Felicity
ロットバルトバロンの氷河期 (ROTH BART BARON'S "The Ice Age") (24bit/44.1kHz)
ROTH BART BARON
~咲き乱す音の中より初桜~ 陽春の候、フェリシティより二人ぼっちのデビュー。そう、この新しい鐘の響きは、ここ東京から世界に発信する初々しくも壮大な夢。ビッグベンで時代の音を鳴らせ!『ロットバルトバロン』の幕は開き、新たなバディ・ムービーはいよいよ第一章へ。既に熱狂的なファンを獲得し始めている新世代の2人組バンド『ROTH BART BARON』。自主でリリースされた2枚のEPがdiskunionやJET SETなどから多大な指示を受け完売。サマソニ、来日アーティストのサポートを始め、多くの注目イベントに出演。今年1月にNYツアーを成功させ、SNSなどで海外から反響を得ているなど境界線のない、精力的な活動にも目が離せません。そんな周囲の期待も高まる中、いよいよ完成したデビューアルバムは東京で生きる若者の感情から、遠く離れた海外の空気までをも時代の感覚として取り込んだ、新風を吹き込むマスターピースとなりました。アルバムのミックスはThe National, Sufjan Stevensなどを手がける新進気鋭のエンジニアJonathanLowが担当。数曲は同じフィラデルフィアのスタジオでKurt Vile、War on Drugs、Sharon VanEttenなどを手がけるBrianMcTearがプロデュース/録音。彼らからも「このプロジェクトはすばらしい経験だった」と賛辞をもらうほど濃密な時間を過ごし、ロットバルトバロンが思いを馳せていた音の世界が彩られていきました。管楽器・グロッケンなど多種多様な楽器を使って作り出す壮大なサウンドスケープはFleetFoxes、Bon Iver、GrizzlyBearなどを彷彿とさせます。また、Vo.三船の少ない言葉から紡ぎだされる歌詞はファンタジックな童話の様でもあり、作品全体に通底する豊かな生命力を感じさせる。サウンドでは海外との繋がりを感じさせながらも、当たり前に母国語で綴られ、温かい感情を纏った言葉が、味わい深いメロディに乗ることにより独創的なポップ・ミュージックになっています。『ロットバルトバロンの氷河期』という章から始まる、グリム童話の様に2人の若者から描かれた物語。どこか懐かしくもキラキラしたこの音を聴いていると、流氷に反射した希望の光に包まれているようです。氷の上から感じる新しい春の香りをお楽しみください。<録音>Brian McTear / 須藤俊明<ミックス>Jonathan Low<ゲストミュージシャン>西池達也(鍵盤) / 田中一徳(trumpet) / 大田垣正信(trombone) / 須藤俊明
PURPLE
Spangle call Lilli line
大学時代の友人で結成し、10周年を迎える彼ら。9月に約3年ぶりのフル・アルバム『ISOLATION』を発売して2ヶ月、早くもニューアルバムをリリース。メロウなサウンドと、静かでありながら芯のあるバンド・アンサンブルが混じりあい、心地よい浮遊感を生み出しています。
okite
カフカ鼾
もはや説明不要、プロデュース・映画音楽・ライブ活動、そして自身の作品と私たちを驚かし続ける音楽の申し子、ジム・オルーク。シカゴの名門レーベル、ドラッグシティからのリリースも決まりいよいよ海をも渡り活躍をし始めた才女・石橋英子。そして、そんな2人のライブ・作品にも欠かせないメンバーでもあり、これまたワールド・ワイドに活動を続けるスーパー・ドラマー山本達久。ミュージシャンへの影響も含め、日本音楽シーンの至宝とも言える3人がいよいよバンド『カフカ鼾』としての活動をスタートしました。日本から海を越える広がりを感じさせる、新たなトリオの誕生です。そんなカフカ鼾から届いた初のアルバムは完全即興で演奏された全1曲37分のインストゥルメンタル・アルバム。六本木SuperDeluxeで開催された珠玉の6日間ぶちぬき企画「ジムO六デイズ」にてライブ・レコーディングされた音源をジム・オルーク自身がミックスしました。ジム・オルークのシンセ,・ギター、石橋英子が奏でるピアノ、そして山本達久のドラム、まさに創造の源流とも言えるインプロヴァイゼーションは奇跡的な音世界を築き上げています。非常に繊細であり、はたまた誰よりもロック魂に溢れるこのトリオだからこそ導き出されたこの音のストーリーにきっと何度もハッとさせられることでしょう。すでに各地でのフレッシュなライブが大きな反響を呼んでいるこのトリオ。緊張感あるミニマルでアンビエントなサウンドが、三者の呼吸と共にみごとなまでに美しさを増していきます。そして何かが少しずつ目覚めるように、グルーブが波打ち、到達する高揚感は、ロック・ミュージックのカタルシスをも持ち合わせています。Bandcampで音源の発売を始めた途端、海外の音楽サイトで取り上げられ、それが日本に飛び火するなど日本初ながら注目度も抜群です。また、彼らはバンドと即興演奏の醍醐味を両方持ち合わせている不思議なグループでもあります。永遠と続く反復の中にも息遣いのような揺れが、言葉にできない感動を呼び起こします。ロックが好きな方からECMの諸作を含むジャズファンなど、ジャンルを軽々飛び越え、多くのリスナーが楽しめるはず。イメージを湧き立てる澁谷征司の写真と木村豊(Central67)のアートワークにも注目です。彼らが演奏していた一瞬も、私たちがベットルームで聴いているこの瞬間も、音の体験こそが新たな目覚めとなりうるでしょう。この音楽の掟はただ一つ、映画を見るようにエンディングを迎えるまで、37分間のサウンド・スケープを楽しんでください。
確立の夜、可能性の朝
Analogfish
2011年7月9日、原宿VACANTにて行われたアナログフィッシュ企画イベント「TOWN MEETING」。この日ゲストとして出演していた前野健太を交え、来場していた観客150人、アナログフィッシュのメンバー、その場にいた全員で新曲「確率の夜、可能性の朝」の合唱が行われた。その模様を録音した音源をOTOTOY限定で配信開始いたします! まるで小学校の合唱の時間のように朗らかで優しい空間をそのままパッケージしました。
Almost A Rainbow
Analogfish
