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2019/06/04 15:00

 

Buffalo Daughter、ゲストに中村達也、小山田圭吾、菊地成孔らを迎えたツアー初日ライブレポート

 


Photo by Yoshika Horita

ポストロック、ニューウェイヴ、テクノなどを吸収した独自の音楽性で、90年代から現在に至るまでワールドワイドな活動を続けるオルタナティヴ・ロックの最高峰バンド、Buffalo Daughter(バッファロー・ドーター)。

2003年にリリースした4作目のアルバム『Pshychic』と、2006年の5作目『Euphorica』の初アナログ化と結成25+1年を祝福し、この2タイトルを全曲再現するスペシャル・ライブ・ツアーを行なっている。初日5月30日の恵比寿LIQUIDROOMでは豪華なゲストと共に満杯のオーディエンスを楽しませた。

拍手に迎えられステージに現れたシュガー吉永(ギター、ヴォーカル他)、大野由美子(ベース、ヴォーカル他)、山本ムーグ(ターンテーブル,ヴォーカル)は、サポートメンバーの松下敦(ドラムス)、奥村建(コンピューター他)と共に、2タイトルの曲を取り混ぜて構成し新曲も加えた全16曲を、2部構成で演奏。タイトな演奏でおおらかなサウンドスケープを作り出す、彼らならではのライヴ空間がたちまちのうちにオーディエンスを包み込んだ。

前半のゲストは、「Lost Guitar」「Bird Song」にシンガーソングライター&トラックメイカーAAAMYYY(Tempalay)、「Elephante Marinos」で登場したのは、16歳のトラックメイカーSASUKE。海外からも注目され、この曲の最新リミックス・ヴァージョンを手がけている。無邪気にダンスも披露したサスケ(SASUKE)にシュガーが「踊れるっていいね。ムーンウォーク教えてもらったんだ」と感心した後に、緊張感のある新曲「Don't Punk Out」を披露。濃厚な演奏に酔わせた「Cyclic」から休憩を挟んでの後半は、「Winter Song」にギターで小山田圭吾、「Mutating」にドラムで中村達也が参加。中村のダイナミックなドラミングはBuffalo Daughterの曲を別物のように響かせ、中村と対峙するようにシャウトするムーグに歓声が起こった。

「Deo Volente」で中村と共にサックスで参加した菊地成孔も然り。フリーフォームのブロウとドラムの呼応は、クールなBuffalo Daughterサウンドを有機的に揺らしてみせた。本編最後は菊地のプレイがメインになったと言ってもいい「303Live」。スリリングな演奏に圧倒された。アンコールの「Psychic A Go-Go」で小山田が再び参加し、多幸感のあるサウンドでフィナーレへ。多彩なゲストと共に見せた今までにないBuffalo Daughterに、さらなる可能性を感じた貴重なライヴだった。 (今井智子)

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結成25年を経て、いまなお自由で柔軟な姿勢で同時代性あふれるサウンドを生み出し続けるBuffalo Daughter。
豪華ゲストを迎えた”25+1 Party“ツアーは、この後、6/14(金)神戸VARIT. (ゲスト:和田晋侍(DMBQ、巨人ゆえにデカい))、6/15(土)京都CLUB METRO (ゲスト:山本精一)、 6/29(土)小倉FUSE(Opening DJ:常磐響)と続く。秋には新譜も予定しますます活性化する彼らの”25+1 Party“ツアーをぜひお見逃しなく!

また、会場オープニングBGMのプレイリストもSPOTIFYにて公開された。結成25周年を振り返りゆかりの深い楽曲が選曲されているのでこちらもチェック!

▼“Buffalo Daughter "25+1 Party" opening BGM” 


▼GOODS情報
DEPT協力のもと制作された『Pshychic』、『Euphorica』のLogo Tee、ツアーLogo Tee、LPサイスのTOTE BAG他、5月15日に発売になったばかりの2タイトルアナログ盤+TOTE BAGのセット販売も行っている。
加えて、GINZA SONY PARKで販売し好評だったメンバーそれぞれをイメージしたPERFUMEなど限定グッズも登場。
https://buffalodaughter.com/25plus1goods/

▼Buffalo Daughter OFFICIAL
www.buffalodaughter.com




[ニュース] Buffalo Daughter, Cornelius, SASUKE, Tempalay, 菊地成孔とペぺ・トルメント・アスカラール

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