& records

Official site: http://www.andrecords.jp/
12
YOURS OURS

YOURS OURS

YOMOYA

2003年より活動する4人組。エレクトロニカ、ポスト・ロック、オルタナ、USインディー、フォークなどを消化した、高次元の音楽性と人懐っこさが同居したサウンド、電飾を施したステージで繰り広げる激しさと繊細さが交錯するライヴ・パフォーマンス、そしてなにより文学性や叙情性を感じさせるメロディー、日本人の心の琴線に触れる声を武器に、アラブ・ストラップの前座を務める傍ら、ドン・マツオのバック・バンドを務めるなど、邦楽洋楽の垣根を軽々と飛び越える稀有なバンドとして、存在感を示し続ける彼らの、待望の初公式音源にして、日本語ロックの新たなる金字塔。大名曲「イメージダメージ」「I Know, Why Not?」を含む全8曲、堂々完成。

The Days We Hold On To (MP3)

The Days We Hold On To (MP3)

Pop

Kate Sikora

アメリカ・ニュージャージー出身。東京を中心に活動する女性SSW。2009年、中尾憲太郎監修のコンピレーション『kill your T.V.09』に参加。、FUJI ROCK FESTIVALにも出演し、Deerhoofのメンバーとのツアー、また2010年には敬愛するLiz Phairのオープニング・アクトを務め、最近は国内でも多数のCM音楽制作を手がける。彼女のインディーポップスタイルはBelle and Sebastian、Feist、Suzanne Vegaなどと比べられることが多く、温かみのあるアコースティックサウンドと甘く優しい歌声が特徴的である。本作は、現在のバンドメンバーである、みんみん、Reiko(ケラ&ザ・シンセサイザーズ)、なるけしんご(ti-ti.uu)らと2015年より制作に入り、前作に引き続きTeenage FanclubやBelle and Sebastianなどを手がけてきたプロデューサー兼エンジニアのDavid Naughtonと共に作りあげた最新3rd アルバム。自身初となる日本詞の歌「雪の下」を含む10曲が収録。

The Days We Hold On To
Lossless

The Days We Hold On To

Pop

Kate Sikora

アメリカ・ニュージャージー出身。東京を中心に活動する女性SSW。2009年、中尾憲太郎監修のコンピレーション『kill your T.V.09』に参加。、FUJI ROCK FESTIVALにも出演し、Deerhoofのメンバーとのツアー、また2010年には敬愛するLiz Phairのオープニング・アクトを務め、最近は国内でも多数のCM音楽制作を手がける。彼女のインディーポップスタイルはBelle and Sebastian、Feist、Suzanne Vegaなどと比べられることが多く、温かみのあるアコースティックサウンドと甘く優しい歌声が特徴的である。本作は、現在のバンドメンバーである、みんみん、Reiko(ケラ&ザ・シンセサイザーズ)、なるけしんご(ti-ti.uu)らと2015年より制作に入り、前作に引き続きTeenage FanclubやBelle and Sebastianなどを手がけてきたプロデューサー兼エンジニアのDavid Naughtonと共に作りあげた最新3rd アルバム。自身初となる日本詞の歌「雪の下」を含む10曲が収録。

HUBBLE
Lossless

HUBBLE

Rock

noid

石川県能美郡川北町という田園地帯にあるメンバー所有のガレージ兼スタジオにて2013-2017年の4年間にわたり、それぞれの仕事を終えた後、金曜の深夜を徹して延々と繰り広げられたセッション。それはやがて巨大かつ極彩色の楽曲群となり、ついに一枚のアルバムに実を結んだ。リーダー・エイジが紡ぐイメージ豊かなメロディから始まる風景に、凸凹とした厚みとエモーションを実に生き 生きと重ねていく楽器たち。ドラム・ベース・ギター・キーボードのベーシック・メンバーはインディ・ロックに主眼を据えながらも様々な音楽的ルーツを懐に忍ばせている。エスニックなパーカッションは遠い記憶を呼び 覚まし、重ねられたコーラスワークがVelvet Underground ~ YO LA TENGO 直系のサイケデリアを立ち上らせ、新機軸となるホーン隊は、まるでここではないどこかへ向かう太いベクトルそのもののように響き渡る。未完のユートピアへ私たちを誘う、このアルバムの魅力はサウンドだけには留まらない。言語面で本作を支える のは、昨年加入した新メンバーでもあるSSWのゆーきゃん。<萩原朔太郎 meets BobDylan>とでも呼ぶべき 彼の詩作がエイジ、そしてバンドのインスピレーションを刺激し、熟した果実を次々と落とすようにして、大量の セッション音源を曲へと昇華させた。

HUBBLE(24bit/96kHz)
High Resolution

HUBBLE(24bit/96kHz)

Rock

noid

石川県能美郡川北町という田園地帯にあるメンバー所有のガレージ兼スタジオにて2013-2017年の4年間にわたり、それぞれの仕事を終えた後、金曜の深夜を徹して延々と繰り広げられたセッション。それはやがて巨大かつ極彩色の楽曲群となり、ついに一枚のアルバムに実を結んだ。リーダー・エイジが紡ぐイメージ豊かなメロディから始まる風景に、凸凹とした厚みとエモーションを実に生き 生きと重ねていく楽器たち。ドラム・ベース・ギター・キーボードのベーシック・メンバーはインディ・ロックに主眼を据えながらも様々な音楽的ルーツを懐に忍ばせている。エスニックなパーカッションは遠い記憶を呼び 覚まし、重ねられたコーラスワークがVelvet Underground ~ YO LA TENGO 直系のサイケデリアを立ち上らせ、新機軸となるホーン隊は、まるでここではないどこかへ向かう太いベクトルそのもののように響き渡る。未完のユートピアへ私たちを誘う、このアルバムの魅力はサウンドだけには留まらない。言語面で本作を支える のは、昨年加入した新メンバーでもあるSSWのゆーきゃん。<萩原朔太郎 meets BobDylan>とでも呼ぶべき 彼の詩作がエイジ、そしてバンドのインスピレーションを刺激し、熟した果実を次々と落とすようにして、大量の セッション音源を曲へと昇華させた。

