その衝撃は今でも忘れない。昨年の6月26日、渋谷のアップリンクにて行われた『溺死ジャーナル』(特殊会社員こと松本亀吉氏によるアンダーグラウンド同人誌)の発刊記念イベント『渋谷ザーメン』のプログラムの一つで、MARKのライヴを初体験した。お世辞にも上手いとはいえないヴォーカル、チューニングの狂ったギター、支離滅裂で挙動不審なパフォーマンス。けれども、そのひたむきな姿、あるいは衒いのない真摯な歌声と言葉には、間違いなく聴衆を惹きつける何かがあった。

MARKとは加藤麻季を中心とした不定形のソロ・ユニットだ。彼女は4歳でピアノとエレクトーンを習い始め、中学時代は吹奏楽部に所属。奥田民生に憧れてギターを手にしたが教室はすぐに辞め、フリッパーズ・ギターや渋谷系にのめり込んだ。高校ではビートルズからゴーキーズ・ザイゴティック・マンキまで聴き込み、大学ではベン・リーやペイヴメントなどに影響を受けローファイの多重録音に挑戦。超前衛的なバンド「ペヤング」を結成してライヴ活動をスタートするも、限界を感じてソロに転向し、早10年以上。現在までに3枚のアルバムといくつかのCD-Rやカセット・テープで音源を発表しており、監督、脚本、主演を兼任した自主映画『THE Magician』が先日お披露目されたばかりで、そのサントラも手がけている多才である。

巷では「和製ダニエル・ジョンストン」や「シャッグス」なんて形容されているMARKだが、かくいう筆者も最初はダニエル・ジョンストンの名前が浮かんだのが事実である。ところが、今年の2月に高円寺・円盤で行われた初ワンマン、および3月に三軒茶屋のグレープフルーツ・ムーンで開催されたレコ発イベント(およそ10年ぶりとなるペヤングの再結成もあった)など、立て続けにライヴに通うほどハマってしまった。なぜだろう? おそらくそれは、MARKの歌が、きわめて良質で普遍的なポップ・ソングだからだ。

今回、最新アルバム『騎士について』がリリースされたこともあり、彼女にototoyへ初登場していただくことになった。MARKのブログ『マー日誌』をご存知の方もいるだろうが、あの切れ味抜群で素晴らしい言葉の数々を引き出せなかったのは、ひとえに筆者の力不足である。申し訳ない。だが、「インディーズ」と括られようが、「アングラ」と言われようが、「スカム」と揶揄されようが、レディー・ガガにも負けない野心を抱き続けるMARKこと加藤麻季の「成り上がり」に、今からでも刮目してほしい。

インタビュー&文 : 上野功平


騎士について

ECDや豊田道倫らからも絶賛される、前作から4年、サード・アルバムが完成。「恋愛」「憧れ」をテーマに掲げた本作は、ローファイなパンク精神はそのままに、ポップなメロディー・ラインの馴染みやすさと狂おしい美しさが際立っている。ゲスト・ミュージシャンに中尾勘二(NRQ、NEWDAY、コンポステラ等)と遠藤有機、マスタリングに宇波拓を迎えて、より挑戦的なハーモニーに磨きをかけた。2011年一番の問題作が誕生!



Akice

MARK

Album ¥1,800


AKICE

2007年発売のセカンド・アルバム。制作に2年費やし、全演奏・作詞作曲・録音をMARKひとりで多重録音。何度も何度も録音し直し、半狂乱になりながら生み出された音たちには、今時珍しい信憑性がある。彼女のいびつだけれど真っ直ぐなポップ・センスと、ピアノやホーン・セクション、クラシック・ギターで奏でるメロディーが生み出すうたの数々は、聞く者の心を打ってやまない。

MARKの音楽遍歴と、サード・アルバム『騎士について』

——はじめて人前で演奏したのはいつですか? ペヤングは大学で出会ったメンバーですもんね。

高校の時…ですかね。(ペヤングのメンバーで、MARKの作品とライヴにも参加している)遠藤有機さんとは大学の入学式で知り合って。活動はペヤングが先で、当時はカセットテープとかでテキトーに作ってました。

——新作やライヴにも参加している中尾(勘二。ストラーダやNRQのメンバーとしても知られる管楽器プレイヤー)さんとは東京でライヴ活動を初めてから出会ったんですか?

