LIFE OF MUSIC

インタビュー
光を求めて抗うために、僕たちには音楽がある──Keishi Tanaka × Ryu(Ryu Matsuyama)対談
Keishi Tanakaが2025年1月に6枚目となるアルバム『Like A Diary』を発表した。主にバンドでのレコーディングを続けてきたKeishiにとって新たな試みとなる「打ち込み」が軸となり、自宅のスタジオにて約1年の期間をかけて“日記つけるように”制作は行われた。そのサウンドからは陽の温もりや風のそよぎを感じ、歌詞には自分の目を眩ませるものに対抗する力強さが宿っている。内側にこもって作ったものが、外にひらいていく。自分のためにあった音楽が、誰かのためのものになっていく。アルバム収録曲である「…

インタビュー
ともに変化を遂げるKeishi Tanaka × 松村拓 対談──ふたりが考えるソロ活動とは?
ライブハウスや野外フェスでのバンドセットから、ホールでの11人編成ビッグバンド、さらには小さなカフェでの弾き語りなど、さまざまな形態で楽曲を届けるKeishi Tanaka。そんな彼がソロ活動10周年を迎え、5枚目のフル・アルバム『Chase After』をリリースした。本作にはKeishiとプライベートでも交流がある、村松拓(Nothing’s Carved In Stone、ABSTRACT MASH)が制作からレコーディングまでを手がけた“青のサーカス”も収録されている。今回はKeishi Tanak…
インタビュー
さとうもかのポジティヴをあなたへ──素直になることで生まれたシングル「魔法」
ポップなメロディーにちょっぴりビターな歌詞が共感を呼ぶ、シンガー・ソング・ライター、さとうもか。TikTokを中心に様々なSNSで話題となっているヒット曲「melt bitter」をはじめ、多くの人の心に寄り添う失恋ソングを多数リリースしてきた。そんな彼女が今回、これまでで最もポジティヴなラヴ・ソング「魔法」を制作。“素直”をテーマに、相手の心とまっすぐ向き合う姿勢が綴られた、ピュアな1曲に仕上がっている。アーティスト、さとうもかの感性と、ひとりの人間としての感情がぎゅっと詰まった新曲を中心に、彼女自身の恋…

インタビュー
キュートだけじゃない! さとうもかの新作『WOOLLY』が描く、リアルでちょっとビターな共感
甘いようで、甘くない。時には、苦しいくらいリアルな歌詞を綴るシンガー・ソング・ライター、さとうもか。弾むようなポップ・サウンドも相まって、tofubeatsやaikoらも絶賛するなど、著名人からも支持されている彼女。だが、その存在は不思議とすごく近くに感じられる。きっとそれは、さとうもかの考え方を素直に綴った歌詞に、リスナーが多くの“共感”を覚えるからだろう。例えば、リード曲“Woolly"の「“私くらいしか君のこと分かれない” それが幸せだと思ってた」や“いちごちゃん”の「何もいらないけど 何かが欲しくて…

コラム
OTOTOY各スタッフ+αがそれぞれ選ぶ、2020年の10作品
今年もやってきましたOTOTOYスタッフによる個人チャート。いろいろ大変だった2020年、なにを聴いてOTOTOYを作っていたのか? 今年は新人、梶野に加えてインターン、そしてコントリビューター枠としていろいろと関わっているライター陣の方にも書いてもらいました。 ■OTOTOYスタッフ■...…

連載
REVIEWS : 007 国内インディ・ロック(2020年8月)──綿引佑太
毎回それぞれのジャンルに特化したライターがこの数ヶ月で「コレ」と思った9作品+αを紹介するコーナー。今回は、京都在住のライター、綿引佑太が登場。国内インディーの良質なポップス9作品をご紹介します!大阪を拠点に活動する男女混声の4人組バンドの最新作。素朴かつ強かに奏でられる確かなポップスは前作からそのまま、苦い思い出や生活の変化など彼らの内側により深く潜り込んだ歌詞世界が綴られたことで結果的に表現が外へ向けて大きく開いた、バンドの方向が定まる記念すべき1枚となった。作曲者の宮本が自戒の曲と語る“君が一番”と“…

