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2019年10月30日22時00分

 
11/3(日)開催のモータウン60周年アニバーサリーコンサートの豪華セトリとリハ映像公開
 

11/3(日)に世界遺産・薬師寺で開催される〈モータウン60周年アニバーサリー モータウン・オーケストラ・コンサート〉の豪華セットリストとリハーサル映像が公開された。

スモーキー・ロビンソン「Ooo Baby Baby」、マーヴィン・ゲイ「What's Going On?」、スティーヴィ・ワンダー「Superstition」、ジャクソン5「I'll Be There」等、20曲以上のモータウンの名曲たちが、フルオーケストラの演奏をバックにジャーメイン・ジャクソンBJ・ザ・シカゴ・キッドシャニース、スピーチ(アレステッド・デベロップメント)によって歌唱される。

1300年以上の歴史を持つ秋の薬師寺がソウル・ミュージック一色に染まる同イベント、盛り上がること間違いないだろう。

●モータウン・オーケストラ・コンサート リハーサル映像
https://twitter.com/motown60jp/status/1189453225491156992?s=20

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●公演概要
■主催
Billboard JAPAN / ユニバーサル ミュージック
■企画制作
ユニバーサル ミュージック / Billboard JAPAN
■特別協力
法相宗大本山 薬師寺
■後援
阪急電鉄 阪神電気鉄道 山陽電気鉄道

●公演名
MOTOWN 60th ANNIVERSARY MOTOWN ORCHESTRAL CONCERT
モータウン60 周年アニバーサリー モータウンオーケストラコンサート

●開催日時
2019 年 11 月 3 日 日 開場 17:45 /開演 18:30
●開催会場
奈良 :薬師寺大講堂前特設会場
●入場料
全席 指定 15,000 円(税込)

●出演
JERMAINE JACKSON ジャーメイン ・ジャクソン
BJ THE CHICAGO KID BJ・ザ・シカゴ・キッド
SHANICE シャニース
SPEECH (ARRESTED DEVELOPMENT) スピーチ(アレステッド・デベロップメント)
●指揮
栁澤寿男
●管弦楽
ビルボードクラシックスオーケストラ

注意事項

【奈良公演】 
下記Twitterアカウントより、最新情報をお伝えしますので、頻繁にご確認ください。
UMC OFFICIAL INFO @UMCreative_info https://twitter.com/umcreative_info

※本公演は屋外公演になります。雨天決行ですが、強風などを含む荒天時は中止となります。
※公演時間は、大変気温が下がる可能性がございますので、お客様ご自身で防寒対策をしっかりと行って頂くようお願い致します。
※雨具は各自でご用意をお願いいたします。なお、客席内での傘のご利用はできません。
※駐車場の用意はございませんので、公共交通機関をご利用ください。
※未就学児入場不可。
※会場内は、飲食禁止・禁煙となります。喫煙スペースの用意もございません。
※会場演出上、ペンライト等の持ち込み、使用は禁止となります。
※会場内にロッカー、クローク等の設備はありません。スーツケースなどの大きなお荷物のお持ち込みも出来ませんので、ご注意ください。
※当日、車いす用のスペースを準備するため、お手数ですがチケットを購入された後、
必ずお電話にてお問合せ先までご連絡ください。
キョードーインフォメーション 0570-200-888 (全日10:00~18:00)
※公演中の録音・録画・写真撮影等は固くお断りいたします。
※公演内容につきましては、やむを得ない事情により変更が生じる場合がありますのであらかじめご了承ください。
※公演中止の場合を除き、ご購入いただいたチケットのキャンセルはお受けできません。
※また、公演中止・遅延に伴う、会場までの旅費等(キャンセル料含)の補償は一切致しませんので、ご了承ください。
※公演チケットで当日限り薬師寺の白鳳伽藍(はくほうがらん)・玄奘三蔵院伽藍(げんしょうさんぞういんがらん)の二ヶ所拝観が可能です。(※拝観時間:8:30~17:00 受付16:30まで。西塔、食堂除く)