あー…。中尾さんはNRQのライヴに行った時にCD渡してみたんですよ。そしたら連絡が来たんで、一緒にやってみましょうとなりました。

——「MARK」っていう名前は愛称的なものなんですか? お名前「麻季」さんですし。ホームページはめちゃくちゃ見つけにくいですけどね(笑)。

あんま深い意味はないんですけど、文字的に響きがいいなって部分と…。大学の時に「麻季」だから「マーキーさん」とか言われてて。誰かが突然「マーク」って言ったので、それでいいやって。

——新しいアルバム『騎士について』のお話を聞かせてください。レコ発ライヴで「ハードディスクが壊れたので撮り直し無し」とおっしゃってましたが、全部一発録りということですか?

いや、けっこう作りこんでますけど(笑)。スタジオにも通って…。

——でも、「騎士」なのになんでジャケットは「武士」なんですか(笑)。

まあ、日本人なんで。

——テーマとしては「恋愛」とか「憧れ」とブックレットにも書かれているじゃないですか。では、今、加藤さんが追いかけている「憧れ」の対象って何なんでしょう?

今は特にないですね。

——ブログをこまめにチェックさせてもらってるんですけど、言葉が本当に惹きつけるものをお持ちだなあと。1曲目「oogesaについて」とか、2曲目「今度っていつ? 」なんかは恋愛の駆け引きじゃないですけど、メジャーで歌ってる女性シンガーよりも言葉が突き刺さってきます。

まあ、メジャー意識してやってるんで(笑)。

——4曲目「イミテーショナル・パーク」でガヤガヤ聞こえるサンプリングはニュースですか?

あれはワールドカップの… セルビア戦でしたかね。まあマイナーな試合(笑)。

——けっこうスポーツ観戦とかされるんですか?

いや、オリンピックとか大きめのやつだけ。

——MARKさんってずっと文化系だったんですか? 学生時代の部活とかは何を?

小学生の時はバドミントンとかやってましたけど…。まあブラブラしてましたね(笑)。

——8曲目の「この深く永い霧の中で」は9分超えの大曲で、ポエトリー(・リーディング)に始まりポエトリーに終わるという(笑)。で、最後の「私の大切なもの」は円盤でも演奏してくれましたけど、シンプルな歌ですよね。かたや情報量多めで、かたや素朴。

この深く永い霧の中で」は、最初は語りは入ってなかったんですよ。前奏もインストだったんです。小沢健二さんも語りをやってたから、語ってみようかなって(笑)。

——僕は「私の大切なもの」が一番好きなんですけど、今回はすべて書きおろしですか? 昔のストックから引っ張り出してきた曲とかは…。

それは7曲目(「憧れ〜またはトビーマグワイアへの渇望〜」)ですね。

——そうそう、これ三茶のライヴでも気になったんですけど(笑)。これ… どういうことなんですか? 後半はジャック・ニコルソンも出てきますし。

トビー・マグワイア… 今はあんまり好きじゃないんですけど(笑)、昔すごい好きで。かっこいいですよね。あと、ジャック・ニコルソンは誰かハリウッド系の人を適当に…。

——語感的に良さそうな人を(笑)。じゃあ、特に何か特定の映画作品にインスパイアされてとかじゃないんですね。ちなみにレーベルのcheese burger recordsって、所属は今のところMARKさんだけですよね。これってどこから取られたんですか?

ラップか何か聴いている時に、MCが「cheese burger」って言ってて、いいなと。

——特にチーズバーガーが好きというわけではないんですね(笑)。今後、ちゃんとレーベルとして気に入った人に所属してもらうことも考えてるんですか? 三茶のイベントに出てくれたHADA(名古屋を中心に活動する弾き語りB-BOY)さんとか…。

(笑)。いやー…、(他のアーティストのリリースも)ちょっとは考えたりはしてますけど。

——そういえば、ブログで中尾さんをバッサリ斬られてましたけど大丈夫でしたか?

あれ問題になったんですよ(笑)。電話かかってきて「大丈夫ですか? 」って…。あとで後悔するタイプです。

——いやあ、でも痛快でしたよ。映画はまた作る予定あるんですか?

