1998年にハタユウスケ(vo.gt)、サンノヘシゲカズ(gt.vo)、ヒロナカヒデユキ(bs.cho)の3人で結成されたcruyff in the bedroom。キング・オブ・シューゲイザーとまで称された日本を代表するシューゲイザー・バンドが新作『hacanatzkina』をリリースする。OTOTOYでは24bit/48kHzの高音質wav音源で配信が決定! シューゲイザー・ムーブメントの流れの中にいながら、常に独自バンド・サウンドを作りあげてきた彼らの新作を、ハタユウスケのインタビューと合わせてチェックしてほしい。

約2年の時を経た5thアルバムを高音質で!

cruyff in the bedroom / hacanatzkina
【配信価格】
単曲 200円 / アルバム 2000円

儚い花のように、月の刹那のように、全世界で盛り上がるシューゲイザー・ムーブメントに一撃。日本の至宝クライフここにあり。前作『ukiyogunjou』より2年。5thアルバムが堂々完成。甘く溶けるようなドリーミーなメロディと轟音世界は精度と純度を増し、クライフ史上最高にアッパーで若く蒼く切ない世界が、聴く者全てを夢の中へ誘う。

【Track List】
1. kingdom anthem/about the world / 2. when moonrise / 3. moondaze moongaze / 4. la vie en rose / 5. hanabira eine krause / 6. separando uma lavanda / 7. moon river boatx / 8. diamond bell / 9. mele / 10. ainettie / 11. tokyo loves you

【ゲスト・ミュージシャン】
ボボ(Ds/ex.54-71) / 比田井修(Ds/ex.School Food Punishment) / タツイミキヤ(Ds/ex.SLAP STICKS) / 中村康隆(Orchestra Arrange/夜長オーケストラ) / 高橋祐二(Gt/PLASTIC GIRL IN CLOSET) / 河辺靖仁(Violin/VASALLO CRAB75、ハタユウスケグループ) / 吉田明広(Piano.Synthe/VASALLO CRAB75、ハタユウスケグループ)

INTERVIEW : ハタユウスケ

思えばシューゲイザーというジャンルはとても幅が広い。へヴィでサイケデリック、破壊的な音を出すバンドもいれば、恍惚とした浮遊感を表現するバンドもいる。そんな中でcruyff in the bedroom。98年の結成以来、貪欲に音を変化させてきたが、メロディアスな楽曲と歪んだギターという根幹で「キング・オブ・シューゲイザー」と称されるバンド。5作目となるフル・アルバム『hacanatzkina』はよりポップにハッピーに、そしてちょっと切なく、日常から非日常へと鮮やかに導いてくれるような、シューゲイザーを通過したポップという感じの作品だ。シューゲイザーというジャンルに安住せず、シューゲイザーの次を作る。cruyff in the bedroomはそういうバンドなのだろう。ハタユウスケ(Vo.G)に新作の話を軸に、レーベルの運営やイベントの主催も行っている彼ならではの視点でシューゲイザーについても話してもらった。

インタビュー&文 : 遠藤妙子

自分たちの美学を貫こうってルールを作った

——7月にVELTPUNCHとの2マン・ライヴを拝見したんですけど、思った以上にポップでアグレッシブで男らしくて(笑)。

ハタユウスケ(以下、ユウスケ) : 結構、オラオラって感じでしょ(笑)。

——ええ(笑)。勿論、浮遊感やギターの音などシューゲイザーならではなんですが、お客さんとの能動的なコミュニケーションなど、ちょっとシューゲイザーのイメージとは違ったんで。

ユウスケ : どんどんそうなっちゃいましたね(笑)。結成当初はそういうことはしてなかったんですよ。僕、cruyff in the bedroom(以下、cruyff)の前にやっていたバンドがメジャーからリリースしていたんですが、そのバンドの最後が嫌な終わり方をしたので、メジャーでやってきたことを一切シャット・アウトして、自分たちの美学だけを貫き通そうって、cruyffを始めたんです。だから最初はライヴもストイックで緊張感を求めて。でも10年も過ぎた頃にはオラオラしたくなってしまう自分が出てきましたね(笑)。そのほうが楽しいですしね。結局、僕はみんなが思うザ・シューゲみたいなダウナーな人間ではないので、今のほうが自然なんですよ。