●『モータウン60周年アニバーサリー モータウン・オーケストラ・コンサート』セットリスト
法話

M.1 Overture ( Baby Love ~ My Girl ~ I Can't Help Myself )
M.2 Turnin' Me Up / BJ The Chicago Kid
M.3 Ooo Baby Baby (Smokey Robinson) / BJ The Chicago Kid
M.4 It's A Shame (The Spinners) / BJ The Chicago Kid
M.5 Reach Out And Thoch (Diana Ross) / Shanice
M.6 Ain't No Mountain (Marvin Gaye & Tammi Terrell) / Shanice&Speech
M.7 Don't Leave Me This Way (Thelma Houston) / Shanice
M.8 I Love Your Smile / Shanice
M.9 "Intermezzo (The Tears of Clown ~ Mercy Mercy Me ~ You Are the Sunshine of My Life)"
M.10 The Tracks of my Tears (Smokey Robinson) / Speech
M.11 What's Going On? (Marvin Gaye) / Speech
M.12 Superstition (Stevie Wonder) / Speech
M.13 Let's Get Serious / Jermain Jackson
M.14 Ben (Michael Jackson) / Jermain Jackson
M.15 J5 Medley (I Want You Back, ABC, Stop The Love You Save) / Jermain Jackson
M.16 I'll Be There (Jackson 5) / Jermain Jackson

●モータウン・オーケストラ・コンサート紹介文
 
アメリカのソウル・ミュージックを代表する名門レーベル、モータウンが誕生してから今年で60周年となる。
本国ではアニバーサリー・イヤーを記念した複数のコンサートが催され、米ケーブルTV局〈Showtime〉にて同社のドキュメンタリー映画『Hitsville: The Making of Motown』が放送されるなどしているが、ここ日本でも、11月3日(日)、奈良・薬師寺大講堂前特設会場にて「モータウン60周年アニバーサリー モータウン・オーケストラ・コンサート」と銘打ったコンサートが行われる。

モータウンは、1959年ミシガン州デトロイトにて、ジャズ・レコード店の経営を経てソングライターとして活動していたベリー・ゴーディーJr.によって設立。
現在もその歴史は続いているが、〈Hitsville USA〉という愛称のままに多くの全米No.1ヒットを生み、時代を動かすような影響力をもったのは、〈The Sound Of Young America〉というモットーを掲げて米国の若者に向けたポップな音楽を発信していた60年代~70年代初期のことだ。

ベリー・ゴーディーJr.の右腕となるモータウンの副社長にしてミラクルズのメンバーでもあったスモーキー・ロビンソン、ホーランド=ドジャー=ホーランド、ウィリアム“ミッキー”スティーヴンソンといったソングライター/プロデューサーを中心に、後にファンク・ブラザーズと呼ばれるジャズ畑出身の腕利きミュージシャンたちを起用して紡がれた、軽やかで弾むようなビートと口ずさみたくなるメロディ。シュープリームス、テンプテーションズ、マーサ&ザ・ヴァンデラス、フォー・トップス、マーヴィン・ゲイ、スティーヴィ・ワンダーなどが看板アーティストとなり、彼らの音楽は海を越えてビートルズやローリング・ストーンズに代表されるブリティッシュ・ロック、そして日本の歌謡曲やポップスなどにも影響を与えた。60年代後期にはノーマン・ホイットフィールドが手掛けるサイケデリックなソウル/ファンクが主流となり、グラディス・ナイト&ザ・ピップスやエドウィン・スターらが活躍する一方、LAへの本社移転を進める中で若き日のマイケル・ジャクソンを含むジャクソン5が登場している。

元シュープリームスのダイアナ・ロスがソロとして活動を始めた70年代初期にはスティーヴィ・ワンダーやマーヴィン・ゲイがセルフ・プロデュースによって社会意識の高いアルバムを作り、72年に本社がLAに移転したあたりを境にサウンドやアーティストが多様化。
ファンク、ディスコ、AORなどに接近しながらクロスオーヴァー化する中、70年代中期から80年代初頭にはコモドアーズやリック・ジェームスといったアーティストがレーベルの看板を背負うスターとなった。83年にはマイケル・ジャクソンがムーンウォークを公の場で初披露したことでも知られる創立25周年記念イヴェント『モータウン25』を開催。同時に、配給をMCAに委ねたモータウンは、制作・販売・宣伝・楽曲管理などを自社で行うインディペンデント・レーベルとしての活動に終止符を打つことになった。

