関西オルタナ・シーンの雄の新作を高音質で!

二十数年に渡って同じメンバーで活動を続け、ギターの渡辺良は90年代に関西の数々のインディー・オルタナティヴ・バンドのプロデュースを、ベースの前川健一は山本精一率いる羅針盤に参加するなど、幅広い音楽活動で音楽ファンの間で根強い人気を保っているCONVEX LEVELの最新作『CL5』が到着! 2009年に突如リリースされた10年ぶりのオリジナル・アルバム『New Moon 1st Contact』以降、下北沢THREEでのライヴ・アルバム『LIVE JUNK』、未発表曲&リマスター集『DIY』と作品を生み出し続けてきた彼ら。息のあった演奏力と高度な音楽性は今作でも存分に発揮されています。OTOTOYでは、HQD(24bit/48kHzのwav)でお届けします!

CL5 / Convex Level

【収録曲】
1. Before the Rain / 2. ISE / 3. Walk With Me / 4. Traffic / 5. Her Deaf Dog / 6. It Won't Be Long / 7. Lost In Oddland / 8. Incoming Transmission / 9. Play It Backwards / 10. Omega Sound / 11. Traffic (simple mix)

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若々しい感性×確かな経験=ポップでクールないぶし銀

Convex Levelの新作アルバム『CL5』を聴いて何よりも驚いたのは、メンバーが3人とも40歳を超えているってことだった。というか全員アラウンド45。つまりごく一般的な感覚から言って、彼らはおじさんだってことになる。にもかかわらず彼らの感性はとても若い。実際その音源をはじめて聴いたとき、筆者の頭のなかで歌っていたのは20代後半くらいのお兄さんたちだった。いわゆるオヤジ・バンド然としたところはひとつもなくて、すごく都会的に洗練された音楽だという印象を受けたのだ。

もちろんこれは偏見なんだろうけど、人はずっとアンダーグラウンドで音楽を続けていると、たとえば妙に実験音楽に近よっていったり、これ見よがしにプログレッシブになったり、そういうもんなのかなと思ってた。少なくともこのアルバムのような音はだんだん出せなくなるんじゃないかって気がしていた。でも彼らはザラついた音色のギターをかき鳴らすことに躊躇がないし、ときにセンチメンタルになることも恐れない。声も素朴で、歌詞だって少年っぽい。それは知識とか経験とかよりはむしろ、感性の若さによって支えられた音楽だからなんじゃないだろうか。

しかしそんなことを思いながら何度もアルバムをリピートしているうちに、筆者はあっさりとその認識を改めることになってしまう。よくよく考えれば当然のことだが、あきらかにこの音楽の背後には圧倒的な経験の蓄積がある。やっぱりこの人たちは間違っても20代のお兄さんなんかじゃないのだ。絶妙にうねるベース・ライン、シンプルだがタイトなドラム、ときおり聴かせるトリッキーなリズム、そしてよく練られた構成。どれも一朝一夕に得られるものじゃない。でもきっとここで大切なのは、そういう経験値を露骨にひけらかさないってことなんだと思う。たしかな知識と経験を核にもっていながら、若々しい感性がそれらを贅沢にも隠しているのだ。これこそほんとの年の功なんだろうな、きっと。

ポップでクールないぶし銀、Convex Level。ポスト・ロックなんかが好きだけど、もっと渋い音楽とかも聴いてみたい、そんな人におすすめの音楽だ。(text by アンドレ川島)

CONVEX LEVEL archives

『LIVE JUNK』

本作は、2010年4月25日に下北沢THREEで行われたライブの模様を収録したもの。昨年末に突如リリースした『New Moon 1st Contact』収録曲を中心に、80年代に作られた曲まで、数々の名曲が演奏された。全く無駄のない、どこまでも格好良く昇華されたギター・ロック・サウンドに、ただただ圧倒されてください。本作は、もちろんHQD(24bit/48khzのwav)で販売。

『DIY』

2010年5月にLIVE会場で発売開始したCONVEX LEVELの未発表曲&リマスター集。数々の名曲達が今甦る。バンド歴20年を越える彼らのこの身軽さといったら。

『New Moon 1st Contact』

2009年に密かにリリースされたアルバム。名曲「Another Man」や「What's Going On」等、全音楽ファンのマスター・ピース。関西で培われたギター・ロックは、ここまで進化を遂げた。

PROFILE

CONVEX LEVEL
渡辺 良 Watanabe Ryo ’67 (guitars / vocals)
前川 健一 Maekawa Kenichi ’67 (bass guitar / vocal)
中道 圭介 Nakamichi Keisuke ’67 (drums / vocal)

CONVEX LEVELとして渡辺と前川が高校時代に音楽活動を開始。当初は電子音楽ユニットであった。その後同じく高校の同級生のドラマー中道が加わり渡辺、前川の二人も弦楽器に持ち替えスリー・ピース・バンドとなる。以降二十数年に渡って同じメンバーでライブ活動を続けている。息のあった演奏力と高度な音楽性で一部の音楽ファンの間で根強い人気を保っている。また録音、ミックスやマスタリングをすべてメンバーが行い、ギターの渡辺は90年代に関西の数々のインディー・オルタナティヴ・バンドのプロデュースを手がけた。今はなきgreen recordsの主催者でもある。ベースの前川は山本精一率いる羅針盤に参加するなど幅広い音楽活動を展開している。彼らの音楽からは様々なアーティストが想起される。例えば、CAMPER VAN BEETHOVEN、NEIL YOUNG & CRAZY HORSE、PIXIES、SEA & CAKE、WIRE、JOY DIVISION、THIS HEAT、XTC、KING CLIMSONやPETER GABRIELなど。 2009年暮れに突如ニュー・アルバム(4th album)『New Moon 1st Contact』を自主発売。オフィシャル・ページでは曲目違いのフリー・ダウンロード・バージョンも配信中。

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