——でも今でも自らシューゲイザーって公言してますよね。

ユウスケ : そうですね。昔から言ってることだし、もうそれはいじりようがないですしね。

——まず私、自らをシューゲイザーって公言していることが興味深かったんですよ。ジャンルにはこだわらない、括られたくないっていうバンドが多い中で、cruyffはシューゲイザーって言っている。それってどういう意識なのかな? って。

ユウスケ : 僕らも昔は自分からシューゲイザーって言うのはどうかな? って思っていたんです。結成当時、周りからはシューゲイザーって言われて、何をやってもMy Bloody ValentineやRideに似てるって言われて、それが嫌で。まぁ、確かにRideには似てるって自覚はありましたけど(笑)。でも2006年だったかな、僕らの作品の卸をやってもらっているアメリカのクレア・レコードっていうシューゲイザーを中心としたレーベルがあって、そこの社長が僕らのことを「君たちはキング・オヴ・シューゲイザーだ」って言ってくれて。嬉しい反面、ジャンルに括られるのはどうかな? って思ったんですけど、「敢えて否定しなくてもいいんじゃない? 」「自分たちも言っていけばいいんじゃない? 」そのほうが男らしくていいでしょって。もう、逆手にとっちゃったほうがいいんじゃないかって。

ハタユウスケ

——コレが俺のシューゲイザーだって。

ユウスケ : そうです。「シューゲイザーってなんですか? 」って聞かれたら「俺らのことですよ」って言っちゃうぐらいでいいんじゃないかって。

——それって「コレが俺のパンクだ」って言うのと同じ感覚だと思います?

ユウスケ : あぁ、どうでしょう? パンクがカッコイイのは精神性があるからだと思うんですよ。でもシューゲイザーはそんな感じではないんです。少なくとも僕はシューゲイザーに精神性を見出してない。僕が思うシューゲイザーは音ですよね、音のスタイルがデカいですから。

——私が勝手に思ったのは、ハタさんはメジャーのバンドが終わって、このバンドを結成する時、挫折があったわけですよね。

ユウスケ : そうですね。

——シューゲイザーって、鬱屈した内面や心のカオスを表したり破壊衝動を表す側面もありますよね。それが当時のハタさんのメンタリティとバッチリとハマったのかな? って。

ユウスケ : 確かにシューゲイザーにはそういう面もありますね。ただ実際、シューゲイザーをやっている若いバンドを見て、精神性はそんなに重視していないと感じます。やっぱりパンクって明確じゃないですか。今はパンクも幅広いけど、でもパンクのバンド達はマインドを大切にしているっていう共通点があると思うんです。じゃ、シューゲイザーのバンド達の共通点は何かっていうと、ギターの歪みとか、そういうとこだと思うんですよね。サウンド面を重視しているってこと。で、僕自身がシューゲイザーと出会ったのも完全に音からですね。前のバンドの最後の頃に、いいなと思って買ったレコードが全部クリエイション・レコーズで、「クリエイションってなんだ? 」ってところからシューゲイザーを知ったんです。あと当時のプロデューサーの渡辺善太郎さん、エンジニアの上原キコウさんが「オマエのやろうとしているのはこんな感じだろ? って紹介してくれたのが一連のシューゲイザーのもので。2人との出会いは大きかったですね。だからマインドの部分と合致したとかではないんですよ。それにその頃、26歳ぐらいで既に大人だったんで、鬱屈していられる年齢でもなかったので(笑)。

——次のビジョンとしての音がシューゲイザーだったってことで。

ユウスケ : そうです。

——シューゲイザーで最初に好きになったバンド、そしてその魅力ってなんだったんでしょう?