まあ、言われれば作ろうかなと(笑)。

——映画に詳しい僕の友人が、「ジョン・ウォーターズの映画に通じる部分がある」と語っていて。アングラ感がありつつ、親しみやすくてポップだと。さっきもトビー・マグワイアの話がありましたけど、直接的に映画が歌詞に反映されていることはないんですよね?

そうですね…。映画を見て曲が思い付いたり。どっかで影響は受けてると思うんですけど、直接曲には出てないですね。

MARKの歌詞と、「和製ダニエル・ジョンストン」と呼ばれていることについて

——さっきも歌詞について聞かせてもらいましたけど、一緒にレコ発を見た友人はaikoさんを思い浮かべたみたいで(笑)。

あー、アンケートに書いてありました(笑)。

——僕もそれ聞いてハッとしたんですが、今はインディーズで活動されていますけど、歌っていることは…… 今回(『騎士について』)なんかラブ・ソングじゃないですか? それだってaikoさんが歌っているようなことと何ら変わらないなと思って。ブログでは「売れると思って、そういう感じの歌詞ばっか書いた」と言ってますけど、歌詞は真摯な内容ですし。

ああ… はい。別に経験談ってことでもないんですけどね…。まあ一般的な、みんなが思うようなことなんじゃないかと思います。

——だからそう、すごく普遍的なことですよね。以前の作品には英語で歌っている曲もありましたけど、やっぱり違いますか? 日本語と英語では。

はじめは日本語の方ができなかったんですよね。やっぱり伝わっちゃうから…。英語といっても別に英語ができるわけじゃないんですけど。

——僕もはじめてMARKさんのライヴを見た時に思ったのですが、「ダニエル・ジョンストンっぽい」と良く言われてるじゃないですか。それはイヤではない?

最初は嬉しかったですけど…。まあどうなのかな… 似てるのかな? って。

——ご自身はダニエル・ジョンストンお好きなんですか? あの人もカセットテープで死ぬほど音源をリリースしてますし、ビートルズへの憧れという面でも共通点はある気がしますけど。

まあ、好きですよ。きっと「ダニエル・ジョンストンっぽい」と言った方がわかりやすいんでしょうね~。

——逆に、自分自身はどんな人になりたいですか?

メジャーですごい人とか…。1,000万枚くらい売れたいですね(笑)。

——じゃあ世界を狙う感じで(笑)。今回紹介させていただく『ototoy』は音楽配信サイトでもあるんですけど、MARKさん的にはフィジカルのアートワークとかも込みで提示したいですか? それとも音楽さえ聴いてくれればデータでも構わない?

曲順通りには聴いてほしいです。もちろんCDとかパッケージで買ってくれれば嬉しいですけど、カタチはどうあれ聴いてもらえるだけでもありがたいですね。

東北地方太平洋沖地震とヒップホップについて

——ご存知の通り3.11に大震災があったわけですけど、あれ以降アーティストのあり方が変わるとも言われていますよね。最近のブログでビートたけしの指摘(「僕らは歌うことしかできません」と言って全然知らない歌を延々と歌う歌手)に拍手してましたけど、全面同意ですか?

同意しちゃうと問題ありますけど(笑)。一番必要なのはお金だと思うんで。それで集まったお金を募金するとかなら全然アリだと思いますよ。

——YouTubeにアップされたって、被災者は見れないですからね。

見れないし、お年寄りも多いですからね。

——じゃあ、結果がちゃんと伴った活動であればOKだと?

そうですね。

——今回、シンディ・ローパーとか一部を除いて来日公演が軒並み中止になったじゃないですか。もちろん、国内のイベントも。でも、MARKさんは三茶のレコ発を予定通り決行されてましたもんね。

集客が寂しかったんで、ちょっと後悔してますけど(笑)。

——いや、でもあのタイミングで止めなかったのは支持しますよ。震災直後は、被災してないはずの地域にいるのに精神を病んでしまった人が多いですけど…。

震災前と同じように聴けなくなる音楽もありますよね。もともと好きだったわけじゃなくても、街で流れると素通りできなくなったり…。

——歌詞のことに戻りますが、『騎士について』5曲目の「幻を追いかける」にある<私は逃げる/逃げれるだけ/人のせいにしかできない/醜い豚>っていうフレーズは、そのまんま今の政府や東京●力に当てはめられますよね(笑)。

(爆笑)。… それは私のことなんですけどね。

——いや、僕この歌詞ホントすごいなって思って。でも、今は「表現」に対して逃げてないじゃないですか。

それには逃げてないですけど、人間関係とか(笑)。

——歌詞のメッセージ性や韻の踏み方も興味深いです。DEV LARGEやKREVAもお好きだそうですし、三茶のライヴに出てもらったHADAさんもそうですけど、MARKさんはヒップホップがお好きなんですか?

