2009/06/06 00:00


VOL.1

recommuniをご覧の皆様、はじめまして。福島市在住の千葉と申します。今月からこちらをお借りしまして、福島の音楽についてレポートさせて頂くこととなりました。一度も福島の地を離れたことのない私の視点で、自分史を交えながら綴っていけたらと思います。精一杯頑張りますので、宜しくお願い致します。


第一回は、自己紹介を兼ね『音楽と私』についてさらりと述べさせて頂きたいと思います。次回以降は、私の青春を彩って巣立って行った旧友達、福島を離れずに活動し続けている音楽仲間などなどをピック・アップしていく予定ですのでお楽しみに。


さて改めまして、こんにちは。千葉あやと申します。福島に生まれ、ずっと福島に住み続けております。現在、仕事をしながら大学生もやっております。

私と音楽との本格的な出会いは、小学校の頃に始めたバイオリンが最初と言えるでしょう。以後現在までの十数年オーケストラを続けており、現在は副業として地元オーケストラのエキストラのお仕事、ジュニア・オーケストラの指導などを細々と行っております。自分たちで運営しているオーケストラではビオラというバイオリンより一回り大きい楽器の首席奏者を務めております。

中学生の時、何気なく足を踏み入れた地元のライヴ・ハウスで磯谷直史(monokuro)という男に出会い、バンドという運命共同体の虜になってしまいました。高校三年までスタッフを続け、ツアーに付いて回ったりした不良高校生でした。monokuroについては、あんまり無断で書くといそっちに怒られそうなので、この辺にしておきます。とにかく、そんな経緯があり、本当にたくさんの演者さんたちと仲良くさせて頂いている現在の自分がいるわけです。感謝、感謝。


そんな友達自慢は次回からにするとして、自分自身のこれまでの音楽活動について少しだけ述べます。

高校を卒業し、福島県庁(翌年、県知事の汚職で一躍有名になる)で働いておりました頃、大変お世話になっている演者さんの一人、日下部真琴という男から「ギターとバイオリンでバンドをやろう」と誘われました。既に初ライヴは決まっており、それが我々福島県の宝、遠藤ミチロウ氏(ex.THE STALIN)の前座でございました。主に南東北を中心にライヴ活動を行い、それから昨年の秋までの4年間バンド活動を続けました。思い出深いのは、新宿LOFTの8周年を祝したSET YOU FREEに出演させていただいたことですね。怖かったです、歌舞伎町の夜。脱退ライブは、今はもう無くなってしまった地元のカフェで、野狐禅さんの前座をさせて頂きました。なんだか、とにかく色んな人と絡ませて頂き、貴重な経験だったと心から感謝しております。


また、次週以降に紹介する予定の友人たちと、ヒップホップのバンドを組んだりもしまして、これが本当に楽しかったんです。このバンドのキーワードは『飯坂温泉』!私の誇りにしている地元の温泉です。なぜかこの温泉街からは素晴らしいミュージシャンが輩出されます。けんか祭りのパワーでしょうか? まあ、親友でもある橋本裕弥の故郷、二本松市も素晴らしい! これはちょうちん祭りと銘酒『奥の松』の力でしょう。祭りと酒と音楽、これは今後の福島を語る上でのテーマかもしれませんね。

番外編として、私の音楽人生の中でも最も変わったお仕事だったのが、『土曜ワイドショー』。「タクシー・ドライバー」というドラマの天才バイオリニストという設定の子役に、アテ振りのレッスンをしました。ロケ地は会津若松市の誇る末廣酒造の「嘉永蔵」にて。1850年に建てられた蔵で、本当に素晴らしい響きでした。もちろん、現在もたくさんの著名なミュージシャンの方々の演奏会が行われています。

そして現在は、福島市街地にあるAS SOON ASというお洒落なBARで、先述の真琴さんと二人で『ちゃりちゃり』というユニットを再結成し、電気グルーヴのカバーをやったりしています。脱退を機に、中古屋で1万円で買ったエレキ・バイオリンが壊れてしまったので、現在はオーケストラ等で使用する本物のバイオリンで演奏しています。また、そのBARで知り合った方にお誘い頂き、JAZZバンドも始めました。初ライヴもまだなので、ドキドキしております。こうしてバイオリンでバンドを続けられるのも、声を掛けてくれる友人がいてくれるからですね。


さて、音楽の話はこの辺で。私個人の話を少しばかり。


冒頭でも述べましたとおり、私は現在仕事と大学とバンドとオーケストラをやっております。で、実は4年前に結婚もしております。話すと長くなるので詳しくは書きませんが、その昔バブルが崩壊し我が家族も崩壊しまして。一軒家(実家)に一人暮らしをし、複数のバイトを掛け持ちし、バンド・マン達にお世話になりながら、霞を食べ食べ地元の進学校にやっとで通っておりましたところを、現在の旦那に拾われまして。『音源作るの手伝って』・・・今思えば、あれがプロポーズの言葉だったのかも知れません。夫の話は、次回、バンドの紹介とともにしたいと思います。ちなみに、学生の身分になったのは結婚して2年ほど過ぎた頃。上京して大学生をやっていた親友が過労の余りに他界したことが切っ掛けとなり奮い立って、仕事が終ってから毎日大学に通っております。現在、23歳にしてやっと3年生です。専門は現代音楽の作曲などなど・・・になる予定です。

以上、自己紹介でした。こんな私ですが、張り切って福島の音楽シーンと温泉情報を紹介していきますので宜しく、お願いいたします。

PROFILE

千葉あやa.k.a あやぽんご。9歳からバイオリンを始める。様々なオーケストラやバンドで演奏活動を努める傍ら、地元のオーケストラで子供たちへの指導も行っている。バロックからテクノまで、頼まれたら如何なる演奏も断らない。オーケストラ歴15年、社会人歴5年、バンド歴5年、主婦歴4年、大学生歴3年、人間歴23年の女子。好きな言葉は『民度高い』。『普通に暮らすとロハスになってしまう町』福島で、元気に活動中。趣味は釣りと山菜採り。

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