ユウスケ : シューゲイザーって括っていいかわからないけど、最初はJesus and Mary Chain、The Boo Radleys、chapterhouse、そしてRideですね。魅力は、やっぱりメロディですね。メロディが良くてギターが歪んでいて、そして気持ちがいい。

——私、シューゲイザーを知るまで、ノイズ・ギターって破壊的なものだと思っていたんですよ。それがシューゲイザーを知って、ノイズ・ギターは美しいものって解釈もあるんだなって。

ユウスケ : うん、そうですよね。僕、昔からモッズも好きなんです。モッズのThe Creationってバンドも好きで。で、RideのシングルにThe Creationの「How Does It Feel To Feel」のカバーが入ってたんですね。そのギターがグシャグシャで、でもキラキラしてて。コレがノイズ・ギターなんだって知って。そしたらアラン・マッギーもThe Creationからレーベル名をとったらしいんですよね。だから僕にとってシューゲイザーはキラキラして美しいものなんですよ。ダークでへヴィなものは苦手で、シューゲイザーとサイケデリックのリンクっていうのは、僕には当てはまらなくて。

——シューゲイザーって幅広いですしね。

ユウスケ : 広いですよね。サイケから入った人もいるでしょうし、僕のようにクリエイションから入った人もいるだろうし。実態がないんですよね。パンクやロカビリーのようなファッション性がないのもその要因だろうし。あと実際にブームと言われた期間は80年代後半から90年代頭の短い間だったし。日本でもブームはあったけど短かったですしね。

——でも手法としては脈々と続いてるんですよね。

ユウスケ : そうそう。手法としては残ってるんですよ。だから幅広いし、だからジャンルとしてはボヤケてたりもするんですけどね。

——そういう中でcruyffにとってのシューゲイザーって、さっきおっしゃったように、メロディが良くてギターが歪んでいて、そして気持ちいいもので。

ユウスケ : そしてカタルシスですね。ギターが空間を埋め尽くす時の一気に持っていかれる感じ。恍惚感、そして多幸感。それを求めてやってますね。で、結成してから変化はあったんですけど、歪んだギターは変わってなくて。それがあるからシューゲイザーというものに昔ほどこだわらなくなりました。

——改めてバンドの音の変遷を伺いますが、最初の頃はストイックだったとおっしゃってましたが、どんな感じだったのでしょう?

ユウスケ : 初期はもっと、いわゆるシューゲイザーした音でしたね。前のバンドが解散して、それまでとは違うことをやろう、自分たちの美学を貫こうってルールを作ってしまっていたんですよ。ポップなことは排除したり。その後、ポスト・ロックを聴き出して、その影響が出ているのが2作目の『hikarihimawari』ですね。で、僕はDJもやってるんですが、初めはロックをかけていたんです。でもレコード屋でBlurの曲のリミックスが流れていて、それでハウスをかけるようになって。四つ打ちの曲も作って。シューゲイザーで四つ打ちをやっているバンドなんて、ほとんどいなかったですからね。挑戦の意味もあって。そうやって作品を作る度に新しいことをやってきたつもりだし、発見もあったし。それで段々、ジャンルとしてのシューゲイザーは意識しないようになっていった。ただ歪んだギターといいメロディっていうシューゲイザー・マナーはあるんですよ。そこはブレてない。だから何をやっても大丈夫だと。昔は自分でシューゲイザーの枠を作っていたんですよね。本来、枠がない音楽なのに。今はシューゲイザーという重荷を降ろした感じです。

サンノヘシゲカズ

——更に今作はよりポップですよね。

ユウスケ : そうですね。ただ一作ごとに変化しているので、自分たちとしては今作が特にポップって意識はないんですよね。でもメロディとリズムの規制はどんどんなくなっていってます。今作はそれがハジけちゃった感じは確かにありますね。ロカビリーみたいなシャッフルのリズムの曲もありますし。

——2曲目の「when moonrise」ですよね。この曲、ポップで凄くいいですよね。

ユウスケ : 僕も好きなんですよ(笑)。2曲目と、あとモータウン的な7曲目の「moon river boat」は今までにないもので。

——新たな挑戦?