虹のない人生なんて。年間ベストに数多く取り上げられた前作「最近のぼくら」から11 ヶ月。Analogfish 待望のニューアルバムはフレッシュな躍動感を伴ったバンド史上最速のインターバルで発表する風通しの良いシティロックアルバムです。
Melodies Memories
DORIAN
Rollin’ Rollin’ Rollin’〜「ローリン・ローリン」のサウンドマン=第3の男 ドリアン、待望のファーストアルバムです! 直前に発売される七尾旅人、やけのはらの各AL にもオリジナルと''ドリアンの終わらないアーバンソウル''がそれぞれ収録。七尾のアルバムでは「検索少年」、「どんどん季節は流れて」とポップサイドのキラーチューンのトラックを手掛ける一方、やけのはらとはキミドリのカバー「自己嫌悪」を始め、大半の曲で競演する等、二人との繋がりは熱いです。
tingaruda
OLAibi
たいこはうたう。不思議な楽園の翼、OLAibiの歌声。OOIOOのパーカッショニスト/ドラマーOLAibi。聖なる小鳥が羽ばたくような、さえずるような。そんな感じのセカンド・ソロアルバム。
Since 2
Spangle call Lilli line
2013年で結成15周年を迎えるSpangle call Lilli line(通称・SCLL)。2006年にリリースされた第一期・SCLLのベスト盤「SINCE」以降の音源を中心にセレクトされた第二期・SCLL ベスト盤「SINCE2」のリリースが決定しました。 [Disc 1] には、クラシカルなピアノをメインに打ち出した「ISOLATION」、プロデューサー・吉田仁(SALON MUSIC)とのタッグでメロウでリリカルなサウンドに磨きをかけた「PURPLE」、益子樹(ROVO)」との共同プロデュースでドリーミーなバンドサウンドに回帰した「VIEW」、美濃隆章(toe)を共同プロデュースに迎えたドラマチックな「forest at the head of a river」などバラエティ豊かな各アルバムからのリード曲はもちろん、永井聖一(相対性理論)との共同作業によって生まれたシングル曲「dreamer」(アルバム初収録)や、TOYOTA×STUDIO4℃制作のアニメーション『PES』への提供曲「daydreamer」(初音源化)、さらには所属レーベル主催のイベントでのみ配布されたオレンジ・ジュースの名曲「felicity」のカバーも収録されるなど充実した内容になっています。
ニューワールド
Phew
時代の音と唯一の響きを持つ声で我々を驚かし続けてきた日本が誇るパンク・レジェンドPhew。ソロ名義のオリジナル・アルバムとしては20年ぶりとなる新作「ニューワールド」、felicityよりリリース。決して消え去ることのない、我々にショックを与えうる音楽がここには存在している。1970年代末、伝説のパンク・バンド「アーント・サリー」でデビュー以降、革新的な音楽で時代を彩ってきたドイツの伝説的バンドたち、CAN、DAFやノイバウテンのメンバーとのアルバム制作。山本精一とのデュオやバンド「MOST」などそのキャリアおいて圧倒的な存在感を示してきたPhew。石橋英子、トクマルシューゴ、七尾旅人など後進のアーティストたちからも絶大な支持を受けている。2013年頃からはアナログシンセやヴィンテージ・ドラムマシンと最大の魅力である声を駆使したソロライブを開始。そのパフォーマンスは20代の若いリスナーまでも虜にし、完全な新次元に突入している。ライブ活動が活発となる中、ロングセラーとなっているカヴァー・アルバム『ファイヴ・フィンガー・ディスカウント』より5年、そしてオリジナル・アルバムとしてはなんと20年ぶりとなる新作がついに完成。近年のライブ・パフォーマンスで培われ、まるで生き物のように躍動する電子音。ヴィンテージ機材によるサウンドが時代の空気を纏って新たな音として立ち上がる。ソロ・パフォーマンスの流れからプロデュース含め、演奏などその多くはPhew自らにより作りだされているが、長嶌寛幸(Dowser)、John Dietrich(DEERHOOF)、向島ゆり子の演奏により彼女がイメージするアルバムの世界が彩り豊かに完成を遂げている。身体を貫通するような強固な電子音と言葉、今作というものを強く印象付けるタイトル曲「NEW WORLD」を始め、ソロ・デビュー作であり、坂本龍一とのコラボレーション曲「終曲」を想起させる「終曲2015」。ジョニー・サンダーズの名曲「Chinese Rocks」や日本の唱歌「浜辺の歌」のカヴァーまで、2015年という時代に彼女が選び出した揺るぎ無い響きが詰め込まれた全9曲。決して弱まることなく、より革新的となり生み出される波動。彼女の存在自体がデビュー以降一貫したニュー・ウェイブであり続けている。他の追随を許さない希代の傑作に心を震わせる時がきました。
or
Spangle call Lilli line
シングル「nano」に続き吉田仁をプロデューサーに迎えた、半年ぶりの3rdアルバム。エレクトロニカ~ポスト・ロックの密室性を漂わせつつ、メロディの美しさをしっかりと主張している。
TRACE
Spangle call Lilli line
4人組音響派ロック・バンド、Spangle call Lilli lineの通算4枚目のアルバム。ポップ・ソング的な親しみやすい楽曲が特徴の1枚。
FOR INSTALLATION
Spangle call Lilli line
Spangle call Lilli lineのほぼ完全未発表曲で構成されたミニ・アルバム。4thアルバム同様、バンドとしても新しい段階に入り、サウンド的にも新機軸を打ち出している。
INNN HAWAII
HALFBY
箱庭的な南国世界が眩く繰り広げられるエキゾチックなサウンドスケープ。未知の楽園を疑似体験するような都会にいながらにしてのクールなリゾート感が乙な味わい。またもや音楽好きの間で確かな盛り上がりを見せるネオエキゾチカ。近年、シーンで静かなブームとなっている注目のジャンルです。デビュー以来、クラブシーンを盛り上げてきたHALFBY がアロハシャツを着て帰ってきました。ワイキキの喧騒を離れてオールドハワイアンなカントリーサイドまで。レンタカーのカーラジオはいつもグッドチューニングなハワイアンミュージュク。メロウでスロウな雰囲気、モダンな風情のイージーリスニングでありながらもどこか優しくて懐かしいようなビートの効いた最新型のムード音楽をお楽しみください。約4 年ぶりとなるニューアルバムはVIDEOTAPEMUSIC やAlfred Beach Sandal、橋本翼(cero)、菊池 史 (ex Hotel Mexico)が参加した注目盤です。
