2021/06/09 18:00

今週のFRIENDSHIP.(2021年6月9日)

カルチャーの前線で活躍するキュレーター達が厳選した音楽をデジタル配信し、アーティストの音楽活動をサポートするサービスFRIENDSHIP.の新譜を毎週水曜日に紹介する「今週のFRIENDSHIP.」。さらにその中から、FREE THROWのタイラダイスケとオトトイ編集部の梶野有希が選出した2組のショート・レヴューも掲載。

第13回は、HANDSOMEBOY TECHNIQUE「TECHNIQUE」と阿部芙蓉美「Soda」をピックアップ!FRIENDSHIP.の選び抜かれた多彩な音源を高音質でお楽しみください。

今週のイチオシ

HANDSOMEBOY TECHNIQUE「TECHNIQUE」



前作からなんと12年ぶり!のニュー・アルバム。前作を聴いた感動で謎にHPから本人に感想メールを送るくらいハマった俺はこの日をずっと待ってました!! これぞHBT節と言ってもいいサンプリング・ポップスは近年のダンスミュージックシーンを見渡しても異常なくらい柔らかい音像で、音圧戦争とは距離を置いたところから「そもそもの音楽の美しさ」を別角度で提示する1枚かと。曽我部恵一、川辺素(ミツメ)、畳野彩加(Homecomings)、井上陽介(Turntable Films)との必然性ありすぎるコラボ楽曲も珠玉の出来。俺は今週またHPからメールをします!

タイラダイスケ(FRIENDSHIP./FREE THROW)

阿部芙蓉美「Soda」



じわじわと夏が近づき、爽やかで儚いサマーソングに出会えないかと思っていたら、阿部芙蓉美の新曲がまさにドンピシャだった。アコギのピッキング、ウィスパー・ヴォイス、徐々にフェード・アウトしていくアウトロ、そのどれもが心地よい。また阿部芙蓉美は主にシンガー・ソング・ライターとして活動しているが、過去にはハナレグミや堀込泰行のアルバムに作詞で参加するなど、その言葉選びも多方面から高く評価されており、本作でも「ぐしゃぐしゃに乱れた心を洗った シュワー」、「魔法のように飛べそうな風」など、リリックには彼女の世界観が映し出されている。

梶野有希(オトトイ)

ピックアップアーティスト

タイラダイスケ(FRIENDSHIP./FREE THROW)
HANDSOMEBOY TECHNIQUE「TECHNIQUE」
Wez Atlas , starRo「Zuum!」
YMB『トンネルの向こう』
Dansa med dig「FORESTERS」
Taiko Super Kicks「波」

梶野有希(オトトイ編集部)
uruwashi「Looking Forward」
阿部芙蓉美「Soda」

FRIENDSHIP.とは?

FRIENDSHIP.

ー世界に届く音楽は 君のまわりにいる

FRIENDSHIP.とはカルチャーの前線で活躍するキュレーター達が厳選した音楽を世界187か国へデジタル配信し、アーティストの音楽活動をサポートするサービス。 キュレーターは、届いた楽曲を審査し、通過したアーティストの楽曲を配信するほか、デジタル・プロモーションのサポートも担う。

リスナーは自分の知らない音楽、心をうたれるアーティストに出会うことができ、アーティストは感度の高いリスナーにいち早く自分の音楽を届けることができる。

■FRIENDSHIP.公式Twitter:https://twitter.com/friends_hipland

■FRIENDSHIP.公式HP:https://friendship.mu/

■FRIENDSHIP.公式プレイリスト:https://open.spotify.com/playlist/6SzuvuggD8pIIWglRxmjyf?si=NzeaQH9QTBWSpBcbUGVXVg

PROFILE

Daisuke Taira(FREE THROW)

Daisuke Taira(FREE THROW)

新進気鋭のバンドと創り上げるROCK DJ Partyの先駆け的な存在であるFREE THROWを主催。過去3枚のコンピレーション・アルバムのリリースや、川崎で開催されているオールナイトロックフェス「BAYCAMP」のDJブースのディレクションを担当するなど、パーティーの枠を超え、活動は多岐に渡る。

DJ個人としても日本全国の小箱、大箱、野外フェスなど場所や環境を問わず、年間150本以上のペースで日本全国を飛び回る、日本で最も忙しいロックDJの一人。過去にはライブハウス新宿MARZの店長/ブッキング・マネージャーも務めた。

■タイラダイスケ公式Twitter:https://twitter.com/taira_daisuke

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