2001年高校在学時、曽我部恵一プロデュースによる『8月の虹』でインディーズ・デビュー。2004年、シングル『スターライト』でメジャー・デビューを果たし、2007年には事務所を離れ再びインディーズで活動を再開した柳田久美子が、活動10周年を迎えた2011年8月にシングル『Who r u?』をリリースした。先月の2011年9月には東京で、今月10月には地元・盛岡で10周年記念ライヴ「Love Song, Love Song」も行う。

曽我部恵一プロデュースという華々しいデビューを飾り、女性シンガー・ソングライターが一気に増えた2000年中期にメジャーで活動し、今、インディーズでの活動を選び、昨年からはthe milky tangerineでのバンド活動も開始した。この10年、彼女はどのような影響を受け、その心情はどのように変化したのだろう。ギターを持ち始めた年齢まで遡り、今までの歩みを振り返ってもらった。途中、彼女のプロデューサーであるTSUTCHIE(SHAKAZOMBIE)もインタビューに緊急参加。この取材を終えて確信。女性シンガー・ソングライターとしての柳田久美子がすごくなるのは、間違いなくこれからの10年だ。

インタビュー & 文 : 水嶋美和

センチメンタル・ブレイク・ビーツ・ポップの名曲を高音質で

柳田久美子 / Who r u?

【Track List】
01. 恋はさいだぁ / 02. i know me / 03. 遠い君へ(DJ MAYAKU REMIX) / 04. Love / Song / Life / 05. 遠い君へ

デビュー10周年を記念した限定CDシングルを高音質音源(24bit/48kHz)で独占配信。TSUTCHIE(SHAKAZOMBIE)プロデュースの名曲「恋のさいだぁ」など新曲を3曲+DJ Mayaku Remixを収録!!

★アルバム購入者には、「遠い君へ」がボーナス・トラックとして付いてきます!


INTERVIEW

——先月でちょうどデビュー10周年だったんですよね。今は28歳とのことなので、18歳?

柳田久美子(以下、柳田) : そうですね。曽我部(恵一)さんプロデュースでCDを出したのが高校3年生の時でした。

——ということは、その時はまだ地元ですよね?

柳田 : はい。まだ岩手の盛岡にいました。当時、ゆずが好きだったので、ゆずが所属する事務所にデモ・テープを送って、そこから人づてに曽我部さんの手に渡って、プロデュースして頂くことになったんです。

——デモ・テープを送ったということは、その頃からプロのミュージシャンを志していたんですか?

柳田 : いや、完全にその気はなかったですね。田舎の高校生だったので特に何もわかってなかったです。

——the milky tangerineの前身バンド、peaceは高校時代から活動していたんですよね? 音楽活動の起源となるのは、やはりここから?

柳田 : peaceは高校2年生の頃ですね。音楽を始めたのは高校1年生の頃からなんですよ。ギターを買って始めると同時に曲も作り始めました。

——では、バンドではなく一人で始めたんですね。

柳田 : 恥ずかしがり屋なので、一人で家で弾き語りしたものをカセット・テープでこっそり録ってました(笑)。バンドを結成したのはYAMAHAが主催していた「TEEN’S MUSIC FESTIVAL」という高校生向けのバンドの大会に出場したかったからで、それで全国大会まで行ってZEPP TOKYOで演奏してからは特に目標もなく、そのままさーっと解散していきました。1年ももたなかったんじゃないかな。

——高校卒業後、上京して音楽を本格的に始めたのはいつ頃でしたか?

柳田 : 卒業して2年間地元の短大に通って、その間ライヴはほとんどやらず、たまに東京にレコーディングをしに行くぐらいでしたね。しっかり音楽をやろうと思って上京したのは20歳の頃です。

——上京してすぐにメジャー・デビューですよね。

柳田 : ちょうど上京を考えている時に話が来たので、本当にトントン拍子でした。

——苦しい下積み時代があったという訳ではなかった?

