2015/07/15 18:37

若手実力派ブルース・バンド、MONSTER大陸がバンド初のハイレゾ録音敢行!! “ベース・ケーブル”の実力はいかに!?

MONSTER大陸

ドラム&ベースとギター、そしてブルース・ハープというシンプルな楽器編成で、真正面からブルース・ロックと向き合うバンド、MONSTER大陸。結成わずか3年にも関わらず、他の追随を許さない、渦巻くようなグルーヴを生み出す彼らが、5枚目となるアルバム『女どもへ』をリリース。そしてOTOTOYでは、今作を24bit/88.1kHzのハイレゾ版で先行配信!

彼ら史上初となるハイレゾ作品 / レコーディングとなった今作は、録音エンジニアに日下貴世志氏を迎え、オーディオ・アクセサリー・ブランドのACOUSTIC REVIVE(アコースティック・リバイブ)との共同プロジェクトとして実施された。そして今回は、ACOUSTIC REVIVE内のレコーディングや楽器演奏に特化した新ブランドNAKED BY ACOUSTIC REVIVEが開発した、“エレキベース専用”のケーブルにフォーカスを当てての録音。エレキベースのケーブルによってどれだけバンドのサウンドに影響があるのか。そして彼らの新作に、どれだけのパワーを吹き込んだのか。今回NAKED BY ACOUSTIC REVIVEのその実力を、レコーディング・レポートとインタヴューで迫った。

最高の環境でレコーディングされた作品をハイレゾ配信!!

【配信タイトル】
MONSTER大陸 / 女どもへ(24bit/88.2kHz)

【Track List】
01. KAKU-SA
02. 女どもへ
03. 妄想 the World
04. オトナの階段のぼらせて~アダルトビデオは隠すもの~
05. でかいケツの女
06. ぼっちDAYS
07. ガンバレ
08. ムーンライダー
09. 僕らのキョリ
10. 花園で君と(instrumental)

【配信フォーマット】
【左】ALAC/FLAC/WAV/AAC (24bit/88.2kHz)
【右】mp3

【価格】
【左】まとめ購入 3,240円 / 単曲 432円(税込)
【右】まとめ購入 1,800円 / 単曲 200円(税込)

MONSTER大陸 レコーディング・レポート (text by 伊藤大輔)

オーディオ・アクセサリー・ブランドとして知られるACOUSTIC REVIVEから誕生したばかりの新ブランド、NAKED BY ACOUSTIC REVIVEが新たにエレキベース専用のケーブルを開発した。ベースという存在自体、一般的にはバンドのアンサンブルの下で“ボンボン”と鳴っている程度に捉えられているかもしれない。だが、実際には演奏全体のノリやリズム、さらにはサウンド全体の印象を決定づける重要な楽器であり、それと同時に倍音構成が非常に豊かなので、音質も周辺機材によって変化するデリケートな一面を持っている。そのため同じエレクトリック楽器でも、ことエレキベースにとってはケーブルは音質を左右する重要な要素となる。ここでは同ブランドのケーブルがどれほどのポテンシャルを持つのか、ベース・ケーブルによる音の違いをテストするために、若手実力派ブルース・バンドのMONSTER大陸を招き、新大久保のフリーダム・スタジオでレコーディングを敢行。われわれ取材班は早速現地へ向かい取材を行った。

本格派の若手ブルース・バンド、MONSTER大陸

ケーブルの音質をレポートにする前にMONSTER大陸というバンドの説明をしておこう。もともと西荻窪のライヴハウスで大人に混じってセッションをしていた若手のプレイヤーたちが、“若いメンバーだけでブルースをやろう”というきっかけで集まり、藤倉嗣久(g&vo)、千賀太郎(harp&vo)、吉田靖雄(b)、優三(dr)、4人のブルース好きが2012年にバンドを結成するに至った。同バンドの結成以前は父親とセッションすることも多かったというハープ弾きの千賀が「若いメンバーだけでブルースができるのがとにかく嬉しかった」と語るように、彼らのサウンドからブルースを演奏する楽しさが伝わってくる。「とにかく音楽が好きだったから、これといった野望もなくただ演奏をしていた(藤倉)」という熱い思いからか、デビュー作『発見』では多くのブルース・カバーを披露。その後はオリジナルの曲を増やしながら、『上陸』(2013年)、2014年には『進撃』と『開放』の2作品をリリース。若手ながら多くの場数を踏んだ演奏面では、大人顔前けのブルージーな節回しを聴かせるギター&ボーカルの藤倉、アグレッシブなハープが売りの千賀太郎、吉田靖雄(b)と優三(d)の安定したリズム・セクションは音楽通をも唸らせる本格的なもの。卓越したパフォーマンスはライヴ・シーンでも注目を集め、2015年には早くもバンド第1期を括ったベスト盤をメジャーからリリースしている。「ハートフルでありながらも自由なところがブルースの楽しさ(藤倉)」というMONSTER大陸は、若いながらにもブルースの本質を捉えた奔放な演奏が大きな強みとも言えるだろう。

