【先行配信】トリプルファイヤー『FIRE』徹底解剖!!スカート澤部を迎え、鳥居真道とともに語り尽くす

「タモリ倶楽部」にてヴォーカル・吉田靖直の特集が組まれるなど、音楽以外の世界からも注目を集めているトリプルファイヤーが、前作より約2年ぶり通算4作目となるアルバム『FIRE』を11月2日にリリースする。録音を馬場友美が、ミックス&マスタリングをillicit tsuboiが担当した本作は、ファンクやソウルといったブラック・ミュージックのリズムを取り入れつつも、さらに吉田独自のナンセンスな日本語詞が同居する摩訶不思議な世界に。OTOTOYでは、本作をCDより1週間先行配信するとともに、彼らの大ファンを公言するスカートの澤部渡を招き、トリプルファイヤーのギタリスト・鳥居真道とともに『FIRE』を徹底的に読み解く対談を掲載。期間限定でフル試聴もできるので、ぜひ聴きながらお読みください。1回聴いたら、トリプルファイヤーの世界から抜け出せなくなること間違いなし!?!?

前作より2年ぶりとなる4thアルバムを1週間先行配信スタート

トリプルファイヤー / FIRE

【配信形態】
WAV、ALAC、FLAC(16bit/44.1kHz) : 単曲 200円(税込) / まとめ 1,800円(税込)
AAC : 単曲 150円(税込) / まとめ 1,500円(税込)

【収録曲】
1. 中一からやり直したい
2. 人生を変える言葉
3. はずれのヘルス嬢
4. 野球選手になるために
5. 有名な病気
6. 漁師の手
7. コインとキノコ
8. 銀行に行った日
9. じじいの同窓会
10. 人生を変えた言葉
11. 普通は走り出す

※アルバムまとめ購入すると、Webブックレットがついてきます。

※2017年11月25日(土)23:59までにお買い上げいただくと、
9曲入りライヴ音源(WAV)がついてきます。
【収録曲】(初回盤のみ)
トリプルファイヤーLive at 渋谷 TSUTAYA O-nest(2017.9.8)
1. トラックに轢かれた
2. 次やったら殴る
3. SEXはダサい
4. 銀行に行った日
5. 質問チャンス
6. 鋭いアドバイス
7. サクセス
8. カモン
9. 野球選手になるために


トリプルファイヤー『野球選手になるために』


INTERVIEW : 鳥居真道(トリプルファイヤー) × 澤部渡(スカート)

左から、鳥居真道、澤部渡

トリプルファイヤーといえば、ヴォーカルの吉田靖直の独特なお笑いセンスやナンセンスな歌詞が注目されがちですが、今回、OTOTOYではそのサウンド面を大フィーチャーします。

もともと作曲は、吉田とギタリストの鳥居真道が担当をしていましたが、前作『エピタフ』から鳥居の作る楽曲が増え、本作『FIRE』では鳥居の作る曲がほとんどを占めています。最近では、鳥居が様々な楽曲の「リズム」を分析したブログが注目をあび、イベントが開催されるほどの状況に。そんななか、トリプルファイヤーの大ファンを公言し、前作までは好きが高じて勝手にアルバム解説のUstreamを行なっていたというスカートの澤部渡をお招きし、鳥居とともにアルバム『FIRE』を丸々聴きながら、徹底的にアルバムについて語ってもらいました。実はトリプルファイヤー、音楽面でもめちゃめちゃすごいことをやっている。それがわかる対談になっているかと思います。

ひとつだけ言っておくと、対談めっちゃ長いです(笑)。でも、そんなこと気にならないくらい内容の濃いものになっているので、騙されたと思ってぜひ読んでみてください。もちろん、楽曲を流しながら!!

司会・進行 : 西澤裕郎
写真 : 大橋祐希

本当に野心的なアルバムだなと思いました、まず、聴いたことがない(澤部)

ーー今日はトリプルファイヤーの新作『FIRE』を思う存分語り尽くしていただきたいと思います。その前に、2人の付き合いはいつからなんでしょう?

澤部渡(以下、澤部) : 2012年くらいかな。友だちの間で『エキサイティングフラッシュ』が話題になっていて聴いてみたら、すぐ夢中になっちゃって。聞いたら同い年だったので、その時期に出会ったミツメと3組でなんかやろうって言って、2012年9月にイベント〈フラットスリー〉を企画したのが最初だったと思います。

鳥居真道(以下、鳥居) : そのとき僕たちは全然知名度もなくて。そんな状況で「褒めてくれる人がいるぞ」みたいな感じだったんですけど(笑)。

澤部 : (笑)。『エキサイティングフラッシュ』の歌詞カードを読んで〈今ではこうしてロシア文学も嗜むこともできる ほんとによかったガンダーラ〉って部分に衝撃を受けて。実際に聴いてみたら言葉から想像できない音で、こういうやり方があるのか! って感じだったんですよね。ただ、歌詞がおもしろいだけだったらここまで好きになっていなかったと思うんですよ。歌詞の知性が一気にゼロになるのに、後ろの演奏は非常にストイック、そういう対比がすごくおもしろかった。こういう音楽に裏打ちされているからこそ、そこにしっかりした強度があるんだと思っています。

ーー澤部さんは、あまりにトリプルファイヤーが好きすぎて、アルバムについてひたすら語るUstream中継をしていたそうですね(笑)。

澤部 : そうそう(笑)。当時一緒にシェアハウスに住んでた友だちを目の前に座らせて、新譜を聴かせながら深読みをするって内容のユーストだったんですけど、『スキルアップ』の時はすごく好評で(笑)。

ーー鳥居さんはそれをご覧になりました?

鳥居 : あ、観ました。僕は歌詞を書いている吉田くんを間近で見ているので、絶対そこまで深くないぞって(笑)。

一同 : あはははは(笑)。

澤部 : 思い出したんですけど、そのとき「ブラッドピット」(『スキルアップ』収録)の歌詞を、ある種のSFだって言ったんですよ。〈なにわのブラッドピット~ 各土地にブラッドピットがいる〉っていう1番の歌詞が、2番でジョイ・ディヴィジョンに変わる。これは日本の経済が将来不安定になり、労働者階級たちがパンクの火を灯し、誰しもがジョイ・ディヴィジョンに共感する日本が出来上がる。それを未来から振り返って「お父さんも若い頃は高田馬場のジョイ・ディヴィジョンって言われてたんだよ」で終わる怖い歌だって話をしたのを思い出しました(笑)。

ーーあははは。すごい深読みの気もしますけど、たしかにそれはおもしろそうですね。ということで、今日は2人で曲を聴きながら、まさにそういうお話しをしていってほしいなと思います。澤部さん、新作『FIRE』は聴かれました?