FEVER 121614
DEERHOOF
誰もが愛してやまないディアフーフ(DEERHOOF)のライブが遂にパッケージ化。聴けばみんな、最高の気分に!US インディーの至宝、ディアフーフから届いた最新作は2014年のジャパン・ツアーを録音した初の公式ライブ・アルバム。日本盤は1ヶ月先行、ボートラ付きで発売決定!2014年、結成 20 周年の記念碑ともいえる約 2年ぶりの最新作『La Isla Bonita』をリリースし、海外アーティストとしては異例の日本縦断、11都市13公演のジャパン・ツアーを大成功させたディアフーフ。そんな彼らから届いた最新作は、そのツアーの新代田FEVER公演で録音されたものをメンバーのグレッグがミックスを担当し、新たな作品として完成を遂げたライブ・アルバム『FEVER 121614』となりました。誰をも魅了し続けてきたディアフーフの圧倒的なライブ・パフォーマンスが、またメンバーも愛するここ日本でのライブが全世界にリリースされます!最新アルバムからはもちろん、「Dummy Discards A Heart」、「Twin Killers」などなど新旧織り交ぜて、ファンは大興奮間違えなしの選曲。尽きることない音楽的インスピレーションで進化し続ける彼らの遍歴も垣間見える、これまでロック・レジェンドたちが数々リリースしてきた名ライブ盤同様にディアフーフ入門編にもなりえる作品です。ディアフーフのライブならではの即興性もある演奏はスリリング且つ、ポップでエキサイティング!この4人にしか出せない完璧なまでのアンサンブルと、親しみやすいサトミのメロディ・センスを思う存分お楽しみください。日本盤は全世界に先駆けること1ヶ月先行発売&渋谷WWW公演での音源もボートラとして収録!!世界中のアーティストたちを虜にし、彼らのライブを見た人はみんな知っている“最高なライブ”が遂にパッケージ化された文句なしの大名盤です。
ATOM
ROTH BART BARON
2014年にリリースしたファースト・アルバム「ロットバルトバロンの氷河期」が音楽メディアのベストディスクに数多く選ばれるなど、高い音楽性と圧倒的なライブ・パフォーマンスが固たる評価を得るロット・バルト・バロン。国内のみならず、2度の北米ツアーを経たバンドはさらにダイナミックな飛躍を遂げています。VIVA LA ROCK、CIRCLE、RSR、サマソニなど大型ロックフェスにも数多く出演するなどいよいよ飛び立つ季節がやってきました。1年半ぶりの新作はGodspeed You! Black Emperor のMauro Pezzenteが所有し、Arcade FireやOwen Pallettなどがレコーディングしてきたモントリオールにある<Hotel2Tango>で録音・ミックス(一部は日本で録音)。ストリングス・木管楽器を始め、リズムセクションなども大胆にこのスタジオを起点とした界隈のミュージシャンたちとセッションを重ねて作られていきました。とりわけ、Broken Social SceneやArcade Fireの諸作でも活躍するJessica Mossが手掛けたストリングスはサウンド面で新たな彩りを添えています。これまでのライブでアンサンブルを築き上げてきた日本人ミュージシャンたち、そしてモントリオール・シーンのミュージシャンの演奏が折り重なって非常にユニークな音世界が出来上がりました。壮大且つ、繊細なサウンドから洋楽サイトでの賞賛や、Bon Iverなど海外アーティストがよく引き合いに出される彼らですが、けして海の向こうの音楽を目指すわけではなく、この時代に世界で聴かれることを目的としたロック・クラッシックとして完成を遂げたのです。ロットが待つ、スケールの大きなサウンドはそのままに、これまでになく暖かでポップな質感も愛されるべき名作への道しるべではないでしょうか。今回、一つのインスピレーションとなっているのはメンバーが幼少期に見た80年代、90年代初頭のSF映画。当時の近未来が現代となった2015年に彼らの原体験とこの世の中が結びつき、新しく幻想的なストーリーが広がっていきます。とても鋭意な言葉であっても非常に美しく響き、フィクション性が増すほどに今の時代をはっきりと映し出している。秀逸なアニメーションや、音楽・文学と同様に社会との接点を意識させ、奏でられる音は豊かな魅力に溢れています。よりフォーキーに、そしてよりファンタジックに、かつポップな存在へと。ここ日本でしか生まれない音楽が未来へ羽ばたきます!
Future Running
Boogie Mann running through with Tavito Nanao(Boogie Mann/七尾旅人)
誰よりもスウィートなJukeプロデューサーと誰よりも越境的なシンガーソングライターが作り出した新時代のポップソング。Boogie Mannと七尾旅人によるソウルフルなニュースタイルが未来へ駆け出した!ここ数年、世界のクラブ・シーンで新たなジャンルとして注目を浴びているダンス+ミュージックがジューク/フットワーク(Juke/Footwork)である。80年代世界的に隆盛を極めたシカゴ・ハウスをルーツとし、より高速かつ荒々しいスタイルで確固たるアンダーグランド・ミュージックと進化したゲットーハウスの最進化形として20年の時を経て誕生。シカゴから今や世界の若者たちが夢中になり猛烈なスピードで足を動かすシカゴ特有のダンス〈Footworking〉を踊るためにつくられた音楽でもあるジューク/フットワークはYouTubeなどを通し世界的な広がりをみせていった。〈BPM=160の高速ビート、変拍子と複雑なポリリズム〉この常識はずれの未知なるリズムが世界を席巻していったのである。シカゴから遠くはなれたここ日本でも数年でジューク/フットワークを作るアーティストが急増。日本独自のスタイルで確固たるシーンが築かれている。そんなジューク/フットワークのレーベルの一つ〈SHINKARON〉に所属し、日本のジューク・シーンで一際メロウで切ないトラックを作り出しているのが、若きミュージシャン/プロデューサーのBoogieMannである。