柳田 : 下積み時代はないですね。ある程度用意されてきたので、メジャーでやることの本質をよくわかってなかったし、達成感もさほどなく。流されるままに流されて、ふわふわしてました。今もそのままふわふわしてますが(笑)。

——東京と岩手では、当然ですが見える景色が違いますよね。そういう環境の変化は歌に反映されましたか?

柳田 : 反映されていたでしょうね。もちろん年もとっていくのでそこの変化もあると思うし、違うものであって欲しいと思います。

——恋愛を歌った作品が多いですが、特に女性は恋愛観がどんどん移り変わっていきますよね。柳田さんの歌詞には「あなた」がよく登場しますが、「あなた」の対象は変化していきましたか?

柳田 : 十代の頃ってまだ学生だから、学校という小さな世界が全てなんですよね。だからその頃に歌っていた「あなた」は好きな男性のことに特定されていたと思います。でも二十代になって年をとるにつれて、「あなた」が不特定多数になっていったんですよね。恋愛だけじゃなく、家族や友人、人間関係全てを含んだことを歌いたくなっていったんです。もちろん聴く人によって捉え方はそれぞれなんですが、基本的にはラヴ・ソングを歌いたい。そこはずっと変わらないし、今、より強くなってきていると思います。

——ラヴ・ソングにこだわる理由は何でしょう?

柳田 : やっぱり人が好きだし、好きだと言いたいし言われたい。それを一番わかりやすく表現する方法として一番しっくりくるのが、私にとってラヴ・ソングだったんです。

——今、この話をしていて思い出したのですが、先日のアナログフィッシュの下岡晃さんと前野健太さんの対談で「幸せって何? 」という話になって、そこで下岡さんは「幸せってものを考えるとどうしても他人が必要になる」と話していたんです。

柳田 : それ、すごくわかります。他者がいるから自分自身の感情が生まれるので、だからラヴ・ソングを書きたくなるのかもしれない。他者という存在にはものすごく敏感な方だと思いますね。

——他者の存在を受けずに、自分の中から出るものだけで作品を作ることはありますか?

柳田 : 今までは自分の中から出たものだけだと思ってたんですよね。でも最近、そういうものも誰かがそばに居てくれるから感じられることなんだって気付き始めました。だから今回のタイトルも『Who r u?』。「あなたは誰? 」ということで、誰かが絶対にそこに居るんですよね。柳田久美子という人間は誰かを感じているから存在しているということを、ものすごく書きたいと思うようになったんです。

——2007年の『ラブ』から柳田久美子としてのリリースはありませんでしたが、この4年間はどのような活動をしていましたか?

柳田 : 事務所との契約が終わって、2008年、イルリメさんやTSUTCHIE(SHAKAZOMBIE)さんにリミックスして頂いたり、JETSET(京都のレコード・ショップ)から12inchを出して、そこではTOFUBEATSくんにリミックスしてもらったり。

——リミキサーはどのように選びましたか?

柳田 : TSUTCHIEさんは前作『ラブ』に入っている「16歳」をプロデュースしてもらっていて、そのままリミックスもお願いしました。イルリメさんは、イルリメさんがリミックスしたidea of a jokeの曲を聴いて「メチャクチャかっこいい! 」って感動して、お願いしました。TOFUBEATSくんはJETSETさんから紹介してもらいましたね。

——idea og a joke!! ハードコア・バンドのidea of a jokeですよね? 柳田さんの音楽から考えるとまた意外な名前が… 。普段はどういう音楽を聴かれるんですか?

柳田 : idea of a jokeはそこからすごい好きになって、モリカワ(アツシ)さんとはそこから仲良くさせていただいています。最近はヒップ・ホップを聴いていますね。ラッパーになりたい願望が今、すごく強いです(笑)。

——おおお、また意外な発言が(笑)。

TSUTCHIE : がんばれー。

——TSUTCHIEさん、プロデューサーなのに他人事ですね(笑)。お2人はいつ頃からの付き合いなんでしょう?

