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2020年02月14日18時00分

 
【連載コラム】白波多カミンの『引き出しからこんにちは』
 

第19回「お洋服について」

わたしは服が好きだ。

服のことを考えてると気づけば1時間くらい経っていることがある。

たとえば、何気ないことで言うと、こんな服欲しいなぁとか、あした着る服どれにしようとか、けっこう先にある予定の日に何着て行こうかなぁとか。

あとはとりわけ好きなのが、その服のもつバックボーンのようなものに想いを馳せることだ。新品の服なら、作った人はどんなマインドを持ってこの服を作ったのかなぁとかを考える。ビンテージならどんな人がどんなふうに着てたんだろう、どのへんの国で着てたのだろう、それがいまここにあるって不思議だなぁとか。

ちなみに、わたしの今日着ているコートは亡き祖父の家から見つかったものだが、コートの内ポケットのところには「治美」と刺繍されている。だれなんだろう。治美さん…こんなかわいいコートをオーダーしてくれてありがとう。そして祖父もついでにありがとう、治美さんは知らない人だけども。と思いながらいつも着ている。

"ファッション"にはあまり馴染みがないのだが、服が好きだ。

ファッションに馴染みがないので、いわゆる”オシャレな人”にはどうしたってならないという謎の自負がある。もちろんオシャレな人を見てて素敵だなぁと思う。だけど、わたしは愛している服を愛して着るだけだ。理想は、いちばんその服が喜びそうな着方がしたい。それが自分にはしっくりくる。

持っている服のジャンルというか、スタイルは、バラバラだ。

もともとはロリータだったし、その熱が再燃して、最近はフリルのついたものやレースがあしらわれているビンテージワンピースを着るときゅんきゅんする。それと、サイバーっぽい、銀色とか宇宙っぽい服もめちゃくちゃ好きだ。宇宙人みたいな格好。全身タイツっぽさのあるツナギとかたまらない。
あとは、ジーンズも好きだ。自分の体に合うジーンズを探す面白味は他の服にはないものがある。ジーンズ着るときは全身デニムの服が着たい。Gジャンにジーンズとかやっぱり最高。

とにかく過剰なのが好き。

好きな服に包まれていたい。

生活していて、ファッション(流行)の影響を全く受けずにいることなんて、不可能だし、ナンセンスだけど、やっぱりあんま興味ないかなぁ。音楽も然り。

言い換えれば、「わたしは”これ”が好きなんだー!」って思えるものがたくさんあるってことかもしれない。それはラッキーなことだなと思う。

とりあえず、最近いちばんアガる服で出かけたときの写真を載せます。ピンク色のツナギ(その名も「じんせいじゃんぷすーつ」from MAN)と、紫色のMA-1を着て、黒色のベレー帽をかぶって、近藤さくらが手作りしたカバンを肩からかけてます。

ここどこだ?って感じだけど、音楽家の安野太郎さんの展示会場にいる写真です。この展示もまた、素晴らしかった。そのときの感想、いまはまだうまく言えないので、またどこかで。

(次回掲載は2月28日)

文:白波多カミン

白波多カミン オフィシャル・ウェブサイト
http://shirahatakamin.com/


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