僕のミュージックマシーン
Lossless

僕のミュージックマシーン

Rock

my letter

2007 年に京都にて結成されたトリオ。京都中のバンドやライヴハウスをはじめとした関係者から愛 されながらも、長らく公式なリリースがなかったが、2014年12月、満を持して1stアルバム『my letter 』をリリース。女性によるリズム隊が作り出すグルーヴや、艶やかな2本のギターの絡みからは、 ヴェルヴェット・チルドレンとも言うべきUSインディー直系の蒼い匂いを放ちつつ、Vo.キヌガサの甲高い声から放たれる日本語詞が強烈な違和感を醸成し、アート・パンク・バンドとも評され大絶賛を浴びる。それから3年、ドラマーの脱退、さらにメンバー全員が京都から移住という難局も、さらりとすり抜けて、当たり前のように、京都のバンドといった佇まいのまま、さらに芳醇な香りがする全11曲が収録された、会心の2nd アルバム。

僕のミュージックマシーン(24bit/48kHz)
High Resolution

僕のミュージックマシーン(24bit/48kHz)

Rock

my letter

2007 年に京都にて結成されたトリオ。京都中のバンドやライヴハウスをはじめとした関係者から愛 されながらも、長らく公式なリリースがなかったが、2014年12月、満を持して1stアルバム『my letter 』をリリース。女性によるリズム隊が作り出すグルーヴや、艶やかな2本のギターの絡みからは、 ヴェルヴェット・チルドレンとも言うべきUSインディー直系の蒼い匂いを放ちつつ、Vo.キヌガサの甲高い声から放たれる日本語詞が強烈な違和感を醸成し、アート・パンク・バンドとも評され大絶賛を浴びる。それから3年、ドラマーの脱退、さらにメンバー全員が京都から移住という難局も、さらりとすり抜けて、当たり前のように、京都のバンドといった佇まいのまま、さらに芳醇な香りがする全11曲が収録された、会心の2nd アルバム。

CREOLES
Lossless

CREOLES

Rock

LOOLOWNINGEN & THE FAR EAST IDIOTS

マヒルノ、MUSIC FROM THE MARS、school food punishmentの元メンバーというツワモノどもが集まったトリオ。2010年の結成以来、自主企画【MITOHO SESSIONS】や、メンバーがキュレーションを務める【みんなの戦艦】などで、各地のツワモノたちと武者修行を積む。結果、「水墨画のような」「一筆書きのような」と形容される楽曲を、休符や空耳まで駆使したアンサンブルで鳴らす、唯一無二のオルタナティヴ・ブルーズが完成。時代を流浪する、全ての人たちへ捧げる。

CREOLES(24bit/48kHz)
High Resolution

CREOLES(24bit/48kHz)

Rock

LOOLOWNINGEN & THE FAR EAST IDIOTS

マヒルノ、MUSIC FROM THE MARS、school food punishmentの元メンバーというツワモノどもが集まったトリオ。2010年の結成以来、自主企画【MITOHO SESSIONS】や、メンバーがキュレーションを務める【みんなの戦艦】などで、各地のツワモノたちと武者修行を積む。結果、「水墨画のような」「一筆書きのような」と形容される楽曲を、休符や空耳まで駆使したアンサンブルで鳴らす、唯一無二のオルタナティヴ・ブルーズが完成。時代を流浪する、全ての人たちへ捧げる。

Kind of Blue
Lossless

Kind of Blue

Rock

イツキライカ

スーパーノアのギター/ヴォーカルとしても活動する井戸健人によるソロ・ユニット。ソロ活動開始まもない2011年末にはCOUNTDOWN JAPANに出演。2012年にミニ・アルバム『ピンホール透過光』でデビュー。それから4年、関西の仲間たちとじっくり練り上げた初のフル・アルバム『Kind of Blue』は、US/UKのインディーに影響を受けつつ、良い旋律を作ること、そして日本語で歌うことにこだわったという、まさにポップ・マエストロの面目躍如たる、まばゆいばかりのポップネスに溢れた傑作アルバムに。さらりと軽やかに深淵にタッチするかのような普遍性をもったポップ・ソング11編による物語。アートワークは、シャムキャッツ、Homecomings、秦基博などでおなじみのサヌキ ナオヤによる描き下ろし。

Kind of Blue(24bit/96kHz)
High Resolution

Kind of Blue(24bit/96kHz)

Rock

イツキライカ

スーパーノアのギター/ヴォーカルとしても活動する井戸健人によるソロ・ユニット。ソロ活動開始まもない2011年末にはCOUNTDOWN JAPANに出演。2012年にミニ・アルバム『ピンホール透過光』でデビュー。それから4年、関西の仲間たちとじっくり練り上げた初のフル・アルバム『Kind of Blue』は、US/UKのインディーに影響を受けつつ、良い旋律を作ること、そして日本語で歌うことにこだわったという、まさにポップ・マエストロの面目躍如たる、まばゆいばかりのポップネスに溢れた傑作アルバムに。さらりと軽やかに深淵にタッチするかのような普遍性をもったポップ・ソング11編による物語。アートワークは、シャムキャッツ、Homecomings、秦基博などでおなじみのサヌキ ナオヤによる描き下ろし。

Heart Jewel
Lossless

Heart Jewel

Rock

MARCHING BAND

2004年より活動するスウェーデンのエリックとジェイコブによるデュオ。2008年にLAのレーベルから鮮烈デビュー。2010年の2ndは星野源がミュージック・マガジン誌で年間ベストにピックアップ。ASIAN KUNG-FU GENERATIONのメンバーからも絶賛される。2014年には大作3rdをひっさげ初来日。彼らの大ファンであるというCzecho No Republicとのツーマンなど全国6カ所のツアーを成功させる。3年ぶりとなる本作は、マルメにあるタンバリン・スタジオで制作。美しいメロディーとハーモニーに鮮やかなサウンドスケープといった彼らの魅力が究極までに突き詰められた完璧なポップ・アルバム。

Heart Jewel(24bit/48kHz)
High Resolution

Heart Jewel(24bit/48kHz)

Rock

MARCHING BAND

2004年より活動するスウェーデンのエリックとジェイコブによるデュオ。2008年にLAのレーベルから鮮烈デビュー。2010年の2ndは星野源がミュージック・マガジン誌で年間ベストにピックアップ。ASIAN KUNG-FU GENERATIONのメンバーからも絶賛される。2014年には大作3rdをひっさげ初来日。彼らの大ファンであるというCzecho No Republicとのツーマンなど全国6カ所のツアーを成功させる。3年ぶりとなる本作は、マルメにあるタンバリン・スタジオで制作。美しいメロディーとハーモニーに鮮やかなサウンドスケープといった彼らの魅力が究極までに突き詰められた完璧なポップ・アルバム。