澤部 : もちろん! mp3に穴があくほど聴いています!

ーー(笑)。率直に、どういう感想を持たれました?

澤部 : とにかくよりヤバい方向にいっているというか、とてつもなく深い穴をスコップで掘ってる感じがしました。音楽的な話だけだったら、ちゃんとした機械で掘っていると思うんですけど、吉田の詞が乗ることによって、それがちゃんとスコップになる。

ーーちゃんとスコップになる(笑)。

澤部 : 音楽的な話でいうと、本当に野心的なアルバムだなと思いました。まず、聴いたことがない。1曲目を再生した途端に、この音楽はどの時代の、どの国の、どういうジャンルなのかが全く見えないんですよ。そこに吉田のヴォーカルが乗って、初めて「あ、日本の音楽だったんだ」と思う。そういうものを作ったっていうのはすごいことだと思うんですよね。

ーー早速1曲目から聴いていきましょう。

1曲目「中一からやり直したい」ーーこの3のループと4のループってなんだ?

※ 曲名をクリックすると試聴できます。


澤部 : これ、冒頭のフレーズ、ベースが3つの音を刻んでいるんですよ。それがギターのリフが入った後、ベースの音が4つになるんです。この3のループと4のループってなんだ? と考えたら、中学・高校のループ、大学のループだと思ったんですよ。だから、中1からやり直したいって言葉は… なるほど!!! と思って(笑)。

ーー3年間、3年間、4年間、そしてまた3年間に戻ると(笑)。

澤部 : それを永遠に繰り返してしまうんじゃないかっていう焦燥感を感じたんですよ。だから「中一からやり直したい」って言葉も出てきたんじゃないかなって。

ーーそれを受けてどうですか、鳥居さん?

鳥居 : そんなことはないと思います(笑)。

一同 : あははははは。

澤部 : まあ、そこまで考えて作っているとは思わないけど(笑)。ここのリズムは3連じゃないのかな? 2拍3連?

鳥居 : 土台のリズムは8分の6拍子で、ベースのフレーズは8分の6拍子の裏というか偶数の拍で音を鳴らして、小節をまたぎつつ、それを3つの音で区切るか、4つの音で区切るかっていう。

澤部 : トリプルファイヤーには3と4をひっくり返すみたいな感覚がちょっとあるじゃない? 普通そういう発想にならないから、それがすごい衝撃でした。そうか、8分の6拍子なのか。4ですらないんだね。

鳥居 : 8分の6拍子と4拍子が同じ小節内で並走している感じ。

澤部 : なるほど。

ーーそうしたリズムに関しても鳥居さんが構築されているんですか?

鳥居 : そうですね。これはアフロ・ファンクでありがちな、ドラムがシャッフルを叩いていて、上モノが16分音符っぽいノリで演奏してるっていうポリリズムにしようと思って作りました。

ーーそうした叩き方に関しても、鳥居さんが指示しているんでしょうか?

鳥居 : 全部指定しています。デモの時点で結構作り込んでいて、それを再現していくって感じですね。

鳥居真道

ーー澤部さんは楽曲制作において、リズム作りはどう考えられているんですか?

澤部 : 変な言い方になりますけど、僕は音楽を作る時にリズムをあまり重視していないんですよ。メロディ・タイプの作曲をするので、すごく羨ましい。極端なまでにリズムへの偏愛を感じたんですよね。一部にしか8分の6のフレーズが出てこなくて、そういう潔さ。後、すごい細かいこと言うと、ミックスでスネアのタムがパンされるんですけど、パンされたドラムロールが高いところで弾いてるギターを一緒に左チャンネルに持っていっちゃうんですよね。そこにも無情を感じる(笑)。歌詞で描かれてるような、自分の力じゃどうにもなれなかった、誰かのせいにしたいっていう無常がミックスにも出ている気がして。完璧な1曲目だと思います!

ーー(笑)。今作では、illicit tsuboiさんがミックスをされたいますけど、かなり音作りにもこだわりが見えますね。

澤部 : 今回は特にそうだと思います。今までのトリプルファイヤーって、そんなに派手にミックスすることってなくて。あったとしても鳥居くんのソリッドなフレーズをダブルで重ねるってことくらいで。それもすごい発明だと思うんですけど、ミックスで極端に物語性が与えられるっていうことは今までなかったんですよね。

鳥居 : ラフミックスの時点だと、演奏の質感もあってぼんやりした感じの音だったんですよ。それがザラザラしてパンチがある、低音がガツっとくる感じになって返ってきたので感動しました。

ーー今回、tsuboiさんに依頼した理由はなんだったんでしょう?

鳥居 : 最初、エンジニアの馬場ちゃん(馬場友美)とか周囲の人と誰がいいだろうねって話していて、tsuboiさんがいいんじゃない? って言われることが多かったんです。藤井洋平さんの『Banana Games』とか、OMSBさんの『Think Good』がかっこよかったんで、tsuboiさんがいいと思って頼みました。

ーーそれが見事功を奏したということなんですね。続いて2曲目いきましょうか。

2曲目「人生を変える言葉」ーーソロのパートが完全に狂っている

※ 曲名をクリックすると試聴できます。


澤部 : この曲は、わかりやすくベースのリフものって感じなのかな。ギターはちょっとしか弾かないもんね。それがすごくスタイリッシュに聴こえる。あと、シンセが入ったっていうのが1つの驚きだった。

鳥居 : これは、曲を量産しようって時期があって、増本さん(トリプルファイヤーのA&R)が「ベースの目立つ曲を作ればいんじゃない?」って言ったのがきっかけでできた曲です。

澤部 : 曲の構造としては、一瞬シンプルに聴こえるんだよね。そこに、サビって言っていいかはわからないんだけど、ギターとかも入ってきてすごい華やかになってキャッチーだなと思った。〈未来はまだ来ない〉っていう詞が、本当に文字通り当たり前でいいんですよね(笑)。すべてのことに意味があるからこそ、無意味なものが尊いとか貴重なものなんだなっていうのを思ったんですよ。そして、ソロのパートが完全に狂っている。すべてがチグハグになる。ベースのリフものでリズムもかっちりしてる中で、急に鳥居くんのやばいギター・ソロとシマダボーイのパーカッション・ソロが入るっていうのがすげーいい!!