TSUTCHIE : 柳田を元々プロデュースしていた高野勲くんが僕と20年来の友人で、紹介してもらったのは柳田が20歳ぐらいの頃じゃないかな。07年に「16歳」のプロデュースをしたから、ちゃんと関わるようになって5年ぐらいか。10周年のうち、ほぼ半分見続けていますね。
柳田 : その後ライヴも一緒にやるようになって、「10周年だしせっかくだから何かやろう」って言ってくださって、去年の7月から10周年に向けて2カ月に一回新曲を自分のHPだけで配信し始めたんです。で… 何月で止まってましたっけ(笑)?
TSUTCHIE : 本当は3月末に出そうと思ってけど、地震があって4月末にずれたんだよね。そこから止まってる。

——柳田さんの実家の方は大丈夫でしたか?

柳田 : 私の実家は大丈夫だったんですけど、こんなショックなことって初めてで、全く音楽を作れなくなったんです。

——それは、曲が出て来ない? それとも向かう気力もなかった?

柳田 : 歌いたいとも思わなかった。でも徐々にこれじゃだめだって思い直して、心の整理がついて再開し始めたのが4月末だったんですよね。

——2010年にはthe milky tangerineの活動も始まっているし、リリースはなくとも活動としては活発だったんですね。

柳田 : 事務所を出てまた何か新しいことを始めたいと思っている時に、木枝(達哉/Gt&Vo)くんと真田(巧/Ba)くんとタイミングが合ったんですよね。

人間的な歌詞を書きたい

——じゃあ、07年から始まってたんですね。

柳田 : でも、バンドってどうやって始めるんだろう? というところからスタートしてるので、本格的な活動は2010年からですね。

——前身バンドの活動自体は1年未満と短かったのに、また集まってバンドをしようと思ったのはやはりバンドが楽しかったんでしょうか?

柳田 : 解散した後も木枝くんとはずっと交流があって、お互い東京に出てきてるし何か面白いことやりたいね、とはずっと話していたんです。で、事務所の契約が切れて1人でこれからやっていくって決まった時に、ソロ以外にも何かやりたいなと思って。

——柳田さんのソロとthe milky tangerineでは、音楽性はかなり違いますよね。

柳田 : the milky tangerineは歌詞も曲も木枝くんが作ってるので。

——でも柳田さんも歌ってますよね? 人が作った歌を歌うのに抵抗はありませんでしたか?

柳田 : 最初はすごい違和感がありましたね。何を言いたいのかわからないというのが強くて、それを私はどう表現したらいいのかもわからず、悩んでました。でも歌っていくうちに、全部理解しようとするのがいけないんだろうなって思うようになりました。理解しなくても、木枝くんが描きたいものはそこに言葉として書いてあるから、私はその言葉を脚色せず、そのままバンド・サウンドの中に乗っけていけばいいんだって。そこからすごく楽になって、そのことはソロの方にも返ってきてますね。

——と、いうと?

柳田 : それまでは「自分が書いたものは自分が一番よくわかってる。だからちゃんと伝えなきゃ! 」って、歌に感情を込めることに執着しすぎていたのかな。今は、自分が作ったものだけどもっとフラットに接しよう。自分の描きたいものは歌詞を書いた時点で曲に乗ってるはずだから、ふわっと飛ばしてあげればいいんじゃないかなって思って歌ってます。

——自分の手元で固めすぎず。

柳田 : うん、重くならないようにしてる。その方が遠くまで飛ぶ気がするし。

——『Who r u?』に入っているのは、the milky tangerine以降の楽曲ですか?

柳田 : そうですね。

——前作までは言葉が耳に直接入ってくる印象だったんですが、今作では音も含めた言葉になっているなと思いました。音のプライオリティが上がったのかなと。そこはバンド活動の影響が強かったんですね。

柳田 : うん、「言葉だけじゃないんだ」と思うようになりました。バンドを始めて、ベースとドラムとギター、みんなで一個の歌を作るという意識になったので、ソロもトラックと一緒に歌ってる感覚に変わりましたね。

——10年というのは結構なターニング・ポイントになると思うのですが、10年前、今の自分を想像できましたか?

