2014/11/18 19:17

カラシゴロシ、1月15日リリースのアルバムより、1曲先行フリー・ダウンロード

左から、宗海健斗、堀田興樹、中川竜平

一度聞いたら忘れない、強いインパクトをバンド名に持つ、3ピース・ロック・バンド、カラシゴロシ。そのバンド名をいい意味で裏切るようなグッドメロディと、J-POPやUKロックを取り込んだポップネスで、1月15日に初の全国流通盤をリリースする(OTOTOYでは同日からハイレゾ配信)。これまでに、"RO69 JACK 2013"入賞や、東京事変や様々なプロデュースを行っている亀田誠治氏が学長を務める亀田大学にて紹介されるなど、結成2年で急速に注目を集めている。そんな彼らのデビューに先駆けて、OTOTOYでは収録楽曲の「Babe」をフリー・ダウンロード配信!! また、初となるインタビューを決行した!! これから世に羽ばたくカラシゴロシのいまを感じていただきたい。

>>「Babe」のフリー・ダウンロードはこちら(期間終了しました)


待望の1stアルバムは2014年1月15日よりハイレゾ配信スタート

カラシゴロシ / mustard
【配信形態】HQD(24bit/48kHzのwav)

【配信価格】単曲 150円 / まとめ価格 1,200円

【Track List】
01. mustard killing you / 02. レボリューションボーイ / 03. ハーベスト / 04. keep on barking / 05. scapegoat / 06. 昼行灯 / 07. ハローグッバイ / 08. Babe

INTERVIEW : 堀田興樹(Vo.Gt)

12月某日、取材場所に向かう途中の渋谷の路上で、偶然同じ方向に向かって歩くバンドマンに出くわした。そのバンドマンのエフェクター・ボードに貼られたバックステージ・パスにはこう書いてあった。“カラシゴロシ”。こんな物騒な名前を付けてバンド活動しているのはいったいどんなハードコアな人物なのか? とビクビクしつつ取材現場で改めて会ったボーカル・ギターの堀田興樹は至って穏やかな好青年。しかしその内面から湧き出る言葉の数々と、才能・閃きを感じさせるソリッドなサウンドはその名の通り、決して甘くない。インタビュー当日激しい雹(ひょう)に見舞われた渋谷で、記念すべき初の全国流通盤アルバム『mustard』について話を聞いた。

インタビュー & 文 : 岡本貴之

語感とインパクトですね。意味は求めてないです(笑)

堀田興樹

――カラシゴロシは、どのように結成されて今に至るんですか?

堀田興樹(以下、堀田) : 僕が大学に入学して8月くらいに僕とベース(宗海健斗)と、今とは違うドラムで、いしやまというメンバーがいたんですけど、その3人で結成しました。そこから2年くらい経ってドラマーが辞めて、新ドラマーの中川竜平が加入して現在の形になりました。

――元々は大学のサークルで出会ったメンバーなんですか?

堀田 : そうですね。僕個人は高校時代から音楽活動をしていて、その延長でやっていこうと思いまして。富山出身なんですけど、ライヴハウスにバンドで出たりしてました。

――バンド名の「カラシゴロシ」の由来を教えて貰えますか? 必ず聞かれると思うんですけど(笑)。

堀田 : (笑)。これは本当に意味がなくて。僕達がつけた名前じゃなくて、メンバーと友達と4人でバンド名前を決めなくちゃって話してて、いくつか候補を出して一番インパクトがあったのが“カラシゴロシ”だったんです。語感とインパクトですね。意味は求めてないです(笑)。

――堀田さんは何歳くらいから音楽を始めたんですか?

堀田 : 小5くらいからですね。アコギから始めたんですけど。兄貴が音楽好きで、影響されて僕も兄貴のギターを触ってたんです。

――お兄さんが持ってたCDで聴いた覚えがあるのはどんな音楽ですか?