彼と、早くからジューク/フットワークに魅せられていたシンガーソングライター七尾旅人との出会いがこのジューク史上初かもしれない歌もののジューク曲「Future Running」の誕生に繋がっていく。ジューク・シーンの中でもソウルフルなトラックメイキングが光るBoogie Mannと元来ダンスミュージックへの愛情も強く、シンガーソングライターながらクラブやヒップホップ・シーンにおいても絶大な人気を誇る七尾旅人。Boogie Mannによるトラックに七尾が歌を吹き込む作業は結果、ジューク/フットワークの様にこれまでの音楽では一言では表現し得ないような楽曲を完成させた。一聴して感じるのはトラック、うたのメロディが持つソウルフルでポップな質感。あるダンスミュージックに対する愛情から始まったからこそ浮かび上がってきた二人の個性が非常にモダンなポップ・ソングを作り出したとも言えるだろう。もちろん、ビートのみならず、声までも切り刻んだジューク・サウンドに心と身体が踊り続けるに決まっている。音楽の未来への希望も感じさせる革新性と普遍性を併せ持つこのコラボレーションはきっとミュージック・シーンに、そしてジューク・シーンにもインパクトを与えるのではないでだろうか?アナログ7inchとデジタルというフォーマットでの発売もアナログ盤とデジタル配信、時代が変われど双方への愛着も想起させる。「Rollin’ Rollin’」、「サーカスナイト」など七尾とダンスミュージックとの親和性は実証済みではあるが、全く新しい〈こえ〉がここにはある。そしてBoogie Mannの際立つオリジナリティはB面に収録されるセルフ・リミックスでもはっきりわかるのでこの稀有なアーティストの今後にもワクワクして欲しい。
Unknown Moments
Alfred Beach Sandal
4月にリリースしたシングル『Honeymoon』でネクストレベルに到達したビーサンことAlfred Beach Sandal。新境地を開拓するニューアルバム『Unknown Moments』を8月26日にリリースします。前作に引き続き今作も岩見継吾(Ba)、光永渉(Dr)が全編参加、エンジニアにzAk、アートワークに我喜屋位瑳務と いう鉄壁のABSチームが集結!ビーサンのもつ歌声の素晴らしさ、独特なリズム、洒脱な歌詞世界をより一層魅力的なものに仕上げています。さらに今作では、ゲストにラッパーの5lackを迎えた新曲「Fugue State」も収録!「Honeymoon」に続く、ABS流アンビエントR&Bの傑作です。アルバムは「名場面」で幕を開け、ライブでも披露されている疾走感溢れるサマーチューン「Supper Club」、シングルにも収録されている「Dynamo Cycle」「Honeymoon」、そしてラストを飾る大名曲「Swallow」など、わけがわからないようでいてとても人懐っこく、オーソドックスなようでどこか変、あなたがまだ知らない、新しい想像力に出会いたければコレを聴け!な全10曲が収録されています。前作に引き続きビートメイカーのSTUTS、さらに、フルートの池田若菜(吉田ヨウヘイgroup)、トランペットの高橋三太(1983など)が参加するなど、さまざまな才能が集まって産まれた、完全オリジナル、唯一無二のABSナンバーが満載となっています!東京インディーに括ることのできない、シーンを軽く超えた2015年最重要アルバムの誕生です!
第一作品集『無題』再発
downy
昨年(2013年)、9年振りに発表し大きな話題を呼んだ最新オリジナルアルバム 第五作品集『無題』が依然として好調。それに続く、クロスオーバー感覚豊かな精鋭達がバンドへのリスペクトを込めたリミックスアルバム(第五作品集『無題』リミックスアルバム)も評判に。現在、廃盤状態で熱烈な再発待望論が巻き起こっている旧譜(オリジナルアルバム)がリマスタリング&ボーナストラック付きで再発売決定です!第一弾(7/23)は2001年に発売された第一作品集『無題』と2002年に発売された第二作品集『無題』の再発。2003年に発売された第三作品集『無題』および2004年に発売された第四作品集『無題』は9月に再発予定です。
第二作品集『無題』再発
downy
昨年(2013年)、9年振りに発表し大きな話題を呼んだ最新オリジナルアルバム 第五作品集『無題』が依然として好調。それに続く、クロスオーバー感覚豊かな精鋭達がバンドへのリスペクトを込めたリミックスアルバム(第五作品集『無題』リミックスアルバム)も評判に。現在、廃盤状態で熱烈な再発待望論が巻き起こっている旧譜(オリジナルアルバム)がリマスタリング&ボーナストラック付きで再発売決定です!第一弾(7/23)は2001年に発売された第一作品集『無題』と2002年に発売された第二作品集『無題』の再発。2003年に発売された第三作品集『無題』および2004年に発売された第四作品集『無題』は9月に再発予定です。
第五作品集『無題』リミックスアルバム
downy
音像、音圧、音の粒子、自由奔放なビートの解釈。旺盛な実験精神による深淵な音楽性が提示する美しいサウンドスケープがここに。発売するや否や各所で熱烈な歓迎を受けた9年ぶり渾身のアルバム、第五作品集『無題』。気鋭のレーベル「術ノ穴」を主宰するFragmentをホストに迎え、リミキサー陣には豪華な面子が大集結!クロスオーバー感覚豊かな精鋭達がバンドへのリスペクトを込めた第五作品集『無題』のリミックスアルバムです。 ※downy 待望の新曲「十六月」収録。そのキャリアにおいて、常にポストロック・シーンのカリスマであり続ける孤高のバンド、downy。変わらぬハードコアで深淵な音楽性が熱狂的な歓迎を受けた9年ぶり待望の最新作、第五作品集『無題』のリミックス・アルバムです。バンド史上初となるこの企画に賛同いただいた多士済々、豪華な面子が揃ったリミキサー陣からバンドへ対する深い敬意が込められ、大きな愛情に溢れた十人十色、バラエティに富んだファンクネス。先鋭的なアティチュードを同じくした面々が描き出す、様々な異なる風景が味わえます。全編を覆うムードは時空を歪めるような、時間軸やアングルを自在に操りながら表現されるある種のアンビエントな音像集となりました。実験精神旺盛なサウンド・デザインが施され、自由なビートが飛び交う楽曲群は聴き手を異次元へと導きます。元来、圧倒的な演奏力で正確無比な人力エレクトロニカの側面があるものの、いわゆるロック・イディオムに則ったオリジナル楽曲を独自の感性で美しいエレクトロニック・ミュージックへと昇華させたものと言えます。※downyもエレクトロなフィーリングが印象的な新曲「十六月」で参戦。これは第五作品集『無題』レコーディング時に手掛けたものの、アルバムの雰囲気との兼ね合いから、敢えて温存していた楽曲をリミックスの手法で再構築したものです。更に、今回のRemix Competitionのホスト、Fragmentによる 「十六月」remixもアルバムに収録されます。
