2014/01/18 00:00

音楽に人生をかけたバンド!! bananafish、赤坂BLITZワンマンまであと1週間

泣いても笑っても、あと1週間。2014年1月25日(土)、東京青山発のポップ・ロック・バンド、bananafishが、赤坂BLITZでワンマン・ライヴに臨む。事務所にもレコード会社にも所属せず、D.I.Yで活動をおこなってきた4人の男たち。バンド史上最大キャパとなるワンマンに向け、彼らは毎週に渡り路上ライヴを行ってきた。12月には埼玉の山奥にあるスタジオ「ネバーランド」に機材を持ち込み、真冬の風が吹きつける野外から、2ndフル・アルバム『SYNCHRONIZE』の全曲再現ライヴを生中継。無謀ともいえる試練を自分たちに課し、より力強く骨太な演奏を聴かせるバンドへと成長した。その集大成ともなるワンマンの成功を願い、これまで彼らを追いかけてきたライター岡本貴之による、bananafishの歩みを掲載。そして、「エスケープ」「ラバーソウル」に続く、「シンクロナイズ」のMVを初公開!! さらに赤坂BLITZの告知動画も初披露。宣伝と思って舐めることなかれ。クリエイティビティにこだわり抜いたbananafishの姿勢が貫かれている。迷っている人がいたら、ぜひ赤坂BLITZに足を運んでほしい。bananafishの記念碑的な一日になることだけは間違いない。後に語られるであろうライヴを見逃さないでほしい!!

赤坂BLITZ ワンマン・ライヴは1月25日(土)!!

bananafish 2nd Album “SYNCHRONIZE”
Release ワンマン・ライヴ


2014年1月25日(土)@赤坂BLITZ
open / start : 18:00 / 19:00
チケット : 3,500(ADV/+D)


【チケット一般発売】2013年10月26日(土)~
チケットぴあ : 0570-02-9999 (Pコード:210-745)
■ローソンチケット : 0570-084-003(Lコード:73548)
■e+ : http://eplus.jp
まだ聴いてないというあなたのために、bananafish渾身の2ndフル・アルバム!!

bananafish / SYNCHRONIZE

【配信価格】
wav 単曲 200円 / まとめ購入 1,800円
mp3 単曲 180円 / まとめ購入 1,500円

【Track List】
1. シンクロナイズ / 2. エスケープ / 3. ラバーソウル / 4. エリミネーター / 5. シャンパンビスケット / 6. 雨のメロディー / 7. 夜明け前 / 8. シルビアに花束を / 9. レディースナイパー / 10. またどこかで

本邦初公開!! 第3弾MV「シンクロナイズ」&赤坂BLITZ宣伝動画

音楽に人生を賭けた人間同士が生み出す情熱が大きなエネルギー(text by 岡本貴之)

1月25日(土)、bananafishが赤坂BLITZでワンマン・ライヴを開催する。bananafishにとって、これまでの活動を総括するライヴであり、彼らの今後のステップとなる記念すべき一日だ。

現在30歳前後のメンバーで構成されるbananafishのバンドとしての成り立ちは結構古い。リーダーの角川明(G)を中心に、大学のサークルやネットのメンバー募集等で集まった4人で結成されたのが2007年のこと。都内でのライヴを中心に活動をはじめ、東京・青山のライヴハウス「月見ル君想フ」での自主企画等、結成当初から独立独歩の姿勢で着実に動員を増やしてきた。ミニ・アルバムのリリースを重ねたのち、2012年には自主レーベル「bananafish records」より1stフルアルバム『SCROLL』をリリース。そして2012年11月3日に行われた渋谷クアトロでのワンマン・ライヴを成功させ、次なる目標として掲げたのが、キャパ1000人以上の赤坂BLITZでのワンマン・ライヴだった。彼らは決して誰かに神輿を担がれてこうしたライヴを実現しているわけではない。事務所にもレコード会社にも所属せず、D.I.Yで活動をおこなう彼らがバンドの成長目標として設定したのが赤坂BLITZでのワンマン・ライヴだったのだ。

自分達の意志で活動をコントロールできるということは、裏を返せば、誰にも頼ることは出来ないし、行動し続けなければどこにも音楽は届かないということ。生活のすべてを音楽活動に捧げなければ、それは難しい。昨年起こったドラマー・大山一慶の脱退というバンドにとって最大の危機は、誰にも頼ることなくバンドマンとして生活を続けていく厳しさの中で起こった出来事なのかもしれない。