インタビュー
セッションの刹那を詰め込む〈YGNT special collective〉──山中拓也 × GOMESS
これまでミュージシャンが様々な場面でセッションを行い生み出された音楽は数多くある。年末に放送される大型音楽番組や、大型フェスやライヴなどでその日の出演アーティストとともに演奏をする姿は音楽ファンであればよく見る光景だろう。だが、これらの演奏は刹那的な側面を強く持ち、どれだけすばらしい演奏をしても、その場限りのものになることが多かった。そんななか、ライヴ・セッションや番組企画などさまざまな場面で生まれる貴重な演奏をデジタル・アーカイブとして残す新レーベル〈LIFE OF MUSIC〉が誕生した。...…

インタビュー
これからも音楽の火を灯し続けよう!! SNSで紡がれた希望の歌「Baby, Stay Home」
新型コロナウイルスの影響で多くのイベント/ライヴが開催自粛を余儀なくされ、大きなダメージを受けた施設を支援すべく、OTOTOYが立ち上げた『Save Our Place』では、たくさんのアーティストに参加していただき、およそ60タイトルの音源配信をおこなうことができました。ミュージシャンやレーベル、そして多くのお客様にご協力いただき、投げ銭を含めておよそ580万円の売り上げを達成! 本企画に参加していただいた皆様、本当にありがとうございました! 『Save Our Place』は9月末をもって一旦終了となり…

ライブレポート
【LIVE REPORT】時代の先端を走るアイコンたち──Mom presents『PLAYGROUND』release party
特出したメロディ・センスを携え、「カッコイイ」を内包した「カワイイ」クリエイティヴを表現するシンガー・ソングライターでトラックメイカーのMomが、初のフル・アルバム『PLAYGROUND』をリリース。2018年12月6日、betcover!!、さとうもかを迎えて、Shibuya O-nestにてリリース・パーティーが開催された。今後の音楽シーンの台風の目になるであろう、注目の若手アーティスト3組が集結したこの日の様子を、写真とともにお届けします。さらにMomによるクリスマス・プレゼント、新曲「スーパースター…

レビュー
シティ・ポップを昇華させた、さとうもかが歌う恋物語──入江陽プロデュースのフル・アルバムをリリース
岡山出身のシンガー・ソングライター、さとうもかが待望のフル・アルバム『Lukewarm』をリリースした。“新世代のユーミン”と称されるようにシティ・ポップを彷彿させながらも、繊細かつ、ユーモラスな歌声で紡ぐポップ性がたまらない! 入江陽をアルバム・プロデュースに迎え、ゲストで鶴岡龍(LUVRAW)が参加したアレンジ面においても注目してほしい。今回OTOTOYでは3月14日から3月31日まで、今作をハイレゾ音源を独占配信します。レヴューとともに彼女の世界に浸ってみては?...…

インタビュー
Keishi Tanaka×Ropes対談──景色と音色を共有した合同ツアーからKeishi新作を巡って
2016年に入り、Tokyo Recordings、fox capture plan、LEARNERSと一緒に制作したシングル3部作をリリースしたKeishi Tanaka。意欲的に制作を続けるなか、待望のフル・アルバムが完成した。学生時代のルーツと語るオールディーズなジャマイカ音楽の影響を感じさせる楽曲から自身が得意とする70年代ソウル・ミュージックをアップデートしたネオ・ソウル、サルソウル的なホーンフレーズとパーカッションが華やかに盛り上げるディスコ・チューン、ジャズ・テイストなポップ・ソングなど、幅広…

レビュー
Keishi Tanaka、1年ぶりのニュー・シングルが独占ハイレゾで到着
riddim saunter解散後、ソロで活動中のKeishi Tanaka。ライヴさながらのアップテンポなリズム際立つ渾身のニュー・ソングをOTOTOY独占でハイレゾ配信開始。物語性の高い伸びやかなメロディーは、無意識な日常を変えうるポップさも持ち合わせている。カップリングには、FRONTIER BACKYARDのTGMXと3年に渡るアコースティック・ツアーで披露されてきた"TWIN SONG"を満を持して収録。まとめ購入者には、涙の雨を傘でよける女の子のイラストが印象的なジャケットの壁紙データが同梱され…