「バンドやりたいなぁ」って思うような存在になれたらいいなーーヘルシンキラムダクラブ、限定リリースで勢いがつきはじめる彼らにインタヴュー

ヘルシンキラムダクラブ

2014年12月10日に、2曲入り1stシングルをリリースしたバンド、Helsinki Lambda Club(ヘルシンキラムダクラブ)。UK.PROJECTのオーディションで優勝し、とっておきのキラー・チューンとスーパーカーのカヴァーが収録される。リリース情報を発表後、CDショップには限定枚数の555枚を遥かに超えた予約が殺到し、333枚追加、計888枚の末広がりな限定リリースで勢いがつきはじめる彼らにインタヴュー。


Helsinki Lambda Club / 初ワンマン・ライヴ@稲毛K's Dream(2014/11/21)


【配信形態】
mp3

【ノー・カット音源収録リスト】
1. 街 / 2. へろー、はうあーゆー? / 3. ユアンと踊れ / 4. ばっくとぅざふゅーちゃー / 5. yukke / 6. インスタント遁世 / 7. ビートニクの恋人 / 8. Hey Dude / 9. チョコレィト / 10. ぢきぢき / 11. KIDS / 12. ルイジアナの類人猿 / 13. 彷徨いSummer Ends / 14. All My Loving / 15. 檸檬倶楽部 / 16. シンセミア
配信終了しました

INTERVIEW : ヘルシンキラムダクラブ

結成からわずか1年半にして、UK.PROJECT主催オーディション最優秀賞に輝いたバンドがいる。その名もヘルシンキラムダクラブ(Helsinki Lambda Club)という。ストロークスやリバティーンズといった洋楽を下地としながらもひねくれたサウンドに、キャッチーなメロディーと独創的な歌詞。彼らの音楽をひとたび聞けば、周りとは違う音楽を鳴らしてやろうという意気込みがふんだんに感じ取れるはずだ。

今回リリースされる1stシングル『ヘルシンキラムダクラブのお通し』は、彼らにとって初の全国流通盤となる。経歴だけ見れば順風満帆な彼らだが、もちろん漠然とした不安を抱えているし、それと同時に今後多くの人にライヴを観てもらえる喜びに胸を膨らませていたりする。今回のインタヴューではメンバーそれぞれの趣味嗜好からバンドの今後について、andymoriなどの具体的名前を挙げながら、ヘルシンキラムダクラブが影響を受けた音楽について語ってもらった。彼らがどんなバンドなのか、ぜひ知っていただけたら幸いだ。

インタヴュー : 飯田仁一郎
文 : 鶯巣大介

あぁこの人頭いいんだな、いろいろ考えてるんだなと思って

ーーHelsinki Lambda Clubは橋本さんが中心になって結成したそうですね。どういったことを基準にメンバーを決めていったんでしょうか?

橋本薫(以下、橋本) : もともと僕がHelsinki Lambda Clubの前身バンドをやってたんですが、前のメンバーだと、どうしても技術的な部分でやりたいことができなかったんです。で、アベがサークルのなかで一番上手いドラマーだったんで、やっぱこのドラムは欲しいなと思って声をかけて。あとは技術だけあっても雰囲気だったり感性とか合わないとやっていけないので、そこらへんを重視して決めましたね。

ーー前身バンドでやりたくてもできなかったことって?

橋本 : 僕はストロークスとかリバティーンズとか、ロックンロール・リヴァイバル系が結構好きなので、そういう洋楽っぽい演奏を下地に日本語で面白い歌詞とか乗せられたらいいものになるんじゃないかなと思ってて。まずそこらへんをベーシックに考えてやりたいなと。

ーーほかのメンバーの趣味嗜好っていうのは結構似てるんですか? ストロークスとかリバティーンズとか。

アベ : うーん。被るとこも結構多いですけど、基本みんなそれぞれバラバラかもしれないですね。

ーーアベさんはどんなものが好きなんですか。

アベ : 僕は「好きなバンドは?」って訊かれたらいつもクラムボンって答えてるんですけど、歌を大事にしてる部分が演奏から感じられるバンドがすごい好きです。

ーーなるほど。アベさんから見て橋本さんの作る曲に一番魅力を感じる部分はどういうところですか?

