2014/11/18 19:17

「もっともっとおもしろいアーティストがライヴハウスにいることを知ってほしい」という現場の想いからはじまった。スペースシャワー列伝を主催するスペースシャワーがより現場感覚で、よりアンダーグラウンドのアーティストのなかから原石を発掘するオーディション企画。その名もDayDreamBeliever!!

昨年よりはじまり、2013年も5月から開始。そして12月。ついにファイナリストが選出、最終選考イベントの開催も決定!! OTOTOYではファイナリストに選ばれた5組の楽曲をフリ―・ダウンロードでお届けします。「列伝」では物足りなくなっていた人もOTOTOY読者なら多いのでは? 実直なロックから、ガールズ・ポップにサイケデリック・ロックまで。ノンジャンルな5組から必ずどきどきが見つかります。

さらに、DayDreamBelieverを主催するチームのなかからおふたりに、このオーディションに懸ける想いを語ってもらいました。このインタヴューを読んでぜひDayDreamBelieverに、そしてライヴハウスに足を運んでほしい。

ファイナル・セレクション開催決定!! 入場無料の観覧応募あり!!


スペースシャワー主催オーディション
「DayDreamBeliever FINAL SELECTION」
日程 : 2014年1月13日(月・祝)
会場 : Shibuya WWW
OPEN/START : 17:00/17:30

FINALIST ARTIST
赤色のグリッター、カセとイヨリ、恋する円盤、ZEPTONIA、ゆうせいから(五十音順)
GUEST ARTIST
The SALOVERS

入場無料! 観覧ご応募はこちらから!
>>http://www.spaceshowertv.com/ddb/
※応募締切、2014年1月5日(月)

ファイナリスト・アーティスト5組の楽曲を無料配信!!

V.A / DayDreamBeliever FINAL SELECTION

【配信価格】
無料

【Track List】
01. ルカ(赤色のグリッター)
02. スパンコール(カセとイヨリ)
03. 夜明けまえ(恋する円盤)
04. eric plankton(ZEPTONIA)
05. ストレンジャー003(ゆうせいから)

INTERVIEW : DayDreamBelieverに懸ける想いとは

――「Day Dream Believer」といえば、(忌野)清志郎さんですよね?

清水陽子(以下、清水) : はい。スペースシャワーTV(以下、スペシャ)の開局時、1曲目にかかったんですよ。スペシャは、夢を持っている人やなにかを信じている人を応援することを大事にしていて。そんな「私たちの初心を忘れないでいこう」みたいな気持ちで、このオーディションの名前「DayDreamBeliever」をつけました。

THE TIMERS / デイ・ドリーム・ビリーバー
THE TIMERS / デイ・ドリーム・ビリーバー

――このイベントは、清水さんがはじめたんですか?

清水 : 最初はレーベル「eninal」を若手社員と呼ばれる人たちのなかで立ち上げて、indigo la Endというバンドをリリースしたんです。その第2弾を探すってなったときに、「オーディションをしよう!」って。

――レーベルを立ち上げたのは会社の指示?

吉田めぐみ(以下、吉田) : いえ。ただ本当に、現場で新しいことはじめようと。

――現場で?

清水 : はい。若いから、どうしても現場でこれやれ、あれやれみたいなことを言われることが多い。だから、自分たちがやりたいものを自分たちでやろうぜって。

――メンバーは何人くらい?

吉田 : そのときは5人。
清水 : レーベルの部署とか流通の部署とかいろんな部署があるんですが、社内横断企画みたいな形で、各部署の若い人たちでアーティストを探さないか? って、レーベルのチームにいた人が話を持ってきて。

――自分達で発掘したindigo la Endは、結果が出たと言えるアーティストだと思うんですけど、今度はオーデションをしようと思ったのはなぜでしょう?

