FILE RECORDS

インタビュー
RAU DEF 『ESCALATE』配信開始 & インタビュー! シーンを騒がす男!
このアルバムがリリースされる頃には、大いに騒がれているはず! その騒がれる理由は今作を何回も聞くうちに分かってくる。「ハタチ? 関係ないっしょ!」「 チャラチャラしてる? 関係ないっしょ! これが俺のスタイルだ」「これが、俺のプロップスなんだよ」今ジャパニーズ・ヒップ・ホップは面白い。決して古い価値観に捕われず、各々のヒップ・ホップを信じている。更にシーンを盛り上げる起爆剤となるであろうRAU DEFは要チェックだ。Punpee、S.L.A.C.K.、SEEDAもそのセンスとスキルを認めた若干20歳のRAU…

インタビュー
tengal6 『まちがう』から先行フリー・ダウンロード開始。
清純派ヒップ・ホップ・アイドル・ユニットtengal6のイベント会場限定で手売り販売していた1stミニ・アルバム『まちがう』が、今回遂に全国流通盤となってリリースされる。自己紹介ソングとして一際印象が強い「tengal6」を始め、ミュージック・ビデオも制作されている「ルービックキューブ」ではFragmentがリミックスとして参加。アルバム・タイトルになった「まちがう」という言葉は、tengal6に参加して初めてヒップ・ホップに触れた彼女たちが、勘違いや間違いを恐れず精一杯ラップに取り組むまっすぐな姿勢を表現…

インタビュー
DOOBEEIS meets BooT『9th Dope』配信開始 & インタビュー
DOOBEEISは、2010年12月にリリースされたファースト・アルバム『DOOBEEIS』のリリックはそのままに、トラック・メイカーもこなすMC・HIDENKAの地元の盟友BooTのバンド・サウンドを加えて、早くもセカンド・アルバム『9th Dope』をリリースした。HIDENKAとGOUKIというベテラン2人からなるラップの掛け合いと、BooTが繰り出すダブ処理されたサウンドとの混合物は、リスナーを底なし沼に引きずり込んでいく。BooTの重いダブ・サウンドが運んでくる2人のリリックは、生活のスピードを一…

レビュー
RAU DEF『CARNAGE』配信開始
'''RAU DEF話題の新作が到着'''衝撃のデビューから9ヶ月、早くもRAU DEFの新作が完成。磨きを増したフロウ、彼の武器であるリアルで生々しい言葉、そして幅広いプロデューサー達による世界照準のサウンド・プロダクション等々、全てがアップデートされている。''【参加アーティスト】''...…

レビュー
QN from SIMI LAB 『THE SHELL』 インタビュ− & 先行配信開始!
突如現れたSIMI LAB。 その中枢を担うQNのデビュー・アルバムがリリース! QNにとってのヒップ・ホップが様々な角度から表現されている! ototoyがいち早くピック・アップする意味は聞けば分かる! 19歳にしてこの遊び方とスキルにただ脱帽。これはヒップ・ホップですよ。これがヒップ・ホップですよ!...…

インタビュー
ROMANCREW『ロマンのテーマ』インタビュー
数多くの客演により、ヒップ・ホップ・シーンでは誰でも一度は名前を耳にしたことがあるラップ・グループ、ROMANCREW。ジェームス・ブラウンを彷彿とさせる気持ちの良い声質でリズムを取るエムラスタ。一方、クールさとウィットを効かせ、渋い語り口調の2枚目キャラ、将絢。その中間、まさに「2.5」枚目といったキャラのALI-KICKが歯切れの良いフロウで、土台を固め、バランスの良い三色のグラディエーションを見せてくれる。DJ TOKNOWとALI-KICKの作るファンク色の強いトラックの上で、その三色のグラディエー…

インタビュー
TETRAD THE GANG OF FOUR 『SPY GAME』 配信開始 & インタビュー!!
'''怪しく、煙たく、ブットク!! TETRADのセカンド・アルバムが到着'''すべてのトラックを手がけるKEN SPORTSが編み出すスモーキーでドス黒いビートに、MC'sの個性の強いリリック、グルーヴ溢れるフロウをのせた独特の世界。それこそがまさにTETRAD THE GANG OF FOUR。もちろん今作もトラックは全てKEN SPORTが全曲プロデュース。今の時代だからこそ求められる本当のヒップ・ホップ・ミュージック。...…

コラム
術ノ穴コンピレーション第2弾『HELLO!!! Vol.2』&空也MC『東京哀歌‐トウキョウエレジイ‐』
本コンピレーション・アルバム『HELLO Vol.2』は、日本屈指のビート・マスターであり、アンダーグランドを支えるFragmentに、ゆかりのあるアーティスト・コンピレーションとして括ってしまって良いのだろうか? 今作『HELLO Vol.2』を聞いた時、私は「異種広域先鋭集団」であると表現した。若いアーティストからベテランまで、様々な個性がフィールドでぶつかり合う。アーティスト達の裏付けされた表現力は、「術ノ穴」としてのクオリティを極限まで引き上げ、作品としての主張を感じることが出来る魅力的なコンピレー…

レビュー
RAMB CAMP「B-BOY SHIT tomy wealth Remix」 フリー・ダウンロード
OTOTOYで取り上げるラップで、ラフでタフなハーコーものをクローズ・アップするのはこれが初めてだろう。日本語ラップにおけるリアルとは、ある種スケープ・ゴート的なものであった。実際は不明確なリアルの実態がシーンを閉鎖的にし、ヒップホップ独特のレペゼン文化が身内ノリのようなクローズドな雰囲気と繋がってしまったのかもしれない。...…

インタビュー
RAMP CAMP 『RAMB CAMP』インタビュ−
日本のヒップホップとは、東京もしくは横浜であり、友人を通してやってくるニュースであり、ネットで出回るビデオや音源である。そんなリスナーが、多いのではないだろうか? 何を隠そう、私もそうだし。そんなだから、地方のシーンに対しては、無知であると同時にそこから見るヒップホップ像には興味があった。しかし、今考えれば無知とは怖いものである。今回のインタヴューでは、どストレートな質問を福岡の重鎮であるRAMB CAMPに投げかけた。だが、彼らは見事に打ち返してのけた... 。私は久々に食らうヒップホップ特有のヴァイブス…