No Big Deal Records

インタビュー
猫田ねたこ、共生の尊さをしなやかに描いたセカンド・アルバム
シンガー・ソング・ライター、猫田ねたこ。一見ひょうきんともとれる、記憶に残りやすい名で活動する彼女からうまれる音楽には、日々を切実に過ごす等身大の姿が投影されている。前作から1年3ヶ月ぶりとなるセカンド・アルバム『dropss』は、生命力や再生力をテーマに制作。そのため今作を聴いたあとには、瑞々しい森林のなかで深呼吸をしたような、自分のどこか一部がまっさらに生まれ変わったような気分になる。そして自分の足元に目をやり、そこに生えている草花を愛でたくなるのだ。この世界で行き交う、すべてのいきものから発せられる…

インタビュー
“最恐“難易度の曲を収録した問題作、完成──だいじろー(JYOCHO)が語る、細かな音作りへのこだわり
このバンドが描き出す“最恐”とはどんなサウンドだろうか?海外リスナーを多く抱え、アメリカやブラジルなど各国でのインタビュー掲載や海外公演の実績を持つバンド、JYOCHO。リリースされた、サード・EP『云う透り e.p』には、ホラー漫画家、伊藤潤二の全20作品を映像化した、Netflixオリジナル・アニメ「伊藤潤二『マニアック』」へ書き下ろした“最恐“難易度の表題曲が収録されている。そんな本作について、バンドのフロントマンである、だいじろー(Gt / Cho)にJYOCHO始動当初からインタビューを担当し続…
インタビュー
歪でヘンテコな感性だって美しい──猫田ねたこがソロ活動を通してみつけた強さ
“プログレッシブ・ポップ”バンド、JYOCHOと、ピアノ・ロックバンド、heliotropeのヴォーカル・キーボードとして活動している、猫田ねたこがファースト・ソロ・アルバムをリリース。キーボードを軸に、ミドルテンポな曲でゆったりと構成されている本作は、感情が赴くままに、まっさらな気持ちで自身と向き合った1枚。そうすることで見つけた、彼女なりの強さや自身との向き合い方、陰から陽への心情変化などが歌詞に落とし込まれており、ピュアな目線で猫田ねたこのアーティスト像を見つめることができる。エンジニアは、helio…

インタビュー
出発点である自分と向き合うきっかけに──ミクロを意識したJYOCHOの新作
京都発のプログレッシブ・ポップ・バンド、JYOCHO。これまでマクロを意識していたのに対し、“ひとりひとり”というミクロへと目線を移した新作アルバム『しあわせになるから、なろうよ』がリリース。JYOCHOらしさを象徴するサウンドを損なうことなく、今作ではDTMやエレクトロなどの新しい要素や、ギターを引き算することでフルートやベースの音色が引き立つようなサウンドメイクにも挑戦している。100ヶ国以上にリスナーがおり世界各国からも注目されているバンド、JYOCHOに新作について話をきいた。...…

インタビュー
JYOCHO、新作『綺麗な三角、朝日にんげん』で切り開く第2章
宇宙コンビニのリーダー、だいじろーにより、2016年から始動したソロ・プロジェクトJYOCHO。当初は流動的であったメンバーも、作品やライヴを重ねるごとに固定化されていき、今では「ソロ・プロジェクト」から「バンド」へとその形を変貌させている。そんな彼らが、2019年10月に2nd EP『綺麗な三角、朝日にんげん』をリリースした。1stアルバム『美しい終末サイクル』で「当初描いていたJYOCHOでやりたいことは出し切れた」と語るだいじろーが、「JYOCHOの第2章の幕開けを告げる作品」と銘打った今作。本作に収…