柳田 : いやあ、まだ田んぼの中を自転車で駆け回る女子高生でしたから。何も考えてなかったと思う。想像かあ… でも、今が好きですよ。正直、メジャーにいた時の方が音楽に専念する環境は揃っていたけど、今の方がフット ・ワークが軽いし、こうやって作品も出せて、バンドもやってる。音楽面では今までで一番健康的だな。もちろん個人で出来ることは限られているし悩む事もいっぱいあるけど、すごく充実してます。

——では、これからやっていきたいことは何かありますか?

柳田 : まずはアルバムを、ね。
TSUTCHIE : ん?
柳田 : 出したいな。
TSUTCHIE : 遅れてます(笑)。
柳田 : そうなんです(笑)。でも、自主でやってるけどそんじょそこらのものよりも相当いい音だと思うので、大前提としていいものを丁寧に作りたいですね。

——では、せっかくTSUTCHIEさんに来ていただいたので、柳田さんの魅力について語ってもらいましょう。

TSUTCHIE : すごい負けず嫌いで、「この歌詞ダメ」って返したら目の前でその紙をくしゃくしゃにしてポイって捨てるんです。でもそこで終わるんじゃなくて、ちゃんともっと良いものを作ってくるんですよね。その気合いがいい音楽に繋がっていく。そういうところ、頑張ってるなって思います。
柳田 : 初めてなんです、ダメって言われるの。でもそれは今まで周りが「言っても変わらないだろう」って諦めてたのかもしれない。でもTSUTCHIEさんはすごいダメ出ししてくるんですよ。悔しい。腹が立ちますよね。でも、もっといいものを作れると思ってるからそう言ってくれてるんだろうなって、プラスに捉えてます(笑)。
TSUTCHIE : うん、出来る人なんですけど怠けるんですよ。
柳田 : 今、ダメ出し!?
TSUTCHIE : 人に何かを聴かせる前提で、怠けるのはよくないよ。そういうのって最終的に自分に返ってくるしね。
柳田 : と、いつもこんな感じで(笑)。

——(笑)。10年経って、柳田さんの音楽はまた大きく変化していきそうですね。アルバム楽しみにしています。

柳田 : もっとグロい、人間的な歌詞を書きたいと思ってるんです。歌うことが軽くなってきているので、その感覚で歌えばふわっと聴こえるんじゃないかなと。もう28歳ですし、そんなキラキラした恋愛のことばかりを歌うのも違う気がするんで。どんどん変わっていきたいですね。

RECOMMEND


やけのはら / THIS NIGHT IS STILL YOUNG

昨年、七尾旅人×やけのはら名義でリリースした「Rollin’ Rollin'」が大きな話題となるなど、音楽漬けの人であればその名前を見ない日はないフロアの最重要人物、やけのはら。これがほんとに超待望の1stにしてBestアルバム、ついに完成!


埋火 / ジオラマ

独自の空気感~歌世界を築き上げる埋火の約3年振りとなるセカンド・アルバム。見汐麻衣の純真無垢な歌に絡みつくアグレッシヴなSG(ギター)、太くて心地良く歌う須原敬三のベース、志賀加奈子の重いドラム。淡い水彩画の世界は爽やかで小気味良い浮遊感を誘う。


Zara McFarlane / Until Tomorrow

Gilles Petersonsが見出し大ヒットした、ホセ・ジェイムスに続き発掘した本格派ジャズ・シンガー、 ザラ・マクファーレン!! 28歳とは思えない『艶』を帯びた唄声がとにかく素晴らしい。、Gilles Petersonsのコンピレーション・アルバム・シリーズ第七弾となる『Brownswood Bubblers Seven』にもピック・アップされている。

INFORMATION

柳田久美子デビュー10周年記念弾き語りLive~Love Song,Love Song~
2011年10月29日(土)@盛岡 カフェni-ju
open / start : 18:00 / 18:30
前売 / 当日 : 2.500円 / 3.000円(ドリンク代別)