堀田 : くるりとか、ナンバーガールを兄貴から教えてもらって聴いてましたね、中学生くらいまでは。高校生の頃には自分でYouTubeで色んな音楽を探して聴いてました。

――曲はいつ頃から作り出したんですか?

堀田 : 中1ですかね。パソコンのフリーソフトのDTMというか、マルチトラック・ソフトみたいなもので、曲というかフレーズを録音してた覚えがありますね。

――じゃあアコギで弾き語りみたいに歌を作ったということではなくて。

堀田 : そうではないですね、最初から多重録音で作ってました。

――すごく世代の差を感じるなあ(笑)。

堀田 : たぶん、そうですよね(笑)。

――バンド結成時にはどんな音楽をやろうと思ったんですか?

堀田 : 他とは違うバンドにしたいなという気持ちと、メロディがしっかりしたバンドにしたいという気持ちがあって。ある程度のポップさは持ち合わせつつ、一線を画したというか。

――具体的に他とは違うというのはどんな所ですか?

堀田 : やっぱり演奏であったり、ギターのサウンドですね。

――影響を受けたギタリストっています?

堀田 : レディオヘッドのジョニー・グリーンウッドですね。あの人って結構キテレツなギターを弾くので(笑)。影響受けましたね。

今回は一貫したテーマを持ちながら作ってみようと思いました

――バンドを結成したのは2年程前ということですが、それからすぐにライヴ活動も始めたんですか?

堀田 : 8月にバンドを組んで、準備期間があってから11月くらいに横浜のclub Lizardっていう所でライヴしました。

――曲は堀田さんがすべて用意していたんですか?

堀田 : 2、3曲くらい僕が持ってきて、雰囲気が掴めたらその場でセッションしながら作っていったりしましたね。

――今年は「RO69 JACK 2013」の数千組中の16組に選ばれて入賞を果たしたということなんですけど、これはどんなきっかけで応募したんでしょう?

堀田 : 何かコンテストに出てみたくて、手当たり次第に応募したら通ったっていう感じですね。

――どんな評価をされましたか?

堀田 : 結構テクニカルな曲を送ったんで、「演奏が上手いね」とは言われましたね。それとバンドの企画ライヴにお呼ばれすることが増えましたね。あと、賞金を貰えたのが嬉しかったですね(笑)。

――ライヴの動員が増えたり、影響は大きかったですか? 知名度が上がったりとか。

堀田 : ライヴは、まあ少しだけ(笑)。でも知名度はTwitterで。あ、カラシゴロシのメンバーはエゴサーチするんですけど(笑)。

――メンバー全員でエゴサーチ(笑)?

堀田 : はい、毎日してます(笑)。そこで「カラシゴロシいいな~!」って言ってくれてる人は見かけるようになりましたね。

――亀田誠治さんからも評価されているようですね。

堀田 : 亀田さんがやっている「亀田大学」っていうHPがあるんですけど、そこで常に音源を募集しているんです。それで送ってみたら気に入ってくれて、取り上げてもらいました。それは結構自信になりました。まだお会いしたことはないんですけど、楽曲のコメントを頂いたりしたので、いつかお会いしたいですね。

――アルバム『mustard』のキャッチフレーズに“ありふれた人・社会をぶっこわす”という言葉がありますが?

堀田 : まあそのままですね(笑)。なんで生きてるのか、あんまり深く考えない人が増えてきているんじゃないかと思いつつ、考えながらアルバムを作ってました。

――それは、これまでの作品にはなかったことなんでしょうか?

堀田 : これまでは、ただ自分のサウンドを追及してきた感じなんですけど、今回は一貫したテーマを持ちながら作ってみようと思いました。

――堀田さんの中で疑問に思うことやフラストレーションが溜まっていたんでしょうか?

堀田 : まあそうですね、フラストレーションですね(笑)。

――自分の内面を曲の中で吐き出すようなことが多いですか?

