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2023/08/10 17:00

 

【ライヴレポート】KEY、PENTAGON、ONFら6組が横アリに集結〈THE KLOBAL LIVE 2023〉

 

8月5日(土)に横浜アリーナにてライヴイベント〈THE KLOBAL LIVE 2023〉が開催された。

〈THE KLOBAL LIVE 2023〉は今年4月から7月まで放送されたテレビ東京の音楽番組「Who is your next? THE KLOBAL STAGE」発イベント。PENTAGONのYUTOとONFのUが番組MCとなり、K-POPアーティストをゲストに迎え、トークとゲストのスペシャルライヴで構成。楽しい番組の雰囲気をそのまま横浜アリーナに持ってきたようなライヴから、アジア圏での生配信も行われた夜の部をレポートする。

オープニングはYUTOとUが交代でセンター席の外周を場所を変えながら降臨。番組の人気コーナーだった出演アーティスト曲のチャレンジダンス(iKON「BUT YOU」、AB6IX「sugarcoat」、WEi「Spray」、ONEUS「ERASE ME」、TO1「Freeze Tag」、ATEEZ「HALAZIA」、CIX「Save me, Kill me」、CRAVITY「Groovy」、DKZ「Uh-Heung」)をメドレーで披露し、挨拶代わりの近すぎるサプライズに会場の雰囲気は一気に高まった。U「ライブでも披露することができてよかった」YUTO「疲れたんですけど、みなさんの近くで踊れて幸せです」とライブのスタートを宣言した。

トップバッターはn.SSign。オーディション番組〈青春スター〉発のグループとして結成され、8月9日に待望のデビューを控えた注目のルーキーはSHINeeカヴァー「Lucifer」から華々しくスタート。この日が誕生日というソンユンに会場全員でバースデーソングを歌うと「こんなに多くの人にお祝いされたことなかった」と感無量の表情に心があたたまる。プレデビュー作タイトル曲「Salty」、東方神起カヴァー「Rising Sun」と完璧なフォーメーションで公式デビューに向けて存在感を見せつけた。

続いて登場したのはWEi。最新曲「OVERDRIVE」で爽快にオープニングを飾ると、次の曲は「真逆のコンセプト」という言葉どおり、「Thriller」「Rose」と2曲続けてセクシーで艶のあるパフォーマンスを披露。ステージ奥のVJも楽曲ごとに世界観を演出し、色とりどりのペンライトの光と共に異次元の空間を作り出す。昼公演を終えて緊張がほぐれたそうで、ラストは日本語バージョンで準備した「BYEBYEBYE」をセンターステージでパフォーマンス。サビ部分を事前に練習し、観客の心地よい合唱とともにステージを終えた。

3組目はAB6IX。ペンライトの赤い光に迎えられ、ステージモニター上から最新曲「LOSER」にのせて登場。「BLAZE」ではステージを広く使い観客と挨拶したり、気持ちよさそうに熱唱。「昼公演が終わって力が抜けてしまったらどうしようと思ってたのですが、みなさんが遊んでくださって力が湧いてきました!」と嬉しさを伝え、来週開催される初来日ツアーもしっかりアピール。「SAVIOR」「THE ANSWER」ではABNEW(ファン名)の力強い掛け声が会場全体に広がり「歓声がすばらしいですねー!」と高いテンションのまま「BREATHE」へ。音楽と遊びながら緩急のあるセットリストで観客を魅了。

続いて、MCのUが所属するONFが登場。今年6月末に韓国メンバー5人が除隊し、除隊後初の来日という記念すべきステージを飾った1曲目は「Popping」。この日を待っていたFUSE(ファン名)の歓声と掛け声で歓迎ムード全開に。メンバーは「4年ぶりに久しぶりに日本にきて嬉しいです」など全員日本語で感謝を伝えた。「Your Song」ではステージの端から奥まで観客とコミュニケーションをとりながら長い空白時間を埋めるように歌を届け、会場がひとつになったところでセンターステージに移動し「Ugly Dance」を柔らかさとキレのあるダンスで魅了。今日の感想ではWYATTがひとりだけ韓国語で「正直日本語が話せないのが残念です。みなさんにはお伝えしたい単語がたくさんあります。(日本語で)すきです、ありがとう、あいしてる」と技ありな愛の言葉を伝えて会場をざわつかせた。ラストは「みんなのために歌います!」と「Beautiful Beautiful」で喜びを爆発させ、ステージ終了後も拍手が鳴り止まないほどの感動を届けた。