あの軽妙なビートがいいな〜とは思います。

——『Too Much Exaggeration』の1曲目(「Old Grave From The Nature Kingdom」)で「007のテーマ」をサンプリングしてましたよね。別の曲ですけど、カニエ・ウェストもとある曲で007をサンプリングしていたことがあるんですよ。だからヒップホップもめちゃくちゃ詳しいのかなと思って…。

あの曲はあんまり評判良くなかったんですけどね(笑)。やっぱりポップっぽいものが好きです。キンクスとか、モーマスとか。

——『QuickJapan』のインタビュー(Vol.91の松本亀吉氏の連載記事)ではMicachuにハマっていると言ってましたが。

あ、震災後に聴けなくなりました。なんか「軽いな」って思って(笑)。

——じゃあ、逆に震災後「いいな」と印象が変わった音楽はありますか?

槇原敬之(笑)。

——それはなぜ(笑)??

前から聴いてはいたんですけど、声が…「上手いな」って(笑)。上手いし“いろいろ”あったし…。

——MARKさんの好きな岡村靖幸さんも“いろいろ”ありますもんね。先ほどの007の曲では、最後に<アングラの女王として>という締めがあったんですが、一方で1,000万枚売れたいっていうスター願望もあるじゃないですか。そこは当時と意識が変わってきたということですか? 皮肉というか…。

いや、これは私のことじゃないんですけど(笑)。なんか「アングラの女王」って言いたかったんですよ。私はアングラでもないですしね。

——椎名林檎さんは「歌舞伎町の女王」って歌ってましたよね。

歌舞伎町の女王ってどういう意味なんでしょうねえ(笑)?

ハイパー・メディア・クリエイターと表現活動について

——またファースト・アルバムの話題に戻るんですけど、タイトルが『too much exaggeration(やりすぎの誇張)』じゃないですか。で、MARKさんの音楽自体はけっこうシンプルなのに、こないだのライヴでは衣装直しをされてたし、ケーキの王冠も付けてたし…(笑)。ああいう装飾的な面と、音楽の剥き出しな面の対比って、確信犯的なものなんですかね?

昔は普通にやってたんですけど、最近はメジャー志向で(笑)。衣装とかもちゃんとしないとなって。レディー・ガガの影響もあるかもしれません。

——レディー・ガガは本当にお好きみたいですね。シンガー・ソングライターとして共感できる方はいますか?

…… さだまさし(笑)。

——それは意外(笑)。意外といえば、MARKさんのライヴの客層ってホント不思議ですよね。タトゥーを彫った美男美女カップルがいれば、一見ナードっぽい人もいる…。やっぱり演奏している側からすると、客席にカッコイイ人がいると嬉しいもんですか?

いやいや、来てくれるだけでも嬉しいんですけど。ホントに(笑)。あんなブログやってるからお客さん来ないんじゃないかと思う時もありますけど…。

——でも、あの歯に衣着せぬ感じは最高ですけどね(笑)。ライヴの最終目標としてはどこを目指したいですか。日本武道館?

まあ、NHKホールとか。やっぱり紅白出たいですね。

——では、MARKさんって自分で自分を紹介するとしたら何て名乗ります? シンガー・ソングライターなのか、表現者なのか、あるいはレディー・ガガみたいにアイドルなのか…。

ハイパー・メディア・クリエイター(笑)。

——(爆笑)。そ、それはなぜ!?

いろいろやりたいし、「ハイパー・メディア・クリエイター」=「高城剛」じゃないですか。それもおかしいなと。大体あの人って、何やってんのか良くわかんないし(笑)。

——なるほど…。じゃあ最後になりますけど、何か伝えたいことはありますか?

