長谷川白紙がApple Musicのクリスマス特集「Carols Covered 2023」の収録曲として、ポール・マッカートニーの名曲 “Wonderful Christmastime” のカヴァーをリリースした。長谷川白紙の音楽活動初期から接点を持ち、レコードディグ漫画「ディグインザディガー」やイベント〈自然の中で起きている美しい現象すべて〉などで活躍するアーティスト、駒澤零によるレヴューをお届けする。...…
KANDYTOWNの呂布やTENDREなどへのサポートをはじめ、昨年Tempalayにも正式加入、音楽活動以外にもラジオMCやモデルとして、多方面で注目を集めているシンガー・ソングライターでトラックメイカーのAAAMYYY(エイミー)。2017年よりこの名義でソロ活動をスタートさせていた彼女から待望の1stアルバムが届いた。フィーチャリングにMATTON(PAELLAS)、CONYPLANKTON(TAWINGS)、そして海外からComputer MagicとJILも参加したこの注目作のレヴューを掲載! .…
マッシヴ・アタックやポーティスヘッドといったアーティストを輩出し、その音楽シーンが常に世界中の注目を集めるイギリスの港湾都市・ブリストル。そんな港町のベッドルームから現れたのが、ヘンリー・グリーンという22歳の青年だ。繊細なヴォーカルと、エレクトロニクスとアコースティックを高次元で融合させたサウンド・プロデュースが魅力的な彼が注目を集めたのは2013年、彼がカヴァーしたMGMT「Electric Feel」をノルウェーの人気プロデューサー、KYGOがリミックスしたのが切っ掛けだった。その後もベッドルームから…
タッド・マリニックスによるヒップホップ・プロジェクト、Dabryeによる三部作シリーズが、彼の12年ぶりとなるニュー・アルバム『Three/Three』を以てついに完結。これを記念して、三部作の一作目『One/Three』にリマスタリングとボーナス・トラック3曲を加えた復刻盤がリリースされる。2001年にリリースされた本作は、現在ではすっかりお馴染みとなっている、エレクトロニカとヒップホップの交差点に位置する「ビート」サウンドの最初期に位置する一枚として知られている。リマスタリングは「LOW END THE…
2016年11月に1stアルバム『Flesh and Blood』で鮮烈なデビューを果たした5人組yahyelが2ndアルバム『Human』をリリースした。「人類」をタイトルに掲げる今作は、ライヴで以前から披露され、シングルカットもされた「Iron」「Rude」、YouTubeで既にMVが公開されている「Hypnosis」「Pale」を含む10曲入りアルバム。自らを「宇宙人」と皮肉交じりに名乗る彼らは前作からの1年半を通して何を描こうとしていたのか? とにもかくにも要注目な本作をより楽しんでいただくため、O…
world's end girlfriendによる6年ぶりのアルバム『LAST WALTZ』、wegの音としか形容のしようのない、圧倒的な世界観を繰り広げていたが、このたび、収録楽曲をさまざまなアーティストがリミックスしたリミックス・アルバム『LAST WALTZ REMIX』をリリース。主宰レーベルのアーティストなど、多彩な顔ぶれのリミキサーたちが、その世界観をさらに拡張している。OTOTOYでは本作品をレヴューとともにハイレゾ配信でお届けしよう。...…
すでにリリースから数日で、世界中に大きな評価を受けているビョーク『ユートピア』。インパクト大のヴィジュアル、そしてサウンド・コラボレーターのアルカとの2作目となるその音楽性は新たな次元へと突入している。繊細な表現と、まるでそれが流れた空間を包み込んで異界化してしまうような凄まじいエネルギーが同居する、その脅威の歌声はハイレゾでぜひとも隅々まで楽しむべき作品といえるだろう。OTOTOYでは本作のハイレゾ配信とともに、気鋭のライター、八木皓平による詳細なレヴューにて、その魅力をお伝えしよう。...…
ウィル・ウィーゼンフェルトのメイン・プロジェクト、バスの3rdアルバム『Romaplasm』が到着した。もはや老舗アンダーグラウンド・レーベルとなった〈アンチコン〉からリリースされた本作は、開放感に溢れるポップな作品に、また“ビートメイカー”から一歩踏み込んだ、シンガー・ソング・ライターとしての側面も前面に出た作品となった。OTOTOYでは本作をハイレゾ配信。ダディー・ケヴによるマスタリングもぜひとも堪能していただきたい。さらにはレヴューとともに、こちらもハイレゾ配信となっているジオテック名義『Abysma…
もはや2010年代の電子音楽を象徴する存在といっても過言ではない、ダニエル・ロパティンによるプロジェクト、ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー(以下、OPN)。2015年のアルバム『Garden Of Delete』リリース以降の2年間も、オリジナルのアルバム・リリースはないものの、アノーニのアルバムをハドソン・モホークと手がけたり、FKAツイッグスとのコラボの噂などなど、その話題には事欠かない。そんなOPNの新作は、映画『Good Time』(日本は11月公開)のOSTとなっている。映画はNYで銀行強盗…
架空のSFアニメの機関室でかかるヒットチャートをイメージした前作『dream you up』から5ヵ月。気鋭のトラックメイカー・DÉ DÉ MOUSEが早くも配信限定EPをリリース。夏の終わりに贈る今作は、列車に揺られるテンポ感 "BPM 105"で統一して作り上げるなど、踊れるだけでは終わらない、ちょっぴり切ない一枚に仕上がった。レヴューと合わせて、どうぞお楽しみください。...…
今年もこの季節がやってきた! 2016年に20周年を迎えた〈フジロック・フェスティバル'17〉。今年の開催も、いよいよ今月末に迫ってきました。OTOTOY恒例のフジロック・ガイドを今年もお届け。20年ぶりのエイフェックス・ツインの参加などが騒がれる中、「これは絶対にチェックしとけ!」的な海外アクトを一挙に紹介していきます。これだけ多様な音楽に触れられるのは、まさにフジロックならでは。大自然に囲まれて、美味しいものを食べながら、いつもと違う気持ちで音楽を楽しみませんか? それではライター・渡辺裕也による、今年…
先日のWWWやCIRCUS TOKYOでの来日公演での熱演も記憶に新しいLAを拠点に活動しているビートメイカー、Bathsことウィル・ウィーゼンフェルド。そのサイド・プロジェクトとしてこれまでにコンスタントに自主制作で作品をリリースしてきた名義、Geoticとしてアルバム『Abysma』をリリースする。リリースはエレクトロニック・ミュージックの名門、昨年グラミーにノミネートされたティコなどを擁する〈Ghostly International〉。これまでGeotic名義では10作以上のアンビエント作品を自身の…