Third
Lossless

Third

Rock

Ryo Hamamoto

バンド名義の前作から4年、ソロ名義としては9年ぶりとなるアルバム。前作以降に書かれ、主に弾き語りのライヴで育て上げられた楽曲を、盟友であり、日本を代表する若手ドラマーの一人神谷洵平(赤い靴、大橋トリオ、Predawn等)をドラム、プロデューサーに、ベースにガリバー鈴木(Predawn 等)を迎え、じっくりと、様々な方向性でレコーディング。声、ギター、ベース、ドラムという最もシンプルなロック・ミュージックのフォーマットで描かれ る、熟成された楽曲達は、そのソングライティングもパフォーマンスもサウンドも、実験的でありながら普遍的たる高みに達している。濱田岳主演のショート・フィルム『Miss Fortune』のエンディング・テーマ「The Photographer」収録。

Third(24bit/48kHz)
High Resolution

Third(24bit/48kHz)

Rock

Ryo Hamamoto

バンド名義の前作から4年、ソロ名義としては9年ぶりとなるアルバム。前作以降に書かれ、主に弾き語りのライヴで育て上げられた楽曲を、盟友であり、日本を代表する若手ドラマーの一人神谷洵平(赤い靴、大橋トリオ、Predawn等)をドラム、プロデューサーに、ベースにガリバー鈴木(Predawn 等)を迎え、じっくりと、様々な方向性でレコーディング。声、ギター、ベース、ドラムという最もシンプルなロック・ミュージックのフォーマットで描かれ る、熟成された楽曲達は、そのソングライティングもパフォーマンスもサウンドも、実験的でありながら普遍的たる高みに達している。濱田岳主演のショート・フィルム『Miss Fortune』のエンディング・テーマ「The Photographer」収録。

noid / STARS : my letter / ストロボ (split)

noid / STARS : my letter / ストロボ (split)

Rock

noid, my letter

サマソニに出演経験もあり、昨年はCD大賞地方賞も受賞した金沢の6人組noidと、昨年、結成7年にして初のアルバムをリリースし、破竹の勢いを見せる京都の4人組my letterによるスプリット。両バンドに深く関わるシンガーソングライターゆーきゃんのコーディネイトにより実現。どちらも完全新曲。マスタリングは WATER WATER CAMELの田辺玄、アートワークはOLDE WORLDEの沼田壮平、ライナーノーツはゆーきゃんがてがける。

noid / STARS : my letter / ストロボ (split)(24bit/96kHz)
High Resolution

noid / STARS : my letter / ストロボ (split)(24bit/96kHz)

Rock

noid, my letter

サマソニに出演経験もあり、昨年はCD大賞地方賞も受賞した金沢の6人組noidと、昨年、結成7年にして初のアルバムをリリースし、破竹の勢いを見せる京都の4人組my letterによるスプリット。両バンドに深く関わるシンガーソングライターゆーきゃんのコーディネイトにより実現。どちらも完全新曲。マスタリングは WATER WATER CAMELの田辺玄、アートワークはOLDE WORLDEの沼田壮平、ライナーノーツはゆーきゃんがてがける。

ひとりの美術館
Lossless

ひとりの美術館

Pop

aoki laska

2010年代最高の女性SSWの一人として絶賛を浴びた前作から3年。すべてを削ぎ落とし、その特別な声、そして歌に向き合った、初のセルフ・プロデュースによる2ndアルバム。& records初の日本人女性シンガーソングライターとしてART-SCHOOL、Ropes の戸高賢史が絶賛コメントを寄せるなどデビュー前から各方面で話題になっていたaoki laska。レーベルメイトであるfolk squatの平松泰二プロデュースによって、華々しくその才能を開花させた前作から3年、京都への移住、結婚等を経て、改めて歌と向き合った彼女から届けられた2ndアルバム。平松によるアレンジが冴え渡った前作から一転、今回は彼女自身によるプロデュース、楽器はほぼピアノのみ(コルネットに、彼女の夫でもある4 bonjour’s partries、LLamaの日下部裕一が参加)で、シンプルの極みともいえるサウンドながら、録音、ミックス、マスタリングを担当した岩谷啓士郎(トクマルシューゴ、LOSTAGE、Aco、Ryo Hamamoto等)が、空気感までも見事にパッケージし、豊かな響きの中から、耳元で息遣いまで聴こえてくるような、暖かくも力強いアルバムに。アートワークに使用されている絵も自身が手がけている。

Bonus!
ひとりの美術館(24bit/96kHz)
High Resolution

ひとりの美術館(24bit/96kHz)

Pop

aoki laska

2010年代最高の女性SSWの一人として絶賛を浴びた前作から3年。すべてを削ぎ落とし、その特別な声、そして歌に向き合った、初のセルフ・プロデュースによる2ndアルバム。& records初の日本人女性シンガーソングライターとしてART-SCHOOL、Ropes の戸高賢史が絶賛コメントを寄せるなどデビュー前から各方面で話題になっていたaoki laska。レーベルメイトであるfolk squatの平松泰二プロデュースによって、華々しくその才能を開花させた前作から3年、京都への移住、結婚等を経て、改めて歌と向き合った彼女から届けられた2ndアルバム。平松によるアレンジが冴え渡った前作から一転、今回は彼女自身によるプロデュース、楽器はほぼピアノのみ(コルネットに、彼女の夫でもある4 bonjour’s partries、LLamaの日下部裕一が参加)で、シンプルの極みともいえるサウンドながら、録音、ミックス、マスタリングを担当した岩谷啓士郎(トクマルシューゴ、LOSTAGE、Aco、Ryo Hamamoto等)が、空気感までも見事にパッケージし、豊かな響きの中から、耳元で息遣いまで聴こえてくるような、暖かくも力強いアルバムに。アートワークに使用されている絵も自身が手がけている。

