ototoy限定 ライヴ・アルバム『ロボピッチャーの819』発売!!!

ototoyではおなじみのバンド、ロボピッチャーが、2009年8月19日に下北沢440にて行った「CD廃盤記念ワンマン・ライヴ」の模様を余すところなく収録したライヴ・アルバム『ロボピッチャーの819』が発売開始。自主制作を含め9作品を作り上げてきたロボピッチャーのキャリアの中でも、初のライヴ・アルバム。8月19日にライヴ会場にいた人は、もう一度あの時の空気感を、惜しくも来れなかった人はこのアルバムを聴いて、ロボピッチャーのライヴの迫力を味わってください! さらにアルバム購入者へは、ロボピッチャーからのクリスマス・プレゼントがあります。

【プレゼント1】
アルバム購入者全員に笑いと情熱が入り交じった当日のライヴのMCをプレゼント!

【プレゼント2】
12月10日〜12月17日の間にアルバムをご購入いただいた方から抽選で5名様に、ロボピッチャーとOTOTOYからのプレゼントがクリスマス・イヴにあなたの元に届きます。プレゼントの内容をちょっとだけご紹介。
※アルバムを購入された時点で応募、受付されていますので、別途応募の必要はありません。プレゼントの当選者には12月18日(金)にメールにてご連絡いたします。

  • 加藤隆生(Vo,Gr)からのプレゼント
この世で一枚だけの、加藤隆生弾き語りCD!
  • 森崇(Dr,Cho)からのプレゼント
森崇撮影の絵葉書写真(予定)
  • 伊藤忠之(Key,Program,Cho)からのプレゼント
直筆イラスト・ハンコ(年賀状用)+「伊藤忠之福袋2009」特別版(ソロ・ライブ限定発売のCDにスペシャル・メッセージを追加したバージョン!)
  • 有田さとこ(Ba,Cho)からのプレゼント
ふわふわフェルト・ドール
  • OTOTOYからのプレゼント
OTOTOYが主催、ボーカル加藤隆生が編集長を務める京都のフリー・ペーパーSCRAPが企画、制作する東京リアル脱出ゲーム〜廃倉庫からの脱出〜のチケット1組2名様分をプレゼント。
2010年1月11日(月・祝)19:30スタートの公演へのご招待になります。

・ リアル脱出ゲーム公式サイト : http://realdgame.jp/v/top/

CD廃盤 + 記念ワンマン・ライヴ = ???

廃盤がめでたいのか? そしてやっちゃうのか? 記念ライヴを? 頭の中に多くの“?”が飛び交った。彼らのCDが廃盤になると聞いた時、とても悔しかった。もっと人に知られるべきなのに。しかし当の本人達は「決してネガティブな要素ではない!」と、あっさり、「廃盤」の後ろに「記念」という言葉を繋げてしまったのだ。これに度肝を抜かれた人は多いだろう。

この日は下北沢440にて、オープニング・ゲストにとうめいロボを迎えてのライヴ。静かな声とギターで世界を紡ぎ、まるで440という彼女の宝箱に収められてしまったかのような、閉鎖的な空間を作った。そしてロボピッチャーが最初の一音でその空間を一気に開放する。二音目には既に会場内はロボピッチャーの音で充満していた。一曲目は廃盤記念にふさわしい「ファンファーレ」。そして「サイケデリックハロー」に続く。音を聴けば「今日は始まりの日なんだ。」という事が確信になる。廃盤と聞き、何を悔しがり悲しがっていたのだろう。そんなとこでまごついてる様じゃ、彼らに置いていかれてしまう。

疾走感ある最初の2曲からあっという間にムードを作り、「恋でも恋じゃなくても」が始まる。この曲からは、昭和の失恋した女の化粧の匂いがする。お酒を飲みながら聴くと30年前のバーにタイム・スリップした気分になり、酔いしれるにはもってこいの曲。そして「LOVE SONG」「キノコ」と、聴かせる曲が続く。もちろん底抜けに明るい曲も健在。「パイ投げ戦争」はタイトルそのまま! 目を閉じれば人々がパイを投げ合っている絵が浮かび、目の前にパイがあったらうっかりそのまま掴んで投げてしまいそうになる、バカ騒ぎ好きのお方ならわくわく必至の曲。それに続き、中華なメロディが下北沢のおしゃれなバーに響く。王将か!? いや、違う、「卓球 makes me high」だ! 卓球への愛が極まって生まれたこの曲を、至って真面目な顔で「ピンポンピンポン」と歌う。

ワンマン・ライヴで明らかになるのは彼らの引き出しの多さだ。しかしポップ道を突き進む彼らは王道も忘れない。「ビッグバンディ」は優しいギターの切ないメロディで、誰もが聴きやすい印象を受ける曲だろう。でも少しだけ妙で、そこがまたロボピッチャーらしい。「ループ」でこのライヴは一度終わる。爽快感がすばらしい! きもちいい! 夏の夜に生演奏で聴くには贅沢すぎる曲だ。しかしここで終わっていたなら、感想はいつもの「いいライヴだった」で済んでしまったかもしれない。その後のアンコール2曲がこのライヴの意味をはっきりと教えてくれた。

まず、「だいじょうぶ、たぶん」がしっとりと始まる。優しくされて泣きそうになる時のような、かよわく強い曲だ。きっと、彼らは全く平気な訳では無い。廃盤が決定し、気を落とさない訳はなかった。でも「廃盤記念ライヴ」とは、やけくそでも冗談でも何でも無い。それを飲み込んだ上で更に続けて行く、進化のために必要な儀式だったのだろう。そして「たぶん」は次の曲で「絶対」になる。

「ちゃんと道が続いて行くように、この向こうへ行くために」

と、ステージ上で加藤隆生は客席の向こうを指差し、「紺碧の歌」が始まった。このライヴを締めるのにこの上なくふさわしい、決意表明の曲。弱さを含んだ強さの歌。来て良かったと思った。彼らの決意表明には、私達を目撃者に留まらせない、当事者の意識を持たせる力がある。まだまだ可能性で溢れているロボピッチャーにとって、「廃盤」などという言葉はただの漢字二文字が並んでいるにすぎない。その向こうに行く彼らをまだまだ見て行きたい。

(text by 水嶋美和)

Live Photo

ロボピッチャーの作品をドドンと紹介

●オリジナル・アルバム

●弾き語り特典付き 配信シングル集

PROFILE

2002年の1月に結成。京大の西部講堂で行われるBorofestaや大阪城野外音楽堂で行われるSAL CULTUREを主催。ワーナーインディーズネットワークより「消えた3ページ」、ファーストエイドネットワークより「透明ランナー」「まぼろしコントロール」の3枚のミニ・アルバムを発売。2006年9月に待望の1stフルアルバム「アリバイと40人の盗賊」を発表。又、ボーカル・ギターの加藤隆生は、京都のカルチャー・フリーペーパーSCRAPを発行。さらには、エフエム京都でラジオ番組「SCRAP RADIO」を持ち、ミニ・コンピレーションCD「これがほんとのアニソンじゃい!!」や脱出ゲーム、宝探しゲーム等のバラエティに飛んだ企画を発案&監修し人気を博している。

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筆者について
水嶋 美和 (bobbiiiiie)

酒と音楽と漫画と映画とお笑いに囲まれながら、何かしらとにかく書き続ければと思います。

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