いろんな音楽やってる人とか、表現活動してる人は、他人に流されないで、人からどう見られるかとか、出世とかお金とか異常に気にしないで、純粋にやりたいことをやって欲しいなと思っています。そうすれば、いいものが生まれてくるだろうし、いい世の中になると思います。

MARK PROFILE

大学でバンド「ペヤング」を結成。
就職して忙しくなったり、バンドでの録音に限界を感じ、また、「聴きたい音楽がないなー、それなら私が創るしかない! 」と使命感に燃え、一人で録音がしたくなり「MARK」をはじめる。「あるいは、私たちの際限なき想像活動」、「解放された子供たち」2本のカセットテープを作成。昔渋谷にあった、maximumjoyというレコード店に持っていき、絶賛される。hiromixにも褒められる。

次いで9曲入りCDR「too much exaggeration」を発表。
同時にcheese burgerレコードを立ち上げるが、運営方法がわからず、名前だけものになる。ホームレスの小川さんイベントの打ち上げで、DJ shabushabuくんにCDRを渡したところ、気に入ってもらえる。その縁でJETSETに音源を置いて貰えるようになり、クイック・ジャパンのインタビューを受け、虹釜太郎さんやピッチシフターズの人と知り合う。大阪の彼の企画にも誘われる。
ECDさんにもBBSで褒めてもらい、後にイルリメなどと無善寺で共演する。湯川潮音さんとも共演する
2004年頃、パイカルやスズメンバと共に、京都ツアーを行う。

2007年5月に「AKICE」を発表。
歌うとき1番大切なことは、「自分がどんな気分のときでも、役者になって、その歌の世界に入り込むことだ」と教わる。

2008年12月「私と鳩3」、2009年9月に「私と鳩4」を開催。
幸せになると、創作意欲がなくなるので、辛い恋をするように努めている。

趣味はショッピング。ドンキホーテデラマンチャのように生きることが夢。

o

 
 