鳥居 : デモの時点では歪んだギターで、泣きのギターみたいなソロを弾いてたんだけど、ライヴでやるのはきついなってことで崩していった結果ああなったんです。

澤部 : 崩しすぎじゃない(笑)!? すげーなあ…。これもある程度鳥居くんが作って持っていく感じ?

鳥居 : 曲は最初から完成形でしたね。

ーーちなみに澤部さんも、そういった作り方をしているんですか?


カクバリズム所属の澤部渡によるソロプロジェクト“スカート”のメジャー初アルバム。スマッシュヒットを記録した前作『CALL』から約1年半ぶりの作品。2016年11月に発売されたシングル「静かな夜がいい」、2017年1月クールで放送されたテレビ東京ドラマ『山田孝之のカンヌ映画祭』エンディングテーマ「ランプトン」、2017年4月に公開された映画『PARKSパークス』の挿入歌となった「離れて暮らす二人のために」他、収録。


スカート / 視界良好【OFFICIAL MUSIC VIDEO】

澤部 : 僕は少し違くて、指定しなくても成り立つ楽曲になっているんですよ。僕の場合、コードとメロディと歌詞さえ鳴ってればどうにかなっちゃう。そういう意味で作り方は全く異なっていますね。もちろんその曲に対して、最低限のリズムの感じとか、ベースのフレーズ、キーボードの雰囲気は伝えるんですけど、よほど意図から外れない限りは何も言わないことにしている。だから、トリプルファイヤーはすごいバンドだなあと思っていて。だからこそ、今回のアルバムを機に、吉田だけがおもしろいだけじゃないんだぞってことをしっかり伝えたい。もちろん吉田がおもしろいのも相乗効果なんですけど、実はすっごくいいバランスのバンドなんだって。

ーーたしかに歌詞次第では、とてつもなくアカデミックなバンドになってもおかしくないですもんね。吉田さんのナンセンスな歌詞との対比でサウンドがポップになっているということもあるんだろうなって。

澤部 : それを入り口にして、この奇妙な世界に浸ってもらえるといいですよね。そういう意味でやっぱりほんとにオリジネーターというか、彼らでしか、なし得ないことをやっている数少ないバンドですね。

3曲目「はずれのヘルス嬢」ーー最近の吉田作曲のループものって感じ?

※ 曲名をクリックすると試聴できます。


澤部 : これ、カウントが入っていなかったらどうなってたのと思うよね。あと、歌が入る前のドラムにテープエコーがかかるのもすごい(笑)。この曲は最近の吉田作曲のループものって感じ? 前のアルバムに入っている吉田の曲はループものが多くなかったっけ?

鳥居 : 多かった。結構前に作った曲で、前作からずっとミニマルっていうモードが続いてるのかも。

澤部 : 音がミニマルな分、急にクラスの話になる部分で陰影をつけているのがおもしろいですよね。ある種、トリプルファイヤーの強みでもあるんですけど、曲がミニマルだからといって、詞はミニマルにする必要がない。哲学的に飛躍して、最後に離散するような着地点っていうのは本当におもしろいと思いますね。

ーー耳に残るのが野球という単語なんですけど、吉田さんは野球に思い入れがあるんですか?

鳥居 : たぶん、スポーツマンに対する憧れみたいなものがあって。自分を律することへの憧憬というか。その代表として野球があるんじゃないかな。ちょっとマッチョに憧れているところがある。

澤部 : 憧れているのか、僻んでいるのかわからないけど。

鳥居 : その両極端に宙吊りにされてる感じがしますよね。

ーーこの曲は、鳥居さんがアレンジしたりしているんですか?

鳥居 : 全然ノータッチです。これはtsuboiさんがミックスで切ったり、ミュートしたりしてますね。

澤部 : 吉田って打ち込みやるの?

鳥居 : やるんだけど音色が全部一緒で、どっちがギターの音でどっちがベースの音なのって感じで、みんなに文句言われて、しょぼーんとしちゃうことが多い(笑)。

澤部 : たしかに「じじいの同窓会」とか、ベースとギターはほとんど音域が一緒だもんね。緩急つけたのはミックスっていう感じがすごいする。

澤部渡

鳥居 : 吉田くんのこういうモードが行き過ぎて、打ち込みみたいにただひたすら正確に演奏することを求められて、やってて全然おもしろくないじゃんってメンバーがなっちゃって。それでダメ出しみたいなことをしましたね。マーク・ジュリアナとかが叩かないとこうはならないよ!! って思いますね。

澤部 : すげーな… さすが(笑)。

鳥居 : そのとき、結構みんなで言っちゃって、そしたら吉田くんが「じゃあいいわ…」みたいな感じになっちゃって、レコーディング前に。

ーー吉田さんとしても、サウンド面に関しては理想があるわけですね。

鳥居 : やりたいことは結構あると思うんですけど、そこに持っていくまでの道筋がスパっといかないっていうか。「後はみんながいい感じにしてくれるだろう」と思っているところがあって。

澤部 : 吉田っぽいなあ(笑)。そういえば『スキルアップ』の段階で、鳥居くんと吉田くんの作る楽曲の量が逆転するじゃない。あれは何が起きたの?

鳥居 : 単純に「あ、作らなくていいのかな」って感じになったんだと思う(笑)。確執とかは特にないです。「なんか曲作ってくるやついるな…」 って。

一同 : あはははは。

4曲目「野球選手になるために」ーーうねるベースの感じがめちゃファンク

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澤部 : これを聴いた時、腰抜かしましたよ。ニューオリンズのりの曲って今まであったっけ?

鳥居 : 「戦争の話」でちょっとだけやったけど、まだオルタナ仕様って感じだったから、ここまであからさまにはやっていないですね。

澤部 : この曲を聴いて、ライヴでめちゃくちゃ踊った覚えがあるなあ。本当に最高のダンス・バンドだと思ったんですよ。キメの部分とか、いちいち気配りがいいんですよ。明らかにドラムの感じが異物なんだけど、ぱっと聴いた時はあくまでダンスものとして捉えることができる。そこが興味深かったですね。展開が本当にやばくて、ドラムとギターはそのままなんですけど、ベースの役割がベースじゃなくなる部分がある。かといってメロディを弾いてる訳でもなく漂う異物になってるんですよね。で、また戻る。そして戻った時にうねるベースの感じがめちゃくちゃファンクなんですよ。そのバランスのとり方っていうのが本当に不気味で最高なんです。

ーー実際、異物感とか不気味な感じを演出するための展開だったり演出なんですか?