88年にはMCAにカタログを売却しているが、新社長に就任したジェリル・バズビーによって新たな扉が開かれ、以後現在までトップを交代しながらR&Bとヒップホップを主軸としたリリースが続いている。ボーイズIIメン、ジョニー・ギル、エリカ・バドゥ、インディア.アリー、KEM、Ne-Yo、ミーゴスなど、モータウンの伝統を受け継ぐ者もいれば、新しい感覚で未来を切り開いていく革新的なアーティストもいるが、歴史ある名門レーベルに所属しているというプライドを堅持しながら質の高い音楽を生み続けているという点では皆同等だ。

そして今回、奈良・薬師寺大講堂の前でオーケストラをバックに歌うのは、様々な時代のモータウンからヒットを放ったアーティストたち。ジャクソン5のメンバーとして弟のマイケル・ジャクソンとリードの座を分け合い、70年代初頭からソロとしても活躍しているジャーメイン・ジャクソン。ニュー・ジャック・スウィングからヒップホップ・ソウルへと移行するシーンの中で“I Love Your Smile”(91年)というキュートでダンサブルなヒットを飛ばしたシャニース。エチオピア・ハブテマリアムが舵を取る現モータウンの顔役としてヒップホップとも手を繋いで活躍するBJ・ザ・シカゴ・キッド。さらに、モータウン在籍の過去はないが、マーヴィン・ゲイへのトリビュート・ソング“Like Marvin Gaye Said(What’s Going On)”(95年)でソロ・キャリアを歩み始めたスピーチ(アレステッド・ディヴェロップメント)。この4人がステージに立つ。

歌われるのはいずれもモータウンの名曲ということで、ジャーメインは弟マイケルへの想いを込めながらジャクソン5の名曲も披露してくれることだろう。紅一点のシャニースにはモータウンにおけるレディ・ソウルの系譜を継ぐシンガーとしてのパフォーマンスに期待したい。社会問題などに触れたピースフルでスピリチュアルな楽曲で知られるスピーチにはニュー・ソウル的な楽曲が似合いそうだ。そして、ファルセットを交えた“Turnin’ Me Up”(2016年)でマーヴィン・ゲイの再来的なイメージを与えたBJ・ザ・シカゴ・キッドが、どんなモータウンの名曲を歌うのかにも注目が集まる。

モータウンに限らず、ソウルやロック、ポップスの人気アーティストがオーケストラと共演するコンサートは、これまでに幾度となく行われてきた。モータウン関連のアーティストであれば、例えばライオネル・リッチーによるアムステルダムでの〈Symphonica In Rosso〉などもあるし、昨年はボーイズIIメンが東京と大阪で同様のコンサートを行っている。ただ、世界遺産である薬師寺の荘厳な雰囲気の中で、今や同じく世界遺産と言えるモータウンの名曲をモータウン所縁のアーティストたちがオーケストラをバックに歌うという試みは珍しく、感慨深い。思えば、モータウンではノーマン・ホイットフィールドのセッションなどでオーケストラを積極的に導入し、シンフォニックな楽曲を作っていた。この頃、モータウンのストリング・セッションを指揮していたデトロイト・シンフォニー・オーケストラのゴードン・ステイプルズは、彼が率いるストリングス隊とともに『Strung Out』(70年)というアルバム(制作はポール・ライザー)をモータウンから出してもいる。そんなことを踏まえて、高名なシンガーたちの歌声とビルボードクラシックスオーケストラ(指揮:栁澤寿男)によるスケールの大きなサウンドでモータウンの歴史を振り返る「モータウン・オーケストラ・コンサート」に臨むのも一興だろう。(林 剛)


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