吉田 : いままで、スペシャでオーディションをやったことなかったんです。でもレーベルもマネジメントもひとつの会社になったし、ここでかっこいいアーティストを見つければ、360度自分たちでなんでもやれるから、1つヒット・アーティストを見つければ、会社のグルーヴ感も出せるんじゃないかって。

――なるほど。メディアとしてスペースシャワーTVがあって、その他に流通事業とマネージメント機能もあるレーベル事業も持っていますもんね。

清水 : いままでは、それぞれ自分のことだけを一生懸命やってきたけど、「隣の機能も使えるんじゃない?」みたいな。

アーティストとお客さんがはじめて出会える場所を目指して

――おふたりは、現在の音楽シーンをどう思っていました?

清水 : 昨年まで吉田と一緒に「スペースシャワー列伝(以下、スペシャ列伝)」っていうイベントをやってて、その列伝に関わっていると、おもしろいアーティストはたくさんいるなと思って。でも列伝だけではカヴァーできないアーティストもたくさんいて。最初は「スペシャ列伝」もミュージック・ビデオがないアーティストを出すっていうコンセプトだったんですけど、だんだん敷居があがってきてるのは感じてて。だからもっと、より現場感覚で、より若いアーティストとなにか一緒にできないかなとは思ってました。

――「スペシャ列伝」の敷居があがってきたっていうのは?

清水 : 13年やってきて歴史も出て、イベントの名前自体がすごく有名になったし、ありがたいことにみなさんに出たいって言ってもらえるようになって。その反面、全部をカヴァーできなくなっているというか。なのでスペシャ列伝の前にDayDreamBelieverの流れができるといいなって。それと、ライヴハウスに行ったことないお客さんが、DayDreamBelieverをきっかけにライヴハウスに足を運んで「あ、こんな人もいるんだ」みたいな場所になりたいと。

――つまりDayDreamBelieverは「こんなアーティストもいるけどライヴハウスもおもしろいぜ」って言いたいってことですね。

清水 : アーティストとお客さんがはじめて出会える場所を目指して、進めています。

――それは多分、清水さんにそういった体験があるんですね。

清水 : はい。渋谷La.mamaというライヴハウスで働いてたので。

――銀杏BOYZやGOING STEADYの出身地ですね。

清水 : そうですね。働いてたのは、ちょうどそんなとき。多分そういう場所が吉田もすごい好きで。

――吉田さんのライヴハウス体験は?

吉田 : 地元の小さいライヴ・ハウスが最初ですね。藤沢のZってところです。
清水 : 列伝の現担当だから、というのもあると思うけど、吉田はいま東京のいろんなライヴハウスに週5とかで行ってるよね。

――そのおふたりが思うライヴハウスの魅力を教えて欲しいです。

清水 : なんか自分の知らないいことがつまってる感じ。本当は知ってるんだけど、知らないこと。未知な世界観がある気がする。
吉田 : 知らないバンドのライヴを観て、めっちゃかっこいいってなった瞬間はすごいテンションあがりますよね。
清水 : うれしいよね。

――例えばいまは、フェスにしか行かない人がいるじゃないですか。そのフェスに勝るライヴハウスの魅力ってあるかなあと。

清水 : なんか、永遠に発展しないでほしい場所というか…。

――「永遠に発展しない」ってのはいい言葉。

清水 : 田舎みたいな…。例えば自分の実家が、急に発展して綺麗になったら、なんかちょっと寂しい気持ちが。だからずっと発展しないでほしいなと思いつつも、そこで出会ったバンドが大きくなっていったら、ちょっと自分が育てたような気持ちになるし。例えばあのときLa.mamaで会ったバンドが、フェスでやって、武道館でやって、ってなったとき、「いやいや私La.mamaで会ったんだよね」みたいな(笑)。この気持ちって、ライヴハウスにいかないことには味わえないよねって。

――吉田さんはどうですか?