鳥居 : そこまで細かく考えてはいないんですけど、ギターがずっと同じフレーズ弾いていても、ベースのフレーズでルートが変わるとつられてギターのコードも変わるというか、それでちょっと気持ち悪くしたいなっていうのは癖であって。

澤部 : その癖の1番極北って感じがする。本当にすごいと思うよ。トライアングルとかが入ることによって、あくまでリズム然とした顔はしてるんですよ。そういう中でベースがああいう動き方をする。とんでもない部分だなと思いましたね。


トリプルファイヤー『野球選手になるために』

ーーたしかにギター・リフだったりパーカッシヴなリズム表向き目立つけど、実はベースの動きがかなり不気味ですね。

澤部 : そうなんですよ。その後の〈高級な洗剤を買ってあげないといけない〉って歌詞に繋がる予兆というか、先行きが不安になって、そこに戻っていく。

ーーさらにタイトルが「野球選手になりたい」ですからね(笑)。

澤部 : 野球選手になるやつがバイトしないだろ!! っていう(笑)。何もかもが手遅れなことをしっかり捕まえようとして、どんどん深みにはまっていくっていう。

ーーちなみに、澤部さんだったら、この曲にどんな歌詞をつけますか?

澤部 : 絶対、書けないと思う! 僕はそういう意味では真面目なんだなって思い知らされます。吉田の性格じゃないと書けない詞なんだなって。本当にこの世界観はすごい。

5曲目「有名な病気」ーーこの粘り気って何からくるのかな…?

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澤部 : この曲の粘り気みたいなのものは、またすごいですよね。

鳥居 : 最初の頃にやったファンクっぽい曲が『スキルアップ』に入っている「可能性が無限」なんですけど、それを細かいところまで詰めて、もっとファンクっぽくしようとライヴで何度かアレンジを変えてやっていったんですよ。さらにそのアレンジを変えて「有名な病気」にしました。

ーートリプルファイヤーとしてファンクを消化したものを作った曲だと。鳥居さんの理想に近いものができている?

鳥居 : もうちょいファンキーでもいいと思うんですけど、こんなもんですかね。わからないです(笑)。

澤部 : この揺れ方とこのシンセの感じすごいよね。この粘り気って何からくるのかな…。16分ではないよね?

鳥居 : これは1小節を24分割したグリッドに音を配置しています。いわゆる16分のシャッフル。

澤部 : そういうことか。8分が揺れてるくらいにしか思わなかったんですよ。24分に割って、その中でそれぞれの3連でやって、2つ目が抜けてってこと?

鳥居 : そう、それにハマるようにベースとかギターが入っている。

澤部 : それだから少しのファンキーな粘り気みたいなのが出てるのかなあ。

ーー曲作りの段階で、そこまで理論的に構築してくんですか?

鳥居 : 『エピタフ』まではなんとなくやっていたんですけど、言語化して「これはこういうことなんですよ」ってことを皆と共有しながら取り組んでいかないと雰囲気だけで終わっちゃうし、リズムの組み立て方も複雑になった分、今までのやり方では対応できなくなったのでこのアルバムから言語化するようになりましたね。

ーーもともと鳥居さんは音楽理論は勉強されていたんですか?

鳥居 : なんとなく興味はあったので勉強はしていたんですけど、それを自分の言葉にしていくために、リズム関係の本とかを読んでみっちり取り組んでいきました。

ーーそれが鳥居さんのリズムを考察したブログ(Notoriious B.l.G.)に繋がっていったんですね。澤部さんも楽曲を分析されるタイプですか?

澤部 : 僕は音大を出た癖に、何もわかってないんです(笑)。当時、シンガー・ソングライター然としていたいと思っていて。理論が身についてしまうことで失うものが絶対あるっていう強がりをして、全然勉強しないでサボっていました(笑)。

ーーそれぞれ、自分の置かれている立場から逆のものを求めていった結果という部分もあるんですね。

澤部 : もっと漠然としたものをやりたいっていう気持ちもあるし、ないものねだりなんですけどね。

6曲目「漁師の手」ーー最後にロックンロール的な思想が一瞬出る

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澤部 : これ、リズムボックスは何を使っているの?

鳥居 : えっと、ACE TONEの… なんだっけ、FR7? FR-7Lか。横に長いタイプの。

澤部 : この曲でおもしろいのは、最初のいわゆるヨナ抜きのギター・リフに対して「漁師の手」っていう言葉が出てくる吉田の嗅覚。オルガンとかリズムボックスとかで、なんとなくそれっぽく聴こえないようにしているけど、ギター・リフ自体はすっごい土着なものなんですよね。その中から「漁師の手」って言葉を探し出してくるのがすごい。あとは〈ちからー〉って伸ばすのもすごいなと思います。土着なリフと、ソウル・マナーなシンセ・サウンドの対比、そして同居。それで結局、漁師の手っていう(笑)。

鳥居 : 吉田くんも実はいろいろ考えてるのかな(笑)。

澤部 : オルガンのリフと裏のギターが、それぞれのレイヤーで構成されているんだけど、それが後で出てくるギターがぐにゃーってなるのがすごい気持ちいいんですよね。そこでソウル・マナーのシンセ・リフが効いてくる。これは、単純な音の並びをずらしていくって感じじゃないよね? 8分音符を、3つの音と3つの音と2つの音のブロックに分けてずらしている。で、このエンディング。これどうなってんの!?

鳥居 : これは開放弦を使って半音をぶつけて、1番気持ち悪い不協和音を出しています。

澤部 : ギターは1本でやってるの?

鳥居 : ギターは1本で、弦が3本。

澤部 : 弦3本でこの不協和音出してるんだ! 3、3、2で分けてるものがどんどんずれていって、最後にあの不協和音がバーンって入るっていうのが恐ろしいというか…。たぶんあの不協和音を最後に入れないで終わっていいのに、あえて不協和音をぶちこんでくるっていうのは本当にすごい。最後にロックンロール的な思想が一瞬出るっていうか、これはジャーン! の亜流だと思うんですよね。

ーー初めてギター持ってジャーンってなった時の初期衝動みたいな(笑)。

澤部 : この終わりは、ほんっとにずるい。爆発オチだと思います。

ーーここからはアルバム後半曲です。

7曲目「コインとキノコ」ーードラムのオカズで混乱させようとしてます

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澤部 : この曲もファンクノリではあるけども、ドラムの組み方がダンス的な感じじゃない? これ、どこが頭なんだろう。今聴いてもわからない。イントロは普通に頭から入ってる? 2拍目がシンバルであるってほとんどないじゃん。

鳥居 : イントロは普通に頭から入ってる。小節をまたぐドラムのオカズで混乱させようとしてます。

澤部 : 正に混乱する!