インタビュー
初のギター・アルバムよりピュアに鳴らされた“Daijiro Nakagawa”の音色
プログレッシヴ・ロックからマスロック、さらにはポップスなど、様々なジャンルを落とし込み、その完成され尽くした独自の音楽で音楽シーンを驚かすJYOCHO。その中心人物、中川だいじろーが“Daijiro Nakagawa”として、初のギター・ソロ・アルバム『in my opinion』をリリース。超絶テクニックを誇るギタリストとして名を馳せてきた彼のギター。温かく、そして素朴な音色が鳴るこのアルバムを完成させた中川にインタヴューを敢行。今作のこだわりはもちろん、彼とギターの出会いまでじっくりと語ってもらった。.…
コラム
高橋健太郎、橋爪徹と2017年のハイレゾを振り返り2018年を占う──OTOTOYトピック2018 ハイレゾ編
昨年末より掲載してきた音楽トピックをジャンルごとに振り返る「OTOTOYトピック2017」。ヒップホップ編、アイドル編、J-POP編、ロック編と続き、今回はハイレゾ編。“ハイレゾ音楽制作ユニット”として活動する音楽ユニット、Beagle Kickのプロデューサーであり、オーディオ・ライター、音響エンジニアとしても活動する橋爪徹を迎え、音楽評論家であり、プレイヤー、サウンド・エンジニアも務めるOTOTOYシニア・プロデューサーの高橋健太郎と、2017年のハイレゾ関係の動向を振り返り、今後のハイレゾを取り巻く環…

インタビュー
JYOCHO、2ndミニアルバム『碧い家で僕ら暮らす』配信開始&インタヴュー掲載
”だいじろー”こと中川大二朗によるプロジェクト、JYOCHO(読み : じょうちょ)が、2ndミニ・アルバム『碧い家で僕ら暮らす』をリリース。プログレッシヴ~マスロック~ポップスなど様々なジャンルを通過した音楽性に、テクニカルなトラック、温かみ、激情をふんだんに盛り込んだ、情緒感たっぷりな、だいじろーにしかできない独自の世界観を構築した充実作。メンバーにはドラムにhatch(ex DUG OUT)、ベースにシンディ(空きっ腹に酒、LOW-PASS)、フルートにはち(JWE)、そして新たなボーカルとして猫田ね…

インタビュー
中川大二朗(ex.宇宙コンビニ)新プロジェクトJYOCHO 期待の1st ミニ・アルバム『祈りでは届かない距離』をリリース&インタヴュー掲載
2015年3月に惜しまれつつ解散した、京都発3ピース・プログレッシブ・ポップ・バンド、宇宙コンビニのリーダーとしてバンドを牽引してきた”だいじろー”こと中川大二朗が新プロジェクトJYOCHO(読み : じょうちょ)を始動し、記念すべき1stミニ・アルバム『祈りでは届かない距離』をリリース。...…

インタビュー
ビッケブランカ、配信限定シングル『追うBOY』を配信開始!!&インタヴュー掲載!!
これは事件である。そのウィットに富んだ独自の世界観、純度の高いポップ・チューン、それを歌い上げることのできる中性的なファルセット・ヴォイス。天性の素質をもった一人のアーティストが、ひっそりと音源デビューを果たした。その事実に、まだほとんどの人が気づいていない。彼の名前は、ビッケブランカ。山池純矢という本名で活動していた愛知県出身の一人の男性が、ギターを捨てピアノを武器にすることによって生まれ変わったペルソナ。ステマだと思うのなら「追うBOY」を聴いてみればいい。こんなに純然たるきらめくポップ・チューンが他に…

インタビュー
宇宙コンビニ『染まる音を確認したら』配信開始 & インタビュー
2012年1月に結成され、京都を中心に活動する、弱冠21歳の3人組"プログレッシブ・ポップ"・バンド、宇宙コンビニが、デビュー・アルバム『染まる音を確認したら』をリリース。プログレッシブでエモーショナルな楽曲から、エヴァーグリーンなアコースティック・ソングまで、宇宙コンビニのPOPが詰め込まれた作品となっている。ポスト・ロックをよりポップに消化し、浮遊感のある歌声とともに独自の世界観を産み出す若き才能は、これからの音楽シーンに強烈な風穴を開けてくれること間違いなし。インタビューとともに、フレッシュなサウンド…

