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2020/10/07 18:00

 

【連載コラム】ラヴェンダーズAKIRA のWANNA GO HOME―第49回

 

みなさんこんにちは、AKIRAです! 今週も「ラヴェンダーズAKIRAのWANNA GO HOME」へようこそ! 10月です。大好きな秋、毎日過ごしやすい!一年中この気候が良いなぁ。それでは早速今週のテーマへ。

今週のお題「歌詞」

歌詞の話をしようと思う。歌詞って曲にとってとても大事なピース。

もちろんメロディも大切で耳に入りやすい、歌いやすいものが良かったりすると思うけど、やっぱりこれ歌詞が良いなぁ!って思う曲が印象に残らない?

まずは韻の踏み方。上手な韻の踏み方をする人にはいつも感銘を受けます。ちょうど昨日、GREEN DAYのビリー・ジョーが”supernova, cherry cola”と韻を踏んでてすげぇ!と思った話をしてた。超新星とチェリーコーラなんて、全く接点のない2つで韻を踏んでるのが何故かとても衝撃だったのだ。

だからやっぱり新しい曲を聴くときにはそこに注目しちゃう。自分で書く時も、書く前からこの単語と韻を踏める言葉ないかなって考える。上手く韻が踏めなくて違う言葉にしたりね。英語でも日本語でも、思い浮かんだらすぐメモしています。

そうしないと、ほんとに作文みたいになってしまって(笑)。決まった枠組みの中で出来る限り自分らしさを出し表現する、それが歌詞には求められていると思う。

いつも思ってる事なんだけど、日本語って誰かのことを歌うとき、”私” “僕” とか”君” “あなた”になるよね。でもそれって、あぁこれは男性から女性、もしくは女性から男性に向けた歌なんだなって聴いた瞬間に良くも悪くも分かってしまう。自分がその歌の中の主人公になって聴くのがちょっと難しくなるんじゃないのかなと思ってしまって。

もちろん、男性が彼女に向けて歌った歌が凄く良い事だってあるんだけど、自分がその物語の主人公になるのって少し難しい。私には男性の気持ちが完璧には理解出来ないし、それは逆のパターンもあるけどね。だから日本語で歌詞を書くときにとても悩んでしまう。「わたしは…」と始めるとラヴイズオーヴァーを歌ってしまいそうになるし、どうしてもそこでつまづいてた。とりあえずそこだけ空白にしておいたりね。

そう考えると、英語では”I”とか”You”、”We”だから、性別という型に囚われずに物語が進んでいくわけだ。歌っている人が女性でも男性でも関係なく、いくらでも聴き手が思いたいように物語が進んでいける。それって最高じゃん!って少し前に気が付いて、そこから筆がスラスラ進みました。

どんなセクシュアリティでも同じように音楽は届けられるべきだし、誰にでも楽しめる歌がある。中でも歌詞が大きな役割を担っていて、ハートにグォンっと刺さるような言葉で毎日どこかの誰かに届いているのだから、素敵じゃないか。だから音楽は素晴らしいのだ。

今週の一曲 Sheryl Crow「Strong Enough」
近頃リピート率ナンバーワンのこの曲。1993年リリースのデビューアルバム”Tuesday Night Music Club”からの一曲。Billboard Hot 100に3週間連続ランクイン、”All I Wanna Do” に次ぐヒット。

 

“God, I feel like hell tonight
Tears of rage I cannot fight
I'd be the last to help you understand
Are you strong enough to be my man?
My man”

-“今夜は最悪な気分
怒りで涙は溢れるし
あなたに分かってもらう事なんてできもしない
あなたは私の恋人に相応しいのかな
私の恋人に”

“Nothing's true and nothing's right
So let me be alone tonight
'Cause you can't change the way I am

Are you strong enough to be my man?”

-“真実も正義も何もない
だから今夜はひとりにして
だってあなたに私は変えられないから
あなたは私の恋人に相応しい?”

この曲も、”my man”=“私の彼氏”という表現があるから女性が恋人にあてた曲だと想像出来るけど、基本的には”I”と”You”なんだよね。それを私なりに訳してみたけど結論、僕でも君でも良いんだ。言葉って深い。

“Lie to me
I promise I'll believe
Lie to me
But please don't leave, don't leave”

-“嘘をついたって
信じるって約束するから
嘘をついても
お願いだから行かないで”

“I have a face I cannot show
I make the rules up as I go
Just try and love me if you can
Are you strong enough to be my man?
My man”

-“あなたに見せられない顔がある
進みながらルールを作るから
こんな私を愛せるなら愛してみて
あなたは私に相応しい?
私の恋人に”

ここでは”相応しい”と訳したけど、”Strong Enough”を直訳すると”十分に強い”。どんな私でも受け止められるくらい、あなたは強い?素っ気なかったり自暴自棄になったり崩れ落ちたりもするけど、そんな私の恋人にあなたは相応しい?って感じかな。あなたは十分に強いのかって、それだけ聞くと随分上からだなと思うかもしれないけど、行かないで欲しいから敢えてそう質問しているんだと思う。そんな気持ちを自分に当てはめて物語を進めてみると、なんだかとっても、何というか…エモい!?気持ちになりません!?(使い方合ってるのかな)

とにかく素晴らしいソングライティングを見せつけられるアルバムだなと思います。

そんな訳で、今週はここまで!第49回、最後まで読んでくれてありがとう!ついに次回は連載50回目、記念すべきアニバーサリー回!というわけで、私のYouTubeチャンネル ”AKIRA-CHANNEL”とのコラボ企画として10月21日(水)20時30分から生配信イベント”ラヴェンダーズAKIRA のWANNA GO HOME 連載50回記念スペシャル配信~in AKIRA-CHANNEL~”が開催決定!当日はいろんな企画を用意してますので、皆さんもふるってご参加下さいね!チャンネル登録まだの方はそれも忘れずに。楽しませるよ〜!

それではまた次回こちらのコラムで、そしてYouTubeでお会いしましょう!(次回は10月21日に掲載&AKIRA-CHANNELから生配信の2本立て)

イベント情報
〈ラヴェンダーズAKIRA のWANNA GO HOME 連載50回記念スペシャル配信~in AKIRA-CHANNEL~〉
2020年10月21日(水)20:30~
AKIRA YouTubeチャンネルにて
https://www.youtube.com/channel/UCMWL3fhhq0y56YZhMWBg3nw
出演:AKIRA(ラヴェンダーズ)
MC:岡本貴之(フリーライター)
※ゲストあり(後日発表)

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[ニュース] Luv-Enders, シェリル・クロウ

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