TELE〇POTION
七尾旅人
チャットモンチーの福岡晃子に、石橋英子、ネット上でみつけた平成生まれのギタリストや0歳から84歳まで70名以上の多彩な声、そしてJukeシーンの若き才能と、伝説のパンク歌手Phew、七尾の愛する響きが集まって、まるでコンセプトアルバムのように濃密なEPが完成。映画『ニシノユキヒコの恋と冒険』主題歌「TELE〇POTION」他 全5曲。
佐々木健太郎
佐々木健太郎
「二枚目なのに一枚目」佐々木健太郎(Analogfish)、キャリア初となる待望のソロアルバムです。まさに「健太郎節」としか言いようのないグッドメロディを満載。定評あるパワフルでソウルフルな歌唱はもとより全演奏をも自らで敢行。ソロライヴ(弾き語り)でお馴染みの曲はもちろんの事、アナログフィッシュのライヴでも度々披露された曲も収録。下岡晃のペンによる「Alternative Girlfriend」「おとぎ話」も。従来からのアナログフィッシュファンも大納得のポップ・ロック・アルバムとなりました。全ての楽器演奏、ヴォーカルを彼自身が担うワンマン・レコーディング・スタイル。シンプルで力強く、眩しいほどの輝きに満ちたキャッチーなサウンドと洗練されたメロディ、そして見事なハーモニー。随所で切れの良いプレイを聴かせるギター、ベースはもちろんの事、ドラムスまでを自らこなすシンプルでタイトな演奏。簡潔で適切で雄弁、必要最小限の楽器の演奏で、あくまでも「歌」そのものが引き立つような、ある種ミニマルな空間を活かした音作りがなされています。滑らかに張りのある声で歌う、豊潤な温もりを感じさせる唯一無二のテンダー・ヴォイスから流れ出るように伝わり来る明確な意思が。それほど気負うわけでもなく、日常的な生活の断片を歌ったような、そんな小さな幸せを希求するような語り口に溢れています。男の寂しさと照れが滲み出る、彼の実直で温かなパーソナリティがストレートに反映された、甘くて切ないメロディや歌詞の親しみやすさが魅力。基本的に愛をテーマにした、歌における自己観察とロマンティシズムに溢れた情景描写に豊かな叙情がうかがえます。まるで魂を解き放つかのように深く、繊細に、エモーショナルに歌い込む、少し前のめりに風を切って歩くような明るくパワフルな歌声に内在する軽快なグルーヴ感が印象的。楽曲に対するインスピレーションを最優先して適度にナチュラルに、ある意味では本能的に鳴らした音が結果として曲に深い彫りと陰影を与えソウルフルに響かせています。奔放な感覚の広がりを感じさせるソングライティングの冴えと熱い歌いっぷり、メロディアスな佳曲が並ぶ名盤の誕生です。
ウィーアーザワールド
快速東京
東京から世界へ! Google「Chrome World Wide Maze.」のキャンペーンに起用される等、世界規模で注目を集めている快速東京。一年半ぶり待望の3rd アルバムです。今夏「RISING SUN ROCK FESTIVAL」や「RUSHBALL」、「BAY CAMP」等、各種ライブイベントでも大暴れ。エッジーなギター・リフにタイトなリズム。ストップ & ゴーが爽快なキャッチーな展開。期待値満点、昂ぶるロックキッズの欲求に応えるソリッドなロックンロールが満載のアツアツな決定盤が完成しました!キメもタメもグッと効いたアンサンブルから繰り出される閃光のようなハイエナジーのファストチューンが魅力です。世の中を斜視したようでありながら物事の本質を射抜く福田哲丸のユニークな歌詞と説得力のあるボーカルパフォーマンスは依然として健在。衝動的なのに思索的な視座に磨きがかかった印象です。また、毎回話題となる特殊パッケージ。メンバー自らがグラフィックデザインを手掛けるこだわりのアートワークにも要注目。「ウィーアーザワールド」、名は体を表す。世界に向けて本格的なブレイクを狙う2014年最重要作品となります!【ゲストミュージシャン】KOCHITOLA HAGURETIC EMCEE'S
SUNNY NEW INSTRUMENTAL
やけのはら
傑作アルバム「SUNNY NEW LIFE」の世界観をインストゥルメンタルで楽しもう! 今日からあなたもSUNNY NEW やけのはらに。アルバム「SUNNY NEW LIFE」全曲のインスト盤。やけ気取りでフローするも良し、素晴らしいアレンジに酔いしれるも良し。SUNNYでNEWな生活のBGMに。
ハッピーランチ
前野健太
シンガーソングライター前野健太、キャリア最高に充実した1年、2013年を締めくくるマスターピースが遂に完成。歌謡エッセンス満載の名曲たちと、流行り歌最前線へいざ勝負! 刺激的なタイトル含め、その内容が多くの反響を呼んでいる最新作『オレらは肉の歩く朝』を1月にリリース。タワーレコード「NOMUSICNOLIFE」ポスターへの出演に始まり、恵比寿リキッドルーム公演まで全国を一気に駆け抜けたリリースツアー。そして、フジロック・フェスティバルや各種フェス・イベントヘの出演と、グラサン光らせ街を練り・歌い・歩いた2013年。アーティストとしてすさまじい成長を遂げた、その最後を締めくくるのは今年2作目となるオリジナル・アルバムです。遡ること1965年、時代を代表する名作となった『BringingItAllBackHome』、『Highway61Revisited』を矢継ぎ早にリリースしたボブ・ディラン。時は半世紀が過ぎ、時代が、街が彼に歌を作らせたのか!?湧き出るエネルギーを押さえられない充実の内容です。濃密な時間を共に過ごしたバンド「ソープランダーズ(ジム・オルーク、石橋英子、須藤俊明、山本達久)」が本作では全面参加。前作に続き、ジム・オルーク・プロデュースとなります。誰もが口ずさむようなマエケン節の歌謡エッセンスをジムにぶつけることで発生した化学反応により、新しい流行歌ともいえる結晶の完成です。漂う哀愁はまさに今世紀の歌謡ロック、話題の新曲「ねえタクシー」、「ジャングルのともだち」を始め、ライブではマエケン・ジャクソンが降臨するマエケン流ダンスチューン「ばかみたい」など何処を切っても心をつかんで離しません。デビュー6周年記念ライブもチケット発売後すぐに完売といよいよ「ドント・ルック・バック」で進みだしたオトコがどこまで行くのかをぜひ目撃ください。そう、歌心はいまここにあります。プロデュース/録音/ミックス:ジム・オルーク参加アーティスト:ソープランダーズ(ジム・オルーク、石橋英子、須藤俊明、山本達久)