アベ : うーん。なんだろう。ここってピンポイントで言えないようなところがあるんですけど、歌もうまくないし、別に(笑)。だけどすごい漠然とグッとくるんです。それがなぜかっていうと歌詞がいいとかメロディがいいとか色々あると思うんですけど、デモの段階からまだ固まってないところがすごくいいですね。あ、これバンドでもっと良くしたいなと思わされるというか。

ーーサークルのなかで橋本さんはどういった感じだったんですか?

アベ : やっぱり雰囲気は出てました。みんなでコピーをして、ライヴをしてって感じだったんですけど、コピバンでも薫っぽいなぁっていうのは観てて思うんで。そういう意味では群を抜いてましたね。

ーーそのときはどんなコピーをやってたんですか?

橋本 : わりと何度もやったのはくるりとか、andymoriとか、フジファブリックとかを。

アベ : 大体一緒だったね。薫がヴォーカルで俺がドラムでライヴして。

橋本 : そうだね。そこらへん一緒だね。

ーー佐久間さんは趣味嗜好ってどういうところなんでしょう?

佐久間公平(以下、佐久間) : 最初にバンドとして聴いた音楽がHi-Standardです。でも高校に入ってギターを弾ける部活がジャズ研究部しかなくて。そこに入って静かな音楽だったり、ギターを引き倒すような音楽を聴いてるうちに、the band apartとかUNCHAINが好きになっていきました。

左からGt.佐久間公平、Dr.アベヨウスケ、Vo.&Gt.橋本薫、Ba.稲葉航大

ーーそんな佐久間さんから見て橋本さんのソング・ライティングについてどのように感じてますか?

佐久間 : 僕が最初に惹かれたものは歌詞です。歌詞を読んで、あぁこの人頭いいんだな、いろいろ考えてるんだなと思って(笑)。 あとサウンドの面で言うと、僕ってジャキジャキした音があんまり好きではなかったんですけど、デモでいわゆるロックンロールなサウンドが送られてきて。そうなったときに自分にないものを出さなきゃいけなくなったので、それがすごい楽しかった。

ーーそのロックンロールのサウンドがデモで送られてきたとき、佐久間さんはギターでどんな回答をしたんですか?

佐久間 : いつも大体持って行くと「いやお前それダメでしょ」って言われることがよくあるんです。

橋本 : 9割方ね(笑)。

佐久間 : そこからまたやり直したり、いろんな音楽聴いて「こういうのやりたいんだろうなぁー。でもこれやったらまんまだしなー」とか自分なりに解釈したりして。あと僕は、理論やコード進行をいろいろ勉強するんですけど、薫さんはほとんど感性でやっちゃう人なんで、それがすごいなと思うんです。そういう各々の個性がバンドとしてうまくまとまって落としどころになっていければいいのかなと思います。

ーー稲葉さんはどんな音楽が好きなんですか。

稲葉 : 僕もロックンロール・リヴァイバルが好きで、あとは高校のときに軽音楽の顧問の先生に教えてもらった、ファンクとかR& Bとかブラック・ミュージックとか。そういう音楽でベースのかっこよさを知りました。昔はとにかくオケばっか聴いてて、歌詞カードとか見たことないレベルだったんですけど、薫さんと出会ってからは曲を聴くときに歌詞を意識するようになりました。

もっと頭真っ白にしていきたいです

ーーいま続けて歌詞の話が出ましたけど、僕もすごい特徴的だなと思いました。橋本さんは歌詞を書くときに参考にしたり、意識していたりする人はいますか?

橋本 : やっぱさっき挙げたくるりとかandymori、フジファブリックはすごい好きで。結構そのいま挙げたバンドってまさに身近な生活とかについて歌ってると思うんですけど、やっぱり結局そういう歌詞が自分でもグッとくるんです。でも逆に意味のあるものばっかだと、やっぱ重たいとかお腹いっぱいな感じもしちゃうので、そういったときに意味のないものもすごい大事だなって思いが自分のなかにあります。歌詞の抜きどころが大切だなと。今回のシングルの曲「バンドワゴネスク」はわりと直接的な歌詞なんですけど、別の曲だと、歌詞に抜きどころをちょこちょこ入れて、歌の世界に広がりを持たせるようにしています。

ーーなるほど。いま橋本さんが挙げた3つのバンド(くるり、andymori、フジファブリック)の魅力ってどこだと思いますか?

