ANTHOLOGY

さとうもかのポジティヴをあなたへ──素直になることで生まれたシングル「魔法」

インタビュー

さとうもかのポジティヴをあなたへ──素直になることで生まれたシングル「魔法」

ポップなメロディーにちょっぴりビターな歌詞が共感を呼ぶ、シンガー・ソング・ライター、さとうもか。TikTokを中心に様々なSNSで話題となっているヒット曲「melt bitter」をはじめ、多くの人の心に寄り添う失恋ソングを多数リリースしてきた。そんな彼女が今回、これまでで最もポジティヴなラヴ・ソング「魔法」を制作。“素直”をテーマに、相手の心とまっすぐ向き合う姿勢が綴られた、ピュアな1曲に仕上がっている。アーティスト、さとうもかの感性と、ひとりの人間としての感情がぎゅっと詰まった新曲を中心に、彼女自身の恋…

キュートだけじゃない! さとうもかの新作『WOOLLY』が描く、リアルでちょっとビターな共感

インタビュー

キュートだけじゃない! さとうもかの新作『WOOLLY』が描く、リアルでちょっとビターな共感

甘いようで、甘くない。時には、苦しいくらいリアルな歌詞を綴るシンガー・ソング・ライター、さとうもか。弾むようなポップ・サウンドも相まって、tofubeatsやaikoらも絶賛するなど、著名人からも支持されている彼女。だが、その存在は不思議とすごく近くに感じられる。きっとそれは、さとうもかの考え方を素直に綴った歌詞に、リスナーが多くの“共感”を覚えるからだろう。例えば、リード曲“Woolly"の「“私くらいしか君のこと分かれない” それが幸せだと思ってた」や“いちごちゃん”の「何もいらないけど 何かが欲しくて…

OTOTOY各スタッフ+αがそれぞれ選ぶ、2020年の10作品

コラム

OTOTOY各スタッフ+αがそれぞれ選ぶ、2020年の10作品

今年もやってきましたOTOTOYスタッフによる個人チャート。いろいろ大変だった2020年、なにを聴いてOTOTOYを作っていたのか? 今年は新人、梶野に加えてインターン、そしてコントリビューター枠としていろいろと関わっているライター陣の方にも書いてもらいました。 ■OTOTOYスタッフ■...…

REVIEWS : 007 国内インディ・ロック(2020年8月)──綿引佑太

連載

REVIEWS : 007 国内インディ・ロック(2020年8月)──綿引佑太

毎回それぞれのジャンルに特化したライターがこの数ヶ月で「コレ」と思った9作品+αを紹介するコーナー。今回は、京都在住のライター、綿引佑太が登場。国内インディーの良質なポップス9作品をご紹介します!大阪を拠点に活動する男女混声の4人組バンドの最新作。素朴かつ強かに奏でられる確かなポップスは前作からそのまま、苦い思い出や生活の変化など彼らの内側により深く潜り込んだ歌詞世界が綴られたことで結果的に表現が外へ向けて大きく開いた、バンドの方向が定まる記念すべき1枚となった。作曲者の宮本が自戒の曲と語る“君が一番”と“…

【LIVE REPORT】時代の先端を走るアイコンたち──Mom presents『PLAYGROUND』release party

ライブレポート

【LIVE REPORT】時代の先端を走るアイコンたち──Mom presents『PLAYGROUND』release party

特出したメロディ・センスを携え、「カッコイイ」を内包した「カワイイ」クリエイティヴを表現するシンガー・ソングライターでトラックメイカーのMomが、初のフル・アルバム『PLAYGROUND』をリリース。2018年12月6日、betcover!!、さとうもかを迎えて、Shibuya O-nestにてリリース・パーティーが開催された。今後の音楽シーンの台風の目になるであろう、注目の若手アーティスト3組が集結したこの日の様子を、写真とともにお届けします。さらにMomによるクリスマス・プレゼント、新曲「スーパースター…

シティ・ポップを昇華させた、さとうもかが歌う恋物語──入江陽プロデュースのフル・アルバムをリリース

レビュー

シティ・ポップを昇華させた、さとうもかが歌う恋物語──入江陽プロデュースのフル・アルバムをリリース

岡山出身のシンガー・ソングライター、さとうもかが待望のフル・アルバム『Lukewarm』をリリースした。“新世代のユーミン”と称されるようにシティ・ポップを彷彿させながらも、繊細かつ、ユーモラスな歌声で紡ぐポップ性がたまらない! 入江陽をアルバム・プロデュースに迎え、ゲストで鶴岡龍(LUVRAW)が参加したアレンジ面においても注目してほしい。今回OTOTOYでは3月14日から3月31日まで、今作をハイレゾ音源を独占配信します。レヴューとともに彼女の世界に浸ってみては?...…

ANATAKIKOUが5年ぶりのアルバム!侘び寂び的美学を感じさせる、今の彼にしか作れない音楽

レビュー

ANATAKIKOUが5年ぶりのアルバム!侘び寂び的美学を感じさせる、今の彼にしか作れない音楽

2016年、様々な名曲が世に放たれた。しかしその裏で、活動休止、解散を発表するアーティストが続出したのも事実だ。WHITE ASH、DOES、HaKU、最近ではYkikiBeatが活動休止を発表。誰もが永遠的存在と考えていた、SMAPまでもが解散する衝撃的な事態となった。好きな音楽の最新が更新されないことを嘆き、永遠などなく、常に世界は流動し続けていることを気づかされた。そんな憂い嘆く空気を打破するように、...…

柳原陽一郎、3.11をうたう『ほんとうの話』をリリース

インタビュー

柳原陽一郎、3.11をうたう『ほんとうの話』をリリース

たまの活動で一躍有名になり、脱退後はソロでの活動を続けてきた柳原陽一郎が、8枚目のアルバム『ほんとうの話』をリリース。3.11に対しての行き場のない気持ちと真正面から向き合い、願いが込められて生み出されていった楽曲たち。サウンド面でも、縦横無尽な振り幅でミュージシャンとしての才能が遺憾なく詰め込まれている。どの曲がリード曲と言っても過言ではないほど、柳原の心血が注ぎ込まれた1枚。この作品を聴いて、あなたはなにを思うだろうか。...…

次松大助『Animation for oink,oink!』 インタビュー by 飯田仁一郎

インタビュー

次松大助『Animation for oink,oink!』 インタビュー by 飯田仁一郎

歌のあるスカ・バンドが大阪芸大から現れたっ! 大阪が誇ったオーセンティック・ スカ・バンド、デタミネーションズの活動が縮小していく中で現れたTHE MICETEETHの第1印象は、そんな感じ。若いエネルギーで押すというよりは、楽曲と歌を丁寧に聴かせ、一気に大阪から全国へ広まっていった。5枚のフル・アルバム、2枚のミニ・アルバム、6枚のシングル、そして2枚のライブDVDをリリース後、2009年4月20日にTHE MICETEETHは解散する。そのTHE MICETEETHの花形だったのが、ボーカリストの次松大…

柳原陽一郎インタビュー

インタビュー

柳原陽一郎インタビュー

20年前、テレビから聞こえてくるたまの「さよなら人類」の"二酸化炭素を吐き出して、あの子は呼吸をしているよ"というフレーズを聞いて以来、ずっとたまの音楽を聴き続けている。あれから年号は昭和から平成に変わり、携帯電話やパソコンが普及し、音楽の聴き方も大分変わった。でも、どんなに世の中が変わっても、音楽が持つ人の心を揺さぶる力は変わらないものだ。僕はもう一度「さよなら人類」を聞きなおして、そう確信した。 ...…

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