Bonus!
OTHER PEOPLE'S SONGS
Lossless

OTHER PEOPLE'S SONGS

Rock

Owen

シカゴのEMO〜ポストロック・シーンの、もはや重鎮的な存在であるOWEN=マイク・キンセラ。8作目となる本作は、タイトル通り、初の全曲カヴァー・ アルバム。とはいえ安易な企画盤では全くない。盟友プロミス・リングの名曲をはじめ、そのセレクトは実に“らしく”ニヤッとさせられる。プロダクション は、オリジナル・アルバム以上の繊細さで作り込まれているし、数々の名曲が、OWENの“あの声”で唄われることによって、OWENの曲になってしまう、 そんなマイクの唄心の強靭さを改めて確認することができる、貴重な作品となっている。近年はTheir/They’re/Thereの結成やCap’n Jazz、Owlsの再結成で、ドラマーとしての再評価されているマイクであるが、本作ではシンガーとしての魅力が存分に堪能できる。そして、OWENファンが、ここからまた音楽の幅広さ、奥深さを追求していけるきっかけ、指針となるようなアルバムであるとも言える。

Bonus!
my letter
Lossless

my letter

Rock

my letter

2007年の結成以来、マイペースに活動を続けてきた京都の4人組、my letter。京都中のバンドやライヴハウスをはじめとした関係者から愛されながらも、デモCD-Rを3枚発表するのみで、公式なリリースはなかった彼らが、満を持して世に放つセルフ・タイトルの1stフル・アルバム。女性によるリズム隊が作り出すグルーヴや、艶やかな2本のギターの絡みからは、ヴェルヴェット・チルドレンとも言うべきUSインディ直系の蒼い匂いを放ちつつ、Vo.キヌガサの甲高い声から放たれる日本語詞が強烈な違和感を醸成し、凡百のギター・ポップ・バンドと一線も二線も画す存在たらしめ、時にアート・パンク・バンドとも評される。そんなバンドの最高な箇所を最高な形で捉えた最高なデビュー・アルバム。

Another Language
Lossless

Another Language

This Will Destroy You

2005 年に、テキサスはサン・マルコスで結成された4 人組インストゥルメンタル・バンド。結成してすぐに 自主で制作し、CD-Rでリリースされた1st アルバム『Young Mountain』が各方面から絶賛を浴び、The Silent Ballet 誌のベスト・インストゥルメンタル・リリース・オブ・ザ・イヤーの 5 位に選出される。こ れがきっかけで Magic Bullet Records と契約。2006 年には「Young Mountain 」が正式にプレスされ 再リリースされ、PitchforkやRolling Stone等、より広範囲で注目され、Sputinikmusikでは「ほとん ど完璧なサウンド」と評され、RockSound誌では、エディターのDarren Taylorに、2006年のベスト・アル バムとの評価を受ける。映画やCM などでも多く使用され、瞬く間にインディー・ショップとiTunes Storeのチャートを席巻する。2008年、2ndアルバム『This Will Destroy You』をMagic Bulletよりリ リース。Rock Sound 誌のアルバム・オブ・ザ・イヤーの 5 位に選出され、Drowned in Sound 誌では “トゥルー・クラシック”と評される等、絶賛。このアルバムをもって、創設メンバーの一人であるベーシス ト、レイモンド・ブラウンが脱退。現メンバーであるドノヴァンが加入する。バンドの人気は海外にも飛び火 し、ヨーロッパ・ツアーを敢行。大成功を収める。この頃、同じくテキサスを中心に活動していた Lymbyc Systymとの交流を深め、合同USツアーを敢行。2008年には、Lymbyc Systymのリミックス・アルバ ムに参加、2009年にはスプリットEP「Field Studies」をリリースしている。その後もATPをはじめ 数々の錚々たるフェスに出演する。この年、創設メンバーであったドラマー、アンドリュー・ミラーが脱退。現 メンバーであるアレックス・ボーレが加入する。2010 年、2 曲入り 12” EP 「Moving on the Edges of Things 」をリリース。その後、Deftones のツアーに参加する。2011 年、Suicide Squeeze に移籍、3rd ア ルバム『Tunnel Blanket』をリリース。この年、ブラッド・ピット主演で、アカデミー賞にもノミネートさ れた映画『マネーボール』で楽曲が使用され、大きな話題となる。そして、世界中が注目する中、2014 年、待望 の 4th アルバムが到着。2nd 以来のパートナーであるプロデューサー/エンジニアの JohnCongleton ( St. Vincent 、Clap Your Hands Say Yeah 、Cloud Nothings 、Erykah Badu 、Bono 、The Appleseed Cast 、Explosions in the Sky 等を手がける)を迎えて、制作された本 作は、現体制になってからも、精力的に世界中でツアーをこなした後のバンドとしての結束や錬度が如実に表 れた大充実作。同郷のExplosions in the Sky を始め、Mogwai 、65daysofstatic 、Saxon Shore ら、 轟音インストゥルメンタル・ポスト・ロックを系譜を受け継ぎ、さらに発展させていく存在として未来を嘱 望された次世代ポスト・ロックの貴公子が、次のステージに上がったことを高らかに告げる金字塔的作品。

Fog on the Lens

Fog on the Lens

Tomo Nakayama

シアトル在住のシンガー・ソングライター。2000 年より地元の仲間と結成した Asahi のヴォー カルとして活動を開始する。2004年、同郷の女性シンガー・ソングライターJen Woodのバッ クメンバーとして来日。弾き語りでオープニング・アクトを務め、ジェフ・バックリーにも比 肩しうる歌声を披露、絶賛を浴びる。これをきっかけに地元でリリースされていた1st アルバム 『HEAD ABOVE WATER 』が、最新音源4 曲を追加収録して、& records よりリリースされる。 その後、Asahiは解散。2007年にGrand Hallwayを結成。ストリングスを導入するなど、インデ ィー・ギター・ロックな路線から、よりチェンバー・ポップな方向性にシフトしていく。これ までに3枚のアルバムをリリースし、同じ頃にデビューした同郷のArthur & Yuとともに2007 年に来日、トクマルシューゴをゲストに迎えてツアーを敢行するなど精力的に活動する。その 後、2013 年に、Tomo は、サンダンス映画祭の大陪審賞にノミネートされたLynn Shelton 監督の 映画『Touchy Feely』に出演、演奏シーンも披露する(この映画で使用された「Horses」の弾き語 りヴァージョンが、本作のボーナストラックとして収録)。この経験にインスパイアされた Tomo は、今度はチェンバー・ポップな方向性から、より生々しく、インティメイトで、実験的な サウンドを求め、ソロとして本作の制作に入る。ちょうどその頃、築92 年になる古いローマ建 築様式のシアトル・タウン・ホールを自由に使うことができるようになった Tomo はそこでレ コーディングを開始する。メイン・ホールでは、スタインウェイのピアノで曲を書き、レコーデ ィングし、バックステージは、ギター用のブースに、よく反響する地下の廊下では天然のリヴァ ーブでヴォーカルを、といった具合に、完全なる自由のもと、全く一人でラップトップに録音し ていった。ミックス段階にあたって、The ShinsやTeardropsのメンバーであり、Sufjan Stevens のバックメンバーでもある Yuuki Matthews に協力を依頼。初のコラボレーションながら、相性 は抜群で、彼がオーバーダブしたアナログ・シンセやホームメイド・キーボードの感触は、ア ルバムのドリーミーな雰囲気に大きく貢献している。アコースティックとエレクトロニック、 アナログとデジタル、都会と田舎、そんな相反する要素が混在する、新たなスタンダードとも呼 べる傑作が誕生した。Tomo とYuukiは、このアルバムを引っさげての来日を予定している。

