Tugboat Records

連載
REVIEWS : 027 インディ・ロック〜SSW(2021年7月)──井草七海
"REVIEWS"は「ココに来ればなにかしらおもしろい新譜に出会える」をモットーに、さまざまな書き手が新譜(たいたい3ヶ月ぐらいのターム)を中心に9枚(+α)の作品を厳選し、紹介するコーナーです(ときに旧譜も)。今回は井草七海による9枚。今回はオーソドックスなバンド・サウンドから、エレクトロニクス、R&Bまである意味でさまざまなスタイルのSSWを中心に新譜をエッセンシャルにセレクト。 ...…

連載
REVIEWS : 008 海外インディー(2020年9月)──井草七海
毎回それぞれのジャンルに特化したライターがこの数ヶ月で「コレ」と思った9作品+αを紹介するコーナー。今回は、先日公開した羊文学のインタヴューも担当した、音楽ライターの井草七海が登場。音楽メディア『TURN』での執筆をはじめ、最近では海外アーティストのライナーノーツを担当する井草七海が選んだ9作品はこちら。...…

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REVIEWS : 002 海外インディ(2020年3月)──井草七海
毎回それぞれのジャンルに特化したライターがこの数ヶ月で「コレ」と思った9作品+αを紹介するコーナー。今回はTURNをはじめとしたさまざまなメディアでのディスク・レヴューや、ライナーノーツなどの執筆で各所で注目を集める気鋭の音楽ライター、井草七海が登場。シンガー・ソングライターを中心に、海外のインディ注目作をご紹介!...…

インタヴュー
シンプルに魅せる新世代ガレージ・ポップ──海外からも熱視線を浴びるNo Buses
その名の通りアークティック・モンキーズをはじめ、ザ・ストロークスやザ・クリブスなどのUKロックに多大な影響を受け、2018年2月に公開したファースト・シングル「Tic」のミュージック・ビデオが29万回再生(2018年12月現在)を超えるなど、日本だけでなく海外からも注目を集めるNo Buses。以前、OTOTOYの新世代ガレージ・ロック特集でも取り上げた彼らが〈Tugboat Records〉よりファーストEP『Boring Thing - EP』をリリース! 彼らのバックボーンに迫りつつ、今後どのようなバ…

レヴュー
変化せよ、音楽のように――ヘンリー・グリーン、自然体で「変化すること」を描く1stアルバム
マッシヴ・アタックやポーティスヘッドといったアーティストを輩出し、その音楽シーンが常に世界中の注目を集めるイギリスの港湾都市・ブリストル。そんな港町のベッドルームから現れたのが、ヘンリー・グリーンという22歳の青年だ。繊細なヴォーカルと、エレクトロニクスとアコースティックを高次元で融合させたサウンド・プロデュースが魅力的な彼が注目を集めたのは2013年、彼がカヴァーしたMGMT「Electric Feel」をノルウェーの人気プロデューサー、KYGOがリミックスしたのが切っ掛けだった。その後もベッドルームから…

レヴュー
BATHS、シンガーとしての存在感をさらにましたポップな新作──ハイレゾ配信
ウィル・ウィーゼンフェルトのメイン・プロジェクト、バスの3rdアルバム『Romaplasm』が到着した。もはや老舗アンダーグラウンド・レーベルとなった〈アンチコン〉からリリースされた本作は、開放感に溢れるポップな作品に、また“ビートメイカー”から一歩踏み込んだ、シンガー・ソング・ライターとしての側面も前面に出た作品となった。OTOTOYでは本作をハイレゾ配信。ダディー・ケヴによるマスタリングもぜひとも堪能していただきたい。さらにはレヴューとともに、こちらもハイレゾ配信となっているジオテック名義『Abysma…