第五作品集『無題』
downy
downy 復活! 活動休止期間を経て9年ぶり待望のニューアルバム発売!!張り詰めた緊張感が導く鋭利で硬質な響き。心象風景を喚起する革新性を内包した独自の音響は唯一無二。妥協を許さずに新しい歴史を刻み込んだ名盤の誕生です。対峙して融合する。各々の個性駆使して、個々のインストとヴォーカルの絡みか無駄なく紡ぎ上げられているアブストラクトな音像は鋭利な質感。抽象的で観念的な歌詞に包まれた儚げで独創性に溢れたヴォーカル。息つく間もない変拍子のドラミングとフレーズが連続するギターの応酬はスリリングで、緩急を自在に配慮した複雑なリフやリズムを刻み込んだ音の壁はどこかアンビエント的なインプロヴィゼイション。骨太くリズムの糸が絡まる中を幾重にもインタープレイがウネって行く様子は、遠い地平の彼方から聞こえてくるような印象。リズムを核とした鋭角的なサウンド・メイキング。緻密に構成されたミニマルなリズムは思索的で、荒涼とした風景を思わせるような 深淵さがあります。また、リリカルで叙情性を中心に据えながら、強烈なアタックも併せ持つサウンドの振幅はダイナミックでドラマティック。斬新なビート感を以って、フレキシブルにサウンドスケープを描いて見せるエレクトロニクス・サウンドの構成力は圧巻です。felicityレーベル第一弾アーティスト downy、待望の再始動です。
midori
DORIAN
「緑のしずくが音になった」サンプリング・アート・オブ・ティー、新摘みドリアン待望の3rd アルバム! 失われた時と場所を求めて……。振り返ると、Dorianは何らかの欠落を埋めるように、音と想像力を紡ぎ出してきたプロデューサーなのかもしれない。ロスジェネ世代の彼が惹きつけられたのは、幼少期のかすかな記憶のみが残る好景気に沸く80年代の音楽。なかでも、フュージョンやブギー・ディスコ、はたまたAORやシティ・ポップといった洗練の極まった音楽に対する憧憬をそのまま形にするのではなく、一定の距離を置き、バレアリック、ニュー・ディスコへと変換するアプローチは彼らしく、そして、2010年代らしいマナーであるように感じられた。 そして、前作『studio vacation』から2年。Dorianの想像力はまた別の時間軸と場所を求めて、高く高く飛翔する。その原動力となったのは、ここ数年来、クラブやライヴハウスでダンス・オリエンテッドなパフォーマンスを繰り広げてきた彼が自宅で好んで聴いていたというマーティン・デニーやレス・バクスターに代表されるエキゾチカやチルアウト・ミュージック。さらにそうした音楽嗜好の変化と時を同じくして彼のプロダクションもまた大きな変化を遂げた。そのきっかけとなったのは、七尾旅人がリスナーから寄せられたテーマに応え、その場で作曲、即配信を行う「songQ」プロジェクトだ。昨年2月にDorianは七尾から依頼を受け、1日でリミックス「DORIANの終わらないDEEP DESIRE」を完成。その際に用いたサンプリングの手法が鍵盤から生まれる既視感の高いメロディから彼を解き放ち、新たな音の冒険へと誘っていった。 そして、完成したニュー・アルバム『midori』は、そんなDorianの新境地を鮮やかに映し出す作品だ。鍵盤によるメロディ・メイクをほどよく抑制し、サンプルデリックな豊かな色彩を盛り込んだ本作は、先立つサンプル・フレーズから作品世界を広げていくのではなく、彼の頭のなかに浮かび移ろってゆく音の風景や旋律に合わせてサンプル・ピースを探し、加工して当てはめていくという恐ろしく時間と手間のかかる作業の末に生まれたもの。気の遠くなるようなパズルに興じながら、彼が描こうと試みたのは架空のネイチャー・トリップだ。そのヒントを得るため、制作の初期段階に地元静岡で過去に訪れたことがなかった海や山、茶畑などを巡り、そこで得たヒントを脳内でエキゾチックなストーリーや動きのあるヴィジュアル・イメージへと構築。ネイチャー指向、南国指向のチルアウトなダブやダウンテンポ、低速のビートダウン・ハウスをキャンバスに見立て、様々なレコードから採ったカラフルなサンプル・ピースやスティール・パン、シンセサイザーなどの音素材を配置することで、現代のエキゾチカといえる架空の音楽世界を鮮やかに描き出している。あとは映画を観るように、ソファや肘掛け椅子に深く身を沈め、音楽とともに旅へ出掛けるだけ。新たな新境地を切り開いたDorian、そして本作は未知なる素晴らしき風景へと聴き手を導いてくれるはずだ。(小野田雄)
「NEW QUAD」 2×2=4 / very well L.P.
SISTERJET WITH DOTS+BORDERS
「クリームティーもう四杯」クワッド!オール・オーバー。シスタージェットとドッツ・アンド・ボーダーズ、待望のコラボレーションはファンタスティック・フォーな新四重人格。
Slow Summits
THE PASTELS
2003年発表のサウンドトラック『The Last Great Wilderness』、2009年発表のテニスコーツとのコラボ作品『Two Sunsets』を経てリリースされる同作は、1997年の『Illumination』以来約16年ぶりとなるオリジナルフルアルバム。プロデュースはThe Pastelsとジョン・マッケンタイア(Tortoise)が担当。レコーディングにはジェラルド・ラブ(Teenage Fanclub)、アリソン・ミッチェル、ジョン・ホガーティ(INTERNATIONAL AIRPORT)をはじめ、オリジナルメンバーのアギーことアナベル・ライトやノーマン・ブレイク(Teenage Fanclub)、To Rococo Rotのステファン・シュナイダーとロナルド・リポック、ビル・ウェルズ、テニスコーツ、青柳拓次らが参加している。また、同郷の作曲家クレイグ・アームストロングがストリングスアレンジを手掛けた楽曲も収められる。
3-1=2 / No Limit e.p.