PROFILE

柳田久美子
1983年岩手県出身のシンガー・ソングライター。高校生の時に初めて送ったデモ・テープがきっかけになり、2001年8月にシングル「8月の虹」でインディーズデビュー。同作は曽我部恵一がプロデュースを手掛け、その後2004年のメジャー・デビュー以降も曽我部が全面プロデュースしたミニ・アルバム『リトル・バイ・リトル』がリリースされている。2007年には「春の風/夕焼けハミング/流星ビバップ」「青春の輝き」「あなたと私」といったシングルを連続リリース。みずみずしい才能を見せつけている。

柳田久美子 official HP

o

はてブに追加
 
この記事へのツイート
 
@hirokoooooooソロもやってるし、バンド the milky tangerine もやっちゃってる柳田久美子さんのインタビュ~記事なんだぞヽ(゚∀゚ヽ 三 ノ゚∀゚)ノ ototoy 特集•柳田久美子 http://t.co/xikLUfSo
2011/11/03 13:53:06
@YaNaKoooo柳田久美子の活動10年目を象徴した『Who r u ?』を高音質配信‼インタビューもあります!http://t.co/7c1TeVW8
2011/11/01 19:58:23
@koedatatsuyaワンマンお疲れ!the milky tangerineメンバー柳田久美子のインタビュー記事です!! ototoy 特集•柳田久美子 http://t.co/E0aHcU9k
2011/10/30 20:35:59
@tsutchieいやいやいやいやw RT @impactdisc: 購入中。温厚なTSUTCHIEさんの厳しい面を初めて見たインタビューw → 柳田久美子 『Who r u ?』高音質配信開始! #ototoy http://t.co/hL9925TP via @ototoy_jp
2011/10/28 02:50:16
@ukndx音源良し、インタビュー良しなのでとりあえず見るしかない!RT @ototoy_info:柳田久美子の『Who r u ?』を高音質音源で配信開始&プロデューサーのTSUTCHIE(SHAKAZOMBIE)も交えてインタビューも行いました! http://t.co/LHMTqyzm
2011/10/28 02:32:00
@LEF_WSZ80両者のインタビューも!併せて要チェキッす▷▷▷ RT @tsutchie: OTOTOYさんより柳田久美子「Who r u ?」の高音質配信が始まりました。ヨロシクお願いいたします!!! http://t.co/Tx1WdGQ4
2011/10/27 20:28:35
@fricoq購入しました~RT @tsutchie すいません今日も呟きます。OTOTOYさんより柳田久美子「Who r u ?」の高音質配信が始まりました。ヨロシクお願いいたします!!! http://t.co/oEn8Q2JR
2011/10/27 19:59:10
@GomezPanorama最高ですから! RT @tsutchie: ですから! RT @DJ_MAYAKU: 自分も『遠い君へ』のリミックスで参加した柳田久美子さんの 『Who r u?』の配信が始まりました! 遠い君へのオリジナルを収録したEP購入もあり〼! http://t.co/hR3yetSj
2011/10/27 19:55:18
"hqd"の最新アーカイヴ
Convex Level『CL5』高音質で販売開始
[HQD]・2012年05月17日・ 関西オルタナ・シーンの雄の新作を高音質で! 二十数年に渡って同じメンバーで活動を続け、ギターの渡辺良は90年代に関西の数々のインディー・オルタナティヴ・バンドのプロデュースを、ベースの前川健一は山本精一率いる羅針盤に参加するなど、幅広い音楽活動で音楽ファンの間で根強い人気を保っているCONVEX LEVELの最新作『CL5』が到着! 2009年に突如リリースされた10年ぶりのオリジナル・アルバム『New Moon 1st Contact』以降、下北沢THREEでのライヴ・アルバム『LIVE JUNK』、未発表曲&リマスター集『DIY』と作品を生み出し続けてきた彼ら。息のあった演奏力と高度な音楽性は今作でも存分に発揮されています。OTOTOYでは、HQD(24bit/48kHzのwav)でお届けします! CL5 / Convex Level【収録曲】1. Before the Rain / 2. ISE / 3. Walk With Me / 4. Traffic / 5. Her Deaf Dog / 6. It Won't Be Long / 7. Lost In Oddland / 8. Incomi
