1!2!かんふー! / 47. 私へ / 48. 私の話、これでおしまい / 49. さよならばかちゃん / 50. 逃げろ!!

【配信価格】
まとめ購入 4,000円

【配信形態】
FLAC、ALAC、WAV(24bit/48kHz)

※アルバムまとめ購入のお客さまには、ライヴフォト特典がつきます。

ライヴ当日のレポートはこちらから
4人体制後リリースされたロック・フェスをテーマにしたミニ・アルバムをハイレゾ配信

ゆるめるモ! / WE ARE A ROCK FESTIVAL(24bit/48kHz)
【Track List】
1. ギザギザフリーダム / 2. サマーボカン / 3. SUN SUN SUN / 4. めんどいしんどいPUNKするか / 5. はみだしパラダイス / 6. ゆるビスタ! / 7. ナイトハイキング

【配信価格】
まとめ購入 1,500円 / 単曲 249円

【配信形態】
FLAC、ALAC、WAV(24bit/48kHz)

※アルバムまとめ購入のお客さまには、歌詞ブックレットがつきます。

2015年12月に開催されたワンマンのライヴ音源を独占ハイレゾ配信

ゆるめるモ! / YOU ARE THE WORLD TOUR FINAL at Zepp DiverCity(24bit/48kHz)
【Track List】
1. モモモモモモ!世世世世世世! / 2. 転がれ!! / 3. 1!2!かんふー! / 4. 難 / 5. 不意打て!! / 6. 眠たいCITY vs 読書日記 / 7. 波がない日 / 8. 虎よ / 9. DO FUFU / 10. Refresh Your Jewellery Box / 11. SWEET ESCAPE / 12. たびのしたく / 13. NNN / 14. 夢なんて / 15. もっとも美しいもの
16. OO(ラブ) / 17. よいよい / 18. KAWAIIハードコア銀河 / 19. idアイドル / 20. Hamidasumo! / 21. スキヤキ / 22. Only You / 23. ゆるトロ(slo-モ!) / 24. べぜ~る / 25. manual of 東京 girl 現代史 / 26. なつ おん ぶる ー / 27. 私へ / 28. 人間は少し不真面目 / 29. 逃げろ!!

【配信価格】
まとめ購入 2,800円

【配信形態】
FLAC、ALAC、WAV(24bit/48kHz)

※ご購入いただいたお客さまにはZepp DiverCity TOKYOでの豪華ライヴフォト特典がつきます。

ライヴ当日のレポートはこちらから


ゆるめるモ! / YOU ARE THE WORLD(24bit/48kHz)
【Track List】
1. モモモモモモ! 世世世世世世! / 2. 転がれ‼︎ / 3. Hamidasumo! / 4. 1! 2! かんふー! / 5. 難 / 6. 不意打て‼︎ / 7. 眠たいCITY vs 読書日記 / 8. 波がない日 / 9. Refresh Your Jewellery Box / 10. KAWAIIハードコア銀河 / 11. よいよい / 12. id アイドル / 13. 夢なんて / 14. 私へ / 15. もっとも美しいもの / 16. NNN / 17. Only You

【配信価格】
単曲 250円 / まとめ購入 2,800円

【配信形態】
FLAC、ALAC、WAV(24bit/48kHz)
赤坂BLITZでのワンマン・ライヴもハイレゾ配信

ゆるめるモ! / 赤坂BLITZだよ! 全員ハミ出すモ!(24bit/48kHz)
【配信価格】 まとめ価格 2,800円(税込)

【配信形態】 FLAC、ALAC、WAV(24bit/48kHz)、AAC

【Track List】
1. ゆるトロ(slo-モ!) / 2. manual of 東京 girl 現代史 / 3. ゆるめるモん / 4. 難 / 5. あさだ / 6. アーメン / 7. 場viewer / 8. ぺけぺけ / 9. 眠たいCITY vs 読書日記 / 10. メルヘン / 11. 波がない日 / 12. 虎よ / 13. DO FUFU / 14. 聞こえる / 15. SWEET ESCAPE / 16. たびのしたく / 17. 1! 2! かんふー! / 18. OO(ラブ) / 19. スキヤキ / 20. Hamidasumo! / 21. なつ おん ぶる ー / 22. 私の話、これでおしまい / 23. 花のドイリー / 24. べぜ~る / 25. NNN / 26. さよならばかちゃん / 27. 逃げろ!!

※ご購入いただいたお客さまには赤坂BLITZでの豪華ライヴフォト特典がつきます。

ライヴ当日のレポートはこちらから

1stアルバムをハイレゾ配信

ゆるめるモ! / Unforgettable Final Odyssey(24bit/48kHz)
【配信形態】 FLAC、ALAC、WAV(24bit/48kHz) 単曲 257円 / まとめ価格 2,160円

【Track List】
1. Majiwaranai Cats / 2. ゆるめるモん / 3. べぜ〜る / 4. 逃げろ!! / 5. 生きろ!! / 6. 場viewer / 7. ぺけぺけ / 8. 私の話、これでおしまい / 9. スキヤキ / 10. DO FUFU / 11. なつ おん ぶる ー / 12. OO(ラブ) / 13. たびのしたく

PROFILE

ゆるめるモ!

「窮屈な世の中を私達がゆるめるもん!」というコンセプトのもと2012年10月に結成されたニューウェイヴ・アイドル・グループ。英語表記はYou'll Melt More!。メンバーはけちょん、しふぉん、ようなぴ、あの。楽曲はニューウェイヴを軸に、エレクトロ、クラウトロック、ヒップホップ、シューゲイザー、ハードコア、アンビエント、テクノなど様々なジャンルが取り入れられており、NEU!、ESG、SUICIDEなどの名盤をオマージュしたCDジャケットも毎回話題に。2014年1月には箱庭の室内楽とのコラボ・アルバム『箱めるモ!』を発表し、同年7月に初のフル・アルバム『Unforgettable Final Odyssey』を発売。2015年3月にはPOLYSICSのハヤシが楽曲提供したシングル『Hamidasumo!』をリリースし、5月2日に東京・赤坂BLITZでワンマン・ライヴを開催。最大15人の生バンドとともに演奏し、1200人を動員した。8月にはミドリカワ書房の提供曲「夢なんて」を含むシングル『文学と破壊EP』を発売、初のサマソニ出演も果たす。10月31日からは初の主演映画『女の子よ死体と踊れ』が公開。10月21日には映画スペシャルCDと、赤坂BLITZワンマン・ライヴDVDを発売。11月11日には、元SUPERCARのナカコー、後藤まりこ、POLYSICSハヤシらが作家陣として参加した2ndフル・アルバム『YOU ARE THE WORLD』を発売。冬には全国ツアーが行われ、12月20日にはツアー・ファイナルとなるZepp DiverCityでのワンマンを開催した。

OFFICIAL HP

この記事の筆者

[インタヴュー] ゆるめるモ!

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