Bonus!
Fog on the Lens (24bit/96kHz)
High Resolution

Fog on the Lens (24bit/96kHz)

Tomo Nakayama

シアトル在住のシンガー・ソングライター。2000 年より地元の仲間と結成した Asahi のヴォー カルとして活動を開始する。2004年、同郷の女性シンガー・ソングライターJen Woodのバッ クメンバーとして来日。弾き語りでオープニング・アクトを務め、ジェフ・バックリーにも比 肩しうる歌声を披露、絶賛を浴びる。これをきっかけに地元でリリースされていた1st アルバム 『HEAD ABOVE WATER 』が、最新音源4 曲を追加収録して、& records よりリリースされる。 その後、Asahiは解散。2007年にGrand Hallwayを結成。ストリングスを導入するなど、インデ ィー・ギター・ロックな路線から、よりチェンバー・ポップな方向性にシフトしていく。これ までに3枚のアルバムをリリースし、同じ頃にデビューした同郷のArthur & Yuとともに2007 年に来日、トクマルシューゴをゲストに迎えてツアーを敢行するなど精力的に活動する。その 後、2013 年に、Tomo は、サンダンス映画祭の大陪審賞にノミネートされたLynn Shelton 監督の 映画『Touchy Feely』に出演、演奏シーンも披露する(この映画で使用された「Horses」の弾き語 りヴァージョンが、本作のボーナストラックとして収録)。この経験にインスパイアされた Tomo は、今度はチェンバー・ポップな方向性から、より生々しく、インティメイトで、実験的な サウンドを求め、ソロとして本作の制作に入る。ちょうどその頃、築92 年になる古いローマ建 築様式のシアトル・タウン・ホールを自由に使うことができるようになった Tomo はそこでレ コーディングを開始する。メイン・ホールでは、スタインウェイのピアノで曲を書き、レコーデ ィングし、バックステージは、ギター用のブースに、よく反響する地下の廊下では天然のリヴァ ーブでヴォーカルを、といった具合に、完全なる自由のもと、全く一人でラップトップに録音し ていった。ミックス段階にあたって、The ShinsやTeardropsのメンバーであり、Sufjan Stevens のバックメンバーでもある Yuuki Matthews に協力を依頼。初のコラボレーションながら、相性 は抜群で、彼がオーバーダブしたアナログ・シンセやホームメイド・キーボードの感触は、ア ルバムのドリーミーな雰囲気に大きく貢献している。アコースティックとエレクトロニック、 アナログとデジタル、都会と田舎、そんな相反する要素が混在する、新たなスタンダードとも呼 べる傑作が誕生した。Tomo とYuukiは、このアルバムを引っさげての来日を予定している。

Bonus!
Wilderness(24bit/96kHz)
High Resolution

Wilderness(24bit/96kHz)

Rock

Jen Wood

ポスタル・サーヴィスへの参加でも知られるUSインディー界の歌姫。力強い唄とピアノとバンド・サウンドに溢れた、5年ぶりとなる5th。

Wilderness

Wilderness

Rock

Jen Wood

ポスタル・サーヴィスへの参加でも知られるUSインディー界の歌姫。力強い唄とピアノとバンド・サウンドに溢れた、5年ぶりとなる5th。

Bonus!
Jumping the Tracks
Lossless

Jumping the Tracks

+/- {PLUS/MINUS}

James BaluyutとPatrick Ramos、そしてChris DeanerからなるNYのトリオ。しなやかに貪欲にポスト・ロックもエレクトロニカも飲み込み、美しきポップ・ミュージックへと昇華した4枚の傑作アルバムと3枚のEPをリリース。来日も5度果たしていて、bloodthirsty butchers、the band apart、moools、OGRE YOU ASSHOLE、HUSKING BEE、ACIDMAN、nhhmbase、toddle、Discharming man、タテタカコ、日暮愛葉 and LOVES!らと共演、ストレイテナーのホリエアツシも絶賛コメントを寄せるなど、日本でも確固たる人気を誇る。6年という最長のインターヴァルを経て、5thフル・アルバムが到着。ライヴ活動もほとんど行っていないため、もはや活動していないのではと思われつつも、ただただ素晴らしいシンガーソングライターでありプレイヤーである3人が、じっくりスタジオに篭り、音楽と向き合って、突き詰めていった末に辿り着いた、普遍的な境地。なんの衒いもなく、大上段から振り下ろした、現代最高の“ロック”がここに。

SO MUCH IMAGINE
Lossless

SO MUCH IMAGINE

Rock

MARCHING BAND

2004年より活動するスウェーデンのデュオ。08年にLAのレーベルから鮮烈デビュー。10年リリースの2ndは日本でも、星野源がミュージック・マガジン誌で年間ベストにピックアップしたのをはじめ、ASIAN KUNG-FU GENERATION、LOSTAGE、group_inou、THE NOVEMBERSのメンバーからも絶賛され、スマッシュ・ヒットとなる。3年ぶりとなる本作では、魔法としか言いようがないような素晴らしいメロディーと丁寧なアレンジメントはさらに磨きがかかり、さらに解き放たれたような遊び心も垣間見えるその幕の内的ヴァラエティ感覚は、よく引き合いに出されるビートルズが1968年リリースした『ザ・ビートルズ(通称ホワイト・アルバム)』を彷彿させる。つまりは大傑作。

