New Albums/EP

SPARK LARGE
MARCHING BAND
2004年より活動するリンシェーピング在住のデュオ。自主制作EPが地元紙やWebなどで評判となり、LAのUrband & Lazor Music Publishingと契約。クラップ・ユア・ハンズ・セイ・ヤーやヨ・ラ・テンゴなどを手がけるアダム・ラッススをプロデューサーに迎えて制作された 1stアルバムである本作は、マリンバ、バンジョー、ヴィブラフォンなどを幾重にも重ねた流麗なサウンドスケープや、ビートルズばりの美メロとハーモニーが、ベル&セバスチャンやザ・シンズなどを引き合いに出されながら大きな話題となり、myspaceのアクセスは、異例の早さで100万を超えた。1曲たりとも駄曲がない、彼らのソングライティングの妙技に酔いしれて頂きたい。

MAD POP
環ROY × fragment
[[鎮座DOPENESS]]とのユニット『踵』やフリーキーなフリースタイルで今最重要注目ラッパー[[環ROY]]と、クロスオーバーな活動を続けるヒップホップ・プロデュース・デュオ『[[fragment]]』のコラボレーション作品 ! REMIXを手掛けるのは、[[Olive Oil]]、[[EVISBEATS]]、SKYFISH、PITTERS DEN(bayaka) ! !

Between the Music
EMI MARIA
地元関西を中心に、10代の頃から数々のステージを踏んできた実力派R&BシンガーソングライターEMI MARIA。作詞・作曲・トラックメイキングの全てをこなし、表現力抜群の歌、多彩なヴォーカリゼーションを聞かせる彼女の“アーティストとしてのポテンショナルの高さ”は他に類を見ないほどで、まさに“奇跡の原石”そのもの。全曲自作自演となる本作(ボーナストラックとなるウルフパックとのコラボ曲以外)も、その流れで楽しめるミディアム〜スロウ中心の歌をしっかり聴かせる“パッケージ”となっている。

All They Found was Water at the Bottom of the Sea
soso & DJ Kutdown
先鋭的でオリジナルなセンスによって世界を驚かせてきたカナダのアーティストsoso。歴史的名作『Tenth Street and Clarence』期の音源をリメイクした、過去と現在と未来とをつなぐ初のインスト作品。本作におけるサンプリングの妙はsoso独特のポエトリー・ライムの不在を感じさせないほどリリカルで美しく、聴く者の想像力をかき立てる。まるでカナダの極寒の冬の大自然を表現したような寂寥感あふれるセンチメントと雅びさ、そして残酷さ。印象的なアルバム・タイトルはJD Walkerの曲の一節からとられており、sosoの言葉を借りると、このタイトルには希望、期待、想像、そして混乱、落胆、承認というような意味がこめられている。

O(Japanese Edition)
TILLY AND THE WALL
2001年よりネブラスカ州オマハで活動する男女混合5人組。同郷の雄、ブライト・アイズことコナー・オバーストが運営するレーベルTeam Loveの看板アーティスト。鮮やかでアートなポップ・センス、男女混声のヴォーカルが織り成すハーモニー、ドラムレスでタップ・ダンサーを擁したユニークなステージワークを武器に、ゴー!チーム、CSSらとのツアーや、コーチェラ、サマー・ソニックなどの大型フェス出演を積極的に行い、世界的な支持を得る。3作目のアルバムとなる本作は、キッチュなポップネス、フォーキーな唄心、パンキッシュな勢い等々、彼らの幅広い魅力があらゆるベクトルに爆発しながらも、ひとつの大きな世界観を獲得し得た傑作。

Hymn and Her(Japanese Edition)
Earlimart
エンジニアとして、グランダディ、エリオット・スミス、フォーク・インプロージョンなどの作品制作に深く関わったアーロン・エスピノーザと、アリアナ・マーレイによるLAのデュオ。前作から1年足らずでリリースされる本作には、繊細でメランコリックな楽曲と唄心、そしてエンジニアならではの感性で編み上げられたサウンドスケープによるサイケデリアといった彼らの魅力が溢れんばかりに詰まっている。そして、特筆すべきはアリアナの貢献度で、前作に引き続きアリアナ単独で作られた楽曲も素晴らしい。かつては恋人同士であり、今はともに音楽を創造する盟友である2人だからこそ創り出せた、インティメイトな肌触りに、感動せずにはいられない。

Mentor Tormentor(Japanese Edition)
Earlimart
ロス・アンジェルスにて、アーロン・エスピノーザを中心に、1999年より活動を開始する2人組(結成当初は4人)。アーロンは、自分のスタジオ、ザ・シップにて、アーヴィン、シルバーサン・ピックアップス、レッツ・ゴー・セイリング、シー・ウルフなど、数々の好アクトを輩出するだけでなく、グランダディ、エリオット・スミス、フォーク・インプロージョン、ブリーダーズなどの作品制作に深く関わる。繊細でメランコリックな楽曲と唄心、そしてエンジニアならではの感性で編み上げられたサウンドスケープによるサイケデリア。エリオット・スミスやイールズらを生み出したシルヴァー・レイク・シーンから届けられた、最新かつ最良の唄たちがここに。

walk in the soul
fragment
2002年より始動した、クシマタカユキとイデイショウタロウによるトラック・メイク・ユニット、fragment。現代音楽やエレクトロニカ、ロック、ジャズを自在に横断し、それらをHIP HOPサウンドに昇華したトラックで、耳の肥えた玄人筋を唸らせてきた彼らが、待望の1stアルバムを自主レーベル“術ノ穴”よりリリース!奇才MC キリコ、即興ヴォイスアーティストrocomoon、ターンテーブリストDJ DUCT、HIP HOPグループ5W1HのMC DOTAMA、2MC/1DJのHIP HOPグループ ダイダラボッチら、多彩なゲストが参加!

僕は評価されない音楽家
キリコ
ネットオークションでも高値をつけ、流通の事情で商品が出回らなかった幻の1STアルバム ! ! しかもお求め安い価格で登場 ! ! 「僕は自分が聞きたい作品を作り、自分が言いたいことを詩にすることが前提にあり、リスナーの求める曲作りは正直考えていない。だがしかしリスナーのことを考えている ! ! 」なんて紳士を気取りチャート、セールスに標準を合わせ妥協を正当化するようなアーティストより、自尊心を忘れず妥協のない曲作りをしている僕達の作品はどの作品よりもリスナー思いと信じている。 BY キリコ