UKPM / HIP LAND MUSIC

ライブレポート
どこまでも漂い、つながっていく──〈odol ONE-MAN LIVE 2023 -1st.show-〉
odolがアルバム『DISTANCES』をリリースしてから約2週間後。11月28日(火)に丸の内のライヴ・レストラン、COTTON CLUBにて、2部制での公演が行われた。ライヴというよりもショウという言葉が似合う、このロマンチックなひとときをライターの小野島大がレポート。ライヴハウスではなく、なぜCOTTON CLUBを会場に選んだのか。その真意を探るとともに、開放感と余白たっぷりのパフォーマンスについて記録している。東京の中心地にひっそりと佇んでいた、シックで美しいこの夜を想像しながら読んでいただきたい…

インタビュー
自分のドキュメンタリーを音楽で表現する──新作『はためき』に込めたodolの祈り
odolが日本語で歌う理由は、嘘なく表現したいから。結成当時から母国語での表現を選択したのは、単に「日本人だから」というわけではなく、言葉の意味が最もそのまま伝わるはずだという純粋な想いがあってのことだ。6月9日にリリースされたodolのアルバム『はためき』は、表現に対するまっすぐな姿勢と物事や自身の思考に対する探究心が色濃く現れた新作だ。偽りのないリリックと立体感あるサウンドで構成された本作に揺られていると、こんな情勢でも、平凡な今日とちょっと先の未来が不思議と愛しく思える。そんな全9曲が収録されている新…

コラム
気鋭のカメラマンが切りとる、さまざまなodol『往来するもの』のランドスケープ
特定のジャンルやシーンに固執せず、 さまざまな音楽の要素を取り入れ、作品ごとにその姿を変化し続けてきたロック・バンド、odolが2018年10月24日(水)に新アルバム『往来するもの』をリリースした。その楽曲から自然と情景が思い浮かぶと言われることも多いodolが奏でる世界とは、一体どのようなものなのか。その景色を掘り下げるべく特集ページを掲載。鳥居洋介、作永裕範、今井駿介、吉田志穂という4名の気鋭のカメラマンが今作を聴き、思い描いた景色や風景を切り取ってもらった。ぜひこのページを見て、odolが奏でる情景…

インタビュー
odolが飛躍を遂げる1st EP『視線』を先行配信開始──究極の普遍性を追求した変容
今作『視線』が配信開始される直前にミゾベリョウがこんなツイートをしていた。「この6曲を作った期間が、今までの僕の音楽人生の中で一番に大きな意味を持つ時間になりました」と。これまで『odol』、『YEARS』と2枚のアルバムをリリースしてきた彼らだが、この度リリースされたodolの1st EP『視線』では、これまでのodolとはまた違った魅力をみせる作品となってる。『YEARS』リリース後の2016年11月に早川知輝 (Guitar)が加入し、6人のバンドとしてスタート。彼らの高い音楽性やメッセージ性の強い歌…

インタビュー
平均22歳の5人組、odolのバンドの革新感じる2ndアルバムを配信&インタヴュー
現在、平均22歳──つまり〈FUJI ROCK FESTIVAL'14〉に出演の際は平均20歳という驚異のキャリアを持つ5人組、odol(オドル)。1stアルバム『odol』から1年を経て、2ndアルバム『YEARS』をリリースした。アルバムはオルタナティヴなアプローチはそのままに、音と溶け合うなかにも芯を感じさせるようになったミゾベリョウの歌声と、より客観性を持って突き詰めたサウンドの進化によって、バンドの革新を感じさせる内容。この1年の驚くべき成長スピードの裏には何があったのか。バンドにとっても初だとい…

インタビュー
結成わずか1年! 脅威のニューカマー、odolのファースト・アルバムを配信&インタヴュー
荒々しく空間を満たすシューゲイズ・サウンドとメランコリックなピアノで注目を集め、結成わずか半年にしてFUJI ROCK FESTIVAL 2014に出演を果たしたニューカマー、odol(オドル)。これまでのリリースがフリー・ダウンロードのE.P2作品のみの彼らが、待望のファースト・アルバムをついに発表。結成1年とは思えない、バンドとしてのソングライティング力、そしてドラマチックな楽器アンサンブルが見事にパッケージングされた全7曲を収録。そんな今作について、メンバーのミゾベリョウ(Vo, Gt)、森山公稀(P…