SISTERJET
オーソドックスなのに新しい!最小限のツーピース、メンバー脱退もなんのその。再開早々、かきむしるように騒々しいエレクトリックな初期衝動。アクセル全開、オーバードライブの効いたキャッチーなギターリフにタイトなドラムスが炸裂する剥き出しの骨太ロック。ダイナミックで乾いたベースレスのサウンドは、編成や枠組みに囚われないエネルギーが暴走したような痛快な印象です。タフなライブで叩き上げられた、身体の奥深くに組み込まれているからこそ吐き出すことの出来る、ワイルドな疾走感がたまりません。メロディアスな部分はそのままに、やんちゃなビートは現代風に、ブルースを基調としたコンパクトでノリの良いロックンロールです。ヘビーなリフに寄り添う風通しの良いメロディ。また、シンプルなのにアクの強さが感じられたり、と。そんなコントラストが醸し出すポップで奔放な味わいが彼らのチャームポイント。併せて、不敵さと茶目っ気を取り戻した語呂の良いリリックとサウンドの絡みにも惹かれるはずです。
SUNNY NEW LIFE
やけのはら
傑作「THE NIGHT IS STILL YOUNG」から2年半振り、待望のニューアルバムです。 DJ、ラッパー、自身の活動に併せて、younGSoundsのメンバーとしてアルバム「more than T.V.」のリリースや楽曲参加、リミックス等の各種コラボレーション、また「POPEYE」(マガジンハウス)でのコラム(「文化水流探訪記」)連載等、休む間もなく精力的に稼働中。
NEWCLEAR
Analogfish
今作は2011年9月にリリースされた「荒野 / On the Wild Side」から1年半ぶりのフルアルバム。やけのはらとのコラボレーションで作られた「City of Symphony」や、バンドのオフィシャルサイトで公開中の「抱きしめて」を含む全11曲入りとなる。
TIC TAC
サイプレス上野とロベルト吉野
2012年もこれまでになく精力的な活動を展開し、HIP HOPのみならずJAPANESE MUSICシーンを担うアーティストとしての第4次成長期突入中。OZROSAURUSをフィーチャリングし、2012年末の話題をかっさらったシングル「ヨコハマシカ」はもちろんのこと、恒例のシリーズ「契り」をSHINCO(スチャラダパー)と共に、ロベルト吉野が作り上げ、さらにサイトウ”JxJx”ジュン(YOUR SONG IS GOOD)が、音楽活動初のトラックメーカーとして参加!他にも184045/ZZ PRODUCTIONの盟友STERUSSの名曲「マイク中毒」シリーズをそのSTERUSSを招いて「マイク中毒PT.3 逆feat.STERUSS」として収録!サ上とロ吉ならではのトラックメーカー陣、度肝を抜くまさかの楽曲、バラエティに飛んだゲスト布陣になった充実の今作は、音楽シーンのドテッパラにいよいよ風穴をブチ空ける!
オレらは肉の歩く朝
前野健太
路上を旅する現代のビートニク。四季折々の愛が詰まった 4 枚目は、ジム・オルーク製作総指揮による歌謡(ロック)スペクタクル。その活動は音楽シーンだけにとどまらず、『ライブテープ』、『トーキョードリフター』と2 本のドキュメンタリー映画に主演。またau のCMに出演、みうらじゅん賞を受賞するなど、強烈なグラサン姿を含め、生き様自体が前代未聞のシンガーソングライター前野健太。ロックフェスやイベントに引っ張りだこかと思えば、遠藤賢司、友川かずき、友部正人など偉大なるミュージシャンと次々に2マンライブを行うなどいまや日本を代表するシンガーソングライターへと成長しました。
UR sensation
THE GIRL
TALKIN' BOUT YOUR SENSATION. 日暮愛葉率いるガールズ・ロックバンド、ザ・ガール。 待望のニューアルバム(2nd.)の完成です。 メンバーは林束紗(SCARLET、HINTO)、おかもとなおこ(つばき)とシーンで注目度の高い、選 ばれし実力派の3 ピース。美しさと力強さ(しなやかな)、なでしこ的究極セレブリティな3 トップと言えるのではないでしょうか。 元来、タイトな演奏は折り紙つきで、スピーディでパンキッシュ、ストイックでタフな感覚が 持ち味の彼女たち。 また、映画やCFに起用されるように、国内外で、そのオルタナティブなセンスは高く評価されています。 直線的で鋭角的なギターリフ(でも唱和してしまうような親しみやすいリフレイン)に先導さ れる印象が強いのですが、従来通りの激しさの中にメロディアスな曲作りの巧みさが加わっ たのが、今作の特徴。
ヨコハマシカ feat. OZROSAURUS
サイプレス上野とロベルト吉野
"レペゼン184045" サイプレス上野とロベルト吉野の待望の新作は、 " THE ORIGINAL 045STYLE " "ハマの大怪獣"ことOZROSAURUSとの衝撃のコラボレーション・シングルが登場。ジャンル、世代を問わず様々な現場から支持を受け、なにかと注目度の高い二人、サイプレス上野とロベルト吉野。ヒップ・ホップ・シーンを超え、未来のJAPANESE MUSICシーンを担うアーティストとして、高い評価を受けた最新作『MUSIC EXPRES$』以来となる待望の新作となる本作は同じ横浜のオリジネイ ター、OZROSAURUS とのコラボレーション・シングルとなりました
new rain
OLAibi
ボアダムズのYoshimi率いるバンド、OOIOOのドラマー、パーカッショニスト、OLAibiの前作より3年振り(2012年時)となるサード・アルバム。フリーフォームなドラミング、アーシーなビート感と繊細なエレクトロニクス・サウンドが交差する、オーガニック・スタイルのミニマル・ミュージックを聴かせる1枚。
I'm armed
石橋英子
シンガー・ソングライター、マルチ・プレーヤー、プロデューサーとして活躍する石橋英子のキャリア初となるピアノ・ソロ・アルバム。ラヴェルやECMレーベルの諸作に通じるクラシックやジャズのエッセンスを含みながら、誰にも愛される独特のポップ・センスに溢れた名盤
ロックインジャパン
快速東京
「ハードロックのLPを45回転でかければパンクになる」 いま、巷で大評判の"ショートハードロックバンド"、快速東京。 felicity移籍後初めてとなる、待望のニュー・アルバムです『ロックインジャパン』。
more than TV
younGSounds
パンク、ロック、クラブシーンの重要人物で結成された6人組スーパー・グループ、younGSoundsがファースト・アルバムをリリース。1曲の中にパンクとラップをドカーッとぶち込み、それが切り替わる瞬間の痛快さは絶品。
imitation of life
石橋英子