L’AMI DU PEUPLE
Lossless

L’AMI DU PEUPLE

Rock

Owen

Owenとしてデビューして12年、コアは全くぶれずに、しかし着実に進化を続ける異能マイク・キンセラが到達した新たな金字塔たる7thアルバム。

JUST ENOUGH SPACE

JUST ENOUGH SPACE

Pop

Kate Sikora

ニュージャージー出身の女性SSW。09年、中尾憲太郎(ex-NUMBER GIRL、CRYPT CITY)監修のコンピ『kill your T.V.09』に参加、FUJI ROCK FESTIVALにも出演。7年ぶりとなる本作は、これまでにティーンエイジ・ファンクラブ、ベル&セバスチャンなどを手がけてきたデイヴィッド・ノートンによるプロデュース。バンド・メンバーである岸田佳也(トクマルシューゴ他)、堀越武志(ex-OCEANLANE)、Minminはもちろん、世界中からゲストが参加し、ケイトの世界を彩る。その中心にあるのはケイトの甘くて優しい、そして芯のある唄声。共演したリズ・フェアをはじめとするUSインディー歌姫の系譜、カメラ・オブスキュラなどタイムレスなグラスゴーの香りを、東京から世界に向けて発信する稀有な存在である。

JUST ENOUGH SPACE(24bit/48kHz)
High Resolution

JUST ENOUGH SPACE(24bit/48kHz)

Pop

Kate Sikora

ニュージャージー出身の女性SSW。09年、中尾憲太郎(ex-NUMBER GIRL、CRYPT CITY)監修のコンピ『kill your T.V.09』に参加、FUJI ROCK FESTIVALにも出演。7年ぶりとなる本作は、これまでにティーンエイジ・ファンクラブ、ベル&セバスチャンなどを手がけてきたデイヴィッド・ノートンによるプロデュース。バンド・メンバーである岸田佳也(トクマルシューゴ他)、堀越武志(ex-OCEANLANE)、Minminはもちろん、世界中からゲストが参加し、ケイトの世界を彩る。その中心にあるのはケイトの甘くて優しい、そして芯のある唄声。共演したリズ・フェアをはじめとするUSインディー歌姫の系譜、カメラ・オブスキュラなどタイムレスなグラスゴーの香りを、東京から世界に向けて発信する稀有な存在である。

ビューティフル・ストーリーズ
Lossless

ビューティフル・ストーリーズ

タラチネ

2002年結成。現在は、リズム・セクションに出川美樹子(from texas pandaa)と、たなかけん(from 百景)を迎えて活動する男女混声6人組。2006年にミニ・アルバム『桃源郷』でデビュー。その後クラムボンのmitoをサウンド・プロデューサーに迎え、シングル『MELLOW GOLD』、1stアルバム『世界の歌』をリリース。それから6年、ベースに出川美樹子、ドラムに田中佑司(ex.くるり)を迎えて制作されたこの2ndアルバムは、思わず口ずさんでしまうようなメロディーと温かいサウンド、そしてわくわくするような気持ち、切ない想い、そんないつの時代も変わることのないタイムレスな「ポップス」の魅力の全てが詰まった、現代の日本語ポップスの到達点とも言うべき金字塔であり、長く聴き継がれることになるであろう名盤。

it’s you(32bit/44.1kHz)
High Resolution

it’s you(32bit/44.1kHz)

Pop

aoki laska

& records初の日本人女性シンガーソングライターとして、ART-SCHOOL、Ropesの戸高賢史が絶賛コメントを寄せるなどデビュー前から各方面で話題になっていたaoki laska。debut mini album『about me』から、わずか半年で、1stフル・アルバムが到着。前作同様、folk squatの平松泰二が全面プロデュース。ライヴでの核となりつつある「物語」や「ひとつになりたい」、平松のトラックが冴え渡る、ポップな「みてみて」「kiseki」、アメリカのシンガーソングライター、エイミー・マンのカヴァーなど、どんな楽曲にも彩りを与える彼女の歌声の魅力を存分に伝えるヴァラエティに富んだ全10曲。彼女は本物。

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Lossless

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Doit Science

九州は熊本にて、10年に渡って活動する4人組。緻密かつ反復的かつ脱力的かつエネルギッシュなアンサンブルで観る者聞く者をかつてない快楽へと誘う。一度体験するとクセになるパフォーマンスと、DIY魂あふれる活動に魅せられ、バンドマンの間で、「九州行くならDoit Science」というドイ中毒患者多数発生中。

Ryo Hamamoto & The Wetland
Lossless

Ryo Hamamoto & The Wetland

Ryo Hamamoto & The Wetland

10年以上にわたって日本のインディー・シーンにおいて絶大なるリスペクトを集めるmooolsのギタリストとしても活動するシンガー・ソングライター、Ryo Hamamoto。ソロ作のリリースから5年ぶり、バンド名義としては初となるアルバムが完成! 1年近くかけてようやく完成した本作は、滋味あふれる唄声、芳醇なメロディー、豊かなグルーヴなど、彼の才能が爆発した極上の一枚となった。

about me(24bit/48kHz)
High Resolution

about me(24bit/48kHz)

Pop

aoki laska

& records初の日本人女性シンガーソングライター。憂いを帯びた声とピアノの調べ、それだけで恐るべき才能を感じさせる6曲。神奈川県出身の女性シンガーソングライター。彼女にとって初めての全国流通盤であるミニ・アルバム。プロデュース、録音、ミックス、マスタリングをてがけたのは、彼女が敬愛してやまないfolk squatの平松泰二。彼にとっても初プロデュースであり、& recordsにとっても初の日本人女性シンガーソングライターとなる。また、YOMOYAの長倉亮介、そして4 bonjour’s partiesの日下部裕一も制作に協力しており、まさに& recordsの日本人勢が総力をあげてバックアップする逸材。基本的には彼女のピアノないしオルガンと、声というコアに、最低限の意匠だけ施した、とてもシンプルで、いわば名刺代わりの一枚であるが、安藤裕子やクラムボンの原田郁子などにも通じる、個性的かつ滋味溢れる彼女の唄の世界を存分に味わえる一枚。24bit/48kHzのHQD版。

about me

about me

Pop

aoki laska

& records初の日本人女性シンガーソングライター。憂いを帯びた声とピアノの調べ、それだけで恐るべき才能を感じさせる6曲。神奈川県出身の女性シンガーソングライター。彼女にとって初めての全国流通盤であるミニ・アルバム。プロデュース、録音、ミックス、マスタリングをてがけたのは、彼女が敬愛してやまないfolk squatの平松泰二。彼にとっても初プロデュースであり、& recordsにとっても初の日本人女性シンガーソングライターとなる。また、YOMOYAの長倉亮介、そして4 bonjour’s partiesの日下部裕一も制作に協力しており、まさに& recordsの日本人勢が総力をあげてバックアップする逸材。基本的には彼女のピアノないしオルガンと、声というコアに、最低限の意匠だけ施した、とてもシンプルで、いわば名刺代わりの一枚であるが、安藤裕子やクラムボンの原田郁子などにも通じる、個性的かつ滋味溢れる彼女の唄の世界を存分に味わえる一枚。

