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2022/04/20 18:00

 

【連載コラム】ラヴェンダーズAKIRA のWANNA GO HOME―第89回

 

みなさんこんにちは、AKIRAです! 今週も「ラヴェンダーズAKIRAのWANNA GO HOME」へようこそ! 寒くなったり暑くなったり、身体がついていきません^^

今週のお題「グラミー」

もう4月も終わりに近づいているなんて。このまま行くと本当に瞬きしてたら今年が終わっていそう。

今週のテーマであるグラミーも随分前のことのようです。例の如く早起きして、今年はレッドカーペットからしっかり鑑賞。コロナの影響で時期がずれたりして、会場はラスベガスに!

ベガスの別名Sin city(罪の街)に相応しいSilk Sonicの”777”がオープニング、開始3分、早起きした甲斐があったなと思いましたね。

そんな彼らは今回2冠、また受賞コメントが粋で。これから良い事言います!みたいな顔なんかすることもなく、ブルーノなんか煙草ふかしながら「君らのおかげでこの曲(Leave the Door Open)、一生歌い続けるよ。どうもありがとう」と言い残し去っていく。そういうのが一番泣けちゃう。

私がグラミーなどのアワードを見る理由はいくつかあるけど、受賞関係なくパフォーマンスが見たいのが一番。

公平性なんてあってないようなものだと思わざるを得ないノミネートや選考に腹を立てたり、音楽ってなんだろう?そもそも賞を獲らなければミュージシャンじゃないのか?とかいろんなことを考え出して疲れるので、純粋にパフォーマンスの為に鑑賞することにしている。

今年も沢山そういった場面に出くわして、それでも以前紹介したドレイクの言葉を思い出しながら、全てのミュージシャン達に拍手を送った。

「知っていてほしい。もしお前の曲を歌ってくれるファンがいて、地元のヒーローで、会社員が汗水垂らして必死に働いた金でチケットを買い、雨や雪が降ろうが会場に来てくれるなら、お前は既に勝ってる。こんなもん必要ない」- Drake

グラミーとは離れるけど、先日Hollywood walk of fameに仲間入りしたレッチリのインタビューでアンソニーとフリーが「この星をそんなに重く受け止めないで欲しくて、こいつらが出来たなら自分も出来ると思って欲しい。それぞれのやりたい全てのことにこのスターは着いてくる」と言っていて。

ヒップホップ、ロックとかそんなものは関係なく、ポップスターでさえも同じことを言うものだから、根本にあるものは皆同じなのだと気付かされた。だから彼らを皆応援して支持し続けるわけで。

真剣に音楽をやっている人達が集まる一日はやっぱり刺激でした。

プレゼンターには久しぶりのアヴリル(新譜最高!やっぱりいつまでもクイーン)やレニー・クラビッツも。彼はこれまたHerとのステージが驚くほどパワフルで最高だったな、誰よりも目立っちゃってたし。

「君は君のままでいたらいいよ」と自分らしさを持って歌うジョン・バティステが年間アルバム賞を受賞したのも美しかったし、フーファイのパフォーマンスが無くなって空いたスポットにジャスティン・ビーバーの”Peaches“があったのも良かった。彼は年々良い声になる、来日公演も楽しみです。

多人種、ジェンダー関係なく世界中から音楽人が集まり、多様性が全面に出されているなと去年に続いて感じたけれど、もっと正当に扱われるべきミュージシャンたちが沢山いるなとも思いました。

それでもこんな風に毎年あぁでもないこうでもないと言えるドラマがあるのも、アメリカならではですね。

今週の一曲 Billie Eilish「Happier Than Ever」

GUCCIのドレスでレッドカーペット登場したビリー、パフォーマンスになると先日亡くなったテイラー・ホーキンスがプリントされたTシャツに!それだけで胸熱、最後に笑顔でそれを掲げてまた泣いた。前回のMTVミュージックアワードで彼女がプレゼンターでフーファイに賞を渡してたのが凄く嬉しそうで。その時の皆の表情が忘れられないです。

ビリーの気に入らないことには物申すスタイル、Vogueのインタビューで「年取ったクソったれどもがなんでも決めようとする、廃れればいいものが沢山残ってる」って言い放ってたのが衝撃で大好きになりました。間違いない。

“When I'm away from you
I'm happier than ever
Wish I could explain it better
I wish it wasn't true”

-“あんたから離れてる時が
今までで一番幸せ
上手く説明出来ないけど
嘘だったらよかったのにね”

“Give me a day or two to think of something clever
To write myself a letter
To tell me what to do
Do you read my interviews?
Or do you skip my avenue?
When you said you were passin' through
Was I even on your way?”