no.9 orchestra、陶酔と熱狂のライヴ音源を高音質DSDで独占配信!
[HQD]・2012年05月16日・ no.9 orchestra、初のライヴ音源を高音質DSDで独占配信! 日常に在る情景を切り取り、楽曲としてドラマティックに昇華する作曲家no.9ことJoe Takayuki。彼の楽曲の持つエネルギーを、より肉体的に、より瞬間的な熱量に換えて放射するバンド・セット、no.9 orchestra。彼らが、タワー・レコード主催の“雑食”イベント『omnivorous』に登場。奏でる淡い音の粒子は次第に輪郭を帯び、くっきりと色を浮かび上がらせた瞬間に溶けゆく。ほのかに肉体を包む温もりに感じるものは、圧倒的な“生”。深夜の代官山を、興奮と陶酔の渦に巻き込んだ熱狂のライヴ。no.9 orchestra名義では初の音源リリースであり、no.9としても初のライヴ録音。CDともライヴとも異なる、環境や関係性など、音だけでない様々な要素が凝縮された熱の塊を思う存分、浴びて欲しい。更に、今回はライヴが終わった瞬間からミックスを始め、ライヴ終了後わずか4日でのリリースとなる。熱の冷めないうちに、夢の醒めないように。OTOTOYならではの高音質録音で、圧倒的な音のスペクタクルに身を委ねてみてはいかがだろう。尚、文末に、今回のライ
Fugenn & The White Elephants『Prays』
[HQD]・2012年05月04日・ PROGRESSIVE FOrMよりセカンド・アルバム『Prays』をリリースするFugenn & The White Elephants。前作『an4rm』でのデビューからのこの1年で、数多くのライヴの他、坂本龍一やアントニオ・カルロス・ジョビンのトリビュート・アルバムへの参加などを経て制作された今作は、今までとは違うドラマティックな表題曲「Prays」で始まる劇的に進化したアルバムに仕上がっている。 そもそも名門・PROGRESSIVE FOrMからのセカンドのリリースとなると、Ametsub、AOKI takamasaなど錚々たるアーティスト以来となり、期待の程が伺える。今作『Prays』での進化、そしてそのタイトルに込めた思いについて、SonarSound Tokyoでのライヴを終えたばかりのShuji SaitoことFugenn & The White Elephantsに聞いた。 インタビュー&文 : 小野寺 徹(CMFLG) 超大型ビート・メイカーの2ndアルバムを、24bit/48kHzの高音質でFugenn & The White Elephants / PraysAmetsubやBo
伊藤ゴロー『GLASHAUS』DSD音源で配信開始&インタビュー掲載
[HQD]・2012年04月27日・ 伊藤ゴローの新たな到達点〜INTERVIEW〜チャレンジャーである。MOOSE HILL、naomi & goroなどの活動を通じて、ブラジル音楽に造詣の深いコンポーザー、ギタリストとして、広く認められるようになった伊藤ゴローだが、本人にはそこに安住する意思はまったくないようだ。 2010年の秋にはソロ・アルバム『Cloud Happiness』で度肝を抜かれた。それはビートルズを始めとするシックスティーズ・バンドへの敬愛を滲ませつつ、ロック・ヒストリーへの今日的な批評性も合わせ持ったアルバムだった。続いて、2011年のnaomi & goro & 菊地成孔のアルバムをはさみ、今春完成したソロ・アルバムが『GLASHAUS』。前作から何か引き継がれた部分があるかと思いきや、これがまた全く違うのフィールドに踏み込むものだった。全曲がギターを中心に据えたインストゥルメンタル。といっても、アンビエントとか、音響とか、そういった言葉は遠ざけてしまう、ある種の厳しさを持ったインストゥルメンタル集だ。張りつめたギターのトーンからして、明らかに、これまでの伊藤ゴロー作品とは違う。 参加メンバーは全員ブラジル人。チェロと