ユウスケ : というより、僕はもともとロカビリーが好きなんですよ。日本でシューゲイザーが盛り上がってた頃、僕リーゼントでしたから(笑)。

——あ、さっきモッズも好きだったって言ってましたもんね。

ユウスケ : そうなんです。もともとパンクも好きだし、今でも夜中に呑みながらYouTubeで見るのはロカビリーだったりしますしね。今までのアルバムはポスト・ロックやハウスなど、その時々の自分が好きな音楽をシューゲイザーとどう融合させるかって作っていった面もあったんですけど、今作はそれに加えて昔から好きだった音楽も出てきちゃったんですよ。「when moonrise」が出来た時、自分でも驚いたんですよ。凄く気持ちのいい驚きだった。「封印を解いたぞー」って(笑)。ちょっと迷いつつもメンバーに持っていったら「こういう曲を待ってたよ」って。つまりメンバーも何をやっても大丈夫だって自信があったんですよね。

若いバンド達はみんな場所を求めていた

——今までの作品は外からの影響が反映されてたけど、今作は、自分がもともと持ってるものも反映できた。引出を開けちゃった感じですね。

ユウスケ : 開けまくってますね(笑)。曲作りもテーマを設けず、前作以降に書き溜めていたものを収録したんで、凄く自然に作れたんですよね。

——でもロカビリーとシューゲイザーって真逆ですよね。

ユウスケ : ですよね。ロカビリーのリズムって跳ねるものだし。それをシューゲイザーでやるなんてね(笑)。そこは自信ですよね。俺らのギターがあれば俺らになるっていう。

——ハタさんはシューゲイザーにキラキラした魅力を感じてて、それってロカビリーにもあるものですしね。

ユウスケ : そうなんですよ! キラキラして切なくて、それって両方にあるし、だから僕は好きなんだし。だから融合させても絶対にいいものになるって。ホントに僕はキラキラが好きなんですよ(笑)。

——今作は歌メロもより前に出てる。

ユウスケ : メロディは日本語の歌詞になっているのも大きいと思います。歌詞が日本語だとメロディも自ずと日本人に親しみやすいものになると思いますし。昔は日本的なものは排除していたんです。でもアソビ・セクスっていうアメリカのシューゲイザーのバンドがいて、ヴォーカルが日本人の女の子で日本語で歌ってるんですよ。それって素敵だなって思ったんですよね。シューゲイザーって結構、海外と繋がりやすいんです。だから英語でやるバンドが多いし、僕らもそうだったんです。日本人ならどこに行ったって日本語でやるのが自然ですよね。それに僕は宮沢賢治も好きですし、そういう自分を出してもいいんじゃないかって。日本語によって歌が前に出やすくなったし、感情もより込めるようなりましたね。あと、音も歌詞も作っていく感覚は近いんですよね。リズムがあって、そこにギターで色を重ねて塗っていくような感覚で音を作るんですが、歌詞も音の動きと合うように空の動きを見つけ出したり。

——音と歌詞で一枚の絵を描くような。

ユウスケ : そうそう。ホントに絵を描くような感じ。画家で言うと、僕は狂気的で感情的なゴッホが好きなんです。でも自分はそういう天才ではないし狂気を抱えているわけでもない。じゃ、自分にはどういうものができるのだろう? って考えたら、モネのような印象派のやり方で。自分の感情をバーッと出すより、感情と風景を照らし合わせて一つ一つ重ねていくようなやり方が自分には合っていると。で、日本語で書くようになって言葉の重なり方も意識するようになりましたし。

ヒロナカヒデユキ

——歌詞はどうやって作るんですか?

ユウスケ : 例えば、部屋の窓から空を見て、自分が見たい空になるまで待つんですよ。待って、美しい空が見えたときに歌詞を書く。そしてそれを何度も推敲するんですけど。

——面白い。その時たまたま見た風景を描写するんじゃなく、自分が描きたいものがハッキリあるってことですよね。

ユウスケ : ですね。メッセージ性はないんですが伝えたいものはありますね。日常の中にも美しいものってあるはずだと思うんですよ。美しいものを日常の中から見つけたくて、そしてそれを拡大解釈して見せる。まぁ、これは結果論かもしれないですけど、今の厳しい世の中でも、こんなに美しいものが近くにあるんだよって。それがメッセージって言えばメッセージでしょうか。

——『hacanatzkina』ってタイトルにも通じますね。これは造語ですよね?