鳥居 : ファンクとかブラック・ミュージックって裏と表がわからなくなる感じが結構あって、それが気持ちいいなと思っていて。

澤部 : たしかに、わからなくなるっていうのは、ある種の快楽なんですよね。それがよく出ている曲だと思います。

ーー澤部さんがトリプルファイヤーのアルバムを穴が空くほど聴くっていうのは、未知のものを理解したいという追求なんでしょうね。

澤部 : そうですね。未知の何かが起きていることを確認するって意味もありますし、単純に気持ちいいから聴くっていう部分もあります。ダダダダっていうスネアのフィル・パターンがめちゃくちゃ気持ちいい。騙され続けてるのに相手がどんどん先に行っちゃうから、もっとわからなくなるっていう、その気持ちよさ。

ーー歌詞もまたわからない。本当に多面的に未知の部分がある曲ですよね。

澤部 : 今回、唯一吉田にこの歌詞ってどうなのって聞いたのがこの曲なんですよ。「コインとキノコ」って言われて、僕らが想像するのはマリオじゃないですか? マリオ的なものを人間社会に置き換えて何かを揶揄してるの? って聞いたんですけど、吉田が言ってたのは「スーパーマリオの中で本来の目的はゴールをすることなんだけど、俺は隠し面みたいなところにある1UPキノコとコインがたくさんある場所を知っている状態で止まってる人を歌ってる」って言われて、なるほどと思ったんですよ。それを描ききれてないかもしれないって不満げな顔をしてたのも、すごくよかったです(笑)。

ーーまさに何回も聴く必然性がある。

澤部 : 1回だけじゃわからないし、何回も聴いて反復するのも一種の音楽的快感になるし、ある種の謎解きゲーム的な感覚で楽しめる人もいるんじゃないのってことですよね。

増本 : : 吉田が一貫してるのって、自分が何かをやらない理由を言ってるだけだよね。そのエクスキューズをひたすらしているだけ(笑)。

澤部 : すべては感性の違いで片付くっていうか、「俺は俺の好きなようにやる」っていう意思が、集約されているんだと思います(笑)。

8曲目「銀行に行った日」ーーこの曲もアフロ的なリズムを意識していて

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澤部 : これは珍しく、トリプルファイヤーからしたら牧歌的な世界観で、わかりやすく長調って感じがする。ベース・リフとギター・リフの組み合わせがすごくいい。

ーー明るめの曲ですが、どういうことを意図して作った曲なんですか?

鳥居 : これもアフロ的なリズムを意識していて。アフリカの音楽って、こういう明るい曲が多いんですよね。決してこんな珍妙な感じではないんですけど。明るい曲が1曲くらいあってもいいかなと思って作りました。ある種のジャーマン・プログレにあるほのぼのとした雰囲気からの影響もあります。

澤部 : この曲、〈引っかかってた〉の言い方が最高なんですよ。

鳥居 : ほんとに引っかかっているし(笑)。

澤部 : で、展開してベースとギターの役割がそれぞれ変わっていく。ベースは2拍3連?

鳥居 : これも土台は8分の6拍子で、ベースは4拍子。

澤部 : なるほど。牧歌的なイメージを与えてるのはある種リズムボックスの効果もある気がする。「漁師の手」とは違う演出の仕方がすごいいいですね。オルガンが出て来るのもいい。可愛らしいオールドな響きがする。あと、ドラムとベースの役割がちょっとずれるのかな。

鳥居 : ドラムがギターとベースの間に挟まれて、どっちもやってるみたいな感じ。

澤部 : なるほど! ポップスって意外と中間がないじゃん。ドラムがベースとギターの中間っていうのはすごいおもしろいなって思いました。

ーー中間っていうのはどういうことですか?

鳥居 : 展開した部分がポリリズムなんですけど、1、2、3、4、5、6ってハチロクのリズムをギターが弾いていて、それに対しベースは4拍子のフレーズで、そのどちらにもハマるようにドラムのパターン組んでいます。ハットはハチロクで刻みつつ、キックとスネアが4拍子にハマるように入ってます。

澤部 : それは気づかなかった。すごくかっこいいです。

ーーめちゃくちゃ高度なことやっているんですね。

9曲目「じじいの同窓会」ーー「ライヴで再現できない曲が1曲ある」って

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澤部 : これが、さっき吉田のせいで楽しくないってなった曲ですよね(笑)。

鳥居 : 結局、ドラムが叩けないってなって、大垣くんが叩いた音をサンプリングしてMIDIで打ち込みました。

澤部 : ドラム自体は意外とシンプルに聴こえるんだよね。ちょっと8ビートっぽいノリに時々裏が入るようにも聴こえるし、〈終わってる〉っていうところもロックっぽく聴こえる。ベースとギターの組み合わせでドラムの存在意義がどんどん遠くなっていくっていうか。バンドとしての人間味と、楽曲としての距離感みたいなものを感じて興味深いんですよね。ハットの位置がおかしいのかな? スネアとキックの位置って意外とそんなに変かなって思って聴いちゃうんだよね。

鳥居 : これは本当に正確に演奏しないと、たるくなるっていうか。

澤部 : そっかそっか、人間っぽさが入っちゃうと退屈になっちゃうんだ。

鳥居 : ズレているところが目立っちゃう。

澤部 : 「ライヴで再現できない曲が1曲あるんだ」ってシマダボーイから聞かされていたけど、この曲だとは思わなかったなあ。「はずれのヘルス嬢」とかの方が再現しづらそうだなと思った。ギリギリの緊張感で、すごくいいアクセントになっている曲だと思います。

10曲目「人生を変えた言葉」ーーこれもファンク・マナーというか

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澤部 : これもファンク・マナーというか。シンセのフィルターの感じとか。ギター・リフものっちゃギター・リフものになるのかな。で、〈タイム・イズ・マネー〉って急に来るのが好きなんですよね。シマダボーイの合いの手もいい。ギターがわりとリリース長めにジャカジャカジャカジャカってやるじゃないですか? 音を切れば切るほどファンクっぽくなる傾向があるし、粒が立てば立つほどファンクっぽくなると思うんだけど、あえてリリースを長めにとることでファンクっぽく聴こえるっていうのも、すごくかっこいいんですよね。まあ、でもあるのか。

ーー鳥居さんは元からファンクやソウルを好まれて聴いてこられたんですか?