温故知新なベース・プレイヤー吉田靖雄

そんなバンドのボトムを支える吉田は、セッション系の名手=ピノ・パラディーノが愛用するFENDERのシグネイチャー・モデルを使用。1960年代のFENDERプレシジョン・ベースを軸に作られたこのベースはフラットワウンドの弦が張られているため、ブルースやR&Bといったヴィンテージ系の音楽との相性が良いモデルとしても知られる。バンド・メンバーからも「母親的存在(藤倉)」「とにかく音色が素晴らしい(優三)」と絶大な信頼を持つ吉田は、1960年代のR&Bシーンを担ったレーベル、モータウンで活躍したジェームス・ジェマーソンに影響を受けたと言う。1999年から約2年間、単身渡米しカリフォルニア州パサディナで現地ミュージシャンとのブルース、ジャズ、ラテン音楽などのセッションに明け暮れ、磨きあげたスキルは一流と言える。

そんな吉田の温故知新なベース・サウンドが、NAKEDのベース・ケーブルを使用することでどう変化するのだろうか。前置きが少々長くなったが、ようやく企画の本題へと入りたい。

吉田靖雄

バンドにとって初となるハイレゾでの録音

今回のレコーディングはPro Toolsを用い、サンプリング・レートはブルースという音楽性を考慮して24bit/88.2kHzをセレクト。バンドとしても初のハイレゾ録音となった。レコーディングは録音ルームにドラム、ギター、ベースを配置。アンプは別室に入れるが、基本的にはブルースのライヴ・セッションのような一発録りを採用。ベース用のケーブルはもちろん、ボーカルやアンプ、ドラムセットに立てたマイク・ケーブル、Pro ToolsのI/Oとコンピューターを接続するDigiLinkケーブルに至るまでNAKEDとACOUSTIC REVIVEの製品を使用。ベースのセッティングはFENDERのピノ・パラディーノ・モデルから、ビンテージ系の愛好家の多いベース・アンプAmpegのB15にNEUMANN U47 FetとSENNHEISER MD421をセット。

これらのマイクはプリアンプのGML 8300、コンプレッサーのUREI 1176を介し、さらにDI経由のラインと合計3系統を収録。まずはベース用ケーブルの比較のために、吉田が普段から使用するベース・ケーブルと、NAKEDのケーブルを用いて同じブルース・セッションを録音し、その違いをアンサンブル全体 / ベース単体で比較した。試聴の前にレコーディング・ルームの様子を観察するとFENDERのピノ・モデルとアンプが大蛇のようなケーブルで接続されていた。“ふ、太い!”、これまで数多くのベース用ケーブルを多く見てきた筆者だがこの太さは格別。とは言いながらも筆者自身、所謂ハイエンドなベース用ケーブルはワイドレンジさにおいては有利だが、ことヴィンテージ系のサウンドに関して、それがメリットと出るかは正直微妙なところだと思っていた。だが、その予想は見事に裏切られることになった。

NAKED BASS CABLEの音質テスト

まずは吉田が普段から使用するケーブルのサウンドからコントロール・ルームでチェック。ピノ・パラディーノ・モデルらしいツブ立ちの良さと中域に密度のあるサウンドで、まったくもって申し分のないヴィンテージのフェンダープレシジョンの音色だった。個人的には“これで充分じゃない?”と思っていた。だが、NAKEDのケーブルのサウンドを聴くと…… その違いにビックリ! 前者は中域に密度があったサウンドであったが、NAKEDはその中域の密度を失わずにレンジ感をグッと広げていたのだ。もちろん、これだけなら巷のハイエンドと呼ばれるベース専用ケーブルでもよくある話だが、驚いたのは音の質感。言葉にするのが難しいが、NAEKDの音はレンジが広がることで生まれる“整然とした”とか“冷たい”と形容されるニュアンスとは違い、実に音楽的な響きを感じられた。特にベース単体で聴いたときと、アンサンブルに混ざった音で聴き比べても、ベースのふくよかさが全く失われていなかったことが印象的だった。レンジが広がると、ベースを単体で聴いた際には好印象だが、アンサンブルに混ざったときに他の楽器の帯域にマスキング(同じ帯域がぶつかって聴こえなくなる)の影響で、音の印象が変わるということもよくある。だが、NAKEDのベース・ケーブルを使ったベースのサウンドは、アンサンブルの中に入ってもその印象は変わらなかった。