橋本 : かっこつけてない感じがしますよね。ほんとに自分の歌いたいことを歌ってるというか。そういった生々しさが理屈で説明できないけど本能的にグッとくるのかなぁと思います。

ーーなるほど。じゃあいま橋本さんが歌いたいことってどんなことですか?

橋本 : うーん。結局やっぱり日常の不安定さというか、不安感がやっぱつきまとっているので、それをどう消化していくというか。歌詞に起こして、そこからどう上に向けていくのか。

ーー結成からわずか1年半でUK.PROJECTと契約ができたって、すごくいい状況じゃないですか。でもやっぱり日常の不安ってありますか?


バンドワゴネスク MV / Helsinki Lambda Club

橋本 : そうですねぇ。もういまはバンド一丸となって音楽をやってる感じがするんで、メンバーに対しては信頼しているんですけど、ここからどうなっていくのかなーって不安はあるにはあったりして。うーん。まだ結構漠然としてるというか。

ーーメンバーのみなさんはどうですか。不安ありますか?

稲葉 : 僕はどちらかというと楽しみなところがあるかな。

アベ : 元々、僕は個人的に前からバンドでやっていきたいなって思ってたので、まず一個結果が出せて嬉しかったですね。いまはまだリリースもしてないので、ここであんまり心配してもしょうがないなと思います。そういう意味で不安っていうのは、僕個人はあんまりないですね。

ーーなるほど。佐久間さんは現在の状況をどのように受け止めてますか?

佐久間 : ほかの3人はすごいたくさん考えてると思うんですけど、僕はほんとになんにも考えてないんで。ギター弾くのだったり、ライヴして頭真っ白になってるのが楽しすぎて。

稲葉 : ライヴ中真っ白になっちゃだめでしょ(笑)。

一同 : あはは(笑)。

佐久間 : でもそういう環境が続くって、そんなの最高じゃないですか? って感じです。

ーーたしかにそうですね(笑)。

佐久間 : いやぁ、だから弾いて、見てもらえて、聴いてもらえることってほんとにすごい幸せだと思うので、それが楽しみでもうワクワクしてます。もっと頭真っ白にしていきたいです。

ーーじゃあみんな結構楽しみなんだね。よかったです。

一同 : そりゃそうですよ。

誰かが自分たちを見て「バンドやりたいなぁ」って思うような存在になれたらいいな

ーーバンドの資料にあった〈なんであんなしょーもない奴らが売れて俺らが売れないんだ?〉 ってフレーズがすごい印象的だったんですが(笑)、そういう気持ちってみなさんの世代のとても大事な原動力だったりすると思うんです。この点についても詳しく訊きたいなと思って。

橋本 : いや最近はそんな気持ちはあんまりないんですけどね。なんか音楽以外のところでどんどん大きくなってるようなバンドとか、そんな器用に生きられるなら別にバンドしなくていいじゃんって、面白くないなって当時は思ったんですねぇ。

ーーでもそれはやっぱ自分の才能を信じているからであって大事な気持ちだなって思います。その思いはいまも継続してあります?

橋本 : 根底にはあると思うんですけど、最近は状況変わってきて、どんどん支えてくれる人が増えてきて、微妙にそういう尖った部分が減ってきちゃったかもしれないです。あとは単純に自分がやりたい曲を書こうっていう気持ちのほうが強かったりします。噛み付いていくというよりは、それはそれとして自分は自分っていう気持ちです。

ーーそのやりたい曲っていうのはどんどん見えてきているんですか?

橋本 : そうですね。いまアルバム作ってるんですけど、やっぱり一発目のアルバムなんで、キラー・チューン作んなきゃって形にこだわりすぎて、曲が作れなくなっちゃったんです。でも10月にandymoriの解散ライヴに武道館まで観に行って、そんなに特別なことやってるバンドじゃないと思うんですけど、やっぱり圧倒的に素晴らしくて。形にこだわってちゃダメだってことに気付かされました。それで方向転換して、そのまま形とかを意識せずに、そのときモヤモヤしてた気持ちを曲にしてみたら結構いいものができたんです。だからどういう音楽がやりたいというよりは、その時々の気持ちに沿って作っていければ自分はいいのかなと思いました。

