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2021/03/31 20:00

 

【今日のMV】フジファブリック”桜の季節"

 

春は出会いと別れという悲喜こもごも様々な感情が入り乱れる特別な季節。桜の美しさに圧倒されながらも、その儚く散ってしまう景色に、いつもより感傷的な気分になってしまいますよね。

そんな時にふと思い出してしまうのがフジファブリックの"桜の季節"。

フジファブリックは2000年に志村正彦を中心に結成され、2004年にこの楽曲"桜の季節"にてメジャーデビュー。2009年12月に志村が急逝してからも、山内総一郎(Vo, G)、加藤慎一(B)、金澤ダイスケ(Key)にサポートメンバーを加えた形でいまも精力的に活動しているバンドです。

"桜の季節"はプロデューサーに片寄明人を迎え、四季を基調に作られた連作シングルの第1弾として「春、別れ」をテーマに制作された曲。スミス監督によるPVのコンセプトは「いかに桜を出さずに『桜の季節』だと思わせるか」なのだそう。

明るく前向きな曲が多く歌われる春に、“桜のように舞い散ってしまうのならばやるせない”"桜が枯れた頃"と、どこか翳りを感じさせる志村の紡ぐ叙情溢れる歌詞とバンドのタイトなアンサンブルは今聴いても唯一無二。
初々しいメンバーの教室での演奏のシーンはもちろんグッとくるものがありますが映画のワンシーンのような美しい女子高生2人の親密なやりとりがとても印象的です。

余談ではありますが、かなり昔に渋谷のスクランブル交差点でギターケースを背負った志村氏とすれ違ったことがあります。あっという間の出来事でしたがあの綺麗な目の印象がずっと焼き付いてて、特に桜の季節なんかに思い出してしまうのです。(三好)

[ニュース] フジファブリック

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