ONFとのトークコーナーではメンバーが撮影した写真を深掘り。除隊日に撮影した何気ない一枚、メンバー入隊中にひとり暮らしをしていたUの手作り弁当、そして除隊後初のファンミで自分の絵と撮影した写真についてエピソードを展開。

次のラインナップはYUTOが所属するPENTAGON。登場VTR紹介が終わるとロックナンバー「Call My Name」にのせ、センター席後方からメンバーが揃って降臨。煽ったり歌ったり、客席のひとりひとりと挨拶するようにゆっくりとステージに移動し、同じ空間にいるすべての人を自分たちのものにしていく。「Beautiful Goodbye」ではステージの上からスタンドマイクを使い横一列になり熱唱。客席ではペンライトの光が強く左右に揺れる。挨拶ではHUIがひとりセンターステージに行き、HUIが「フ」客席が「イ」と掛けあい楽しむ場面も。YUTOが作詞・作曲に参加した壮大なバラード曲「SEASONS」では、フイとホンソクが加わったバージョンのパフォーマンスを初披露し特別感を演出。熱い声援への感謝を伝えたあと、8月30日に日本ミニアルバムのリリースと8月30日・31日に行われるパシフィコ横浜でのライブを告知し「たくさんめちゃめちゃ期待してください!」と、ここでアルバム収録曲のスポ(ネタバレ)をメンバーが声で楽器と音程を再現。わちゃわちゃした勢いで「みんなで遊びましょう!」とラストの「Shine」では今日いちばんの大合唱と掛け声が輝きを放っていた。

THE KLOBAL LIVE最後のアーティストとなるヘッドライナーはKEY。紹介VTRとともにステージの上に人影が映ると客席からどよめきが起こり、興奮状態のまま「Gasoline」「Killer」の2曲をダンサーとの完璧なパフォーマンスで披露。トークでは5年ぶりの横浜アリーナに思いを馳せ、昨日はリハ前に横浜のコスモワールドでコースターやギャラクシーに乗って「乗り物料金分」(アトラクションごとに都度支払いのため)の幸せを味わったと独特の感想を伝えると、会場からは拍手が沸き起こった。「次の曲はサビでジャンプできる人はしてほしいです」と丁寧な説明をして「This Life」へ。クラップからの一斉ジャンプでペンライトの光が縦にも横にも光り一気にフェス会場と化した。続くダンスチューンの日本語曲「Hologram」ではKEYのキレっぷりが冴えわたりテンションは最高潮に。「ジャンプしてくれてありがとうございます。楽しめるフレーズって思ったより遅くくるよね?」とこの日初めて見た人へのアフターフォローも忘れない。今年15周年を迎えたSHINeeはカムバックを終え、9月から日本ツアーがスタート。「一生懸命がんばって、ここにいるかたも会えたらうれしいなと思います。」と伝えた後、「次が最後の曲になります。ソロのコンサートじゃなくアンコールとかないので、(ソロだったら)嘘の最後の曲になるのに…。この瞬間をもっと楽しむことができるように頑張ってみます。」とコンサートあるあるの流れではないことを伝え、ラストは「BAD LOVE」をダンサーと息のあったパフォーマンスで魅了。歌からトークまでプロフェッショナルぶりを発揮し「イベント久しぶりなのに応援してくれて楽しかったです!」という感想に客席からは大きな拍手がおくられた。

最後は全員がステージに集合。グループごとの感想の後、U「泣きそうになるくらい幸せでした!」YUTO「素敵な思い出になりました!ありがとうございました!」と2人からの感謝の言葉が伝えられ、出演者が観客席の外周をまわり、観客とコミュニケーションをとりながら退場。イベントは全体的に番組の雰囲気を保ちながら、アーティストにリスペクトする観客のあたたかい心、ライヴという空間で生まれる熱狂と興奮が凝縮されたこの夏最高の思い出となった。

Photo Gallery
photo:「THE KLOBAL STAGE」製作委員会

イベント情報
「THE KLOBAL LIVE 2023」
8月5日(土)
会場:横浜アリーナ
昼公演 13:00開場/14:00開演
夜公演 18:00開場/19:00開演
MC:YUTO(PENTAGON)、U(ONF
スペシャルMC:WOONG(AB6IX)
出演者:KEY(SHINee)、PENTAGON、ONF、AB6IXWEin.SSign

番組情報
「Who is your next? THE KLOBAL STAGE」
U-NEXT にて全話配信中

アーティスト情報
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[ニュース] AB6IX, KEY, ONF, PENTAGON, SHINee, WEi, n.SSign

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