堀田 : あんまり思っていることを言うのが得意じゃないので。どっちかというと曲の方が表現しやすいので。やっぱ出ちゃうんでしょうね(笑)。

しょうもないことで悩んでる人が多いなあと思いながら作った

――冒頭の「mustard killing you」は30秒程の短いインストですね。

堀田 : これは、オープニング的なサウンドが欲しくて。2曲目の「レボリューションボーイ」に繋げたくて、ギターだけなので、スタジオですぐ作りました。

――「レボリューションボーイ」の“僕が起こしたいのは前代未聞レボリューション”という歌詞は、結構強い気持ちがないとなかなか思い切って言えない歌詞ですよね。

堀田 : そうですよね(笑)。やっぱりこういうことは曲でしか言えないので。だから曲を聴いて欲しいですね。

――堀田さんはこうして話しているととても穏やかな方ですけど、ステージ上ではガラっと変わるタイプですか?

堀田 : ライヴでは「勢いあるね!」って言われますね。普段はこんな感じです(笑)。

――“山手線”が歌詞に出てきますけど、電車の中で妄想しているようなところが曲に表れているんでしょうか?

堀田 : 「レボリューションボーイ」は妄想的な歌詞ですね。山手線は一番乗ってる人が多い電車なんで、歌詞にしました。

――3曲目の「ハーベスト」も“生きながらにして死んでいるだけそんなのは…”という歌詞が印象的です。

堀田 : やっぱり、そういう人が増えてんじゃない? っていう問いかけがしたかったんです。でもそこでただのdisになるんじゃなくて、そこから変わっていけよという、それこそレボリューション的な意味合いで作ってましたね。

――2、3曲目は同じテーマで繋がってるんですね。こう歌うことで自分を掻き立てているような。

堀田 : ああ、そうですね。

――4曲目の「keep on barking」は他の曲と色合いが違って、かなりファンキーですね。音もデカい気がしますし。

堀田 : これは以前のドラマーが在籍時の『karashigoroshi 1st Demo』に入ってる曲の再録なんですけど、よりファンキーなアレンジになってますね。

――このアルバムの中では異色な感じですね。

堀田 : あえて、違う雰囲気な曲も入れたかったので。これはライヴでも盛り上がるので、結構やってますね。「こんなのも出来るんだぜ」っていう意味で。

――「scapegoat」はどんな曲でしょうか?

堀田 : これも、「しょうもないことで悩んでる人が多いなあ」って思いながら作ったらこういう言葉が出てきた感じですね。まあ暗めな曲というか、不思議な雰囲気にしました。

――次の「昼行灯」もそうですけど、キーワードになる言葉のチョイスが独特ですよね。

堀田 : 曲名を決める時は、実は曲が出来てから「これ雰囲気どんな感じかな?」ってメンバーみんなで言葉を出し合って決めてるんですよ。「scapegoat」も「昼行灯」もそういう感じで決めた曲名です。

――「昼行灯」(ひるあんどん)ってなかなか日常では使わない言葉ですよね(笑)。

堀田 : そうですよね。これは確かドラムの中川が決めました(笑)。

――イントロのリフが印象的な曲ですね。

堀田 : この曲は高校の時に僕が録り溜めしてた曲なんです。リフは本当にそのままですね。

これからの次世代を担っていくであろうバンドです

――後半2曲ですが、まず7曲目の「ハローグッバイ」は強い思い入れを感じるアルバムの中で一番長い曲ですね。

堀田 : う~ん、まあぶっちゃけ別れの歌なんですけど(笑)。僕が遠距離恋愛をしていたことがあって。それで別れまして、作った曲です。

――地元の富山にいる方だったら、10代の頃からということですよね。

堀田 : そうですね。それで、「よし、バンド頑張ろう!」ってなったんですけど(笑)。

――ということは、このアルバムを一枚作る上で原動力になっている曲でしょうか?