-“賢い事考えるからさ、1日か2日ちょうだい
自分に手紙を書かなきゃ
あたしのインタビュー読んでる?
家の前を通ったりする?
通り過ぎるって言ってたじゃん
あんたの人生の途中に
あたしはいた?”

“I knew when I asked you to
Be cool about what I was tellin' you
You'd do the opposite of what you said you'd do
And I'd end up more afraid
Don't say it isn't fair
You clearly werеn't aware that you made me misеrable
So if you really wanna know”

-“あたしが話すことを
冷静に聞いてって言ったとき
その真逆をするって分かってた
それで結局もっと怖くなるって
フェアじゃないなんて言わないでよ
あんたにあたしが惨めにされたって
そんな事知らなかったくせに
本当に知りたいなら、ほら”

“When I'm away from you
I'm happier than ever
Wish I could explain it better
I wish it wasn't true”

-“あんたと一緒にいない時
この上なく幸せ
なんかうまく説明出来ないけど
こんなの嘘だったらよかったのにね”

“You call me again, drunk in your Benz
Drivin' home under the influence
You scared me to death, but I'm wastin' my breath
'Cause you only listen to your fuckin' friends
I don't relate to you
I don't relate to you, no
'Cause I'd never treat me this shitty
You made me hate this city”

-“また酔っ払って、ベンツの中から電話してきた
そのまま運転して帰ってさ
それに死ぬほど怖がらされて
息を無駄にした気分だよ
だってあんたはやっぱりクソみたいな友達の言うことばっか聞くしさ
あんたの気持ちが分からない
全然、分かんないよ
あたしだったら自分にこんな仕打ちしない”

“And I don't talk shit about you on the internet
Never told anyone anything bad
'Cause that shit's embarrassing, you were my everything
And all that you did was make me fuckin' sad
So don't waste the time I don't have
And don't try to make me feel bad
I could talk about every time that you showed up on time
But I'd have an empty line 'cause you never did
Never paid any mind to my mother or friends, so I
Shut 'em all out for you 'cause I was a kid
You ruined everything good”

-“ネットにあんたの悪口も書かないし
誰にも悪い噂流してないよ
だってそんなの恥ずかしいじゃん
あんたがあたしの全てだったから
でもあたしをクソみたいに悲しくさせただけだった
もう無駄にする時間もない
悲しくさせないでよ
あんたが時間通りに来たことなら何回でも話せる
でもそしたら話すこと無くなるね、だって一度も時間通りになんか来た事ないから

あたしのママや友達の事 気にかけたこと一度だってあった?
本当に子供だったから あんたの為に黙らせたのに
良かった全てをあんたが台無しにした”

元彼に書いた曲だと言われている?この曲。囁くみたいに歌って、でもクソみたいな、とかこの野郎、って気持ちがラストに爆発する。グラミーのパフォーマンスもそれが著しく表れていて良かったな。コーチェラのヘッドライナーも既に貫禄ありすぎのとてもステーブルなステージだったし、いつか生で見られる日を心待ちにしています。

それでは、最後まで読んでくれてありがとう。また次回!(5/4掲載)

新譜リリース情報
AKIRA with THE ROCKSVILLE
『L.U.V』
2021年12月9日発売
OTOTOYからロスレス配信中
https://ototoy.jp/_/default/p/1070371

〈AKIRA-CHANNEL トーク&ライブ生放送!〜BIRTHDAY SPECIAL〜〉
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〈ラヴェンダーズAKIRA のWANNA GO HOME 連載50回記念スペシャル配信~in AKIRA-CHANNEL~〉
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