Yawn
Lossless

Yawn

YOMOYA

前作から2年ぶりとなる新作。ドラマー東の脱退という試練を乗り越えて届けられた3作目となる本作は、前作に引き続きmooolsやOGRE YOU ASSHOLEらを手がけた斉藤耕治/多田聖樹によるプロデュース。YOMOYAというグループを構成する多彩な要素を曲毎に切り取って見せた、ヴァラエティに富んだ全7曲を収録。2年の間に彼らが辿り着いた新境地を示すに余りある大充実作にして「Y」三部作の完結編。

Life Like
Lossless

Life Like

Joan of Arc

96年に結成以来、ティム・キンセラを中心とした不定形グループであり、シカゴのポストロック~EMOシーンの最重要バンドの最新作。キャップン・ジャズの再結成ツアーにより、オウルズ以来、10年ぶりに再会したヴィクターをギターに迎えたエッセンシャルな4人で、USとヨーロッパにてツアーを敢行。強靭に鍛え抜かれた楽曲をもって、ツアー終了直後からエレクトリカル・オーディオ・スタジオに入り、スティーヴ・アルビニによって、バンドの最良の状態を捉えた9曲。

VERDUGO HILLS
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VERDUGO HILLS

CAROLINE

沖縄出身の女性シンガー・ソングライター。J-POPシンガーOLIVIAの実妹。5年ぶりとなる本作は、前作同様、ミニマルなエレクトロニカを基調としながら、芳醇さを増したオーガニックで温かみのあるトラックが、表現力にさらなる広がりが生まれた歌声を包み込み、天上の音楽とでも言うべき荘厳な美しさを湛えた作品となった。

Disco Synthesizers & Daily Tranquilizers
Lossless

Disco Synthesizers & Daily Tranquilizers

Styrofoam

1999年よりアントワープで活動するアーネ・ヴァン・ペテヘムによるユニット。ドイツのMorr Musicから、00年から04年までに4枚のアルバムをリリース。優しく温かなインディー・ポップ meetsエレクトロニカなサウンドが高い評価を得る。The Postal Service、Death Cab For Cutie、The American Analog Set、Lali Puna、mum、Jimmy Eat World、Fat Jonらと親交が深く、コラボやリミックスをしあう。本作はNettwerk移籍第2弾。前作で完成させた“唄ものエレクトロニカ”をさらに発展させ、New Order、Kraftwerk、Depeche Mode、そして初期のエレクトロ・ヒップホップやポストパンクへの深い愛情を包み隠さず、エレクトロニック・ミュージックとしての快感度を極限まで追求したアルバムに。

Dogs
Lossless

Dogs

Soft

ジョニー・レイネックを中心に、2004年にNYのブルックリンで結成された5人組。自主EPが、いきなりInsoundのチャートで4位を記録する。またMaroon 5やHard-Fi、Mark Gardnerらのオープニング・アクトに抜擢される。06年に1stアルバムをリリース。日本で1万枚を超える大ヒットを記録する。プロデュースにYeah Yeah Yeahs、 Grizzly Bear、TV on the Radio、 Beach House等を手がけるChris Coadyを迎えて制作された本作は、前作同様、Stone Rosesを彷彿させるグルーヴに、Oasisの全盛期に優るとも劣らないシンガロング度の高いメロディーを纏った最強のアルバムに。先進的な音楽性と高いファッション性、そして人懐っこさを兼ね備えた稀有なバンドが、満を持して世に問う2作目。

TELEPATHIC
Lossless

TELEPATHIC

L'Altra

シカゴ音響派出身ならではの丁寧かつ繊細な音作りで、聴くものをL'Altraワールドへ誘い、ピアノやストリングスを用い、男女混声の透き通った音世界に感動さえ覚える。シカゴ音響派、スロウ・コア、サッド・コア近辺の音が好きな方にはおすすめの作品。

Let's Get Out Of This Country

Let's Get Out Of This Country

Camera Obscura

男女混合5人組インディー・ポップ・バンド。パステルズやティーンエイジ・ファンクラブ(現ドラマーのフランシス・マクドナルドはバンドのマネージャーも担当)、ベル・アンド・セバスチャンと多くのバンドを輩出してきた音楽都市グラスゴーにて1996年に結成。2001年にアルバム『Biggest Bluest Hi Fi』でデビュー。どこか懐かしい60年代風の楽曲とさわやかなハーモニー、そしてなにより心の琴線に触れる温かなメロディーで話題に。2nd、3rdがスーパーチャンクのレーベルMERGEからリリースされ、アメリカでも大ブレイクを果たす。初来日を記念して、2006年にスペインのエレファントよりリリースされた名盤の誉れ高い3rdアルバムを、5曲ものレアトラックを追加収録して邦盤化する。

Gea (Japanese Edition)

Gea (Japanese Edition)

Mia Doi Todd

ロサンゼルスで活動する日系ハーフの女性シンガー・ソングライター。日本名は土井美亜。イェール大学在学中の1997年に1stアルバム『The Ewe and the Eye』にてデビュー。2002年には4th『The Garden State』で、メジャー・リリースも果たしている。ハスキーで翳りのある歌声でエレクトロニカ系ミュージシャンからの支持も高く、Savath & Savalas、Nobody、DNTELなど多くの作品で客演。Ammon ContactのCarlos Nino、ヴィオラ奏者Miguel Atwood-Fergusonと共に、自らプロデュースした本作は、ベースに盟友Joshua Abrams (Town & Country、Reminder)を迎え、深遠なる音世界を構築している。

