Sooper Records

The fin. 『Outer Ego』クロスレビュー  ── 主観と客観を行き来する、普遍的なポップ・ミュージック

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The fin. 『Outer Ego』クロスレビュー ── 主観と客観を行き来する、普遍的なポップ・ミュージック

2010年に兵庫県で結成された、The fin.。海外のチルウエイヴからシンセ・ポップのアーティストに孤独や寂しさ、喜びなどの情動を感じたことをきっかけに、邦ロックのフォーマットに囚われず、海外を視野に入れた活動を積極的に行なっています。「普遍的で個性的なポップ・ミュージックの傑作」と明言する、The fin.の新作『Outer Ego』の魅力をs.h.i.とimdkm、津田結衣の3名のライターが魅力をそれぞれの視点で解説。 ...…

REVIEWS : 018 ダンス〜エレクトロニック(2021年3月)──佐藤 遥

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REVIEWS : 018 ダンス〜エレクトロニック(2021年3月)──佐藤 遥

毎回それぞれのジャンルに特化したライターがこの数ヶ月で「コレ」と思った9作品+αを紹介するコーナー。今回は、OTOTOYが注目するライター、佐藤遥に国内外のダンス・ミュージックの良質な9作品を書いてもらいました。 ''OTOTOY REVIEWS 019'' ''『ダンス / エレクトロニック(2021年3月)』'' ...…

【REVIEW】AAAMYYYの歌う、“BODY”からの解放──1stアルバム、ハイレゾ配信開始

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【REVIEW】AAAMYYYの歌う、“BODY”からの解放──1stアルバム、ハイレゾ配信開始

KANDYTOWNの呂布やTENDREなどへのサポートをはじめ、昨年Tempalayにも正式加入、音楽活動以外にもラジオMCやモデルとして、多方面で注目を集めているシンガー・ソングライターでトラックメイカーのAAAMYYY(エイミー)。2017年よりこの名義でソロ活動をスタートさせていた彼女から待望の1stアルバムが届いた。フィーチャリングにMATTON(PAELLAS)、CONYPLANKTON(TAWINGS)、そして海外からComputer MagicとJILも参加したこの注目作のレヴューを掲載! .…

ヒップホップ・ライター・斎井直史による定期連載──「パンチライン・オブ・ザ・マンス」 第21回

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ヒップホップ・ライター・斎井直史による定期連載──「パンチライン・オブ・ザ・マンス」 第21回

自分たちの仲間であるCBSとマイペースに活動しながらも、実は数多のアーティストのプロデュースも手がけている〈Pistachio Studio〉。そのプロデューサー陣4人を集めたインタビューの後編です。Ryo Takahashi、%C(TOSHIKI HAYASHI)、ESME MORIが自己紹介をした前篇に続き、遅れて参加してくれたQuojamaが後半を盛り上げてくれます。引き続き、CBSのBashoとChelmicoの鈴木真海子も同席してくれてますよ。鈴木真海子にビーフの兆し? レコードをアナログと呼ぶ人…

ヒップホップ・ライター・斎井直史による定期連載──「パンチライン・オブ・ザ・マンス」 第20回

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ヒップホップ・ライター・斎井直史による定期連載──「パンチライン・オブ・ザ・マンス」 第20回

自分のスタイルで成功する。それはアーティストであれば特に強く望む事ですが、叶えられている人は多くないのも事実。今回インタビューをするのは、それを静かに叶えている"ご近所録音チーム"こと〈Pistachio Studio〉のプロデューサー陣です。彼らは仲間であるCBSのバックバンド “Chicken Is Nice”として活動を続けつつも、iriやchelmicoといったメジャー・レーベルで活躍するアーティストの楽曲も初期の頃から手掛けてきました。他にもJABBA DA HUTT FOOTBALL CLUB、…

「音以上の体験」を追求したUQiYO『Stones』を配信開始&リード曲フリー配信

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「音以上の体験」を追求したUQiYO『Stones』を配信開始&リード曲フリー配信

「月刊少年ウキヨ」と称した音楽の連載をスタートさせ、毎月新曲を発表、日本だけでなくイギリス、ドイツ、フィンランドなど世界中で注目を集めるエレクトロ・ユニット、UQiYO(ウキヨ)。そんな彼らが「月刊少年ウキヨ」にて発表した作品をコンプリートしたアルバム『Stones』を2018年4月11日にリリースした。台湾の新進気鋭のシンガー・ソングライターであるZooey Wonderや、インドの国宝級レジェンド・ミュージシャンのPt. Ajay Pohankarまで参加した今作は、ロック、ポップス、エレクトロ全てを飲…

the fin、3年ぶりのフル・アルバムをリリース

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the fin、3年ぶりのフル・アルバムをリリース

神戸出身、現在はイギリスを拠点に活動するバンド、The fin.。2014年に『Days With Uncertainty』でデビューを果たして以来、精力的に活動を続けていた彼らが、ついに3年3ヶ月ぶりとなる2ndフル・アルバム『There』をリリースする。本作は、前作とは変わってロンドンに拠点を移し、プロデューサーにジャミロクワイ、 Passenger、Alt-Jのプロデュースや、レディオヘッドのミキサーで知られるBradley Spenceを、マスタリングには前作同様にBeach Fossils、Wil…