吉田 : フェスで見るよりも、ライヴハウスで観たほうが、バンドがもがいている様子が見えるというか。みんな熱い夢を持ってがんばってる姿が観れるので、もっと生々しいライヴが体験できる。そこが醍醐味な気がしますけどね。

「自分はこれがやりたいんだ」みたいな想いや熱意があることが、かっこいい

――なるほど。DayDreamBelieverの審査基準は?

吉田 : 最終的にスタッフ全員で音聴いて、ライヴ観て、かっこいいかどうかで判断しています。

――かっこいいってなんですか? ふたりにとって。

清水 : 想いが伝わる。それが伝わるバンドがかっこいいと思うんです。熱意とか、自分がやりたいことを前に発信できてるか。

――それは、メッセージがあったほうがいいってこと?

清水 : いや、メッセージであっても、メロディであっても、「自分はこれがやりたいんだ」みたいな想いや熱意があることが、かっこいいなと思います。言いたいこととかじゃなくて。

――今回は、第2回目になるわけですけど、豊作でしたか?

吉田 : 最終的におもしろいバンドが結構いろんなジャンルから見つけられたかな。このあいだフリー・ライヴをやって、2次選考に残っている14組中12組に出てもらったんですけど、やっぱりどれもひとつひとつ魅力的でしたね。

――そのなかでファイナリストに残ったのが、この記事が出る18日に発表された5組ですよね。 この5組とほかのバンドとの違いはなんだったんでしょう?

清水 : 1度観たら忘れられない個性がありましたね。

――個性…。1つずつ、特徴をあげてもらえますか?

清水 : 赤色のグリッターは18歳の高校生なんですけど、もう圧倒的な存在感と歌詞の世界観。18歳とは思えなかったよね?
吉田 : うん。

赤色のグリッター

清水 : 感動して涙すら流すかと思ったような引き込まれかただったと思います。カセとイヨリも18歳の女の子なんです。まだあまりライヴに慣れてなくて、でもなにかを期待せざるを得ないような、すごく魅力的なんです。演奏もまだまだだったりするんですけど、応援したくなる。恋する円盤は、ライヴの表現力がすごい。はじめて観ても体をゆらせる。観てて、ライヴがとってもおもしろいっていうか、楽しいんだよね。
吉田 : そう、キラキラしてる。
清水 : なんか一員になりたいなとすら思う楽しさがあります。

カセとイヨリ
恋する円盤

――へぇ。ちょっとceroとかそういうノリなのかな?

清水 : そうかもしれません。曽我部恵一さんとか。ZEPTONIAは、謎が多すぎて。でも現代の音楽シーンに上手くのっかれば爆発しますね。

――彼らは、ボロフェスタに出てくれました。

清水 : おもしろさと爆発的ななにかを持っているんじゃないかっていう期待が膨らむんです。ゆうせいからは、ヴォーカル栗橋くんの獲物を捕らえるような強い眼差しと突き刺さるように生み出される言葉の数々が魅力的なアーティストです。特徴的な歌声にも注目です!

ZEPTONIA
ゆうせいから

――おもしろそうなファイナリストが残りましたね。

清水 : そうなんですよね。
吉田 : 全部まったく違う。
清水 : 18歳が2組もいるっていうね、それもなかなか。

――で、ファイナリストが1月13日に渋谷のWWWで死闘を繰り広げますが、グランプリになったらどうなるんですか?

吉田 : グランプリになったら、KANA-BOON、キュウソネコカミ、SHISHAMO、go!go!vanillasが出る、列伝ツアーのオープニング・アクトに出てもらいます。

――なるほど。DayDreamBelieverはこれからも続いていくのですか?