レーベル   発売日 2015/07/15

01. 02.

※ 曲番をクリックすると試聴できます。

レーベル   発売日 2015/07/15

01. 02.

※ 曲番をクリックすると試聴できます。

※試聴の音質はmp3です。ぜひダウンロードしてお聴き比べください。

録音を担当したエンジニアの日下氏は「音の純度が高くて余計な色づけがない。それでいて音の旨味となる成分があり、奥行きもあるように感じました」と言う。確かにその通りで、NAKEDを使ったブルースのセッションを聴いても、ただ解像度が上がっただけでなく、シャッフルしたドラムに絡むベースのフレーズもより粘りが出ている、つまりは音楽的な表現力の幅すら向上している…… そんな印象すら受けた。その純度や音のレンジ感は相当なもので、日下氏は「音が出過ぎてしまうので、ベースに関してはアンプに立てたダイナミック・マイク(SENNHEISE MD 421)だけでも充分なレンジが得られました」と説明する。では、演奏した本人にとって、どんな印象だったのだろうか。「こんなに純粋な音が出るんだって思いました。それと比べると今まで使っていたケーブルにはクセがあったんだなって。僕はピッキングのタッチが強いのですが、このケーブルはそういったときでも音がツブれずにしっかりと前に出てきてくれたのが最高でした」と吉田は語る。筆者による一般的なリスニングの目線と録音エンジニアの視点、さらにはミュージシャンの意見を総括すると、NAKEDはミュージシャンが表現するニュアンスやトーンを忠実に再現する点において、最高峰のパフォーマンスを持ったケーブルであることが分かった。

日下貴世志氏

バンド史上最もアグレッシヴな最新作『女どもへ』

今回のレコーディングではベース・ケーブルによる比較だけでなく、7/15(水)からOTOTOYでハイレゾ・フォーマットで配信が開始されるMONSTER大陸のニュー・アルバム『女どもへ』のレコーディングも並行して行われた。最新アルバムはこれまでのブルージィなロックやR&Bなスタイルから、さらにファンキーでロックンロールな濃度を高めた作風。タイトル曲は吉田の歯切れの良いベース・プレイが光るロック・ナンバーで、熱量のある演奏とキャッチなメロディはライヴでも映えそうな一曲。「妄想 the World 」は千賀のブルージィなハープが60'sロックな雰囲気を醸し出し、ドラム&ベースのヘヴィなグルーヴとブルージィなギターがスリリングに展開する。若さゆえの熱さと勢いに加えて、確固たる演奏が導いた、現時点での最高到達点とも呼べる仕上がりとなった。

これまでのMONSTER大陸のイメージを一新するかのようなアグレッシブな楽曲が揃った。ちなみに前述したように、NAKEDのベース・ケーブルだけでなく、マイク・ケーブルなど他のケーブルはすべてACOUSTIC REVIVEの製品を使用。当日はまだラフ・ミックスの状態ではあったが、彼らの過去音源と新作のトラックを聴くと、そのパワー感の違いに圧倒された。その印象をバンド・メンバーに聴いても「音の立ち上がりが早い(優三)」「音の余韻が全然違う(千賀)」「これまでの作品の中でも一番音を近くに感じた(藤倉)」と好印象な言葉が飛び交った。その中でも気になったのがベース・ケーブルの比較で指摘された「音楽的」という点。「感情的に弾けば感情的な音になるし、優しく弾けばそういう音になるという……反応の良さが音楽的で、気持ち良く弾けました(藤倉)」

またバンドにとって初となったハイレゾでの録音に関しても良い印象だったようだ。「これまでは演奏した音とパッケージされた音に何かしらの違和感があったのですが、ハイレゾだとそれが無くなった印象があります。鳴らした空気感も表現されているので聴いていても気持ちいいですね(藤倉)」