レヴュー
名門Ghostly Internationalから、Bathsが放つGeoticのカラフルなテクノ・アルバム
先日のWWWやCIRCUS TOKYOでの来日公演での熱演も記憶に新しいLAを拠点に活動しているビートメイカー、Bathsことウィル・ウィーゼンフェルド。そのサイド・プロジェクトとしてこれまでにコンスタントに自主制作で作品をリリースしてきた名義、Geoticとしてアルバム『Abysma』をリリースする。リリースはエレクトロニック・ミュージックの名門、昨年グラミーにノミネートされたティコなどを擁する〈Ghostly International〉。これまでGeotic名義では10作以上のアンビエント作品を自身の…

レヴュー
OWEN、初の全曲カヴァー・アルバムを配信開始
シカゴにおけるEMO〜ポストロック・シーン、その重鎮的な存在と言っても過言ではないOWEN = マイク・キンセラが、キャリア初の全曲カヴァー・アルバムを発表した。盟友プロミス・リングの名曲をはじめ、非常に"らしい"選曲となった本作。近年はTheir/They’re/Thereの結成、Cap’n JazzやOwlsの再結成により、ドラマーとして再評価されているマイクだが、このアルバムはあらためて彼の唄心に触れることを可能にしている。OTOTOYではそんな本作を絶賛配信中。しかも特典として、昨年のツアー最終日の…

レヴュー
おすすめの2.3枚(2013/5/29~2013/6/5)
今週もたくさんの新譜が入荷しました! 全部は聴いていられない! そんなあなたのために、このコーナーでは、OTOTOY編集部がオススメする今週の推薦盤を2~3枚ピックアップし、ライターによるレビューとともにご紹介いたします。 音源を試聴しながらレビューを読んで、ゆったりとした時間をおたのしみください。あなたとすてきな音楽の出会いがありますよう。...…

インタヴュー
OWEN『NEW LEAVES』 インタビュー by 西澤裕郎
アーティストの作品は、作者自身の軌跡である。(ことマイク・キンセラ)の5作目のアルバム『NEW LEAVES』には、彼が今いる場所が艶やかに示されている。シカゴ・パンク〜インディペンデント・シーンの伝説的バンド、Cap'n Jazzのメンバーであり、ティム・キンセラの弟でもあるマイクは、Joan of Arcのドラマーでもある。並行して自身のバンド、アメリカン・フットボールでギターを持ち、自作の曲を歌い始める。アメリカン・フットボールはアルバム1枚を出して解散してしまうが、その活動はに繋がっていく。活動当初…

レヴュー
逆輸入された8bitチップチューン Anamanaguchi
ギター、ベース、ドラムの基本セットになぜか海外版ファミコン「NES」とゲームボーイを装着したニューヨーク生まれの8bitチップチューン・バンド、Anamanaguchi(アナマナグチ)。エモ、ポスト・ロック、ブレイク・ビーツ、全てが混ざり合った独自のサウンドの中をチップチューンが駆け抜ける! 昨年2011年には来日公演も大成功させている彼らが、この度『Single + Remix Collections』をリリース。しかも本作には大人気トラック「Helix Nebula」の日本限定リミックス・トラックが付き…

インタヴュー
カケラバンク『バトンタッチ』リリース&インタビュー
斉藤和義、suzumoku、アナログフィッシュなどなど、ポップな歌の中に揺るぎない本音を落とし込めるアーティストはそれだけで好きになれる。京都出身の2人組、カケラバンクも愚直なまでにまっすぐな歌をうたい、時には辛辣なメッセージを届けることすら辞さないが、どちらに傾こうともそのメロディやアレンジは抜群に親しみやすい。ポップ感という意味では上記のアーティストに通ずるものがあるが、カケラバンクの歌はヒップ・ホップのテイストが強い。という点で考えると、MOROHAを思い出す。世の中や社会に対する疑問符の投げ方、日常…

レヴュー
owen『GHOST TOWN』配信開始!
日本でも確固たる人気と評価を得るOwenの6作目のアルバムがOTOTOYで一週間先行配信開始! 更に磨きをかけた元々のOwenサウンドと、近年の様々な活動が結実した新たなOwenサウンドを感じることが出来る傑作。今作の日本盤ボーナス・トラックにはThe SmithやWilcoのカヴァーも収録。6作目にしてまたも傑作が生まれました。...…