鳥居 : 20歳くらいからそういう音楽が好きになったんですよね。ただ、バンドでやっていることとは違ったので封印していたんですけど、『エピタフ』ぐらいから「トリプルファイヤーってこんな感じだよね」っていうのが自分の中でなくなって、自分の好きなものが素直に反映されるようになったのかなと思います。

11曲目「普通は走り出す」ーーこの曲はアウトロですよ!

※ 曲名をクリックすると試聴できます。


澤部 : ライヴで聴いた時びっくりしたなあ。一音ハーモニクスが混ざるのが、ニクいよね。そもそもトリプルファイヤーで、こういう普通の8ビートっぽいノリっていうのは初めて… ではないか。でも、こういうゆったりした8ビートはないよね。

鳥居 : ないね。

澤部 : ただ、普通の曲かなと思ったら、途中のコードがすごい。ディミニッシュ? オーギュメント?

鳥居 : マイナーメジャーセブンスみたいなコード。サビの歌い出しの音は長7度のはず。

澤部 : あー、だからぐにゃんってする感じがあるんだ。コード自体はマイナー?

鳥居 : マイナー。

澤部 : ディミニッシュとかオーギュメントとかそういう類のものかなって思ってたんだけど、コードとメロディの陰影でそういう感じを出すっていうのはびっくりした(笑)。

ーー普通の歌ものに聴こえますけど、異物感を感じるようなコードになっているんですね。どういうふうにしてこの曲は生まれたんですか?

鳥居 : 『エピタフ』でも「こだわる男」っていう歌ものみたいなことをやっていて。アルバムにつき一曲は歌もの入れるっていう決まりを踏襲しました。本当はもっとアメリカの南部っていうか、ソウルもカントリーも同時にこなす白人のスタジオ・ミュージシャンの演奏みたいなリラックスしててかつ踊れるって感じにしたかったんです。けれどもただルーズな感じになってしまいました。

澤部 : このギター・ソロもすごくいいよね。真っ当で。たまには真っ当なこともやりたくなる(笑)?

鳥居 : 普通のギター・ソロを弾きたいなって(笑)。

澤部 : (笑)。そしてこの曲はアウトロですよ! こんなめちゃくちゃマイナーにしといて、結局最後はまたメジャーに戻るんだよね。めちゃくちゃ不穏じゃないですか。 今までのアルバムもこういう好き勝手いろいろ言えるレコードだったんですけど、より鳥居くんの進化がすごいというか。吉田の書く詞がどんどん内面に向かっているのと対比が出てきているのもおもしろい。

ーー本当に楽曲と歌詞のバランスがすごいですよね。次の作品もどうなるかというのがすでに気になるところです。

澤部 : 今回のアルバムの初回盤にライヴ・トラックがついていて、そこに新曲が2曲入っているんですよ。

(初回限定盤につくライヴ音源を試聴♪)

ライヴ音源「鋭いアドバイス」

澤部 : おもしろいのが、吉田のヴォーカルに黒っぽさが出てくるようになってきたんですよ。アルバムを録ってからライヴで楽曲を歌うなかで、どんどん吉田が16分でリズムをとるようになってきている。裏の感覚が染み付いてきたことで、今後作る曲にどんどん反映されてくと思うんですよ。実は吉田が進化していってるってことで、ますます目が離せないし、今後どんどんトリプルファイヤーはすごくなると思う。あと「サクセス」って新曲もあって、これもすごいんですよ。

ライヴ音源「サクセス」

澤部 : 1、2、3、4の中で3拍目までは、ある種揺れるビートの中で気持ちよさを感じさせるんですけど、3連符で一気にノリを分断させるんですよね(笑)。しかもギターのフレーズがすごいことになっていて。

ーーすでにトリプルファイヤーは、アルバム『ファイヤー』の先に行っていると。

澤部 : より尖っていっている(笑)。これより尖りようがあるんか!! って思いましたね。ちゃんと評価されるべきって言ったら変なんですけど、これだけわかりづらいことをやっていて、あれだけ人気があるっていうのも本当にすごいことだと思う。度を越したキャッチーさと、度を越したわかりづらさはトリプルファイヤーにしかできないことだと思うんですよ。それの極端な例が「サクセス」だと思っていて、ある種の呪術的で祝祭的なファンクのリズムの喜びがある。でも必ず分断も起こっている。あとトリプルファイヤーに関しては過去も未来もない。それがすごい個性になっていると思うんですよ。スカートもそれに近いとは思っていて、それはミツメもそう。その3組で訳のわからない時間軸を漂流している感じが実はしていて、漂流の仕方が年々えぐくなっている(笑)。3組ともどんどんわからなくなっているけど、音楽的な強度は3組とも増している気がするんですよね。

ーー1時間半くらいしゃべっていますけど、まだまだしゃべり足りないくらいですね(笑)。それくらい聴きどころのあるアルバムだと思います。ぜひ、このテキストを参考に、何度も聴いてみてほしいですね。

澤部 : 本当にとんでもないアイデアに満ち溢れた、とんでもない1枚だと思います。それでいて、さっきの「サクセス」でわかるように、まだまだ伸びしろや、尖りしろがあるというのは、とんでもないことだと思うんですよ。何をやってもトリプルファイヤーになるし、ポップスの型を借りた異形のものにしっかりなったっていうのが、現時点でのトリプルファイヤーの可能性の恐ろしいところですね。

トリプルファイヤー Discography


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スカート Discography


>>『静かな夜がいい』リリース 特集記事はこちら

PROFILE

トリプルファイヤー

2006年結成、2010年に現在の編成となる。2012年5月「エキサイティングフラッシュ」2014年2月「スキルアップ」2015年9月「エピタフ」2017年11月「FIRE」を発表する。「高田馬場のJOY DIVISION」「だらしない54-71」などと呼ぶ人もいた。ソリッドなビートに等身大の歌詞をのせていてかっこいい。人気がある。メンバーはみな性格が良く、友達が多い。

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LIVE INFORMATION

鹿の一族vsトリプルファイヤー
2017年10月29日(日)@下北沢 近松
時間 : Open 12:00 / Start 12:30
出演 : 鹿の一族 / トリプルファイヤー

トリプルファイヤー『FIRE』発売記念ワンマン”アルティメットパーティー4”
2017年11月16日(木)@恵比寿LIQUIDROOM
時間 : Open 18:30 / Start 19:30

