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2021年12月15日22時00分

 
【水曜日の新譜レビュー】乃木坂46初のベストアルバム『Time flies』
 

毎週水曜日にOTOTOYから配信リリースされる作品を1つ購入して聴いた感じを忖度なくご紹介する【水曜日の新譜レビュー】。

今週は乃木坂46のデビュー10周年を記念する初のベストアルバム『Time flies』を取り上げたいと思います。

OTOTOYでは『Time flies (Complete Edition)』が24bit/96kHzハイレゾ配信されていますが、すみません、今回ばかりはCD3枚組プラスBlu-rayの完全生産限定盤を買ってしまいました。なぜならばBlu-ray には、約150分に及ぶドキュメンタリー映像“10th Anniversary"Documentary Movie「10年の歩み」が収録されているからです。正直これだけでも8,500円の価値がある気がします。とはいえ、10年間の歴史が詰まったせっかくのベストアルバム。そして、OTOTOYではハイレゾで聴けます。以下にそれぞれのディスクから自分なりのベスト楽曲を2曲ずつピックアップしてレビューしてみました。

●DISC 1
「OVERTURE」
アイドルのライヴにおけるオープニングにつきものの「OVERTURE」ですが、乃木坂46の場合、とくにこの曲を聴くとライヴと同じぐらい『乃木坂工事中』のオープニングを連想する人も多いのではないでしょうか。かくいう筆者も乃木中で最初に聴きました。それ故に、初めて乃木坂のライヴに行ったときに驚いた覚えがあります。

「制服のマネキン」
2012年12月19日リリースの4枚目のシングル。生駒里奈がセンターを務めた初期乃木坂46の代表的な楽曲です。乃木坂46といえばこの曲、という人もいるかもしれません。ライヴ映えする曲ですので、この曲をやらなかったときはちょっと落胆してしまいます。2015年「真夏の全国ツアー2015」の神宮野球で「ダンケシェーン」から「制服のマネキン」のイントロへと続く流れは鳥肌もののカッコよさです。2017年には初の東京ドーム公演のオープニング曲となりました。

●DISC 2
「逃げ水」
2017年8月9日にリリースされた18枚目のシングル。当時加入したばかりの3期生、大園桃子と与田祐希がWセンターを務めました。印象的なイントロ、夏を連想させるサウンドスケープが特徴的ですが、なんといっても自分と夢への距離を逃げ水(蜃気楼の一種)という言葉で表した歌詞の素晴らしさが際立っている名曲です。2021年9月に卒業・芸能界を引退した大園桃子の透明感のある存在感もこの曲と合っていました。

「夜明けまで強がらなくてもいい」
2019年9月4日リリースの24作目のシングル。4期生の遠藤さくらが初のセンターを務めました。内面の葛藤を描いた歌詞とストリングスを大胆にフィーチャーした壮大なアレンジでドラマティックな楽曲に仕上がっています。MVでメンバーが涙を流す姿も話題になりました。2019年の国立代々木競技場 第一体育館で行われた3期4期ライヴの終盤で披露されたときはド迫力の音圧とパフォーマンスに圧倒されました。

●DISC 3
「スカイダイビング」
2017年5月24日にリリースされた3rdアルバム『生まれてから初めて見た夢』のリード曲。爽快感たっぷりな夏曲で、エレキギターをかき鳴らすイントロから始まるロックチューン。ギターロックバンドがカバーしてもかなり様になる曲かと思います。歌い終わりのコード感に独特の余韻があって耳に残ります。

「歳月の轍」(ときのわだち)
新曲で、2021年12月14日(火)15日(水)のライヴでグループを卒業する生田絵梨花のソロ曲。結成当初からの中心人物として、グループ以外での活動で後輩たちへの道を切り開いてきたメンバーとしての生田の10年間を思わせるバラード曲です。初のセンター曲「何度目の青空か?」と聴き比べると泣けます。本日15日(水)に行われた卒業コンサートでは、アンコールに生田のピアノ弾き語りで歌われました。

1期生、2期生の卒業が相次いでいますが、10年の活動を経て新時代の乃木坂46が今後どんな展開を見せてくれるのかとても楽しみです。

・『Time flies (Complete Edition)』24bit/96kHzハイレゾ配信中
https://ototoy.jp/_/default/p/1071193

文:岡本 貴之 (https://twitter.com/smoky09)

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