2017/10/02 18:00
昆虫キッズ、Paradise、豊田道倫&mtvBANDなどでギタリストとして活躍してきた冷牟田敬が、自身の名を冠した「冷牟田敬band」を始動。
10月4日にデビュー・アルバム『μ(ミクロ)』を発売する。
発売を間近に控え、親交の深いアーティストからコメントが到着。スカート・澤部渡、おとぎ話・有馬和樹、カメラ=万年筆・佐藤優介、HOMMヨ・ニイマリコが冷牟田やアルバムについて語っている。
なお冷牟田敬bandには、スカートのドラマーでもある佐久間裕太、壊れかけのテープレコーダーズの小森清貴、HOSE、かえる目、豊田道倫&mtvBANDのメンバーでもある宇波拓が参加している。(前田)
~冷牟田敬band『μ(ミクロ)』に寄せていただいたコメント(敬称略)~
重なったレイヤーがズレていくような、音のピントがズレていくような。
その向こう側に立ちのぼる冷牟田くんの歌。
「夢を溶かした水に満たされ このまま消えてしまえたら」という詩がとても好きです。
澤部渡(スカート)
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もう17年も前の話、
初めて彼に会った時に
頭の中を流れていた音楽が
時を駆け抜けて
今、目の前で流れている。
あの頃の焦燥と
あいかわらずな鬱屈は
いつまでも変わらずに
美しい音像を浮かび上がらせ煌めく。
意味もなく微笑む友達の讃歌に
うっとりしながら溺れてます。
有馬和樹(おとぎ話)
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東京で出会ったすごいギタリストNo.1は仏恥義理で冷牟田さんです
佐藤優介(カメラ=万年筆)
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冷牟田敬bandさん、アルバム”μ”完成おめでとうございます!
このアルバム、というか、冷牟田くんのギター、バンドを、シューゲイザー、サイケデリックロックが好きな方にオススメ!と軽快に紹介したくはないですよね。でもジャンル名なんてどうでもいい!とも、私はまったく思っていないです。
轟音の中、大きく襟ぐりを切ったTHE SMITHのTシャツを着て、俯きながらギターを弾くライブでの彼の姿は、埋もれ気味のヴォーカルも相俟って、拒否…、遮断というか、そういう雰囲気があるかもしれませんけど、
私は彼の大きな内側に入れてもらったような気がいつもしています。
それは臓腑のような生々しいものではなく、
田舎の納屋の懐かしい埃っぽさ、手で触るとボロッと剥がれてしまうな砂壁に囲まれて、”ここいてもいいよ”と言われているようなかんじ。
そこでウーンと手足を伸ばしてボ~ッとしているかんじ。
音源を聴くと、その砂壁を隔てた向こう側で、
冷牟田くんがせっせせっせと、腰を曲げてなにか懸命にこさえている、そういう気配が致しました。
“coral”という曲がとても好き。ぶっきらぼうな尺も、そのくせ海の波間に宝物を放り投げてゆらゆら浮かんでいるのを眺めている、みたいな、センチメンタルなラストの音像も、極まってステキだなと思いました。
ニイマリコ(HOMMヨ)
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https://youtu.be/c5urLQvn_H4
【リリース情報】
冷牟田敬band/μ(ミクロ)
Hiyamuta Kei band/μ
2017-10-04 release
PCD-25236 定価:¥2,500+税
1. watershadow
2. teardrop
3. sugarcoat
4. speedway
5. heartbeat
6. snowdome
7. coral
8. endless room
9. your eyes make noise
・冷牟田敬 オフィシャルサイト
https://hiyamutakei.tumblr.com/