ーーやっぱりandymoriって橋本さんのなかですごい特別なバンドだったんですね。

橋本 : 僕は日本のバンドだと一番好きでした。 最初出てきたときはPVとかジャケットの雰囲気がいままでになくて、そういうヴィジュアルがかっこいいなって部分もあったんですけど、やっぱり結局のところは歌ですかね。どストレートでも単純にぐさっと刺さる。飾らないでそんだけ伝えられるっていうのが表現力なのかなぁと思って、そこはすごい憧れる部分ですね。


LAST LIVE DVD「andymori ラストライヴ 2014.10.15 日本武道館」から『それでも夜は星を連れて』

ーーわかりました。メンバーのみなさんそれぞれに訊きたいんですけど、これからどんなミュージシャンになっていきたいですか?

稲葉 : 一瞬売れて消えてくような感じじゃなくて、ずっと愛されて、ずっと現役で活躍できるバンドでいたいと思ってます。

ーー佐久間さんは?

佐久間 : 自分が好きなミュージシャンってすごい楽しそうだなって思うんですよ。それはHi-Standardの横山健さんだったり、the band apartの川崎さんとか。僕はギターの演奏が下手なんですけど、いまのところ自分よりギター好きな奴いんのかぐらいに思ってて。だから僕はほかの人に「あぁこいつはすごいギターが好きなんだな」って思われるようなプレイヤーになっていきたいと思ってます。

ーーなるほど。アベさんどうですか。

アベ : やりたい曲とかもその都度みんな変わってくるとは思うんですけど、それがただ好き勝手にやりたいことやってるだけじゃなくて、それがバンドの色として、ヘルシンキっていうバンドの枠のなかに収めていろんなことをやっていけたら楽しいだろうなって僕は思います。

ーーでは最後に橋本さん、お願いします。

橋本 : そうですね。長く続けたいし、どんどん新しいことに挑戦していきたいなと。まぁ音楽でご飯食べていけたら一番いいですし、だから絶対ルーティンとかにはならずに、一瞬一瞬、込めたいものがちゃんと込められた曲が作れたらいいのかな。一生悩みつつ幸せになり過ぎずに、作品作っていけたらいいなぁって。あと将来的に誰かが自分たちを見て「バンドやりたいなぁ」って思うような存在になれたらいいなと思います。

ーー幸せになりすぎずに(笑)。でも冗談じゃなく、アーティストってやっぱり不幸背負わないと歌えないって面もありますよね?

橋本 : 満たされちゃったら終わりだと思うんで。

ーーアルバムも春にリリースを考えてるそうですが、具体的に目標にしてる場所とかありますか?

橋本 : そうですね。来年、3月に1本福岡の〈FX2015〉 が決まってて、それが初めてのフェスかな。夏は結構大きいフェスに出演して、今後も大きなフェスには出れるように頑張っていきたいし、それをきっかけに色んな人に知ってもらいたいです。できれば色んな人に知ってもらうきっかけになってもらえばと。まぁ来年の暮れくらいには… どこですか。

アベ : どこだろうね。

橋本 : 結構背伸びするとリキッドとかでやれるように頑張りたいなと思います。リキッド好きなんで(笑)。まぁ不可能ではない。

アベ : ない。

橋本 : と思わないとダメだね。なのでリキッドとか、いままでとは違う大きい箱でやれるようになれたらなと思います。

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LIVE INFORMATION

2014年12月12日(金)@下北沢BASEMENT BAR
2014年12月27日(火)@新宿red cloth
2014年12月31日(水)@下北沢Daisy Bar

PROFILE

Helsinki Lambda Club

2013年夏、西千葉のガザル(カレー屋) でバンド結成。PAVEMENTとCLASHが恋人同士になってしまったような、ポップなのにどこかひねくれたメロディと、ひねくれているようで割と純粋な心情を綴った歌詞を特徴とする。2014年上旬から数々のオーディションに入賞し、UK.PROJECT主催のオーディションにて、応募総数約1000組の中から見事最優秀アーティストに選出され、新木場スタジオコーストで開催されたUKFC on the road 2014への出演を果たす。同年12月10日にUK.PROJECTから2曲入り8cmシングルのリリースも決まっており、ますます注目されたい願望は高まるばかりだが、世間の飽きやすさも承知しているので、飽きられないよう色々と画策中。

>>Helsinki Lambda Club Official HP

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インタヴュー

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