七尾旅人らも参加、シルキーなメロウ・グルーヴ & ヴォーカル──Kan Sanoの『k is s』ハイレゾ配信

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七尾旅人らも参加、シルキーなメロウ・グルーヴ & ヴォーカル──Kan Sanoの『k is s』ハイレゾ配信

mabanuaらとともにorigami PRODUCTIONSを象徴するソロ・アーティストとして、そしてHEXへの参加や、作品 / ライヴでの多くの客演など、この国のシーンになくてはならないキーボーディストでもあるKan Sano。待望の3rdアルバム『k is s』がここに完成した。国内のインディ・ロック・シーンでも多く援用されるようになったポスト・J・ディラ〜ネオ・ソウル的なビート(というか彼はインディ・ロック・シーンとの邂逅も含めて、その道のパイオニアのひとりと言えるだろう)や鮮やかなファンクでグルー…

“DIY”であるという精神性が導く、邦楽シンセ・ポップの次なるステージ

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“DIY”であるという精神性が導く、邦楽シンセ・ポップの次なるステージ

日本とフランスの血を併せ持つシンガー・ソング・ライター、Maika Loubte(マイカ・ルブテ)。14歳で作詞・作曲、更には宅録も始め、その長い音楽経験の中で培ってきたソング・ライティング能力とトラック・メイキングの才能は、クリエイターとしての彼女が単なる若手の括りに止まらないことを示している。この彼女の支柱とも言えるDIYの精神は、次世代を担うアーティストたちの基盤ともなるだろう。...…

The fin.、ミニ・アルバムを配信開始&インタヴュー掲載!

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The fin.、ミニ・アルバムを配信開始&インタヴュー掲載!

2014年、SoundCloud上に「Night Time」を公開するやいなや、日本のみならず海外のリスナーをも虜にした神戸出身の4人組バンド、The fin.。同年12月には1stフル・アルバム『Days With Uncertainty』をリリースし、一躍インディ・シーンの台風の目となった。そんな1stフル・アルバムのリリースより早1年3ヶ月、このたびミニ・アルバム『Through The Deep』が完成。昨年のアジア・ツアーやロンドン公演、さらには〈サウス・バイ・サウスウェスト2015〉を含むアメリ…

The fin.、待望のファースト・アルバムを配信&インタヴュー

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The fin.、待望のファースト・アルバムを配信&インタヴュー

約1年前、SoundCloudで公開された「Night Time」はネット上で話題を呼び、日本のみならず海外からも問い合わせが殺到するという現象を引き起こした神戸出身の4人組、The fin.。その80〜90年代のシンセ・ポップから、シューゲイザー、USインディ・ポップ、チルウェーヴなどを経由したサウンドスケープは、海外と同時代性のある正当派インディ・ロックとして、この2014年に新たな風を吹かせました。そんなThe fin.が待望のファースト・アルバムを完成。2014年の重要作として締めくくりに本作をピッ…

「EMAF TOKYO 2014」出演アーティストによる、OTOTOY限定コンピ発売!!

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「EMAF TOKYO 2014」出演アーティストによる、OTOTOY限定コンピ発売!!

新たな都市型音楽の祭典「EMAF TOKYO 2014」が10月18日(土)、10月19日(日)の2日間にわたって、今年もリキッドルームで開催される。去年同様、エレクトリック・ミュージックを牽引する大ベテランから、若手まで、重要アーティストが一挙参加する。OTOTOYでは、「EMAF TOKYO 2014」開催を祝して、出演アーティストの音源を集めた、期間限定コンピレーションを発売! 26曲入りというヴォリューミーな内容にも関わらず、半分以上が未発表、未発売というスペシャルな内容に!! しかも期間限定でフル…

Kan Sanoのセカンドをハイレゾ配信

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Kan Sanoのセカンドをハイレゾ配信

ここで紹介するのはピアニスト / キーボーディスト、そして自らトラック・メイカーとしても活動するKan Sanoのセカンド・アルバムだ。Ovallなどで知られるorigami PRODUCTIONSからのリリースとなる。ソロ・アーティストとしては、これまで、いわゆるブラック・ミュージック色の強いビートメイカー的な作品をリリースしてきたが、このセカンド・アルバムでは新たな、広い音楽性を獲得している。一級の鍵盤職人による、ブラック・ミュージック経由の美麗なるポップス。そんな言葉がよく似合う音だ。...…

エレクトロニック・ビーツ・ミュージックのバイブル第4弾! HQDクオリティで配信!!

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エレクトロニック・ビーツ・ミュージックのバイブル第4弾! HQDクオリティで配信!!

2000年のレーベル発足から快進撃を続けるPROGRESSIVE FOrMの40番目のカタログは、2010年以来4年振りとなるPROGRESSIVE FOrMの記念碑的コンピレーション・アルバム『Forma 4.14』。いつも時代の最先端を提示してきたシリーズの第4弾は、10年以上に渡りシーンを牽引しているベテラン、AOKI takamasa、no.9、Inner Scienceと、近年その評価が大きく増しているSeiho、Kan Sano、Kyoka、Fugenn & The White Elephant…

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