インタヴュー

オルタナティヴを突き詰めた“復活作”──CAUCUS、4年ぶりのフル・アルバムをリリース
・2017年12月13日・オルタナティヴを突き詰めた“復活作”──CAUCUS、4年ぶりのフル・アルバム『Sound of the Air』をリリース 邦楽インディーズ / シューゲイザー・シーンで確かな足跡を残し、日本だけでなく海外にもその活躍の場を広げてきたCAUCUS。そんな彼らから4年ぶりのフル・アルバム『Sound of the Air』が届いた。制作期間中の3年半、ライヴも行わず、スタジオでのアルバムの制作に没頭したという。その結果これまでになく濃密な色彩と、繊密な構成が光る楽曲が並ぶ作品になった。OTOTOYでは11月15日にリリースしたLP盤の音源を『Sound of the Air (High DR Master)』としてハイレゾ配信開始! そこから「Shy Girl」を期間限定のフリー配信でお届け。CD版となる『Sound of the Air』もこのタイミングで配信開始しております! 4年ぶりの“復帰作”をぜひインタヴューとともにお楽しみ下さい。 まずはこちらを聴いてみて! 期間限定フリー配信! CAUCUS / Shy Girl (High DR Master)(期間限定フリー配信)'【配信形態】ALAC、
by 岡本 貴之
細かすぎる仕掛けたち!? ──ヘルシンキの橋本が語る『Time,Time,Time』のサービス精神
[CLOSEUP]・2017年12月12日・細かすぎる仕掛けたち!? ──ヘルシンキの橋本が語る、サービス精神旺盛なパッケージと“時の流れ”を感じる楽曲 2017年に自身のレーベル〈Hamsterdam Records〉を立ち上げたHelsinki Lambda Club。これまで、1stシングルにはじまり、1stミニ・アルバム、1stフル・アルバム、1stスプリット…… と、“ファースト縛り”でリリースを続けている彼ら。そして今作も懲りずに、バンド“初”となるアナログ盤とUSBとミニ・トートバッグをセットにした全3曲入りのシングル『Time,Time,Time』をリリース。 もうヘルシンキといえば…… “ファースト縛り”と“パッケージの手作り感”というところでもありますよね。ただそんな“手作り感”満載のパッケージだけがヘルシンキの魅力ではないんです! 今回収録された楽曲も、いままでにないほど深層心理に突き刺さる佗しいものに仕上がっていて、これがなんとも素晴らしい! 今回は、なぜ毎回“手作り感”にこだわるのか、そして本作収録の楽曲について深く掘り下げるべく作詞作曲を務める、橋本薫(Vo&Gt.)へのインタヴューを実施! さらにOTOTOYでは、『Ti
by JJ
渋谷慶一郎のレーベル、ATAKの過去音源配信開始、第4弾
・2017年12月11日・ATAK過去作配信第4弾、今回はパン・ソニックや灰野敬二のライヴを収めた初の動画作品も 2017年9月11日より、毎月11日に、半年に渡って渋谷慶一郎が主宰レーベルのATAK過去作品を配信リリース。OTOTOYでは各作品に関して、毎回、ライター、八木皓平による渋谷慶一郎本人へのインタヴューを行い解説をお送りします。第4弾は、2006年リリースの渋谷慶一郎、中村としまる、ノルベルト・モスランによるスリリングなライヴを収録した『ATAK008』。2007年リリース、渋谷慶一郎の、世界初の三次元立体音響を実現したヘッドフォンによるリスニング専用の作品『ATAK010 filmachine phonics』。そしてレーベル初の映像作品となったライヴ作品『ATAK011 LIVE DVD ATAK NIGHT 3』(動画データを配信)の3作品となっている。インタヴュー : 八木皓平ATAK配信作品のまとめページはコチラ 曲に聴こえるけどこうは作曲できない、僕にとってそこが即興の醍醐味 今回は『008』からだっけ? ──ですです。今回は『ATAK008 Keiichiro Shibuya+Norbert Moslan
by 八木 皓平
過去、現在、そして未来へと繋がるサウンドスケープ──キセル、3年ぶりのアルバム『The Blue Hour』リリース
[CLOSEUP]・2017年12月08日・過去、現在、そして未来へと繋がるサウンドスケープ──キセル、3年ぶりのアルバム『The Blue Hour』リリース 2014年にリリースした『明るい幻』から3年…… 来年結成19周年を迎えるキセルがついに新アルバム『The Blue Hour』をリリース! 3年ぶりに届いた今作も、キセルらしく浮遊感満載のサウンドスケープがひろがる、ファンタジックな楽曲が並んでおります。今作は、インタヴューのなかで辻村豪文が「“4人のバンド”として録りたいというのも思ってました」と語ってくれているように、以前よりキセルをサポートしていたドラムの北山ゆうこと、サックス、フルートの加藤雄一郎の4人が全曲で参加。これまでのキセルにはなかった管楽器というエッセンスを加えたことで、よりキセルのふたりが描く風景が美しく膨らんで聞こえる。3年間待ちわびたみなさん! 『The Blue Hour』を読み解くテキストとしてぜひお楽しみください。 メロウに、ドリーミーに、ミニマムに響く3年ぶりのフル・アルバム キセル / The Blue Hour'【配信形態】ALAC、FLAC、WAV(16bit/44.1kHz) / AAC【配信価格】
by JJ