堀田 : ははははは! もしかしたらそうかもしれないですね。反骨的な要素はありますね(笑)。別れの歌でもあり、決意の曲でもあり。

――ああ、そういう意味での「ハローグッバイ」なんですね。そして最後の曲「Babe」の“そんなところで立ちつくさないでよ”“都会にぶつかっても苦しまないで”というのは、人に対してというよりは自分の内面へ向けてのメッセージではないですか?

堀田 : 僕は人に“変われ、変われ”っていう歌ばっかり作るんですけど、同時にそれは自戒の意味でも歌ってるつもりなので。「Babe」はどちらかというと自戒の方が強い気がしますね。“都会にぶつかっても苦しまないで”という歌詞は、都会に出てきた時にカルチャーショックを受ける事もあったので、そういう時に作った曲ですね。

――最後の2曲は、それまでの細かいギター・リフを中心にしたアンサンブルとは違って、ギターを掻き鳴らして歌っている印象が強いですが、それは歌の世界を真っ直ぐ聴かせたかったからですか?

堀田 : はい、歌を聴かせたかったんで、コード中心になりましたね。

――アルバムで一番の聴きどころを挙げるとしたら、どんな所でしょう?

堀田 : やっぱり1曲目「mustard killing you」~2曲目「レボリューションボーイ」の繋がりですね。そこで“レボリューション感”を聴いてください(笑)。この2曲で高揚感を感じて欲しいです、ギターで頑張ってるので。いまの僕らはこんな感じだぞ、みたいなアルバムになったので、是非全曲聴いて欲しいです。

――アルバムのリリース後はどんな活動を予定していますか?

堀田 : 1月17日(金)にこの『mustard』のレコ発企画が渋谷LUSHであります。対バンもいいバンドが決まったので是非来てください。

――では最後にOTOTOYをご覧の音楽ファンに一言お願いします。

堀田 : これからの次世代を担っていくであろうバンドですので、絶対聴いてください。よろしくお願いします!

LIVE INFORMATION

カラシゴロシ『mustard』リリース企画ライヴ
"mustard killing you"

2014年1月17日(金)渋谷LUSH
出演:カラシゴロシ / ガウディーズ / the peggies / 底なしのバケツのようにざらざら
OPEN / START : 18:30 / 19:00
前売り / 当日 : ¥1500 / ¥1800

RECOMMEND

paionia / rutsubo

インディー・ロックバンド、paioniaのセカンド・ミニ・アルバム。分厚く、重いギター・サウンドとは対象的な情緒的なメロディーとアンサンブルは聴く人を彼らの世界観へ無条件に連れ込む。カラシゴロシと同じく3ピースとは思えないグルーブを作り出している。

>>特集ページはこちら

LOST IN TIME / LIFE IS WONDER

8作目にもかかわらずバンドの強い勢いと創作意欲に溢れた好作。暦の長さを感じずにいられない繊細なアンサンブル、メロディが印象的である。LUNKHEADの小高芳太朗などの同世代ミュージシャンとの競演も聴き所。

>>特集ページはこちら

アプリオリ / ヒトノユメ

2010年、ギターの山口史章を中心に結成され、ベースのホンマ ヒロミツ、ドラムの504の3人で活動するバンド、アプリオリ。そのアプリオリが、2013年1月9日に全国流通盤でミニ・アルバムをリリースする。現代の都会に生きる若者のネガティブな中に、共感できるものを増やし、一緒に歌うボーカル山口のさびしくて悲しくて、でも力強い声は、聞く者の耳を奪う。

>>特集ページはこちら

PROFILE

カラシゴロシ

伸びやかなグッドメロディに様々なジャンルを包括した独特のポップネスを持つギター、そしてそれをしっかりと支えるリズムが特徴的なスリーピースバンド。RO69 JACK 2013にて数千組中の16組に選ばれ入賞を果たす。東京事変や様々なプロデュースを行っている亀田誠治氏に気に入られ、氏が学長を務める亀田大学にて紹介される。

>>カラシゴロシOfficial HP

TOP