スカート 20/20 VISIONS TOUR
2017年12月6日(水)@梅田Shangri-La
Open 18:30 / Start 19:00

出演 : スカート / トリプルファイヤー


>>トリプルファイヤー more live information


スカート

どこか影を持ちながらも清涼感のあるソング・ライティングとバンド・アンサンブルで職業・性別・年齢を問わず評判を集める不健康ポップ・バンド。強度のあるポップスを提示しながらも観客を強く惹き付けるエモーショナルなライヴ・パフォーマンスが話題を呼んでいる。2006年、澤部渡のソロ・プロジェクトとして多重録音によるレコーディングを中心に活動を開始。2010年、自身のレーベル、カチュカサウンズを立ち上げ、ファースト・アルバムをリリースした事により活動を本格化。さまざまな形態でライヴを行ってきたが、現在は佐久間裕太(Dr)、清水瑶志郎(Ba)、佐藤優介(Key)、シマダボーイ(per)をサポートメンバーとして迎え活動している。発表作品に『エス・オー・エス』(2010年)、『ストーリー』(2011年)、『ひみつ』(2013年)、『サイダーの庭』(2014年)がある。12'single 『シリウス』(2014年)がカクバリズムでの初のリリースとなり、続くアルバム『CALL』(2016年)が全国各地で大絶賛を浴び、晴れて初のシングル『静かな夜がいい』(CD+DVD)を昨年11月にリリース。今年に入り「山田孝之のカンヌ映画祭」のエンディング曲と劇伴を担当。さらに映画「PARKS パークス」に挿入歌の提供や出演している。今年のFUJIROCKに初出演し多くの観客に迎えられながら素晴らしいライブを展開。10月にリリースする新作アルバム『20/20』にてメジャーデビューが決定した。多彩な才能にジャンルレスに注目が集まる素敵なシンガー・ソング・ライターであり、バンドである。

>>スカート official site

LIVE INFORMATION

カクバリズム 15 Years Anniversary Special
2017年11月5日(日)@新木場STUDIO COAST
時間 : Open 13:00 / Start 13:00
出演 : スカート / YOUR SONG IS GOOD / cero / キセル / VIDEOTAPEMUSIC / 片想い / MU-STARS / 二階堂和美 with Gentle Forest Jazz Band / 思い>出野郎Aチーム and more

新木場サンセット 2017
2017年12月14日(木)@新木場STUDIO COAST
Open 17:15 / Start 18:00
出演 : スカート / スピッツ / THE COLLECTORS / CHAI / レキシ