by Reviewed by Kentaro Takahashi
Premium Studio Live Cojok+徳澤青弦カルテットのセッションをDSD音源で配信
[HQD]・2012年04月13日・ Cojok+徳澤青弦カルテットのセッションをDSDで! 「素晴らしい演奏を素晴らしい録音で! 」をテーマに展開しているサウンド&レコーディング・マガジン主催のPremium Studio Live。今回は2012年3月19日に「音響ハウス STUDIO 1」にて行なわれたライヴの模様を収録。"アコトロニカ"という独自のジャンルを掲げるCojokによるボーカル、ギター、エレクトロニクス、そしてチェリスト徳澤青弦が率いる弦楽四重奏、さらには屋敷豪太のドラムというバラエティに富んだ楽器編成と、YMOのレコーディングなどで知られる飯尾芳史をエンジニアに迎えて行われた一夜限りのセッションを、再高音質のDSDにてお届けします! Cojok+徳澤青弦カルテット / QUANT 1. Aging Tapestry / 2. Baroqua / 3. Lemon Drops / 4. Unspoken / 5. The Kisses / 6. The Melody I Will Hum / 7. KYOTO >>DSDの聞き方はこちら※DSDの聞き方は、本ページ『How to enjoy DSD?』と、ダウンロードしたファ
world's end girlfriend『Starry Starry Night - soundtrack』
[HQD]・2012年04月12日・ 気鋭映画監督の作品を彩るWEGの新作 world's end girlfriendが音楽を担当し2011年に台湾、中国、香港、シンガポールで公開された台湾映画、林書宇監督作品「星空 Starry Starry Night」のサウンドトラックが、WEG主宰レーベルVirgin Babylon Recordsよりリリース! 湯川潮音がゲスト・ヴォーカルとして参加したリード・トラック「Storytelling」ほか、ストリングス、ピアノ、チェレスタやシンセサイザーなどを用い、儚く美しいメロディーと共に少女と少年の憧れと冒険、喪失と希望をやさしく描き出した全12曲。OTOTOYでは、高音質版のHQD(24bit/48kHzのwavファイル)でも販売します! world's end girlfriend / Starry Starry Night - soundtrack1. Starry / 2. Storytelling (feat. 湯川潮音) / 3. Smile (feat. 湯川潮音) / 4. Three-legged Elephant / 5. The Little Finger / 6. Two
SaxにYosvany Terryを迎え東京ザヴィヌルバッハの歴史的な一夜を記録したライヴ音源をDSDで配信!
[HQD]・2012年03月31日・ 歴史的な一夜を記録したLIVE音源をDSDで配信 DCPRGや菊地成孔DUB SEXTETなど、菊地成孔とのプロジェクトでも知られる坪口昌恭。東京ザヴィヌルバッハは坪口のリーダー・ユニットとして菊地とともに立ち上げたプロジェクトであるが、近年は坪口ソロでの活動を主軸に置いている。自動変奏シーケンス・ソフト「M」にリズム隊を担当させ、微妙なランダム感やコラージュ感のあるグルーヴを表現。リアル・タイムにパートをON/OFFしたり曲の構成を作り出せるだけでなく、「M」による多重力とも言える不定形ビートにより、機械と人間ががっぷり四つに組んだイメージを浮き立たせ、ジャズの近未来のスタイルを提示している。そんな東京ザヴィヌルバッハがこのたび菊地成孔に代わり、Kip Hanrahanとともに来日したYosvany TerryをSAXに迎えたスペシャル・ライヴを急遽開催。その模様をDSDレコーダーで録音し、配信します! 東京ザヴィヌルバッハ (坪口 昌恭 & Yosvany Terry) / LIVE at YOYOGI 2011.12.10【配信形態】1) DSD+mp3 (320kbps)2) HQD (24bit