レビュー
おすすめの2.3枚(2013/7/24~2013/7/30)
今週もたくさんの新譜が入荷しました! 全部は聴いていられない! そんなあなたのために、このコーナーでは、OTOTOY編集部がオススメする今週の推薦盤を2~3枚ピックアップし、ライターによるレビューとともにご紹介いたします。 音源を試聴しながらレビューを読んで、ゆったりとした時間をおたのしみください。あなたとすてきな音楽の出会いがありますよう。...…

その他
SHIMOKITAZAWA HANAUTA CRUISING、下北沢の夜を彩る企画!
2013年5月25日、下北沢に点在するライヴ・ハウス各所を結んで開催される下北沢発サーキット・イベント「Shimokitazawa SOUND CRUISING」。今年は複数会場でのライヴ・パフォーマンスに加えて、サーキット・イベントならではの、下北沢の街中を使った参加型企画がはじまりました。その名も「Shimokitazawa HANAUTA CRUISING」! ...…

その他
SHIMOKITAZAWA HANAUTA CRUISING、下北沢の夜を彩る企画!
2013年5月25日、下北沢に点在するライヴハウス各所を結んで開催される下北沢発サーキット・イベント「Shimokitazawa SOUND CRUISING」。今年は複数会場でのライヴ・パフォーマンスに加えて、サーキット・イベントならではの、下北沢の街中を使った企画を実施することが決定しました! その名も「Shimokitazawa HANAUTA CRUISING」! 「はなうた」がキーワードの本企画、その内容はいかに?...…

インタビュー
Wienners 『UTOPIA』配信開始! 2週連続メンバー・インタビュー公開!
2012年3月、Wiennersのフロントマン・玉屋2060%に初めて取材をした。初対面とは思えない気さくさで、曲が作れなくて悩んだときのことから、別れた彼女のことまで、誤摩化すことなく正面から答えてくれた。正直、ここまで清々しく話してくれる、気持ちのいいバンドマンに会うことは珍しい。Wiennersの楽曲は、サウンドが転調したり、長い曲もあれば短い曲もあったりと、一見ひねくれているようにも見える。しかし、一貫してキャッチーでポップな芯が中心にある。そんな、ある意味矛盾しているともいえる楽曲作りが可能なのは…

インタビュー
Wienners 玉屋2060%インタビュー&過去作販売開始
言い訳のできない状況に身を置き、真っ向から勝負をかけるバンド。それがWiennersである。ハードコアパンクを基調にしながらもキーボードが絡まり、1曲の中で高速な変化を見せる。不思議なポップを持った痛快なバンドだ。もともと吉祥寺や西荻窪のライヴハウスを中心にインディペンデントな活動をしていた彼らだが、2009年に自主制作盤『COSMO POP ATTACK』をリリース。2010年7月には全国流通盤1stアルバム『CULT POP JAPAN』をリリース。その後、フロントマンの玉屋2060%が曲を書けなくなる…

インタビュー
J-ROCK DJ Party!! 「TOKYO BOOTLEG」インタビュー
東京にJ-ROCKをかけまくるTOKYO BOOTLEGと言うパーティーがある。土曜日の深夜1時、恐る恐る扉をあけると、キッズ達の熱気と笑い声が飛び込んできた。かかる音楽は、どこかで聞いたことのあるJ-ROCKと、ハッと耳を奪われる聞いたことのないJ-ROCKが、次から次へと短いスパンで繋がれていく。様々なDJスタイルを見てきたけれど、初めて目にするスタイルだ。フォーマルなスタイルからはほど遠いけれど、技術は高いし、何より、踊り狂っているキッズ達があまりにも楽しそうなのだ。自分が住んでいた街にこんなパーティ…