孤独だからこそ誘われた「warbear」という名の灯り──元Galileo Galilei・尾崎雄貴ソロ・プロジェクトが始動
[CLOSEUP]・2017年12月06日・孤独だからこそ誘われた「warbear」という名の灯り──元Galileo Galilei・尾崎雄貴ソロ・プロジェクトが始動 2016年10月、惜しまれながらもその活動に終止符を打ったGalileo Galilei。そのフロントマンであった尾崎雄貴が新たにソロ・プロジェクト「warbear」を始動させた。札幌にある自身のスタジオでレコーディングされ、弟で元Galileo Galileiのドラマーでもある尾崎和樹や、フィラデルフィアで活動をするサックス・プレイヤーDan Wallaceなどが参加した初アルバム『warbear』が2017年12月6日(水)にリリースされた。いわゆるギター・ロック的なサウンドを鳴らしていた初期のGalileo Galileiからはガラッと印象は変わり、バンド後期に彼らがつくりだしたメランコリックな音楽性の、その先が凝縮されている。 いったいこの作品はどのようにつくられたのか。OTOTOYではワールド・スタンダードに視点を置いた作品群となっている本作を探るべく、ライターの真貝聡による尾崎へのインタヴューを掲載。また、Galileo Galileiの音楽を聴いてロックに目覚めた人も多
by ?
女性SSW・平林純、初の全国流通作『あとのまつり』をハイレゾ配信 & 福島を中心に活動するSSW・Chanoとの対談を掲載
[CLOSEUP]・2017年12月06日・「青臭さ」も「やさぐれ」も、ありのままの自分自身── 平林純×Chano、真逆の世界観を持つ女性SSW対談 2009年に路上ライヴから活動を始め、2015年には日本各地から集まったアマチュア・ヴォーカリストから優勝者を選ぶ番組『Sing! Sing! Sing! 3rd season』に出演し3500組の中からトップ3に選ばれるなどの実力派女性SSW・平林純が初となる全国流通作『あとのまつり』をリリース。バンド・アレンジによる楽曲から弾き語りの楽曲までバラエティに富んだポップな楽曲と毒気のある歌詞が印象的な今作を、OTOTOYではハイレゾにて配信スタート。そして、しなやかな歌声と美しくも力強いメロディが光る2ndアルバム『toi et moi』をリリースしたばかり、福島県いわき市を中心に活動する同じく女性SSW・Chanoとの対談を掲載。同じSSWと言えど、世界観が真逆な2人の対談は一体どうなるのか!? ページの最後にはディスク・レヴューもありますのそちらも是非! 初となる全国流通盤をハイレゾで!平林純 / あとのまつり '【配信形態】ALAC、FLAC、WAV(24bit/48kHz) / AAC【配
楽しい場所にいる自分が本当の自分? それとも…? ──spoon+、触って着せて脱がせる4thアルバム
[CLOSEUP]・2017年12月06日・最新技術を使っても血肉が通うステージでありたい──触って着せて脱がせるspoon+の最新作をハイレゾ配信 “世界を驚きで楽しくする”というテーマをもとに、あこちゅあが立ち上げたspoon+、待望の4thアルバムが完成。プロジェクション・マッピングを使用した映像と音楽を融合させたライヴ・パフォーマンスを特徴とし、作詞・作曲、映像制作、ライヴ演出をはじめ、衣装製作からアートワークと細部にまでセルフ・プロデュース。2016年にはフランスで開催された〈JapanExpoSud〉にライヴ出演、フランスのケーブルテレビ「NOLIFETV」では10週連続リクエストランキング10位以内に入るなど海外にも活動の幅をひろげている、あこちゅあの世界観をより楽しむため、彼女と10年近い付き合いのある宗像明将がインタヴューを敢行。ハイレゾ音源とともにお楽しみください!! 触って着せて脱がせるをコンセプトにつくられた、4thアルバムをハイレゾ配信spoon+ / Dress【配信形態】WAV、ALAC、FLAC(24bit/48kHz) / AAC【価格】単曲 270円(税込) / まとめ 1,944円(税込) 【収録曲】1. カ
Cojok、3年半ぶり4枚目となるアルバム『Fourtea』をハイレゾ独占先行配信 & インタヴュー掲載
[CLOSEUP]・2017年11月30日・宿命を背負った音の極彩色──Cojok、3年半ぶり4枚目となるアルバムをハイレゾ独占先行配信!! アコトロニカ・ノイズ・オーケストラを貫く孤高のユニット・Cojokが3年半ぶり、4枚目となるアルバム『Fourtea』をリリース。OTOTOYでは一般での販売に先駆け、本作のハイレゾ独占先行配信がスタート! リズム隊に根岸孝旨、タナカジュンという布陣を配し、電子音と生楽器が緻密に組み合わさったその圧倒的な音像は是非ともハイレゾで体感していただきたい作品となっております! 前作に引き続き今回もメンバーであるKco(Vo.Gt)、阿瀬さとし(Gt. Pro)の2人へのインタビューを掲載。こだわりぬかれた今作を紐解くテキストとともに、ぜひその音に触れてみてください! OTOTOYのみハイレゾ独占先行配信!!Cojok / Fourtea'【配信形態】ALAC、FLAC、WAV(24bit/96kHz) / AAC 【配信価格】単曲 270円(税込)(M1,6のみ) / アルバム 2,160円(税込)【収録曲】''01. Velce02. Do Do Lou03. Sun Blanket04. Ocean In