バンドは、ただ音楽をやる為だけに集まっている集合体ではない。音楽に人生を賭けた人間同士が生み出す情熱が大きなエネルギーとなって放射されるからこそ、人々を惹きつけ、感動させるのだ。メンバーの脱退はバンドにとって悲しい別れだが、だからこそファンはバンドに人生を見る。音楽に生きざまを感じる。どんな人生も、平坦な道程はないことを教えてくれたその別れは、同時に人と人が出会うことの幸福を教えてくれることになる。新ドラマー、尾頭裕文の加入だ。

左から、中西出大、赤芝栄亮、尾頭裕文、角川明

プレイヤーとしての自信と、バンドの一員として最大限の力を注ぎ込もうというその姿勢で、あっという間にbananafishのメンバーとして馴染んだ尾頭の存在を得て、バンドは大きく成長した。昨年11月にリリースされた2ndアルバム『SYNCHRONIZE』を聴けばそれがわかるはずだ。力強く、太くなったサウンドと華やかさを増した楽曲。中西出大の弾くベースと角川のギターから繰り出される変幻自在なリフの絡みは時に複雑に時にシンプルに曲に色艶を与え、その上で言葉を操る赤芝栄亮のボーカルは、一層表現力を身に付け、外国小説を読むような世界観はより深化してbananafishというバンドの輪郭をはっきりと浮かび上がらせた。

迷うことなく赤坂BLITZに向けて走り出した彼らは、現状に甘んじることなく、昨年10月から毎週、新宿駅南口付近の路上でストリート・ライヴをおこなうことを自らバンドに課した。それはもちろんバンドの認知度アップと赤坂BLITZへ向けての集客の為でもあるが、一番の理由は自信作『SYNCHRONIZE』の楽曲をより完成度の高い状態でお客さんに届けたいという気持ちだろう。そしてさらに12月11日には、楽曲作りで使用した埼玉の山奥にあるスタジオ「ネバーランド」で極寒の夜空の下、『SYNCHRONIZE』の全曲再現ライヴを敢行しOTOTOY TV♭でのUstream生中継もおこなう等、1月25日までに出来得る最大限の努力を重ねてきた。

はっきり言ってbananafishはまだまだ音楽シーンの中では無名の存在だ。1月25日、赤坂BLITZワンマン・ライヴ。bananafishはこの日、集大成となるライヴを見せてくれるはずだ。きっと良いライヴになる。当たり前だ。赤坂BLITZはbananafishが終わる場所ではない。彼らはここから音楽シーンに飛び出していくのだ。彼らがいつか武道館のステージに立った時、「俺、あの日の赤坂BLITZ観たんだよね」。そんな自慢をしたいと思う。彼らがバンドとして本当の始まりを世間に知らしめる記念すべき一日はもう目の前だ。

Profile

bananafish

UKロックを軸に様々なジャンルの音楽を取り込み、独自の進化を遂げ続ける東京青山発のポップ・ロック・バンド。2012年1月の青山月見ル想フでのワンマン大成功~TOKIO、森山直太朗、coccoらの作品を手がける映像監督、西川修司氏プロデュースによる「シンデレラハンター」「朝焼け」のPV公開と、現在進行形で人気度、注目度ともに急上昇中のロック・ポップ・バンド、bananafish。同年11月に行われた渋谷クアトロでのワンマン・ライヴも大成功に終わり(動員人数約450名)、渋谷・新宿限定で発売した1stフルアルバム『SCROLL』が好評を博し、2013年1月に全国リリース。音楽情報サイト“OTOTOY”主催のOTOTOY AWARD 2012で『Member's Choice Award』準グランプリを獲得するなど話題を呼び、完全自主レーベルでは異例の2000枚のセールスを記録。2013年5月よりGOODWARP、N.Y&Bicycle、ビーチ・バージョンと共に共同企画『それでいい』を4ヶ月連続で開催。全4回で延べ500人を動員。同年11月20日に2nd Full Album『SYNCHRONIZE』のリリースが決定。2014年1月25日(土)に赤坂ブリッツでのワンマン・ライヴが決定。耳に残るアーシー・ボイス、変幻自在のギター・リフ、ギターとベースの演奏アプローチの対比から観客を巻き込む圧巻のライヴ・パフォーマンスが定評を得ている。

>>official HP

[レヴュー] bananafish

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