Orquesta LibreのLIVEを独占配信! 芳垣安洋 × おおはた雄一によるスペシャル対談公開!
[HQD]・2012年03月30日・ スタンダードを再定義する新プロジェクト、Oruquesta Libreスタート 「さまざまなジャンルのスタンダード・ナンバーを片っ端からやってみる」。そうしたコンセプトを掲げ、自由でのびのびとした演奏を聴かせる大所帯バンド、それがOrquesta Libreだ。中心人物の芳垣安洋は、ROVOや大友良英ニュー・ジャズ・オーケストラのドラマーとして活動し、豊かな経験と音楽感を持ったアーティストだ。そんな彼がスタンダード・ナンバーを鳴らすのだから、その演奏に聴き入らずにいることができるだろうか。2011年末には、おおはた雄一、柳原陽一郎、ブランドン・ロスらをゲストにレコーディングをしており、スタジオ・アルバムのリリースも控えているという。 そんなOrquesta Libreが、2012年2月5日に新宿ピットインで、おおはた雄一を迎えてライヴを行った。ブルースやフォーク・ミュージックをルーツとするシンガー・ソングライターおおはた雄一と、これまで何度も共演してきた芳垣が、スタンダード・ナンバーという一つの目的に向かって曲を奏でるライヴは、曲の新しい顔が見えてきて、ワクワクしてくる。そんな2人に集まっていただき、対談
by 西澤 裕郎
folk squat『folk squat』インタビュー
[HQD]・2012年03月16日・ folk squat、10年目の最高傑作が完成! 平松泰二と田原克行によるfolk squatをポスト・ロック系ユニットと思っている人は、ぜひ今回のアルバムをきっかけに認識を新たにしてほしいと思う。そのタイトルもズバリ『folk squat』。これこそが自分たちの第一歩、新たなスタートであることを宣言しているような凛々しい1枚だ。過去、徹底的にヒートアップしないように抑制し、あくまでオブスキュアな音作りの中から美しいメロディを創出していた彼らは、ここにきて10年以上に渡るキャリアの中でのそうした禁じ手をふりほどき、少々のズレや少々の暴走もそのまま形にしてしまおうとする大らかさと柔軟さを一つの武器にしている。これまでには間違いなくなかった表情だ。その結果、メロディアスはメロディアスでも、実にヒューマンで深い暖かみを持った作品に仕上がった。これを新たな“歌モノ”と言わずして何といおう。平松と田原の二人に久々に会って話を聞いてきたので彼らの本音をお届けしよう。 インタビュー&文 : 岡村詩野 folk squat / folk squat1. come to the ground / 2. oar / 3. b
KINGDOM☆AFROCKS『2vs98-Loud Minority!-』配信開始! マイノリティよ! 今こそ立ち上がれ!
[HQD]・2012年03月11日・ 東日本大震災から1年が経つ2012年3月11日。アフリカのレベル・ミュージック、アフロ・ビートにのせてKINGDOM☆AFROCKSが新作をドロップする。「2対98の2。俺等はマイノリティかもしれない。でも声を上げていかなきゃなにも変わらない! 」このメッセージに賛同する現在のレベル・ミュージックを支える4組のアーティスト。HUNGER(from GAGLE)、Leyona、三宅洋平((仮)ALBATRUS/ex犬式)、鎮座DOPENESSが参加し、国境、ジャンルを超えたかつてない「音楽」を完成させた。オトトイでは、最高音質のDSDで配信する。 マイノリティよ! 声をあげろ! KINGDOM☆AFROCKS / 2vs98-Loud Minority!-'【価格】DSD+mp3、HQD共に : 250円【参加アーティスト】''HUNGER(from HUNGER)、Leyona、三宅洋平((仮)ALBATRUS/ex犬式)、鎮座DOPENESS IZPON×NAOITO インタビュー by すぎもとまさひろ 奇跡の歌が生まれた 3月11日、KINGDOM☆AFROCKSが新作をリリースする。タイトルは『
 
筆者について
水嶋 美和 (bobbiiiiie)

酒と音楽と漫画と映画とお笑いに囲まれながら、何かしらとにかく書き続ければと思います。

同じ筆者による他の記事