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2013年10月17日18時00分

 
インダス/ノイズ・ミュージック・オンリーのディスク・ガイド本登場
 

『INDUSTRIAL MUSIC FOR INDUSTRIAL PEOPLE!!! 雑音だらけのディスクガイド511選』
持田保:著/DU BOOKS:刊

個人レベルのZINEなどを除けば、商業出版ベースではおそらく世界初となるインダストリアル/ノイズのディスク・ガイド本がDU BOOKSから刊行される。その内容は、その手の名盤を集めた厳選511枚ディスク・ガイド+コラム!

ここ数年のアヴァン・ロック、レフトフィールドなアンビエント/ドローン/ノイズのシーン、もしくはUKのハード・ミニマル・テクノ・アーティスト、リージスあたりを祖として、ベルリンのテクノ界隈やポスト・ダブステップ、そしてBIS階段とまさかのアイドルまで——広範囲なシーンのある部分を貫いているひとつのキーワードがある。それは“インダストリアル”。その名の通り、金属音とノイズに満ちた空気感だ。こうした本が出たり、上記のようなシーンの活発な動きもあって、ここ数年で、またその存在感を増してきている。
その音楽世界はポスト・パンクの喧噪から生まれて、脈々と続き、いまだにひとつの潮流を作り、上記のように新たな視点からの流入者も作り出している。本著は、インダストリアル・ミュージックの、その世界観をかたち作る511枚の作品を解説、また各時代のその手の音楽の流れを紹介した本だ。スロッピング・グリッスル、SPK、アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン、キャブス、ホワイトノイズといった古典から、さらには非常階段メルツバウ、インキャパシタンツなど世界的にも高い評価を日本のアーティストたちの作品も解説/紹介している。これ1冊を片手に、その音を巡れば、身の毛もよだつインダス/ノイズの世界観の一端を垣間みれるはずだ。(河村祐介)

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