It could be done if it could be imagined

It could be done if it could be imagined

folk squat

2002年より活動する平松泰二と田原克幸による宅録ユニット。これまでHer Space Holiday、Nobody & Mystic Chords Of Memory、Tracer AMCなどのオープニングを務める。習作としての1st、外に向いた2nd、自身のアイデンティティに自覚的になった3rdといった3部作を経て、2年ぶり4枚目となるアルバムが到着。ゲストの参加は最低限にとどめ、あくまで2人で、しかし発達したテクノロジーとセンスによって、彼らの思い描く世界観を獲得することに成功。いわば、各地で賞賛された初期衝動の詰まった1stの頃のマインドのまま、やりたいことをやりきれた、1stの進化版、完成形と言える。彼らのエッセンスが、混じり気なしに凝縮された濃厚な傑作。

All We Could Do Was Sing (Japanese Edition)

All We Could Do Was Sing (Japanese Edition)

Port O'Brien

カリフォルニア州オークランドに住む、フィッシャー・マンでもあるSSW、ヴァン・ピアースザロウスキーを中心とした4人組。2006年、自主制作EPを2枚リリースしただけの段階で、ブライト・アイズのオープニング・アクトに抜擢される。また、マット・ウォードがピッチフォークのインタヴューで、“ⅠWoke Up Today”を、ソング・オブ・ザ・イヤーに選出。モデスト・マウスやローグ・ウェイヴとも共演済。ニール・ヤングやウィル・オールダムといった偉大な先達に通じる枯れた唄心と、アーケイド・ファイアやクラップ・ユア・ハンズ・セイ・ヤーといった新世代バンドが持つ瑞々しさや荒々しさを併せ持った稀有なバンドの、堂々たるデビュー・アルバム。

NEW LEAVES

NEW LEAVES

Rock

Owen

シカゴのポストロック・シーンの支柱的存在ジョーン・オブ・アーク。その中心であるティムの実弟でありドラマーでもあるマイク・キンセラがその素晴らしい唄声を披露するソロ・ユニット。すでに3度の来日を果たし、日本でも確固たる人気と評価を誇る。3年ぶり5作目となる本作は、前作同様、ネイト・キンセラやブライアン・デックといった巧みなサウンド・デザイナーらの協力のもと、3年間かけてSomaやEngineといったスタジオから母親の家まで様々な場所で断続的に録り貯め続けてきた珠玉の作品集。父親になるという人生における大きなイヴェントもはさみ、益々温かみ、優しさを纏っていくマイクの唄心が十二分に味わえる。まさに円熟を感じさせる10曲。

Lily Perdida (Japanese Edition)

Lily Perdida (Japanese Edition)

Clue To Kalo

オーストラリア、アデレード出身のマーク・ミッチェルによるソロ・プロジェクト。 あるフェスで知り合ったドーズワンの紹介でLAのMush Recordsと契約。1st、2ndともにUKではLeafからリリースされ、「ボース・オブ・カナダに乗る酔ったバッドリー・ドローン・ボーイ」などと喩えられ、絶賛される。 2006年、緊急来日。キエラン・ヘブデン(フォー・テット)&スティーヴ・レイド、ハー・スペース・ホリデイのオープニングを務める。そして2008 年、3年ぶりとなる3rdアルバムが到着。全編に女性ヴォーカルをフィーチャーし、前作以上にオーガニックな感覚や唄心が前面に出た見事なコンセプト・アルバム。新たなポップ・ミュージックの一大叙事詩を創り出した。

There Is Loud Laughter Everywhere

There Is Loud Laughter Everywhere

Head Like A Kite

1999年に結成されたシアトルの4ピース・バンドSushiroboのギタリスト、デイヴィッド・エインモによるソロ・ユニット。2006年リリースの 1stが「フォー・テット、ノーツイスト、マウス・オン・マーズ、ディスメンバメント・プランが、ファクトリー全盛期のマンチェスターでパーティーを主催してるよう」などと評される。翌年には来日も果たし、Oak、 Avengers in Sci-Fi、The Telephonesらと共演している。2008年、LAのMush Recordsに移籍し、2ndアルバムが完成。ゲストにインディー・スター達が大集結し(裏面参照)、ロックでエレクトロニックでヒップ・ホップなビートが、ダンスフロアを熱くする、とても下世話で、でも抗えない魅力を放つ傑作/問題作が誕生した。

Flowers

Flowers

Joan of Arc

1996年に結成以来、ティム・キンセラを中心とした不定形グループとして、これまでにオリジナル・アルバムとしては9枚、他にもEPや、企画盤、ライヴ盤などをリリースし、さらに、別ユニットやソロ・アルバムなども含めると、優に50枚以上のアルバムを生み出し続けているシカゴのポストロック〜EMO シーンの最重要バンドの最新作。痛々しいほどにエモーショナルだった前作に比して、アルバム・タイトルからも見受けられるように、人生を俯瞰して見つめる視線が感じられる、より穏やか、かつ大胆な作品となった。常に音楽的に、文学的に、進化することをやめないティムの尽きない創造性が、また1つの高みに達したことを告げるシカゴからの最新レポート。

Yoi Toy

Yoi Toy

YOMOYA

人懐っこくもオルタナティヴなバンド「YOMOYA」の2nd。 日本語ロックのニュー・スタンダードとも言うべき、ゼロ年代型シティ・ポップの名盤。 前作『YOURS OURS』より約一年ぶりの新作。 2008年末、プロデューサー/エンジニアに、OGRE YOU ASSHOLEの出世作 『アルファ ベータ vs, ラムダ』やmooolsの名盤『モチーフ返し』を手がけた7e.p.の斉藤耕治と多田聖樹を迎え制作された2ndアルバムは、 常にライヴのクライ マックスを演出してきた11分強の大曲「雨あがりあと少し」をはじめ、フィッシュマンズにも通じる 浮遊感を漂わす「サイレン、再度オンサイド」、 疾走するドライヴ感に煽られる「FUAN」など、 ライヴでお馴染みの曲に加えて、 三拍子が 新鮮な「周波数」、オルタナティヴ感とフォーキーメロディーが見事に融合した 「Chorus」、 そしてJ-POPチャートに登場してもおかしくないほどの訴求力を持った名曲「フィルムとシャッター」、「世界中」などといった充実ぶり。 確実にバンドがネクスト・レヴェルに上ったこと、そして大きな舞台に羽ばたくであろうこ とを確信させる、溢れんばかりの魅 力、パワーが宿った8曲+α。

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