清水 : そのつもりです! オーディションの他に、自分達も動いて音楽シーンを盛り上げていきたいと思っています。

FINALIST ARTIST PROFILE

赤色のグリッター

鈴木陸生(Gt, Cho)、渡辺明日香(Ba, Cho)、佐藤リョウスケ(Vo, Gt)、クラカズヒデユキ(Dr)

2012年12月、千葉県柏市にて結成。何度かのメンバー・チェンジを経て、2013年7月に現在のメンバーとなり本格的に活動を始める。9月にはファースト・シングルから「願い事」のPVを公開し、10月6日に行われたセカンド・シングルのレコ発を行った。ありのままの感情を歌詞にした、唯一無二な楽曲で、すがりつくような演奏が特徴。過去は変えられないから、今を大切に。そんなバンド。

>>赤色のグリッター Official HP


カセとイヨリ

七牟禮 伸美(Vo, Gt)、鈴木 ちひろ(Ba)、荒瀬 貴裕(Dr)

2011年結成、七牟禮、鈴木、荒瀬によるスリーピース女性ヴォーカル・ロック・バンド、カセとイヨリを結成。同10月に下北沢ERAにてメンバー全員高校2年生でありながら初ライヴ、大盛況。その後は学業をメインに月に1本のゆっくりなペースでライヴ活動を続ける。七牟禮のキャラクターと歌、3人の織り成す音の危うさが絶妙であると評判になり各方面でライヴの誘いが増える。しかし、メンバーの大学受験の為に2012年夏からライヴを一時休止。Vo, Gtのソロ・ユニット、ナナムレノブミで弾き語りライヴを行い続ける。2013年8月、メンバーそれぞれの進学を経てカセとイヨリ再開。また評判が高まる。

>>カセとイヨリ soundcloud


恋する円盤

2011年春「バンドやりたい」と思い立った大塚真太朗が隣の部屋で音楽を聴いてた弟、薫平を誘って自宅にて結成。しばらくふたりで遊んでできた曲を演奏していたが、夏にはメンバー4人となって初ライヴ。幾度かのメンバー・チェンジを経て2013年春、現体制となる。 2013年「出れんの!? サマソニ!?」にメンバーだけで制作したスタジオライヴ映像をYoutubeにアップし応募、多数の一般票も獲得し見事「いしわたり淳治賞」を受賞。8月10日、サマソニ特設野外ステージにてライヴアクト、トップバッターにも関わらず多くの観客を集める。翌週8月16日には初自主企画「Tonight Is The Night」を新宿MARZにて開催、4組のゲスト・バンドを迎え大盛況のうちに終えた。海外の音楽の影響を受けつつ日本語ポップスの心を忘れずに、明るくさわやかに演奏するバンド、それが「恋する円盤」です。

>>恋する円盤 Official HP


ZEPTONIA

シューゲイザー、ニューウェイブ、ポジパンをナンセンスな歌詞と凶暴なサウンドでポップに変換。2012年初頭始動。3月、初ライヴにして初企画イベントを開催。7月、録音からデザインまで全て自主で制作した初アイテム『是』を発売。10月、ミナミホイール2012、ボロフェスタ2012に出演。

2013年1月、梅田シャングリラにて自主企画イベント『VIOLENCE』を開催。4月、難波ベアーズ 26周年イベントに出演。7月、梅田シャングリラにて自主企画イベント『VIOLENCE㈼』を開催。Tシャツ付きシングル『ERIC PLANKTON』を発売。11月、難波ベアーズにて『ZEPTONIA×バイセーシ 殺し合いツーマン』を開催。12月、梅田シャングリラにてフェミニン☆、ナードマグネットとの共同企画『ゼプフェミネット2013』を開催予定。

>>ZEPTONIA Official HP


ゆうせいから

栗橋拓也(Vo, Gt)、佐藤涼太(Ba)、河野智央(Dr)

2013年、北海道出身、栗橋拓也を中心に結成。月2、3回のペースでライヴを行う。同年9月、初の企画「25:25祭」を開催。ライヴ・イベントにラジオ・ドラマを挿入するという試みが好評を得る。

「すげえダサくて、無様な僕らのために」

バンド名は映画「遊星からの物体X」から。耳に残るメロディと生身のヴォーカルを武器に都内にて活動中。

>>ゆうせいから Official HP

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