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インタヴュー

15周年のneco眠る、新作アルバムはあえて無責任につくった?! ──『Typical』を独占ハイレゾ配信開始
[CLOSEUP]・2017年11月22日・15周年のneco眠る、新作アルバムはあえて無責任につくった?! ──『Typical』を独占ハイレゾ配信開始 今年2017年に結成15周年を迎えた“neco眠る”。そんなアニバーサリー・イヤーに、彼らから新作アルバム『Typical』が届きましたよ〜!! 新メンバー・おじまさいり(Key from CASIOトルコ温泉)加入後初、そして実験性とポップ・センスが高次元で結合した前作『BOY』以来、実に3年ぶりとなるフル・アルバムとなっております!!! 初期作を担当していた森雄大(Gt)、前作で全曲の作曲を担当したBIOMAN(Synth)、栗原ペダル(Gt)、そして新メンバーのおじまさいりがソングライティングを担当、さらにスチャダラパーやロボ宙、安部勇磨(never young beach)なども参加し、各人の個性が爆発した10曲を収録! そんなバラエティに富んだポップで踊れる今作『Typical』を独占ハイレゾ配信を開始するとともに、メンバーの森雄大、おじまさいりへのインタヴューを掲載します! 3年ぶりフル・アルバム! ハイレゾはOTOTOYだけ! neco眠る / Typical'【配信形態】ALA
by JJ
「やっといまのPolarisになったな」──Polarisの新たな魅力が凝縮された新作『走る』をリリース
[CLOSEUP]・2017年11月22日・「やっといまのPolarisになったな」──Polarisの新たな魅力が凝縮された新作『走る』をリリース 数々のアーティストのプロデュースや映画音楽の制作、ソロ・プロジェクトなど、多岐に渡り活躍するオオヤユウスケと、フィッシュマンズ、So many tearsとしても活動する柏原譲によるユニット、Polarisが2年9ヶ月ぶりとなる新作ミニ・アルバム『走る』をリリースした。〈bud music〉へと移籍後初のアルバムリリースとなる今作は、Nabowaの川上優がサポート・ドラムとして参加。新曲5曲に加え、フィッシュマンズ「SEASON」のカヴァーを含めた6曲を収録し、新たなPolarisのサウンドが凝縮されている。OTOTOYでは今作を1ヶ月独占ハイレゾ配信とともに、オオヤユウスケ、柏原譲の2人へのインタヴューを掲載。今年彼らがどのような活動をし、このアルバムをリリースしたのか、話を訊いた。 2年9ヶ月ぶりの新作をハイレゾ配信! Polaris / 走る (24bit/96kHz)'【配信形態】ALAC、FLAC、WAV(24bit/96kHz) / AAC>>>ハイレゾとは?'【配信価格】単曲 300円(
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大西順子、ジャズ・ピアノストを語る
・2017年11月21日・大西順子が語る、ジャズ・ピアノ──アート・テイタムから現代まで つい先ごろ、約8年ぶりのピアノ・トリオ・アルバム『Glamorous Life』、そして初のバラッド集『Very Special』と2枚同時に新作をリリースしたばかりのジャズ・ピアニスト、大西順子。OTOTOYでは新作に関するインタヴューに続いて、こちらのページではその後編、特別企画として、ジャズ評論家、柳樂光隆を聞き手に、大西にレジェンダリーなアーティストから現代にいたるまでのジャズ・ピアノに関して語ってもらった。レジェンダリーなジャズ・アーティストたちに直接師事、またはバンドのいちいんとして共演し、まさに世界レベルで活躍してきたピアニストたる大西の、その審美眼を通して分析される、ジャズ・ピアノはまさに目から鱗ものの情報ばかりです。 大西順子、新作2作に関するインタヴュー前半こちら 8年ぶりとなる待望のレギュラー・トリオ作品大西順子トリオ / Glamorous Life(24bit/96kHz)'【Track List】01. Essential 作曲 : 大西順子02. Golden Boys 作曲 : 大西順子(モントルーL
ニッポンのロックンロールに、新たなモッズの風? ──Layneの1stアルバム『Be The One』に迫る
[CLOSEUP]・2017年11月13日・ニッポンのロックンロールに、新たなモッズの風が吹く? ──Layneの1stアルバム『Be The One』に迫る 湘南在住、ザ・ビートルズ、オアシス、ザ・フーなどの英国音楽をはじめ、ザ・コレクターズなどのモッズ・ミュージックの影響も感じさせる4人組バンド・Layne。9月に先行リリースした7インチをきっかけに早耳リスナーの中で話題を呼んだLayneが、満を持して〈Youth Records〉から1stアルバム『Be The One』をリリース! 狂おしいほどのロックンロール・サウンド満載の10曲が収録されています! andymoriなどを輩出した〈Youth Records〉からの、新たな才能の誕生に、絶対に立ち会うべきです! このインタヴューを読めば、Layneがどんなバンドなのか丸わかり! ぜひアルバムとともにお楽しみください。 ニッポンの音楽をアップデートする、記念すべき1stアルバム! Layne / Be The One'【配信形態】ALAC、FLAC、WAV(16bit/44.1kHz) / AAC【配信価格】単曲 250円(税込) / アルバム 2,488円(税込)【収録曲】''1. ステ
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世界を旅した音楽家・谷澤智文、長編3部作の第2部完成! 第1部とともに独占ハイレゾ配信開始 & 自宅兼スタジオ、農園に潜入!
[FEATURE]・2017年11月11日・音楽と農業のあるライフスタイル──谷澤智文の農園、自宅兼スタジオに潜入! 最新作の独占ハイレゾ配信も! かつてはメジャー・レーベルに所属し、アニメの主題歌なども手がけていた音楽家・谷澤智文。東日本大震災を経たことで彼の価値観は大きく変わり、2012年に彼は今までの活動をなげうって世界放浪の旅に出た。帰国後は生活のサイクルを変え、現在は東京を離れて埼玉県加須市にて新たな生活をしながら音楽活動を続けている。昨年2016年にはアコースティック宇宙奏楽長編3部作「”ぼくらはみんな”シリーズ」と銘打った第1作目『ぼくらはみんなスペーシー(We Are All Spacy)』をリリース。そしてこの度、制作期間1年半の時を経て第2部となる『ぼくらはみんなエイリアン(We Are All Alien)』が遂に完成した。 自身の演奏に加え、これまでの活動や旅で出会った仲間たちのサポートによって産まれた今作は、壮大な世界観と細部までこだわり抜かれた彼の美学が込められた渾身の1作。アートワークは前作に引き続き、気鋭の漫画家・panpanyaが担当、アルバム特設サイトには詩人・谷川俊太郎からのコメントも寄せられているので、
渋谷慶一郎のレーベル、ATAKの過去音源配信開始、第3弾
・2017年11月11日・ATAK過去作配信第3弾、今回は渋谷慶一郎の1stソロ、そして渋谷の原点となったアーティストの作品も 2017年9月11日より、毎月11日に、半年に渡って渋谷慶一郎が主宰レーベルのATAK過去作品を配信リリース。OTOTOYでは各作品に関して、毎回、ライター、八木皓平による渋谷慶一郎本人へのインタヴューを行い解説をお送りします。第3弾は、2004年リリースの渋谷慶一郎の1stソロ・アルバム『ATAK000』にボーナス・トラックが2曲加わった、2011年の『ATAK000+』。そして渋谷慶一郎が音楽の道を志すきっかけとなった、実験音楽の巨星、高橋悠治の関連作2作。『ATAK002』での共演から親交をさらに深め、〈ATAK〉からのリリースとなった、高橋悠治のソロ作で、電子音楽作品によるフル・アルバムとしては12年ぶりとなった『ATAK006』。そして、こうした交流が渋谷慶一郎とmaria、そして高橋悠治との共演ライヴへと結実、凄まじい緊迫感の中繰り広げられたこのライヴのドキュメントとなった『ATAK007』の3作品だ。インタヴュー : 八木皓平 ミニマリズムは結構強力な乗り越える対象としてあって ──いま、パ
by 八木 皓平
大西順子、バラッド集&ピアノ・トリオ新作を先行ハイレゾ配信スタート
・2017年11月10日・大西順子、待望の8年ぶりのレギュラー・トリオと、初のバラッド集をリリース──先行ハイレゾ配信 2度の活動休止(2012年には引退宣言も)からの復活を遂げ、昨年は菊地成孔プロデュースによるニュー・アルバム「Tea Times」をリリース「Tea Times」をリリースするなど、ここにきてまた活動を活発化させているジャズ・ピアニスト、大西順子。そんな活動の勢いを象徴するように2枚のアルバムを同時にリリースする。まずはファン待望、8年ぶりとなる待望のピアノ・トリオ・アルバム『Glamorous Life』、そして彼女が10年以上、そのアイディアを温め続けてきたという初のバラッド集『Very Special』の2枚だ。OTOTOYではこの2作を、11月15日のCDリリースを前に、24bit/96kHzのハイレゾ音源データにて、先行配信開始いたします。さらには本作を巡るインタヴュー敢行。『Jazz The New Chapter』監修のジャズ評論家、柳樂光隆によるインタヴューを掲載いたします。また次週には同インタヴューの後編として、往年の名ジャズ・ピアニストに関して、柳樂が大西に問う特別企画も掲載予定です。そちらもお
10年前に想像してた10年後よりも楽しく音楽をやれてる──GHEEEの、5thアルバムを独占ハイレゾ配信 & インタヴュー掲載
[CLOSEUP]・2017年11月08日・10年前に想像してた10年後よりも楽しく音楽をやれてる──GHEEEの、5thアルバムを独占ハイレゾ配信 PLAGUES、PEALOUT、ZEPPET STOREといった90年代中盤以降のギター・ロック・シーンを担ってきたメンバーを中心にHisayo(tokyo pinsalocks / a flood of circle)が加わり2007年に結成されたドリーム・バンド、GHEEE(ギー)。個人やその他のバンドでの活動と共に4枚のアルバムを発表しつつ、今年で結成を10周年を迎えた彼らですが、この度5枚目のアルバムとなる『CINQ(サンク)』を完成! OTOTOYでは今作をハイレゾ独占配信すると共に、フロントマンである近藤智洋と深沼元昭へのインタヴューを掲載。10年の歩みを感じる、今までのアーティスト写真やライヴ写真と共にお楽しみください! 結成10年目のアニヴァーサリー作!! ハイレゾ配信はOTOTOYのみ!!GHEEE / CINQ'【配信形態】ALAC、FLAC、WAV(24bit/48kHz) / AAC 【配信価格】単曲 324円(税込) / アルバム 3,780円(税込)【収録曲】''01.