名盤の呼び声も高い3rd Album『carapace』リリース後も自身のバンド「もう死んだ人たち」との精力的なライブ活動や、前野健太やトンチの作品での客演、そして鍵盤奏者としてジム・オルーク、長谷川健一バンドへの参加など多岐に渡り活躍するシンガー・ソングライター石橋英子。前作に引き続きジム・オルークをプロデューサーに招いた1年半ぶりの4thAlbum『mitation of life』が完成した。 バンド・メンバーであるジム・オルーク、須藤俊明、山本達久、波多野敦子と、数々のライブやレコーディングで築きあげたバンド・サウンドにより、彼女のきらびやかな楽曲が、繊細且つユーモラスでドラマティックなプログレッシブ・ポップスとなっている。
としみはとしみ
渡辺俊美
昨年末、猪苗代湖ズで紅白歌合戦にも出場した渡辺俊美 (TOKYO No.1 SOUL SET, THE ZOOT16)、自身初のソロ名義でのアルバムとなります。ブリティッシュなロックマインドはそのままに、ダンディズムを活かしたイキでイカす大人のエンターテインナーを目指します。ミックスエンジニアに吉田仁(SalonMusic)を迎えた従来よりも音数を絞り込んだシンプルな演奏と音像、それ故にクローズアップされる歌。日常的でパーソナルなメッセージが込められた、アンビエンス感あるアコースティック・サウンドは80年代初期のポストパンク~ネオアコ~ジャジーな風合い、でもあり。初期ラフトレードやチェリーレッド辺りの雰囲気とも通じるアプローチは新機軸となります。ひとなつっこいがキザな歌いっぷりのその裏で、静謐なミニマル的表現が実はいかに多弁でパワフルたり得るか。繊細だが力強いサウンドは暖かさの前の冷たさか、はたまた嵐の後の穏やかさなのか。また、随所に顔を出すのは大切な故郷への溢れる想い。熱いけれども、諭すように、諌めるように感情や情景を凝縮していく手法。震災以降の生活においては切実で、示唆に富んだ声明がここにあります。とは言え、クールなトーンでありながらも気さくなムードが垣間見えるのは、結局、氏のパーソナリティーから来るものか。逆説的には、SOULSETを初め、何をやっても「としみはとしみ」。激情と気変わりが捕えて離さない俊美兄貴の面目躍如です。
DESINTEGRATION
YOLZ IN THE SKY
崩壊から創り出されたミュータント。冷めたビートと高鳴りで踊る。永遠に繰り返されるビート、上質な織物のように何層にも折り重なるサウンド。そして突如現れては霧のように消える声。音楽の様々な様式を、またバンド自身をまさに壊すように突き進み、未だ進化過程、しかし今ここに刻まれるべき発明品の様な作品の誕生。
ESSENTIAL SOUNDS ON THE WILD SIDE. ANALOGFISH:HIBIYA YAON LIVE & MORE.
Analogfish
’未来は誰のもの?’’こんなストレンジなデイズ。視点・論点・現時点~オールタイムと日比谷野音、どちらもキャリア初となるベスト盤とライブ盤はワイルド・サイドを歩くための必携ハイブリッド2枚組です。
Z16
THE ZOOT16
時の記す鐘を鳴らせ! THE ZOOT16 / since 2002 TOKYO No.1 SOUL SET 渡辺俊美のソロプロジェクト、THE ZOOT16。自身のレーベル、ZOOT SUNRISE SOUNDより発売されたアルバム3枚+アルバム未収録の各種EP等(全て廃盤)から選曲した初のベスト・アルバム、待望の登場です。
STARBOW
PLASTICZOOMS
聖なる暗闇で静寂が絶叫を飲み込む時。星を包んだレインボウ~想像力を掻き立てる鮮やかな音の色彩は、白日と未明の部分の境界で辿り着いたひとつの極限美。美意識が爆発する光景の彼方で、待望のセカンド・アルバムの誕生です。
トーキョードリフター
前野健太
フリードリフティン。無事故で生まれたベースメント・テープス。松江哲明監督×前野健太主演のドキュメンタリー映画『トーキョードリフター』の主題歌が驚きの変貌を遂げる。新たな挑戦に満ちた前野健太待望の新作が緊急リリース。
Bonus!Sleepless Sheep
SALON MUSIC
スパングル・コール・リリ・ライン、シスタージェット、アナログフィッシュ、カジヒデキとリディムサウンター、ザ・バイト等のプロデューサー=felicityサウンドのキーマン、吉田仁と竹中仁見の二人組、サロンミュージック9年ぶり待望のニューアルバムです。
Lost in wonder
THE GIRL
日暮愛葉の新バンド、THE GIRL待望のデビュー。友人のベーシスト林束紗(scarlet/hinto)とドラマー岡本奈穂子(つばき)からなる3人組ガールズ・ロックバンド。Seagull screaming kiss her kissherを思わせるシンプルでキッチュなガレージロックンロールが全開。
YOKOHAMA LAUGHTER
サイプレス上野とロベルト吉野
横浜で生まれたニュースタンダード~進む変化を怖れない!もう過去には戻れない!! サイプレス上野とロベルト吉野felicity移籍第一弾リリースは、彼らの揺るぎないエレメントであるズバリ『横浜』をテーマにしたスペシャルなミニアルバムとなります。
荒野 / On the Wild Side
Analogfish
2011年のアナログフィッシュ、10月10日に行われる自身初の日比谷野音ワンマン・ライブ「東京サバンナ」に向けて待望の新アルバムです。
New Season
Spangle call Lilli line
昨年6/4リキッドルームでのライブを最後に一切の活動を停止していたSpangle call Lilli line、待望の新作は6曲入りのEP。新曲3曲、リミックス3曲の構成で、新曲は吉田仁(サロンミュージック)によるプロデュース、気になるリミキサー陣は永井聖一(相対性理論)、やけのはら、石橋英子という芯をくった布陣となりました。
ロックンロール発電所
SISTERJET
''ハートで灯を点けて、上を向いて突っ走ろう''電撃ジェットなロックンロール発電所からエネルギー Go エネルギー! 「ロックンロールで発電せよ!」との宣言通り、新作はビン×ビンにゴキゲン過ぎるロックンロール・シングルとなりました。
studio vacation
DORIAN
恋する君は総天然色。この夏いちばんのキラメキ☆カラフルでスウィート、Mr.トロピカルディスコのスーパーリッチなサウンドバケーション。共同プロデューサーにやけのはらを迎えた新作はMr.トロピカルディスコとしての魅力を放ちつつも、多くの現場で出合う様々な音楽性を吸収し、見事に進化したドリアン・サウンド。
失う用意はある?それともほうっておく勇気はあるのかい
Analogfish
僕たちのペース×君だけのフレーズ=この次のフェーズへ。新章突入!アナログフィッシュ、プロテストソングで踏み出す、と。2011年のアナログフィッシュ、10月10日に行われる日比谷野音ワンマン・ライブ「東京サバンナ」に向けた第一弾リリースは全5曲入りEP!