ユウスケ : 造語です。造語好きなんで(笑)。「儚花月那」って漢字を当てはめるんですけど、アルファベットで書くことによりポップにも感じられると思うし。ホント、僕はホントに儚くてキラキラが好きですね(笑)。

——あと今作にはゲストも多いですね。

ユウスケ : 色々やってみようって。ドラムは3人に叩いてもらったんです。タツイミキヤ君はずっと一緒にやっているサポート・メンバーなので行動を共にしながら時間かけて録って、比田井修君もメンバーのような感じで録って。

——曲によってドラマーを決めたんですか?

ユウスケ : それが逆で。ドラマーを決めてから曲を作ったんです。ドラムをイメージしながら、ボボならこう叩くだろうなってイメージしながら作っていった。ボボとは昔からの友達なんですが一緒に音を出すのは初めだったので、面白かったですよ。曲作りの発見がありましたね。

——今作、シューゲイザーを通過したポップって感じで。ポピュラリティーを感じます。

ユウスケ : そうなっていたら嬉しいです。ポピュラリティーっていいですよね。昔はその言葉が軽い感じで嫌だったけど今は嬉しいです。堂々とポップだって言いたいし、なんならJポップって言われてもいいですよ、日本のポップだと思ってるし。ポピュラリティーってつまりメロディが印象に残るってことだと思うし。僕はクラシックの中でもバロックが好きで、「カノン」とか。あれはポップスだと思うんですよ。今でもみんなが知ってるメロディで、それこそポップだと思うんです。僕は本来、全曲がシングルであるようなアルバムが好きだし、そういうものになったと思うし。勿論、そこには歪んだギターは鳴り響いていて。

——cruyffがやっていることって、さっき歌詞の話でもおっしゃっていた、日常の中にある美しいもの拡大解釈で見せるってことで、日常と非日常は別々なものじゃなく境目がなくなっちゃうようなもので、つまりそれがcruyffにとってのシューゲイザーなんでしょうね。

ユウスケ : そうですね。ここに居ながらにして違う場所に行ける、そういうことを感じてほしいですね。

——わかりました。あとOnly Feedback Recordってレーベルをやっていますが、どういうレーベルなんでしょうか?

ユウスケ : 今はcruyffとPLASTIC GIRL IN CLOSETをリリースしてます。実は僕が宮沢賢治を好きなのもPLASTIC GIRL IN CLOSETが岩手出身だからで、岩手の人の気持ちを知りたくて読み始めたんです(笑)。それほどPLASTIC GIRL IN CLOSETが好きなので、他にもバンドをリリースするのは時間的にも厳しいんです。でも常に面白いバンドを探してますね。シューゲイザーのイベントも主催してるんで、そこで出会いもあるし。

——シューゲイザーのシーンというのはどういう感じですか?

ユウスケ : イベントは2008年から始めたんですが、シューゲイザーって幅広いしジャンルとしては曖昧なとこもあるし、イベントを始めた頃は果たしてシューゲイザーのバンドっているのかな? って思ったんです。そしたら沢山いたんです。出たいって言ってくれるバンドも沢山いるし、イベントとしてツアーにも行ったんですが、どこに行ってもそこそこ満員で。シューゲイザーのイベントってそんなになかったし、若いバンド達はみんな場所を求めていたんですよね。で、各々のバンドの音は違うんですよ。ポップなバンドもいればサイケな感じのバンドもいる。でも各々の解釈や感覚でシューゲイザーって意識があるようで。だから面白いんですよ。一昨年でしたか、「シューゲイザー・ディスク・ガイド」って本が出たじゃないですか。アレで盛り上がった側面もあって。ま、その後、落ち着いちゃった感じはあるんですけどね。