異次元のサウンドを放つNAKED BASS CABLEの開発秘話

それでは実際にNAKEDのベース専用ケーブルにどんなからくりが隠されているのか、ACOUSTIC REVIVEとNAKEDブランドの生みの親であり、製品開発を手掛ける石黒氏に話を聞いた。そもそもベース専用のケーブルを開発したきっかけは「ベース専用と謳っているケーブルでもギター用と大差がないものばかりだった」と語る。NAEKDのベース用ケーブルと他のケーブルと違うのはまず太さ。石黒氏によると、ケーブルは導体が太くないと低音を流せないので、必然的にベース専用となれば芯線が太くなり、それにともなって絶縁体やケーブル線など……ケーブル全体も太くなると言う。その中でも「究極」を求めたのが、今回のレコーディング用に製作したこの極太仕様のモデルだ。ACOUSTIC REVIVEのオーディオ用ケーブルと同様に、導体には楕円形状の単線を芯線として使用。芯線は楕円形状で長い辺で2.8mm程度あり、これはほぼACOUSTIC REVIVEの電源ケーブルと同じ太さとのこと。ちなみに単線のケーブルはよく、泣き(ケーブルを動かした際のノイズ)が出ると言われるが、これは丸い形状芯線の内部で起こる反射現象が一因であり、楕円形にすることでピークが無くなるというのがNAKEDの考え方だ。石黒氏はこのベース用ケーブルに何を求めたのだろうか?

「僕はオーディオ機器のアクセサリー製品を開発していますが、もともとオーディオ・マニアというよりも音楽が好きなレコード・コレクターでもあって。それで自分がスゴいなって感じるバンドは、ジミ・ヘンドリックスのノエル・レディングしかり、レッド・ツェッペリンのジョン・ポール・ジョーンズしかり、ベーシストが素晴らしいことに気が付いたんです。あのベースの音がなかったら音楽自体の成り立ちが変わってしまう。その意味でも、ベーシストの演奏や楽器のトーンをそのまま引き出せるベース用のケーブルを目指しました」

このベース専用ケーブルの芯線にはPC-TripleCという新しい銅素材を使用。一般的な銅素材は結晶粒界(結晶の境目)が電気の流れる方向に対して「縦」になることが多く、それが導通性を妨げる一因となるが、この新素材は特殊な鍛造製法を採ることで信号が伝送される方向(つまりは横)に結晶粒界を揃えることで導電特性に優れ、素材自体の密度も高まっている。それに加えてNAKEDが提示する単線の芯線構造が、レンジの広さやベース・サウンドの厚みにつながっているようだ。

「従来の楽器用ケーブルは細い線を撚った芯線を用いることが多いですが、これは構造的に線と線の間を飛び交う迷走電流を発生させてしまうため、音が膨らんだり滲んでしまう一因になります。その点、単線構造の芯線は理論上でも迷走電流が出ない構造なので、音の明瞭さやディテールの細かさという点でも有利ですから、ベース用ケーブルにも適していると思いますね」

石黒謙、氏

本品は極太仕様ではあるが実際に扱ってみると、しっかりと曲がってくれるので取り回しもしやすい。2.8mmの単線の芯線をふまえるとこの柔軟性は驚異的と言えるが、これにはケーブルの構造に工夫があった。PC-TripleCの芯線は直接テフロンで絶縁し、その上に天然シルクのチューブをかぶせたものをフレキシブル銅製の導管に入れた2芯構造になっている。このフレキシブルな導管が形状記憶的な役割を果たすこと、芯線の太さとは相反する取り回しやすさを実現している。

そしてケーブル部分と同じくサウンドの要となるのが、楽器とアンプ、エフェクターとの接点となるプラグ部分。ここは高価なケーブルでもSWITCHCRAFTやNEUTRIKといった汎用プラグを使用する場合も多いが、本品はオリジナルのものを使用。各社がこだわる導体とプラグの接点においても独自のこだわりがあった。