——いい意味で当たり前になったんだと思いますよ。シューゲイザーって脈々と生き残っていく音楽だと思うし。

ユウスケ : うん。いろんな音楽にシューゲイザーは染み込んでいって当たり前になっているのなら、それは僕も嬉しいです。再びブームになるかどうかは難しいところだけど、その危うさもシューゲイザーの面白さなんでしょうしね(笑)。で、とにかく僕は場所は作り続ける気持ちで。酒も呑めて談笑もできるけど、そこには歪んだギターが鳴り響いているっていう場所をね。

LIVE INFORMATION

IN YOUR POCKET
2012年10月6日(土)@高円寺HIGH
open : 18:00 / start : 18:30
live : FLUKE(札幌) / The Everything Breaks(近藤智洋/佐山忍/恩賀周平/高橋浩司) / THE JUNEJULYAUGUST / PLASTIC GIRL IN CLOSET(岩手) / cruyff in the bedroom

hacanatzkina tour 2012/cruyff in the bedroomレコ発ツアー
2012年10月19日(金)@北海道 旭川CASINO DRIVE
2012年10月20日(土)@北海道 札幌HALL SPIRITUAL LOUNGE
2012年11月3日(日)@宮城 仙台enn3rd
2012年11月4日(日)@福島 いわきclub SONIC
2012年11月10日(土)@愛知 名古屋UP SET
2012年11月11日(日)@大阪 北堀江club vijon
2012年11月23日(金・祝)@岩手 盛岡GLOBE
2012年11月24日(土)@秋田 CLUB SWINDLE
2012年11月25日(日)@青森 SUBLIME
2012年12月3日(月)@東京 渋谷O-WEST(ツアー・ファイナル・ワンマン)

PROFILE

cruyff in the bedroom

ハタユウスケ(vo./gt.)
サンノヘシゲカズ(gt./vo.)
ヒロナカヒデユキ(bs./cho.)

1998年、日本が初出場したフランス・ワールドカップ・イヤーに結成。US、UK、EUROのメディアから“Japanese King Of Shoegazer”と称されシューゲイザーというジャンルにおいて、日本だけでなく世界を代表するバンドの一つである。5枚のオリジナル・アルバム、一枚の編集盤、数枚のミニ・アルバムとEP、そしてライヴDVDを2枚発表。それ以外にも世界中のコンピレーション・アルバムに多々参加している。2011 年に発表された東日本大震災復興支援チャリティ・アルバム『The Light Shines In to Your Dream』にシューゲイズ・レジェンドmy bloody valentine、chapterhouse、日本からはcoaltar of the deepers、dip、Lemon's Chairと共に参加。米国のRingo Deathstarr、The Pains Of Being Pure At Heart,astrobriteなどとも親交深く、彼らの来日公演では毎回のように共演指名されている。独特のギター・サウンドが象徴的なシューゲイザーというジャンル、専門誌「Guitar Magazine」ではハタユウスケ。サンノヘシゲカズの両名の使用機材とインタビューがカラー3ページで特集される。4thアルバム『ukiyogunjou』レコ発ツアーは全国6カ所にて開催。ファイナルとなった2010年11月11日には渋谷クラブ・クアトロにてワンマン・ライヴを開催。超満員のフロアの中、独特で圧巻の轟音世界を披露(DVD化済み)。

震災直後の2011年3月20日には、下北沢CLUB Queにて節電対策でもあるLED照明を使用したワンマン公演を開催(無料配布DVD化済み)。11周年記念DVD発表を記念した初ワンマン・ツアー(3月18日に予定されていた仙台公演は震災のため中止、後に代替公演実施)。2011年8月19日には、2010年のクアトロ公演を収録したDVD『ukiyogunjou film』の発売を記念して、渋谷クラブ・クアトロにて2度目のワンマン公演開催。2012年1、2月にライヴDVD無料配布ワンマン・ツアー「moongaze tour 2012」を全国6カ所で開催。ツアー・ファイナルとなった高円寺HIGH公演は、5thアルバム『hacanatzkina』の初回特典としてDVD化。

cruyff in the bedroom official HP

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