「一般的なプラグは耐久性のために鉄芯を入れることもありますが、鉄は使ううちに磁石化してしまい、磁気による歪みが起きやすくなるので、本品には無垢の真鍮を使用しています。また、プラグのメッキ加工はほとんどの場合、ニッケルが使われますが、ニッケルは鉄と同じく強磁性体なので磁力化して音に悪影響を及ぼします。そのため銀メッキをかけた上にロジウム(白金系)メッキを施すことで磁気歪みの影響を完全に回避しました。また、プラグと導体の接合にはハンダが使われますが、本品はネジ止めを採用しています。一般的に高級ケーブルはハンダ素材にもこだわっていますが、銅の導通率が100だとしたら質の良いハンダでも30くらいなので、ハンダを介さない方が音は良いのです」

石黒氏の言葉からも、本品が数多くのこだわりをもったケーブルであることが分かった。だが、これらのスペックはケーブルの太さを除いて、ACOUSTIC REVIVEと今後発売されるNAKEDの他製品にも共通するものだと言う。石黒氏が言う「出音をありのまま届ける」というコンセプトを元に、ベース専用として製造されたこのケーブルからは、同ブランド製品のクオリティの高さを伺い知ることができた。

「このベース用ケーブルが今回の比較で大きな違いを生んだ理由は、要はこれまではロスが多かったんだと思います。MONSTER大陸の吉田君がもともと持っていた演奏、楽器のトーンがそのまま引き出されたらスゴイ音だったということですね」

高品位なベース用ケーブルはおおよそ、原音忠実系もしくは意図的に音の変化を狙ったモデルの2パターンに大別できるが、本品は原音忠実系のなかでも異次元のサウンドを持ったケーブルと言えるだろう。ちなみにテストで使用したケーブルはまだプロトタイプであったが、特にレコーディングなどで使用すればこのケーブルが持つ“音楽的なサウンド”の威力を十二分に感じ取れるはずだ。

今回のレコーディングでは、これまでに全く見たことがないユニークな製品も使用されていたので紹介しておこう。「NAKED NOISE SUPPRESSOR」というもので、見た目は単なるPhoneジャック・アダプターのようだが、ベースやギターのアンプやエフェクターに装着することで電気信号から様々なノイズを除去し、現状のシステムからより音楽的なサウンドを引き出してくれるものとなるらしい。今回レコーディングでは、この試作品を千賀がハープで使用し、味わい深い音を醸し出している。この製品は8/1(土)から販売開始となるそうだ。

NAKED NOISE SUPPRESSOR

NAKED BASS CABLEのプロトタイプ(極太仕様)は高額となるが受注生産で対応も可能だそうだ。年内にはより求めやすい価格帯のベース専用ケーブルの販売を予定している。

text by 伊藤大輔
photos by 大橋祐希

LIVE INFORMATION

Monster大陸 Japan tour 2015 アナタのお尻を追いかけて…
全国ツアー25ヶ所を9/1〜10/23で開催!

【ワンマン】
2015年9月20日(日)@大阪CONPASS
>>お問い合わせ(SMASH WEST)こちらから

2015年10月23日(金)@渋谷La.mama
>>お問い合わせ(渋谷La.mama)こちらから

PROFILE

左から、吉田靖雄(Bass)、藤倉嗣久(Vo,Guitar)、優三(Drums)、千賀太郎(Vo,Harp)

MONSTER大陸
2012年7月結成。2013年2月、1stアルバム『発見』でデビュー。メンバー各自1000以上のセッション経験を持ち、日本の若手ミュージシャンの中でも圧倒的な演奏力の高さを誇る。ブルースを基盤にロック、オルタナティブ、R&B、などを採り入れた多彩な楽曲は、優三と吉田が支える安定した骨太なリズムの上に乗り、千賀のブルージーなハープと藤倉の野太く歪んだボーカル、ベテランさながらのギタープレイによって時に妖艶な、時にファンキーなグルーヴを得て、客席をまるごと飲み込む、まさに“モンスター”へと昇華する。MONSTER大陸の顔ともいえるハープの千賀は、少年期から国内外の大物ミュージャシャンたちと共演を重ね、6歳の時にはニューヨークハーレム・アポロシアターのアマチュア・ナイトで準優勝した。その際、あのスティービー・ワンダーから絶賛を受けている。全国ツアーを行うなどライヴ活動を積極的に行い、2015年1月28日には過去2年間で発売した4枚のアルバムからメンバーが選曲した曲と、新曲2曲を収録したベスト・アルバム『marry』をリリース。4月からは第2章の幕開けと共に配信限定シングルを3ヶ月連続をリリース、共にブルース・チャート首位を記録している。

>>MONSTER大陸 Official HP

[インタヴュー] MONSTER TAI-RIKU

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